君といつまでも

ゆずの

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夜中の電話

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もえか「ねぇ、今日会える?」

とおる「んー、今日は難しいね」

もえか「そっか。じゃあ夜電話してね」

とおる「うん」

もえか「ねぇ」

とおる「うん?」

もえか「あ、やっぱなんでもない」

とおる「そっか」

もえか「うん。じゃあ仕事頑張ってね」

とおる「うん、ありがとう」


もえかは、とおると別れたあと

レンタルビデオ店に行って一つビデオを

借りた


『いくつもの愛のかたち』


もえか「このビデオって10年前の作品だ。

    へー、タイトルが気になって

    借りてみたけど面白いかな?」


アパートに帰って部屋を暗くしたまま

ビデオを見始めた。


もえか「へー、意外と面白いかも。

    今度とおると一緒に見ようかな」


時計を見ると夜中の12時を過ぎていた。


もえか「とおるから電話ないや。

    仕事忙しいのかな?」


もえかはとおるに電話をかけてみたが

とおるは電話に出なかった。


もえか「やっぱり忙しいみたい。

    今日はもう遅いから寝ようかな」


テレビの電源を消して、もえかは

眠りについた。

もえかが寝た15分後に、とおるから電話が

あったが、もえかは電話に気づかなかった。

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