79 / 178
白熱の最強冒険者決定戦編
第79話 たまには「ざまぁ」も悪くないというアレ
突然の実況席への乱入者。
そしてその正体は優勝候補の西園寺。
会場のボルテージは今日1番。
初めてSランク冒険者が登場することに加え、少し前に大ブームを巻き起こした張本人である西園寺の登場なので、今日これ以上の歓声を聞くことはないかもしれない。
『西園寺さぁーん、今日はどうしてここまでいらっしゃったんですかね?』
『空き時間ができた。社員の応援に駆け付けない社長にはなりたくない』
『かっこよすぎるセリフ! この西園寺さんは、先日の記者会見でブチ切れをかました西園寺龍河で間違いなさそうだ!』
さらに盛り上がる観客席。
もう少し俺とその対戦相手のことも考えてほしい。
『さて、空気がすっかり西園寺さんに持っていかれそうになりましたが、東のゲートから登場しましたのは、運が悪いかな、Bランク冒険者の武田慎二!』
実況の声に合わせ、武田を憐れむような拍手が巻き起こる。
運が悪いというのは俺と当たったことだ。
Bランク冒険者なら、対戦相手によってはこの予選の勝者5人に残ることができるかもしれなかった。
だが、俺と対戦することになった時点で、その可能性はゼロになった。
はっきり言おう。
俺はこの戦いで負けるなど、微塵も思っていない。
『ランクのことを考えれば、もう勝負は決まっているようなものだと思いますが、西園寺さんはどう思いますか?』
『Sランクである黒瀬才斗が圧倒的に有利である状況に異論はない。だが、小さな油断や隙が、ランクの差をひっくり返すこともある』
『なるほど! つまり、武田慎二にも勝利の可能性があるということでしょうか?』
『それはない。才くんは凡ミスなどしない』
『あ……えー、それだけ部下である黒瀬才斗を信頼している、ということですね!』
『信頼、という言葉だけでは足りないほどだ』
『ここで西園寺さんのブラック愛が出たぁぁぁあああ!』
このやり取りを聞かされている観客と俺の気持ちを考えてほしい。
俺は普通に恥ずかしかったが、観客にはウケているようだった。
特に女子の黄色い声援が多い。
そういえば、例の記者会見以降、西園寺と俺のカップリングを推す腐女子が増えたとか。
これは楓香からの情報だが、多分本当のことだろうなと思っている。
冒険者名レモンソーダこと武田慎二。
いろいろと可哀そうになってくるが、彼の表情を見る限りやる気はありそうだ。
濃い黒髭を生やしているからおじさんに見えなくもないが、20代後半くらいなんだろうな。
筋肉質な体格をしていて、見るからにパワー系。
だとすると、使用する剣術はボルドー派だろうか。
「あんたが話題の冒険者ブラックか」
お互いの声が届く距離まで来た。
身長は190センチくらいありそう。
体格差はあるものの、背の低い西園寺や剣騎が普段軽々と戦う様子を見ているからか、小柄の方が強いという偏見を持ってしまっているため、まったく威圧感は感じない。
ただ、声が低くて太かったため、俺以外の人物であれば怖くて縮み上がっていただろうなと思ってしまう。
「みんなからチヤホヤされて、いい気分か?」
「別にそうでもない」
「嘘つけ。才能ある奴はいいよな。ろくに努力もせずにランク上げられて、可愛い彼女まで手に入るんだから」
「俺のことを言っているのか?」
「他にそんな奴がいるってか? 涼しい顔してSランクになりやがって。そもそもな、冒険者に恋人なんていらねぇんだよ!」
「それを決めるのは自分だ。お前につべこべ言われる筋合いはない」
「生意気な奴め。若くして成功した奴はいいよな!」
俺が生意気なのは事実かもしれないが、コイツの小物感には驚いた。
Bランク冒険者というと中堅の中でも上位。
それなりに努力しなければその地位を手に入れることはできない。
だから努力の難しさ、現実の厳しさ、尊敬し合うことの大切さ――底辺冒険者や一般人よりはずっとわかっているはず。
それなのに、ここまでレベルが低いとは。
はっきり言って、ガッカリだ。
人として低レベルな人間に、冒険者を名乗る資格はない。
「俺に勝つ気でいるのか?」
挑発目的で聞いてみる。
顔は相変わらず無表情を維持した。
「まだ実力が本物とも限らないからな。俺様がここでお前の実力を認めたら、観客の見てる前で土下座してやるよ」
「約束するか?」
「俺様は約束を守る男だ」
「わかった。俺が負けたら生意気な態度を謝ろうと思う」
お互いが戦闘準備に入る。
空気はバチバチ。
観客は相変わらず楽しそうに盛り上がっていて、当事者たちの間でピリピリとした睨み合いが行われているなんて微塵も考えていなさそう。
『剣を構えたようなので、ブザーが鳴ったら試合開始です!』
3……。
力強く剣を構える。
2……。
後ろにグッと右足を引く。
1……。
『さあ、始まりました!』
『決着はもうついた』
開始のブザーが鳴り、勢いよく武田が飛び出す。先手を打つことで試合を有利に運ぼうと思っているのかもしれない。
だが、俺にはSランク冒険者特有の超能があった。
一瞬で武田の影に入り込み、後ろに踊り出る。
そして――。
『レモンソーダが飛んでいく! なんと円形体育館の天井を突き破り、空へと吹っ飛ばされたぞぉぉぉおおお!』
――あ……少し力入れすぎた。
そしてその正体は優勝候補の西園寺。
会場のボルテージは今日1番。
初めてSランク冒険者が登場することに加え、少し前に大ブームを巻き起こした張本人である西園寺の登場なので、今日これ以上の歓声を聞くことはないかもしれない。
『西園寺さぁーん、今日はどうしてここまでいらっしゃったんですかね?』
『空き時間ができた。社員の応援に駆け付けない社長にはなりたくない』
『かっこよすぎるセリフ! この西園寺さんは、先日の記者会見でブチ切れをかました西園寺龍河で間違いなさそうだ!』
さらに盛り上がる観客席。
もう少し俺とその対戦相手のことも考えてほしい。
『さて、空気がすっかり西園寺さんに持っていかれそうになりましたが、東のゲートから登場しましたのは、運が悪いかな、Bランク冒険者の武田慎二!』
実況の声に合わせ、武田を憐れむような拍手が巻き起こる。
運が悪いというのは俺と当たったことだ。
Bランク冒険者なら、対戦相手によってはこの予選の勝者5人に残ることができるかもしれなかった。
だが、俺と対戦することになった時点で、その可能性はゼロになった。
はっきり言おう。
俺はこの戦いで負けるなど、微塵も思っていない。
『ランクのことを考えれば、もう勝負は決まっているようなものだと思いますが、西園寺さんはどう思いますか?』
『Sランクである黒瀬才斗が圧倒的に有利である状況に異論はない。だが、小さな油断や隙が、ランクの差をひっくり返すこともある』
『なるほど! つまり、武田慎二にも勝利の可能性があるということでしょうか?』
『それはない。才くんは凡ミスなどしない』
『あ……えー、それだけ部下である黒瀬才斗を信頼している、ということですね!』
『信頼、という言葉だけでは足りないほどだ』
『ここで西園寺さんのブラック愛が出たぁぁぁあああ!』
このやり取りを聞かされている観客と俺の気持ちを考えてほしい。
俺は普通に恥ずかしかったが、観客にはウケているようだった。
特に女子の黄色い声援が多い。
そういえば、例の記者会見以降、西園寺と俺のカップリングを推す腐女子が増えたとか。
これは楓香からの情報だが、多分本当のことだろうなと思っている。
冒険者名レモンソーダこと武田慎二。
いろいろと可哀そうになってくるが、彼の表情を見る限りやる気はありそうだ。
濃い黒髭を生やしているからおじさんに見えなくもないが、20代後半くらいなんだろうな。
筋肉質な体格をしていて、見るからにパワー系。
だとすると、使用する剣術はボルドー派だろうか。
「あんたが話題の冒険者ブラックか」
お互いの声が届く距離まで来た。
身長は190センチくらいありそう。
体格差はあるものの、背の低い西園寺や剣騎が普段軽々と戦う様子を見ているからか、小柄の方が強いという偏見を持ってしまっているため、まったく威圧感は感じない。
ただ、声が低くて太かったため、俺以外の人物であれば怖くて縮み上がっていただろうなと思ってしまう。
「みんなからチヤホヤされて、いい気分か?」
「別にそうでもない」
「嘘つけ。才能ある奴はいいよな。ろくに努力もせずにランク上げられて、可愛い彼女まで手に入るんだから」
「俺のことを言っているのか?」
「他にそんな奴がいるってか? 涼しい顔してSランクになりやがって。そもそもな、冒険者に恋人なんていらねぇんだよ!」
「それを決めるのは自分だ。お前につべこべ言われる筋合いはない」
「生意気な奴め。若くして成功した奴はいいよな!」
俺が生意気なのは事実かもしれないが、コイツの小物感には驚いた。
Bランク冒険者というと中堅の中でも上位。
それなりに努力しなければその地位を手に入れることはできない。
だから努力の難しさ、現実の厳しさ、尊敬し合うことの大切さ――底辺冒険者や一般人よりはずっとわかっているはず。
それなのに、ここまでレベルが低いとは。
はっきり言って、ガッカリだ。
人として低レベルな人間に、冒険者を名乗る資格はない。
「俺に勝つ気でいるのか?」
挑発目的で聞いてみる。
顔は相変わらず無表情を維持した。
「まだ実力が本物とも限らないからな。俺様がここでお前の実力を認めたら、観客の見てる前で土下座してやるよ」
「約束するか?」
「俺様は約束を守る男だ」
「わかった。俺が負けたら生意気な態度を謝ろうと思う」
お互いが戦闘準備に入る。
空気はバチバチ。
観客は相変わらず楽しそうに盛り上がっていて、当事者たちの間でピリピリとした睨み合いが行われているなんて微塵も考えていなさそう。
『剣を構えたようなので、ブザーが鳴ったら試合開始です!』
3……。
力強く剣を構える。
2……。
後ろにグッと右足を引く。
1……。
『さあ、始まりました!』
『決着はもうついた』
開始のブザーが鳴り、勢いよく武田が飛び出す。先手を打つことで試合を有利に運ぼうと思っているのかもしれない。
だが、俺にはSランク冒険者特有の超能があった。
一瞬で武田の影に入り込み、後ろに踊り出る。
そして――。
『レモンソーダが飛んでいく! なんと円形体育館の天井を突き破り、空へと吹っ飛ばされたぞぉぉぉおおお!』
――あ……少し力入れすぎた。
あなたにおすすめの小説
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」
「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」
「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
洗脳機械で理想のヒロインを作ったら、俺の人生が変わりすぎた
里奈使徒
キャラ文芸
白石翔太は、いじめから逃れるため禁断の選択をした。
財閥令嬢に自作小説のヒロインの記憶を移植し、自分への愛情を植え付けたのだ。
計画は完璧に成功し、絶世の美女は彼を慕うようになる。
しかし、彼女の愛情が深くなるほど、翔太の罪悪感も膨らんでいく。
これは愛なのか、それとも支配なのか?
偽りの記憶から生まれた感情に真実はあるのか?
マッチポンプ(自作自演)の愛に苦悩する少年の、複雑な心理を描く現代ファンタジー。
「愛されたい」という願いが引き起こした、予想外の結末とは——