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休日と大阪出張編
第50話 ヒロインからのガチ告白へのかっこつけた返事
記憶はほぼない。
楓香の叫ぶ声が聞こえたような気がした。
『もうやめて! 才斗くん!』
その声はいつにもまして大きく、全身に響いた。
手は血まみれ。
右手は剣を握っていて、その剣からは血が滴り落ちている。
生々しい赤色の液体。
これまでの人生で嫌というほど血を見てきたが、ここまでの量の血は初めてかもしれない。
無意識のうちに踏み付けていたのは女冒険者ジェシカ。
彼女の本来整っているはずの顔は曲がったり潰れたりで、酷く醜い。
右腕と左脚は斬られ、ダンジョンの床に転がっている。
周囲の沈黙。
集まる視線。
そこから俺は、これが自分が起こした事態であることに気付いた。怒りに任せて剣を振るったことで、歯止めが利かなくなっていたのか。
それにしても、これではあまりに残酷すぎる。
「才斗……」
「何があった?」
「記憶……もしかしてないん?」
「俺がこれをやった。それだけはわかる」
「……そうやな……」
真一でさえも言葉を失っていた。
***
少しすると、西園寺が現場に駆け付けた。
かなり焦ったような表情だったが、すぐに状況を確認すると瀕死のジェシカを抱えて上層にあがっていった。
そのまま地上に戻り、治療をしてもらうんだろう。
貴重な闇派閥の捕虜だ。聞き出せることは聞き出したい。だから知られては困る。
俺たちはお互いに無言のまま、西園寺からかなり遅れて地上に戻った。
誰も今の俺に近付こうとはしない。
まだ全身から血の香りが漂っていた。
シャワーを浴びてもしばらく取れることはないだろう。
***
「トミー」
「才斗君!? 血まみれで……」
「いろいろあったらしい」
ダンジョン・ドームでは中島富秋がジェシカを治療していた。
そういえば――。
ここで思い出す。
自分も腹を剣で貫かれていて、治癒師に治療してもらう必要があったんだが……。
「――ない」
傷がない。
どこにもない。
体は血にまみれているが、それは全てジェシカのもので、俺の血は一切ない。切り傷なんてどこにもなかった。
むしろ戦う前より万全な状態だ。
「黒瀬才斗もついにフェーズ3か」
この時、俺の様子を見ていた西園寺の一言がこの状況の全てを説明していた。
***
シャワーを浴びて、家に帰った。
西園寺は今の俺に詳しいことを聞いたり話したりしようとせず、ただ楓香を連れて帰宅することを指示した。
気絶しているジェシカ、いろいろ話すべきことがある姉さん、やっぱり西園寺の前では緊張している真一はドームに留まる。
普段の俺なら、絶対にここでダンジョン・ドームを去ることはないだろう。
両親の死に関する鍵を握る人物。
気が済むまでこの問題に関わっていたいからだ。
だが、この時の俺は頭がクリアに働いていなかったのと、疲れが異常なほどに溜まっていたこともあり、すんなりと指示に従った。
「才斗くん……大丈夫ですか?」
「問題ない」
「あの時のこと、覚えてないんですよね?」
「……悪いな、記憶がない」
楓香は帰宅の道中も黙り込んで一切口を開かなかったが、お互いリビングのソファに腰掛けたタイミングでようやく話を切り出した。
彼女も彼女でそれなりに負傷している様子だったが、さっきトミーに治癒を施されている。
生活への支障はなさそうだ。
「あの時の才斗くんは別人みたいでした。3人で戦っても勝てないような相手を、たった1人で半殺しにしちゃうわけですし……」
「……1つ聞いてもいいか?」
「はい?」
「楓香が俺を止めてくれたのか?」
「……え?」
「いや、なんでもない」
間違いない。
俺はジェシカを殺そうとしていた。
強烈な殺意。
あの女に、俺の両親は殺されたわけだ。
その状況で、俺は結局ジェシカを殺す1歩手前まで追い詰めることができたのに、トドメは刺さなかった。
自分の意志じゃないだろう。間違いなく、あれは楓香の声だった。
『もうやめて! 才斗くん!』
この言葉で俺の脳は目覚めた。
この記憶だけははっきりしている。
「怖い思いをさせてしまって悪かった。それと……ありがとう」
「わたしは別に……また何もできなかったので……」
「そんなことはない。戦いのことを言っているんだったら、それは傲慢だ。今回の敵は遥かにポテンシャルの高い冒険者だった。そこにCランク冒険者が加わっても、大した戦力にはならない」
「でも、やっぱりもっと、何か力になれることがあったと思うんです」
そう言うと、楓香はソファから腰を浮かし、ほんの少しだけ俺の座っているところに距離を詰めてくる。
ふわっと桃の香りがした。
少し前にはダンジョンの中にいたのに、いつも通りいい匂いがするのはなぜなのか。
「あの女冒険者に殺されそうになった時、死を覚悟しました。でも……才斗くんが守ってくれた。わたしは才斗くんに助けられてばかりで……だからもっと強くならないといけないと思ったし、やっぱりわたしには、才斗くんが必要だって思いました」
「ん?」
「才斗くんのことが好きです」
楓香が言った。
わかってはいたが、まさかこのタイミングで来るとは。
「人として、冒険者として、そして何より、異性として」
「……」
「わたしと、付き合ってください」
「俺は……」
楓香は真剣だった。
いつもの変態スケベっぽいところも見られない。
そして俺は。
楓香のことを、いつしか魅力的だと思うようになっていた。自分にそんな感情が芽生えるとは思ってなかったが、楓香を守ることが自分の役目だと感じているし、生活を共にする楓香が、自分の一部であるような、そんな気もしていた。
そうか。
俺はいつの間にか……。
「まだ答えられない」
俺の表情は真剣だ。
「俺がもっと強くなって、Sランクになったその時には……また同じことを言ってくれないか?」
「はい。待ってます」
自分なりに真剣に答えたつもりだ。楓香は花のように可憐な笑顔で、微笑んだ。
***
翌日の放課後。
俺は西園寺に呼び出されていた。場所は西園寺リバーサイドの社長室だ。
「黒瀬、昨日の戦いで1つ、確信したことがある」
西園寺は窓から東京の景色を眺めていた。
昨日はあの後いろいろあったんだろう。
疲労のせいか目の下にくまができている。
「君はもう、Sランクに昇格する資格を手にしたということだ」
この言葉を聞いて最初に思い浮かんだのは、昇格の喜びでも、あまりに早い昇格への驚愕でもない。
昨日の告白への返事。
その内容だった。
《恋人と常にラブコメ編 予告》
ついに白桃と恋人になった黒瀬。
学校でも付き合っていることを公表したり、恋人らしくイチャイチャしたり……ちゃんとラブコメをするようだが、ダンジョンではまた問題に巻き込まれて……。
※お気に入り登録よろしくお願いします。
楓香ちゃんが待ち望んでるっぽいです。
楓香の叫ぶ声が聞こえたような気がした。
『もうやめて! 才斗くん!』
その声はいつにもまして大きく、全身に響いた。
手は血まみれ。
右手は剣を握っていて、その剣からは血が滴り落ちている。
生々しい赤色の液体。
これまでの人生で嫌というほど血を見てきたが、ここまでの量の血は初めてかもしれない。
無意識のうちに踏み付けていたのは女冒険者ジェシカ。
彼女の本来整っているはずの顔は曲がったり潰れたりで、酷く醜い。
右腕と左脚は斬られ、ダンジョンの床に転がっている。
周囲の沈黙。
集まる視線。
そこから俺は、これが自分が起こした事態であることに気付いた。怒りに任せて剣を振るったことで、歯止めが利かなくなっていたのか。
それにしても、これではあまりに残酷すぎる。
「才斗……」
「何があった?」
「記憶……もしかしてないん?」
「俺がこれをやった。それだけはわかる」
「……そうやな……」
真一でさえも言葉を失っていた。
***
少しすると、西園寺が現場に駆け付けた。
かなり焦ったような表情だったが、すぐに状況を確認すると瀕死のジェシカを抱えて上層にあがっていった。
そのまま地上に戻り、治療をしてもらうんだろう。
貴重な闇派閥の捕虜だ。聞き出せることは聞き出したい。だから知られては困る。
俺たちはお互いに無言のまま、西園寺からかなり遅れて地上に戻った。
誰も今の俺に近付こうとはしない。
まだ全身から血の香りが漂っていた。
シャワーを浴びてもしばらく取れることはないだろう。
***
「トミー」
「才斗君!? 血まみれで……」
「いろいろあったらしい」
ダンジョン・ドームでは中島富秋がジェシカを治療していた。
そういえば――。
ここで思い出す。
自分も腹を剣で貫かれていて、治癒師に治療してもらう必要があったんだが……。
「――ない」
傷がない。
どこにもない。
体は血にまみれているが、それは全てジェシカのもので、俺の血は一切ない。切り傷なんてどこにもなかった。
むしろ戦う前より万全な状態だ。
「黒瀬才斗もついにフェーズ3か」
この時、俺の様子を見ていた西園寺の一言がこの状況の全てを説明していた。
***
シャワーを浴びて、家に帰った。
西園寺は今の俺に詳しいことを聞いたり話したりしようとせず、ただ楓香を連れて帰宅することを指示した。
気絶しているジェシカ、いろいろ話すべきことがある姉さん、やっぱり西園寺の前では緊張している真一はドームに留まる。
普段の俺なら、絶対にここでダンジョン・ドームを去ることはないだろう。
両親の死に関する鍵を握る人物。
気が済むまでこの問題に関わっていたいからだ。
だが、この時の俺は頭がクリアに働いていなかったのと、疲れが異常なほどに溜まっていたこともあり、すんなりと指示に従った。
「才斗くん……大丈夫ですか?」
「問題ない」
「あの時のこと、覚えてないんですよね?」
「……悪いな、記憶がない」
楓香は帰宅の道中も黙り込んで一切口を開かなかったが、お互いリビングのソファに腰掛けたタイミングでようやく話を切り出した。
彼女も彼女でそれなりに負傷している様子だったが、さっきトミーに治癒を施されている。
生活への支障はなさそうだ。
「あの時の才斗くんは別人みたいでした。3人で戦っても勝てないような相手を、たった1人で半殺しにしちゃうわけですし……」
「……1つ聞いてもいいか?」
「はい?」
「楓香が俺を止めてくれたのか?」
「……え?」
「いや、なんでもない」
間違いない。
俺はジェシカを殺そうとしていた。
強烈な殺意。
あの女に、俺の両親は殺されたわけだ。
その状況で、俺は結局ジェシカを殺す1歩手前まで追い詰めることができたのに、トドメは刺さなかった。
自分の意志じゃないだろう。間違いなく、あれは楓香の声だった。
『もうやめて! 才斗くん!』
この言葉で俺の脳は目覚めた。
この記憶だけははっきりしている。
「怖い思いをさせてしまって悪かった。それと……ありがとう」
「わたしは別に……また何もできなかったので……」
「そんなことはない。戦いのことを言っているんだったら、それは傲慢だ。今回の敵は遥かにポテンシャルの高い冒険者だった。そこにCランク冒険者が加わっても、大した戦力にはならない」
「でも、やっぱりもっと、何か力になれることがあったと思うんです」
そう言うと、楓香はソファから腰を浮かし、ほんの少しだけ俺の座っているところに距離を詰めてくる。
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少し前にはダンジョンの中にいたのに、いつも通りいい匂いがするのはなぜなのか。
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「ん?」
「才斗くんのことが好きです」
楓香が言った。
わかってはいたが、まさかこのタイミングで来るとは。
「人として、冒険者として、そして何より、異性として」
「……」
「わたしと、付き合ってください」
「俺は……」
楓香は真剣だった。
いつもの変態スケベっぽいところも見られない。
そして俺は。
楓香のことを、いつしか魅力的だと思うようになっていた。自分にそんな感情が芽生えるとは思ってなかったが、楓香を守ることが自分の役目だと感じているし、生活を共にする楓香が、自分の一部であるような、そんな気もしていた。
そうか。
俺はいつの間にか……。
「まだ答えられない」
俺の表情は真剣だ。
「俺がもっと強くなって、Sランクになったその時には……また同じことを言ってくれないか?」
「はい。待ってます」
自分なりに真剣に答えたつもりだ。楓香は花のように可憐な笑顔で、微笑んだ。
***
翌日の放課後。
俺は西園寺に呼び出されていた。場所は西園寺リバーサイドの社長室だ。
「黒瀬、昨日の戦いで1つ、確信したことがある」
西園寺は窓から東京の景色を眺めていた。
昨日はあの後いろいろあったんだろう。
疲労のせいか目の下にくまができている。
「君はもう、Sランクに昇格する資格を手にしたということだ」
この言葉を聞いて最初に思い浮かんだのは、昇格の喜びでも、あまりに早い昇格への驚愕でもない。
昨日の告白への返事。
その内容だった。
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ついに白桃と恋人になった黒瀬。
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