7 / 178
美少女転校生と同居編
第7話 今日初めて会った女子を持ち帰るという罪
料理は得意でもなければ苦手でもない。
1人でやるうちに、いつの間にか習得していた。
「才斗くんって料理もできるんですね。結婚しましょうよ」
「美味しいかどうかはわからないぞ」
「いいんですよ。才斗くんの作る料理ならモンスターの肉でも美味しいですって」
モンスターの肉にも美味しいものはある。
ダンジョン下層に生息するレッドドラゴンの肉は頬が落ちるほど美味いと、山口剣騎から聞いたことがあった。それが本当かはわからないが、いずれレッドドラゴンを倒して確認してみればいいだけのこと。
楓香は料理をする俺の隣にピタッとくっついていた。
邪魔なんだが、言っても動く様子はない。
10歳で両親を亡くして、7年は自分で家事をやってきた。
【ウルフパック】が家を買い取って、もっとグレードの高い家に住ませてやる、と言ってくれたこともあったが、断っていた。
――両親の家を守りたい。
俺はその想いがあったからこそ、家事も1人でこなしてきた。誰の助けも借りずに、1人でこの家を守る。
「そういう楓香は料理できるのか?」
鶏むね肉を炒めながら、俺のコバンザメと化している楓香に聞いてみた。
「わたしも一応できますよ。母はシングルマザーで、わたしが家事を手伝うことでサポートしないといけなかったから」
「そうか……」
「もっと聞いてくれてもいいですよ? そんなに気にしないので」
「それじゃあ、楓香のお父さんは……」
「どこかで生きてると思います。多分ですけど。わたしが小さい頃に母を捨てたんです。だからわたしの親は母だけなんです。あんな人、父とは思ってません」
母を捨てた父親を語る楓香の声には、強い憎しみがこもっているように感じた。
モンスターと戦う時の面影を一瞬だけ見てしまう。
あの冷酷な一面は、父親にも向けられているということなのか。
「才斗くんの両親は……その、聞いてもオッケーな話ですか?」
楓香なりに気を遣ってくれるらしい。
「俺の両親は、俺が10歳の頃に死んだ。2人とも優秀な冒険者だったらしい」
「そうなんですか……」
「2人はダンジョンの29階層で命を落とした。少なくとも、俺はそう聞いてる」
「29階層!?」
驚くのも無理はない。
29階層まで行ける冒険者ともなれば、普通にSランク以上だからな。
「Sランクの冒険者だったことは確からしい。母は自分が冒険者であることを俺には話したがらなかったし、父はダンジョンにこもって家には滅多に帰ってこなかった」
「でも……Sランクほどの実力者なら、もっと話題になっていてもいいような気がするんですけど……」
「そうだよな。それなのに、2人は無名だった」
俺も両親が亡くなってから知ったこと。
それ以上のことはわからない。
ただ、当時から高ランク冒険者はテレビやネットでも取り上げられて有名だったし、グッズも売られたりしていた。
Sランクだったことは確実。
なのに、有名どころか無名だった。
「勝手な妄想ですけど、才斗くんが冒険者をしてるのって、その謎を探るっていう目的もあったりするんですか?」
楓香は鋭い。
何も考えていなさそうで、頭の回転は正常なようだ。
「それもあるかもな」
「あんまり答えたくなさそうですね」
楓香はその言葉を最後に、何も聞いてこなくなった。
しつこさが鳴りを潜め、今はすっかりおとなしい。
デリカシーは持ち合わせているようだったので安心だ。
家に入るまでは人目もあったので黒髪にしていたが、もうここではピンク髪に。
今日初めて会った男の家にいるというのに、すっかりリラックスしてくつろいでいる。
俺は楓香がリビングでテレビを観ていることを確認すると、料理の仕上げへと取りかかった。
***
夕食はオムライス。
オムレツで包まれた中身はチキンライスだ。
気に入ってくれるといいが。
「最高です、才斗くん。レストランで出せますよ」
「褒めすぎだ」
「そんな謙遜しないでくださいよ。あ、もしかしてわたしの胃袋をつかんでお嫁さんにしようとか思ってます?」
そういえばこいつ食いしん坊だった。
俺の2倍の速度でオムライスを完食すると、無邪気な笑顔でおかわりを要求してくる。ここは定食屋じゃない。
「おかわりはない」
「えー、作ってくださいよ~」
「チキンライスを作るのが面倒なんだ。オムレツだけなら作ってもいい」
「わかりました。それで許してあげます」
こっちは無料で食事まで付けてるんだ。
偉そうなことは言わないでもらいたい。
***
食事が終わると、風呂に入るのでいろいろあり、寝室を提供するのでいろいろあった。
まずはどっちが先に風呂に入るのか。
それはもちろん、客人である楓香に先に入ってもらった。
「わたしが才斗くんの後で入ったら妊娠しちゃうかもですもんね」
意味のわからない戯言には目をつぶろう。
そして、寝室。
実はまだ両親の寝室は7年間そのままの状態で残している。
だからベッドに困ることはないわけだが、問題はそれだ。
「せっかくダブルベッドがあるので、一緒に寝ませんか?」
「嫌だ」
両親のベッドに寝てほしくないというのもあって、楓香には俺のベッドに寝てもらい、俺は両親が寝ていたベッドを使うことになった。
「才斗くん、おやすみなさい」
「わざわざ言いにきたのか?」
「だって、寂しいですもん」
「そうか。おやすみ」
面倒な部下だな。
***
深夜。
楓香もとっくに寝静まっているであろう頃。
俺はすっとベッドから起き上がり、部屋の扉を開ける。
真夜中の1時くらいだろうか。
あることが気になり、なかなか眠ることができなかった。
玄関に向かい、そのまま家の外に出る。
「いつからそこにいたんだ? 暇だろ」
声をかけたのは、屋根の上の人物。その人物は俺の言葉を受けて嬉しそうに微笑んだ。
1人でやるうちに、いつの間にか習得していた。
「才斗くんって料理もできるんですね。結婚しましょうよ」
「美味しいかどうかはわからないぞ」
「いいんですよ。才斗くんの作る料理ならモンスターの肉でも美味しいですって」
モンスターの肉にも美味しいものはある。
ダンジョン下層に生息するレッドドラゴンの肉は頬が落ちるほど美味いと、山口剣騎から聞いたことがあった。それが本当かはわからないが、いずれレッドドラゴンを倒して確認してみればいいだけのこと。
楓香は料理をする俺の隣にピタッとくっついていた。
邪魔なんだが、言っても動く様子はない。
10歳で両親を亡くして、7年は自分で家事をやってきた。
【ウルフパック】が家を買い取って、もっとグレードの高い家に住ませてやる、と言ってくれたこともあったが、断っていた。
――両親の家を守りたい。
俺はその想いがあったからこそ、家事も1人でこなしてきた。誰の助けも借りずに、1人でこの家を守る。
「そういう楓香は料理できるのか?」
鶏むね肉を炒めながら、俺のコバンザメと化している楓香に聞いてみた。
「わたしも一応できますよ。母はシングルマザーで、わたしが家事を手伝うことでサポートしないといけなかったから」
「そうか……」
「もっと聞いてくれてもいいですよ? そんなに気にしないので」
「それじゃあ、楓香のお父さんは……」
「どこかで生きてると思います。多分ですけど。わたしが小さい頃に母を捨てたんです。だからわたしの親は母だけなんです。あんな人、父とは思ってません」
母を捨てた父親を語る楓香の声には、強い憎しみがこもっているように感じた。
モンスターと戦う時の面影を一瞬だけ見てしまう。
あの冷酷な一面は、父親にも向けられているということなのか。
「才斗くんの両親は……その、聞いてもオッケーな話ですか?」
楓香なりに気を遣ってくれるらしい。
「俺の両親は、俺が10歳の頃に死んだ。2人とも優秀な冒険者だったらしい」
「そうなんですか……」
「2人はダンジョンの29階層で命を落とした。少なくとも、俺はそう聞いてる」
「29階層!?」
驚くのも無理はない。
29階層まで行ける冒険者ともなれば、普通にSランク以上だからな。
「Sランクの冒険者だったことは確からしい。母は自分が冒険者であることを俺には話したがらなかったし、父はダンジョンにこもって家には滅多に帰ってこなかった」
「でも……Sランクほどの実力者なら、もっと話題になっていてもいいような気がするんですけど……」
「そうだよな。それなのに、2人は無名だった」
俺も両親が亡くなってから知ったこと。
それ以上のことはわからない。
ただ、当時から高ランク冒険者はテレビやネットでも取り上げられて有名だったし、グッズも売られたりしていた。
Sランクだったことは確実。
なのに、有名どころか無名だった。
「勝手な妄想ですけど、才斗くんが冒険者をしてるのって、その謎を探るっていう目的もあったりするんですか?」
楓香は鋭い。
何も考えていなさそうで、頭の回転は正常なようだ。
「それもあるかもな」
「あんまり答えたくなさそうですね」
楓香はその言葉を最後に、何も聞いてこなくなった。
しつこさが鳴りを潜め、今はすっかりおとなしい。
デリカシーは持ち合わせているようだったので安心だ。
家に入るまでは人目もあったので黒髪にしていたが、もうここではピンク髪に。
今日初めて会った男の家にいるというのに、すっかりリラックスしてくつろいでいる。
俺は楓香がリビングでテレビを観ていることを確認すると、料理の仕上げへと取りかかった。
***
夕食はオムライス。
オムレツで包まれた中身はチキンライスだ。
気に入ってくれるといいが。
「最高です、才斗くん。レストランで出せますよ」
「褒めすぎだ」
「そんな謙遜しないでくださいよ。あ、もしかしてわたしの胃袋をつかんでお嫁さんにしようとか思ってます?」
そういえばこいつ食いしん坊だった。
俺の2倍の速度でオムライスを完食すると、無邪気な笑顔でおかわりを要求してくる。ここは定食屋じゃない。
「おかわりはない」
「えー、作ってくださいよ~」
「チキンライスを作るのが面倒なんだ。オムレツだけなら作ってもいい」
「わかりました。それで許してあげます」
こっちは無料で食事まで付けてるんだ。
偉そうなことは言わないでもらいたい。
***
食事が終わると、風呂に入るのでいろいろあり、寝室を提供するのでいろいろあった。
まずはどっちが先に風呂に入るのか。
それはもちろん、客人である楓香に先に入ってもらった。
「わたしが才斗くんの後で入ったら妊娠しちゃうかもですもんね」
意味のわからない戯言には目をつぶろう。
そして、寝室。
実はまだ両親の寝室は7年間そのままの状態で残している。
だからベッドに困ることはないわけだが、問題はそれだ。
「せっかくダブルベッドがあるので、一緒に寝ませんか?」
「嫌だ」
両親のベッドに寝てほしくないというのもあって、楓香には俺のベッドに寝てもらい、俺は両親が寝ていたベッドを使うことになった。
「才斗くん、おやすみなさい」
「わざわざ言いにきたのか?」
「だって、寂しいですもん」
「そうか。おやすみ」
面倒な部下だな。
***
深夜。
楓香もとっくに寝静まっているであろう頃。
俺はすっとベッドから起き上がり、部屋の扉を開ける。
真夜中の1時くらいだろうか。
あることが気になり、なかなか眠ることができなかった。
玄関に向かい、そのまま家の外に出る。
「いつからそこにいたんだ? 暇だろ」
声をかけたのは、屋根の上の人物。その人物は俺の言葉を受けて嬉しそうに微笑んだ。
あなたにおすすめの小説
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」
「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」
「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
洗脳機械で理想のヒロインを作ったら、俺の人生が変わりすぎた
里奈使徒
キャラ文芸
白石翔太は、いじめから逃れるため禁断の選択をした。
財閥令嬢に自作小説のヒロインの記憶を移植し、自分への愛情を植え付けたのだ。
計画は完璧に成功し、絶世の美女は彼を慕うようになる。
しかし、彼女の愛情が深くなるほど、翔太の罪悪感も膨らんでいく。
これは愛なのか、それとも支配なのか?
偽りの記憶から生まれた感情に真実はあるのか?
マッチポンプ(自作自演)の愛に苦悩する少年の、複雑な心理を描く現代ファンタジー。
「愛されたい」という願いが引き起こした、予想外の結末とは——