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三章 新たな方針?
十四話 はぁ…風呂は気持ちいいものだ。え?気づかなかった?それは毎日風呂に入れているからでしょう?
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公衆浴場があったのは不思議だったが、受け入れた。だって、風呂があるのは良い事だ。そもそも、風呂に入りたい俺らからしたら有難い。世界にツッコみを入れる事もやめたんだ。脱衣所に一緒に入る事になるとは思わなかったけど…。
「早く~早く入りましょう~!」
「混浴になるが?!いいのか、それで?」
「先に私を入れるとか選択肢は無いんですか~?」
「両性具有に持ち合わせる物は無い!!」
「分かりました~…フォームチェンジ~!!」
「んな?!眩しいって?!何?!」
急に光り輝いた、と思ったら顔つきが変わった。温和な表情で、優しそうな丸みを帯びた顔から、少しだけ角ばったイケメンに変わった?!何その機能?!こんな事を想定して作ったというのか?!
「風呂は~穢れを取り去る物なのですよ~?」
「喋り方が変わらないと不気味なんだけど?!」
「そうですか~?それは古い価値観なんじゃないですか~?」
「こういう優しそうな穏やかイケメンには…色々思うところがあるの?」
「妙に具体的な指摘をするな!後俺は別に普通の顔だろ?!何も…変じゃない!!」
「名前に"平"が付いてますもんね~?」
「顔が平たいって言いたいのか?!」
「名は体を表すですよ~?平等に突くんじゃないですか~?」
「ツッコみって…突くで良いのかな?!じゃあ、余計顔は関係ないだろ?!」
「一番です~!」
「おい!!話はまだ終わってない!」
「僕が二番~!」
「人の…話しを聞け~!!!!」
はぁ…。もう、どうでもいいや。こんなに気持ちのいい湯に浸かれるのなら、なんでもいい。ていうか、こんなにしっかり木で桶を作って、そこに湯を溜めるってなかなか贅沢な事なんじゃないか?
「考え事も穢れと一緒に流してしまえばよいのですよ~?」
「ちょいちょい思ってたんだけど、思考読むの辞めれる?後、俺の思考を穢れと同一視するな?!」
「"歯垢"なんですから~流してしまいましょうよ~?」
「誰がそんなうまい事を言えと?」
「平突!もう出ようよ!」
「早いんだよ!!まだ入ってから少ししか経ってないだろう?!」
「そうですよ~?溜まった垢を流すのです~!」
「穢れより垢が大事なのかよ…。」
「良いのですよ~?本来は水で清める行為ですし~?罪や穢れが落ちればなんでもいいのです~!」
「翼が動くたびにお湯が掛る!それ…取れない?」
「取る取らないの物では無いのです~!それに、この水が掛るのは平突さん達にとっては良い事ですよ~?」
「俺にだけ掛けなければ説得力があるんだけどな?!」
「……。」
「木瓜…?!し、死んでる?!」
「のぼせてるだけなのでは~?」
「……。」
「し、死んでる?!」
「何回同じことするんですか~?早く出してあげないとですよ~?」
「木瓜を運ぶか~…。」
もう少し湯に浸かっていたかったけれど、まぁ…しょうがないか。木瓜の命には代えられない。木瓜を脱衣所の隅に寝かせた、全裸のまま。うん、これが一番冷えるからいいだろう。
「もう少し気を使ってあげたらどうですか~?」
「良いんだ、これで。木瓜はきっとボケるために起きてくる。何度でも。」
そう…あのゾンビのように。この世界のゾンビはしぶとく無かったけど。というか、悟り開いてたし。
「はっ?!僕は何を…?」
「お目覚めですか~?」
「きゃあ?!女性が覗き込んでる?!」
「それ、ガブリエルだから」
「もう…エッチ…!」
「木瓜?!お前が言う側なんか?!普通逆だろ?!」
「え~そんなに見たいんですか~?」
「違う!見たい訳じゃ無い!!」
「その感じが~なんとも言えない"童(わらべ)"感を醸し出してますね~?」
「童って言うな!!なんかすごい腹が立つ!!」
普通に言われるよりも童って言われる方が何だかうざい!!そんな事はどうでもいい。ちょっと実験したい事もあるし…宿…は金が無いか。
「いや~行けるんじゃないですか~?」
「だからナチュラルに思考を読むな!」
「だって仮にも勇者様ですからね~?」
「それ…勇者だから他人の家に入っても何も言われないって言ってるのと同じ感じな気がするんだが?!」
「その感覚じゃないですか~?だって、王様が魔王を討伐して来いって言って、家庭で民家を漁って…字面だけ見ると盗賊ですよ~?」
「うん、まぁ…正論叩きつけてこないで?!それとあれ、現実世界じゃないから!」
……。言うだけ言うか。どっちにしろ拠点は在った方が良さそうだし。
「じゃあ…儂爺さんの所に行ってみるか。」
「それで、なんの用かの?」
「キャー?!ここ脱衣所?!ていうか、そこで聞いてるのかよ?!」
タイミングばっちりなんだけど?!怖いよ、この村!あんまり居たくない!風呂がある事で…ギリつり合い取れるか?取れるか…?分からん!
「泊まる宿的な物を貸してほしいんだけど…」
「ああ、それなら用意しておるぞ?」
「してあるのか?!尚更怖い!!」
「お主が言ったのにか?変な勇者様じゃな?」
首を傾げられても困る。俺も困る。勇者ってそういう認識なのか?
「早く~早く入りましょう~!」
「混浴になるが?!いいのか、それで?」
「先に私を入れるとか選択肢は無いんですか~?」
「両性具有に持ち合わせる物は無い!!」
「分かりました~…フォームチェンジ~!!」
「んな?!眩しいって?!何?!」
急に光り輝いた、と思ったら顔つきが変わった。温和な表情で、優しそうな丸みを帯びた顔から、少しだけ角ばったイケメンに変わった?!何その機能?!こんな事を想定して作ったというのか?!
「風呂は~穢れを取り去る物なのですよ~?」
「喋り方が変わらないと不気味なんだけど?!」
「そうですか~?それは古い価値観なんじゃないですか~?」
「こういう優しそうな穏やかイケメンには…色々思うところがあるの?」
「妙に具体的な指摘をするな!後俺は別に普通の顔だろ?!何も…変じゃない!!」
「名前に"平"が付いてますもんね~?」
「顔が平たいって言いたいのか?!」
「名は体を表すですよ~?平等に突くんじゃないですか~?」
「ツッコみって…突くで良いのかな?!じゃあ、余計顔は関係ないだろ?!」
「一番です~!」
「おい!!話はまだ終わってない!」
「僕が二番~!」
「人の…話しを聞け~!!!!」
はぁ…。もう、どうでもいいや。こんなに気持ちのいい湯に浸かれるのなら、なんでもいい。ていうか、こんなにしっかり木で桶を作って、そこに湯を溜めるってなかなか贅沢な事なんじゃないか?
「考え事も穢れと一緒に流してしまえばよいのですよ~?」
「ちょいちょい思ってたんだけど、思考読むの辞めれる?後、俺の思考を穢れと同一視するな?!」
「"歯垢"なんですから~流してしまいましょうよ~?」
「誰がそんなうまい事を言えと?」
「平突!もう出ようよ!」
「早いんだよ!!まだ入ってから少ししか経ってないだろう?!」
「そうですよ~?溜まった垢を流すのです~!」
「穢れより垢が大事なのかよ…。」
「良いのですよ~?本来は水で清める行為ですし~?罪や穢れが落ちればなんでもいいのです~!」
「翼が動くたびにお湯が掛る!それ…取れない?」
「取る取らないの物では無いのです~!それに、この水が掛るのは平突さん達にとっては良い事ですよ~?」
「俺にだけ掛けなければ説得力があるんだけどな?!」
「……。」
「木瓜…?!し、死んでる?!」
「のぼせてるだけなのでは~?」
「……。」
「し、死んでる?!」
「何回同じことするんですか~?早く出してあげないとですよ~?」
「木瓜を運ぶか~…。」
もう少し湯に浸かっていたかったけれど、まぁ…しょうがないか。木瓜の命には代えられない。木瓜を脱衣所の隅に寝かせた、全裸のまま。うん、これが一番冷えるからいいだろう。
「もう少し気を使ってあげたらどうですか~?」
「良いんだ、これで。木瓜はきっとボケるために起きてくる。何度でも。」
そう…あのゾンビのように。この世界のゾンビはしぶとく無かったけど。というか、悟り開いてたし。
「はっ?!僕は何を…?」
「お目覚めですか~?」
「きゃあ?!女性が覗き込んでる?!」
「それ、ガブリエルだから」
「もう…エッチ…!」
「木瓜?!お前が言う側なんか?!普通逆だろ?!」
「え~そんなに見たいんですか~?」
「違う!見たい訳じゃ無い!!」
「その感じが~なんとも言えない"童(わらべ)"感を醸し出してますね~?」
「童って言うな!!なんかすごい腹が立つ!!」
普通に言われるよりも童って言われる方が何だかうざい!!そんな事はどうでもいい。ちょっと実験したい事もあるし…宿…は金が無いか。
「いや~行けるんじゃないですか~?」
「だからナチュラルに思考を読むな!」
「だって仮にも勇者様ですからね~?」
「それ…勇者だから他人の家に入っても何も言われないって言ってるのと同じ感じな気がするんだが?!」
「その感覚じゃないですか~?だって、王様が魔王を討伐して来いって言って、家庭で民家を漁って…字面だけ見ると盗賊ですよ~?」
「うん、まぁ…正論叩きつけてこないで?!それとあれ、現実世界じゃないから!」
……。言うだけ言うか。どっちにしろ拠点は在った方が良さそうだし。
「じゃあ…儂爺さんの所に行ってみるか。」
「それで、なんの用かの?」
「キャー?!ここ脱衣所?!ていうか、そこで聞いてるのかよ?!」
タイミングばっちりなんだけど?!怖いよ、この村!あんまり居たくない!風呂がある事で…ギリつり合い取れるか?取れるか…?分からん!
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「ああ、それなら用意しておるぞ?」
「してあるのか?!尚更怖い!!」
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