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「お父さん!!お父さん!!」

「ねぇ!!お願い!!起きてよ!!」

「死ぬとかマジ許さないから!!」


娘の麻衣が僕に向かって叫んでいる。
僕は今どこにいるのだろうか??
うっすら見えるのは真っ白な壁の部屋と
泣きじゃくる娘。

麻衣、、なんで泣いてるの??
最近となっては会話もしなくなった娘。
大人になるにつれて娘とどう接したらいいか
わからなくなって今に至る、、
お父さんて呼ばれたの何年ぶりだろう、、
嬉しいけど、泣かないで。


視界の隅に息子の優太が椅子に腰をかけている。
下を向いて悔しそうな顔で力んでいる。
一体何があったんだろう、、
優太は普段大人しくて真面目なのに
あんなに感情をあらわにする優太を初めて見た。
そして、優太も泣いている。

、、これは夢か??


夢なら覚めてくれ!!


子供たちのこんな顔は見たくない!!



結依は??
どこにいるんだ??

、、優太の隣にいた!!


妻の結依は何やら白い服を着た白髪の男の人と
話をしながら、、泣いている。

、、白髪の人誰!?




僕は、次に現れた人物と言葉で全てを理解した。


白い服を着た女性で冷静でかつ、慌ただしい様子。

「先生!!野田さんの心肺停止から5分が経過しました!!」




、、まww


、、えぇ~ww





、、まあぁああぁぁぁぁ~!!!!!!!!






(2020年8月1日 AM7:35)


結依「お父さん。おはよう。また変な夢見たの??」
「いつも言ってくれないけど、変な夢を見たら誰かに言わないと本当になるよww」


僕「ママぁぁ~!!」


結依「はいはい、今日も土曜だけど仕事でしょ??」


僕「ま!!」


結依「朝食できてるから早く準備してなさい。」




会社に行く準備を済ませてリビングへと向かった。
途中で娘の麻衣とすれ違った。

麻衣「チッ、邪魔!!」

僕「よぉう!!(おはよう)」

麻衣「.....」

、、僕の毎朝のルーティンだ。

麻衣「お母さん今日晩御飯食べて帰るから~」

結依「遅くならないようにね。」

麻衣「わかってるってー」

結依「気をつけてねー」

麻衣「はーい」

僕「っしゃい!!(いってらっしゃい)」

麻衣「......」

(ガシャン)

、、僕の日課だ。


麻衣は今高校3年生。
部活はせず、居酒屋でアルバイトをしている。
今時の女子高生は携帯でなんでもする。

見たことはないけど、今の彼氏も携帯で知り合ったとか、
結依からこっそり聞いた。
年は20才だそうだ。

チャラチャラした奴だったらどうしよう。
麻衣をたぶらかす輩だったらどうしよう。

すごい露出の多い服を来て出て行ったが
朝からどこへ行くんだろう。
そんなことを考えていた。



リビングに行くと優太が朝食を食べていた。

僕「よぉう!!(おはよう)」

優太「ん」

優太は朝食に集中している。

僕「優太今年受験だな。頑張れよ!!」

優太「はぁ、、朝からそれはダルい」

僕「そっか、、お父さん応援してるからな!!」

優太「もう一回言う、、朝からそれはウザい」

僕「まッ!!(アレンジ加えてきた!?)」


すかさず結依が割って入る。

結依「はいはい、お父さん毎日朝から晩まで仕事頑張ってくれてるんだから、優太そんな言い方しないの。」

優太「本当の事言っただけだし、、」

結依「はやくご飯食べて夏期講習行ってきなさい。」

優太「はやく行っても9時からだし、、」

結依「そう、、お父さんも時間大丈夫??」

僕「、、まッ!!」

時計が8時をまわっていた。


僕の会社は傘を作っている。
僕はそこの営業部で、店舗さんにお願いして置いてもらったり、会社としてはネットで販売したりしている。

今はネットの売り上げがほとんどだ。


駅までは自転車で5分
そこから二駅のところで降りて
徒歩5分で会社へと着く

僕はもう一度時計を見た



(8時07分)



ギリギリww

僕「まぁああぁぁぁ!!!!!!」

(ドタバタ、、)

結依「気をつけてねー」

僕「まッ!!」

(ガシャン)


僕は自転車に跨がり立ち漕ぎでとばした。

今年で55歳になるが、まだまだ現役だ!!

ほら、駅まで4分で着いた。

汗だくの中平然を装い改札口へと向かった。

改札でカードをピッとな



(パンポーン)



僕「まッ!!」

勢いよく扉が閉まり
そして勢いよく股関節を強打する

カードだと思ってたら携帯だった!!

僕「ま、、ま、、」

すごく恥ずかしい、、
強打からの僕の声で皆が見てる、、

駅員さんも真顔で見てる、、
そんな顔でこっち見ないで、、

そしてカードが探してもない!!

、、!!!!


そうだ!!
慌てて玄関を出るときに取りだし、、

ピッとして、、


、、置いてきた。



僕「まぁああぁぁぁ!!!!!!」





~家~

結依「優太、お父さんにひどいこと言わないの。」

優太「でも家で朝から勉強のこと言われたくないし!!」

結依「そうだけど、お父さん本当に応援してるし、お母さんも世界で一番応援してるからね。」

優太「じゃあ少なくともお母さんより応援してないじゃんww」

結依「えっ!!」

結依「えっと、、お父さんも世界一応援してるよ、、」

優太「同率かよww」

優太「行ってくる」

結依「えと、い、、行ってらっしゃい!!」


優太「.....(玄関に電車のカードあるんだけどww)」



(ガシャン)


優太は自転車に乗り塾へと向かった。

いくら朝と言っても最近の暑さは異常だ。
けつが焼けそう、、



本屋行ってゲーセン行こ





~麻衣~

あーマジ溶けるんですけど、、

サドル黒とか悪意しか感じないんですけど、、

でも今日は彼氏と海!!

健人まだ車持ってないから駅集合

せっかく化粧したのに剥がれるわ、、

でも健人に久しぶりに会える!!

この前会ってから三日も経つ

三日前初めてキスしたし!!



今日はいっばいイチャイチャしよーっと



(ピロリン)



あっ健人からLINEだ!!

ん??
友達も一緒に行くから迎えに行くわ??


、、自転車??

、、車??

とりあえず健人に電話

、、

麻衣「あ、もしー、おはよー。」

麻衣「LINE見たけど友達て男の子??」

麻衣「てか、車??」

健人「ういっすー、先輩が車出してくれるって」

健人「今どこ??」

麻衣「もう駅に着くよ。」

健人「じゃあ、駅まで行くわー」

麻衣「はーい。待ってるー。」



、、ん??、、先輩!?



友達みたいな先輩??

友達の先輩??

てか、無駄に体力削れた、、

溶ける、、

コンビニでタピオカ買おっと。

麻衣はコンビニで十分に涼んでから
代償としてタピオカを買った





あ、黒のワンボックスて言ってたけど、あれかな??








~駅~


券売機の前に泣きそうな顔の初老リーマンがいた。


僕「まぁ、、」


誰も悪くない。

強いてあげるなら自分が悪い。

そう思い小銭を券売機へ入れた。



改札へと向かう途中、黒のワンボックスが止まっていて
降りてきた若い三人組が何やら楽しそうにしている。


若者A「いや、まじでスタイルいいっすよ!!」

若者B「やれる??」

若者C「いや、お前それはww」

若者A「処女くさいすけどねー」

若者B「ヤった??」

若者C「お前さっきからそればっかりww」

若者A「まだ1ヶ月経ってないすよ!!」

若者B「は??やってから付き合ったんじゃねーの??」

若者C「お前とは違うんだよww」



若いっていいなー。

僕も大学のキャンパスで付き合いだして3カ月

結依と初めてキスしたときは
小一時間震えが止まらなかったけな。

ファーストキス同士、お互いわからなくって
春風に吹かれながら二人して真っ赤に焼けて、、


、、あー若者よ






君たちは土曜日休みなのか、、





そう思っているとアナウンスが鳴り電車がきた。

電車の中は涼しい。

平日は窓が雲って男性の臭いと女性の臭いが
入り交じって地獄だが、今日は空いている。



麻衣は小さなバッグを持ってどこかへ出掛けた

優太は塾で必死に勉強している

結依は家を守ってくれている


さぁ、今日も頑張るぞ!!







~優太~

、、けつ焼けた

てか危ないところだった。

まさかお父さんがいるとは、、

塾は駅の近くだけど、本屋はちょっと方向が違う

中年のサラリーマンが全力で向かってきたと思ったら
急に止まって、ご近所のおばあちゃんに



「ますッ!!」



って挨拶してて身内だとわかった、、

あのまま来られてたら本屋方向に向かってたww

なんか「みかん」て書いた段ボールを
何個か運んであげてるww



早く仕事行けよww



まだ開店前のパチンコ屋の駐車場に潜んで
身内が通りすぎるのを待つ。


よし、気づいてない!!

再び全力で初老のリーマンが駆け抜けていくのを
確認して、優太は本屋へと向かった


初老の後ろ姿を見てると、また急に止まって

「ますッ!!」

が聞こえるww






いや、早く仕事行けよww






~麻衣~

麻衣「あ!!健人ー!!」

健人「ういっすー、紹介するわ」

健人「先輩の隆二さんと、大地くん」

健人「昔からの先輩てゆーか、人生の先輩的な??ww」

大地「どーも、大地です。年は健人の一個上」

大地「てか、人生の先輩は健人より年上皆じゃんww」

大地「俺らそんな薄い紹介かよーww」

大地「まぁ、とりあえず麻衣ちゃん、急に参加してごめんねー、俺ら暇すぎて死ぬとこだったんだーww」


隆二「お前と一緒にするなよ」

隆二「俺もこいつと年は同じ」

隆二「こいつが今日運転手するから」

隆二「よろしく」



麻衣「どーも、麻衣です。」

麻衣「急でビックリしましたけど、運転お願いします。」

麻衣「健人、タピオカいる??」



健人「いや、なんかのタマゴ飲みたくない」

麻衣「タマゴじゃないしーwwタピオカはタピオカ」

大地「まぁまぁ、、俺の車にはなんと!!」

大地「ゴミ箱があるから、暑いし、皆溶ける前に行こっか」


そうして四人は車に乗り込み
一時間のドライブが始まった。


車内はメチャクチャ広くて綺麗、、そして涼しい

ちょっと何言ってるかわからない海外の曲が流れてる


あ!!この曲知ってる!!


大地さんが運転して、隆二さんは助手席

健人と隣で座れて、手にはタピオカ

日焼け止めとサングラスもこの間
バイトの給料で買ったし、準備OK!!



もう最高ー!!






~電車~

空いていると思ってたら、立っている人が少ないだけで
座席は埋まっている。

ひとつ座れそうなところがあるが
いかにも海に行きます感の女子が大声で電話しながら
リップ塗ってる、、

二駅だし、そこの隣は座りたくない。



(今日もいい天気だなー、、)



そう思っていると降りる駅に着いた

さっきの女子は電話を終えたが、またリップを塗っている


数字が「0811」と書いてあった切符を改札に通す

8月11日は結依の誕生日だ


いい1日になりそうだ



結依の誕生日は何しよう、、



改札を出ると四方八方からセミの大合唱が起こり
忘れていたのかの如く汗が吹き出る


時刻は8時25分
走れば間に合う、、


雨が降ってれば自慢のマイ傘をさし
ルンルンで向かうが、梅雨も明け猛暑日、、


溶ける、、


僕「まぁ、、」


僕は指揮者のいない大合唱の中人目を気にせず
駆け抜けた




会社に着くと入口で掃除のおばさんが
汗だくになりながら隅々まで掃除をしてくれている

いくら午前中だけ仕事といっても外は暑い


僕「ますッ!!」


おばさん「おはようございます。野田係長。」

おばさん「間もなく朝礼では??」

僕「はいッ!!ますッ!!」



おばさんに別れを告げ事務所へと入った

途端にここは天国かと思った

エアコンの温度を今年から24℃に下げ
仕事の効率化を図る狙いだ



事務員A「野田係長おはようございます。」

僕「ますッ!!」

事務員B「おはようございます。今日も暑いですね。」

僕「ますッ!!ですッ!!」

部下A「おはようございます野田係長汗だくですよww大丈夫ですか??」

僕「ますッ!!ですッ!!」

課長「おい野田、後で俺のとこ来てか??話あんねん」

僕「ますッ!!はいッ!!」

常務「おー野田、おはようさん朝礼するよー」

僕「ますッ!!」




 

株式会社ハッピーレイン
営業部 営業課 係長
野田 優作


そう書いてある名札を左胸につけ
僕は朝礼へと向かった



常務「えー、まぁ梅雨も明けウチの売り上げが下降する時期になってきましたが、社員一同力を合わせてこの時期を乗り越えよう」


常務「今月の目標は先月の75パーセント!!」

常務「しっかり達成するように!!以上!!」


ウチの会社の常務は俗に言う「天下り」てやつだ

しかし、外回りも行くし人柄も良い

社長は年間120ラウンド以上ゴルフに行って
会社にはほとんど顔を出さない

最初、常務が社長の知り合いと聞いた時は転職を考えたが
常務の仕事っぷりには頭があがらない

なにせ、あの一本ラインの白髪がダンディーである



(そうだ、宮本課長に呼ばれてたんだ!!)


宮本課長は関西出身で事務員の女性に優しい

周りの皆は陰口をよく言っている、、

確かにセクハラじみた行動や言動がある


でも僕より上司てことは僕より仕事ができる人だと
いうこと

実は社長の身内らしいが
僕はそんなことで出世した人だとは思っていない



(コンコン)



僕「ますッ!!」

宮本課長「おうおう、遅いねん!!」

宮本課長「俺が呼んだらすぐ来んかい!!」

宮本課長「あ、ゆみちゃん、あったかいお茶ひとつ」

事務員A「はい、、野田係長は??」

宮本課長「こいついらんらしいわww」

事務員A「はぁ、、」

宮本課長「ここ寒いねんホンマ、ええからええから」

事務員A「はぁ、、」

宮本課長「ゆみちゃん今日も足キレイやわ」

事務員A「失礼します。」



 
宮本課長「、、まぁ座りーや」

僕「ますッ!!」

宮本課長「話ゆーてもな、課長命令や!!」

僕「はいッ!!」

宮本課長「ちょっとあの客んとこ行ってってかー」

僕「ま??」

宮本課長「わかれや、あのジジイのとこや!!」

僕「ま、、会長は宮本課長の担当では??」

宮本課長「あのジジイ、特注で傘作る言うて」

宮本課長「見積もりボッタクったはええんやけど」

宮本課長「いちいちうるさいねん、やから行け!!」

僕「はいッ!!」

宮本課長「ハンコは俺のん押しとけよな!!」

僕「はいッ!!」



(コンコン)



事務員A「失礼します、こぶ茶です。」

宮本課長「ゆみちゃんありがとー、、好き!!」

事務員A「ちょっとどこ触ってるんですか!!」

宮本課長「社長に言うて決算上げたるから大丈夫」

事務員A「結構です!!」

宮本課長「ケツちゃうやん、腰やんかー」

事務員A「腰もセクハラです!!失礼します!!」

(ガシャン)

宮本課長「いやー、ええけつしとるわホンマ」

宮本課長「、、ズズッ、あっっつ!!あっ!!」

宮本課長「、、ほな、そーゆーことで、以上!!」

僕「はいッ!!ますッ!!」



僕がいてもセクハラを平気でする
でも、常務の前では見たことがない、、




今日は外回りが何個か行くとこがあって
宮本課長が言ってた大崎会長のところか、、

一度だけご挨拶したけど、すごい和風の豪邸だったのを
今でも鮮明に覚えている


僕「外回り、、ますッ!!」


さっきの事務所とはうってかわって
天然サウナと化した社用車に乗り込んだ

助手席には今年入社した爽やかボーイ織田くんが乗った


織田「野田係長今日も暑いですね、、」

僕「ねッ!!」

織田「運転お願いします!!」


二人してワイシャツを張り付けながら外回りへ向かった





顧客A「土曜日なのにご苦労様です」

僕「ますッ!!」

顧客A「お二人、冷たいお茶でも飲んでいって。」

僕「ますッ!!」

織田「ありがとうございます!!」


顧客のよしえさんは商店街で婦人服屋を営んでいる

その中で婦人用の傘の受注をもらった

どちらかというと日傘が多く今は売れ筋らしい


ここの婦人服屋は去年の結依の誕生日に結依と一緒に
オシャレな帽子を買いに来たときに

僕の仕事の話になり、是非とのことで舞い込んできた仕事だ

受注量は少ないが貴重なお客様だ



織田「野田係長、次の仕事が、、」

僕「あっ!!、、ますッ!!」

よしえさん「またいつでも来てちょーだいね」

僕「ますッ!!」



次は大手モール内にある雑貨屋さん

また婦人服屋さん

また婦人服屋さん

またまた婦人服屋さん

そしてまた別のショッピングセンターの雑貨屋さんと
僕の顧客さんのところへ足を運んだ



織田「野田係長って口下手なのにすごいですねw」



昼食をコンビニで済ませていると
爽やかボーイが唐突に言ってきた


僕「まッ、、いや、、ますッ!!」


織田「失礼しました!!でも全部自分で取ってきたんですよね??僕にはまだ顧客さんがいないんで、、」


僕「いや、、結依、、嫁と買い物してたら、、」

織田「僕も野田係長みたいに立派な営業マンに、はやくなります!!」

僕「ま、、うん、、ますッ!!」




(こんな好青年に憧れられるなんて、恥ずかしい)







~優太~


優太「ふぅ、、なんとか本屋に着いた」


優太はため息をつきながら自転車を降りた

えっと、、ワンパンメンの最新刊は、、!!


、、あった!!

この漫画メチャクチャおもしろいんだよな

この漫画が一生連載されればいいのに、、


てか、そんなことより本屋に
クラスのマドンナの理子ちゃんがいる!!

あんまり喋ったことないけど、
あの黒髪ストレートは反則だ

好きにならないわけがない、、



、、!!



今目があった!!

えっ!?

こっちに来る!!


理子「野田くん、、だよね??」


優太の頭の中が一瞬で真っ白になる


優太「、、あ!! ワンパンメンの最新刊出てて、、」

理子「、、??、、高校どこ行くか決まったの??」

優太「えと、、一応、西高、、」

理子「すごーい!!野田くん勉強得意だもんね!!」

理子「私も西高行きたいけど、東高にしとけって、、」

優太「、、東高もすごいよ。」

理子「野田くん、、今日暇なの??」




優太の意識が飛びかける、、




理子「今日親いないんだけど、ウチ来ない??」




、、優太の意識が吹っ飛んだ








は??意味わからないんだけどww

俺、ワンパンメン読まないといけねーし、、









~麻衣~

もうすぐ海に着く!!

だって健人越しに海が見えてるんだもん!!


大地「麻衣ちゃん、もう着くよー」

麻衣「はい、見えてます!!」

健人「大地くん運転しんどくないすか??」

大地「こんな可愛い子乗せてたら地球一周できるよー」

隆二「......」

健人「いや、水陸両用すかこれww」

麻衣「えっ!!そーなの!?」

隆二「......」

大地「甘いね、、実は、、空も飛べるよー」

麻衣「すご!!ウチの車陸だけだしー」

健人「いやww麻衣まじで信じてますよww」

隆二「あの駐車場入れよ」

大地「OKー、皆忘れ物ないよねー??」

麻衣「はーいバッチリでーす!!」




健人「いやいやwwそれ言うの今すかww」





若者三人の煙草の煙が少し空いた窓から
一足先に海へと向かって行った


大地「俺ら海パンはいて来たけど、麻衣ちゃん車で着替える??俺ら出るよ??」

麻衣「いや、わたしも中に着てます!!」

大地「りょーかい!!」


そう言って大地は車の中で浮き輪を膨らませ始めた


麻衣「大地さんの車メチャクチャ広いですよねー」

健人「500万円てやばくないすか??」

麻衣「まじで!?すごーい!!」



大地は麻衣たちに視線を送りながら
浮き輪を膨らませた

健人「隆二さんもレクサス乗ってんだぜ」

麻衣「まじで!?やばーい!!」

麻衣「お二人は何の仕事してるんですかー??」





その瞬間何故か車の温度が少し下がった気がした





大地「俺は昼にとび職して夜は繁華街でボーイしてるよー」

麻衣「そーなんですか!?メチャクチャ働きますね」

大地「若い内に働いて稼がないとねー」

麻衣「隆二さんは健人と同じで建設業ですか??」

健人「隆二さんは、、電気屋の空調関係の親方だよ。」

隆二「......」

麻衣「皆すごーい!!わたしも働こうかなー」

健人「美容師の専門学校行くんじゃないの!?」

麻衣「一応その予定だけどー、、わかんないww」

大地「資格とったら俺の髪切ってよ麻衣ちゃん!!」

隆二「そんなのいいから俺のも膨らませてくれ!!」

大地「OKー空気入れすぎて割れても怒るなよなーww」

健人「いやww割れたらさすがに笑うっすww」


そう言って各自準備を進めた
麻衣は日焼け止めとサングラスを持った


麻衣「健人、後で日焼け止め塗ってねー。」

健人「は!?自分でしろよ、、別にいいけど、、」

麻衣「健人優しいー、、大好きだよ!!」

健人「先輩の前でそれはやめろよ、、」

隆二「.......」

大地「じゃあ健人俺にも塗ってねー。」






健人「いやwwその黒さ、、手遅れっすww」







~優太~

今僕は理子ちゃんの後ろを自転車を押しながら
歩いている、、


少し前の記憶がないが、
ワンパンメンの最新刊を買わないで
本屋を出たことだけは覚えている


理子ちゃんは鼻唄を歌いながら歩いている、

僕はありとあらゆる毛穴から汗が吹き出ている

ハンドルを持つ手はもう尋常ではない



(理子ちゃんの私服可愛いな、、)



理子「野田くんてさ好きな子とかいるの??」


唐突な質問とその内容に頭がくらくらする


優太「いや、別に、、」



(今目の前にいる人とは爆発しても言えねぇよww)



理子「そーなんだ、、あ、ウチついたよ!!」


優太の心臓が今にも爆発しそうだ

理子ちゃんの家は両親共に学校の先生で
聞くところによると今日は二人して
早く終わるけど仕事があるみたいだ、、


学校の先生て夏休みも仕事するんだな、、



優太は自転車を駐車場に置かせてもらい
少し落ち着いたのか、そんな事を考えていた



理子「あがってー、野田くんカルピスでいい??」



その単語に優太の脳内は目まぐるしく勘ぐった


優太「お邪魔します、、」

優太「うん、なんでもいいよ。ありがとう。」


そして理子の部屋に通され一人でカルピスを待つ






(はい、同級生の女子の部屋初めてなんですけどーー!!)




麻衣の部屋に似ているが少し違う、、

麻衣は韓国のアーティストのポスターやクッズを
ところせましと並べているが

理子ちゃんの部屋にはカラフルなユニコーンと
ピンクの小物がたくさんあった

部屋の真ん中の机にはプリクラが貼られている


(、、か、、可愛い)



理子「ごめん、麦茶しかなかったー」


優太はとりあえず平然を装った




理子「ストローいる??」

優太「いや大丈夫、ありがとう。」

優太「てかさ、、こんなこと言うのもあれだけど、、」







優太「俺、理子ちゃんとそんな仲良くないよね??」



言わなくても良いことをすぐ言う
俺の悪いところがここで出るか、、



理子はやっぱりと言う顔をして黙ってお茶を置き
ベッドの上にちょこんと座った



理子「あのさ、、確かに授業で班が同じになったとき
ぐらいしか喋らなかったかもだけど、、」

優太「ごめん、、何か企んでる??」

優太「俺、金持ってないよww」

優太「運動も得意じゃないし、顔も平均以下だし、、」

優太「やっぱりお茶飲んで帰るわ、、」





理子「待って、、!!」



理子「わたし、、優太くんの事が好きなの、、かも」







、、ww





、、wwww





、、皆さんせーのご一緒に!!





、、まぁああぁぁぁぁーーー!!!!!!










えっ!?

ww

とりあえず、、


えっ!?


は??


はぁ??







問1 以下より次の優太の発言を選択せよ


①展開メチャクチャかよ!!
②俺、生ゴミ以下かよ!!
③ウェーイ!!ヤッホイホイ!!アゲーーー!!
④ユニコーンでドーーーン!!
⑤りこぽんぽん りこりこぽんぽん りこぽんぽん
 







優太「、、俺、生ゴミ以下かよww」

優太「理子ちゃん、まじごめん、、」

優太「こんなこと初めてだから、、焦っちゃって、、」

優太「ホントくずだよな、理子ちゃんを疑って、、」

優太「やっぱ帰るわ、、まじでごめん、、」




理子「待って、、!!」

理子「全然気にしてないし、わたしも悪いし、、」

理子「、、良かったら今日一日勉強教えてくれない??」







いやww

俺はこの状況で

「じゃあどの教科からする??」

なんて勇者の石を持ってない限り無理ww




優太「、、べ、、別に理子ちゃんがいいなら、、」



理子「ありがとー。じゃあまず英語教えて!!」



一瞬、ウチのお母さんと理子ちゃんが被った

お母さんは誰もが認める天然だ、、

今日も朝、意味不明なことを言っていた、、




昨日なんか、
エアコンがつかないと言いながら
テレビのリモコンを必死に押していた、、

テレビを見ると緑と赤のランプが交互についていた

とりあえず暑いからエアコンのリモコンを渡すと


扇風機に向かって

「エイッ!!これでもか!!」

てやってたww



そら扇風機とは別の方角から
(ピピッ)
てなってビックリするわww


優太「、、単語とかは流石に教えなくていいよね??」

理子「えっと、、キスのスペルとかww」



(本物かよwwてか勉強する気ねぇじゃんww)



優太「いやwwそれは自分で調べて、、」

理子「冗談だよ。じゃあ本気出すね!!」




、、確定




これは本物だww

てかどこまでが本気で、どこまでが冗談かわからない

俺の中ではカルピスから覚醒が始まっている

キスのスペル??

そんなの実際にやりながら教えてやるよ




そんなことは優太にできるはずもない

というか、仕方がわからない




理子「このカッコはbut??それともbecause??」


優太「あ、、これはbecauseだよ、なぜなら、、」









(あ、、普通に始めるのね、、)







~野田係長~

織田「大崎会長の家すごいですねww」

僕「、、ねww」


何度見ても立派なお家だ


織田「てか、宮本課長の仕事しなくても、、」

僕「うん、、でも、、お客様第一!!」

僕「お客様には絶対迷惑かけない!!」


僕は昼から少し格好つけている

なぜなら織田くんが僕を理想としてくれているからだ

でも今のは本音、、

僕の仕事をするうえでの最優先順位!!




(ピンポーン)




女性「はい??」

僕「、、にちはッ!!」

僕「ハッピーレインの野田ですッ!!」


女性「あら??野田さんお久しぶりですね、ちょっと待っててください、すぐ向かいます。」

僕「ますッ!!」




(ガチャ)




大きな門の横にある小さなドアから奥様が出てきた

僕「、、にちはッ!!野田ですッ!!」

奥様「こんにちは、いつもお世話になっております。」

織田「初めまして、部下の織田です!!」

奥様「まぁ爽やかな青年だこと。どうぞ。」


門を抜けてから玄関までが長い、、
そして両サイドにはキレイな花や木が植えられている

池もある!!

ほぼ確で錦鯉泳ぐやつ!!




奥から着物を着た大崎会長が現れた


大崎「いやーすまないね。宮本くんが熱出したと聞いたが、お大事にと言っておいてくれないか??」

織田「えっ、、宮本課長、、今日、、」
僕「ますッ!!はいッ!!」


大崎「、、やっぱりか、、はぁ」

大崎「お二人ともこちらへ、、」


大崎会長に通された和室には
お土産屋の熊の木彫りの10倍ぐらいの
熊の木彫りが置いてあり、

その横にはキレイな壺が置かれていた

その奥には掛け軸があり、墨絵で描かれている



織田「どれかひとつほしいですねww」

僕「ダメッ、、」

織田「わかってます、すいません。」



(サーッ)



襖が開かれ奥様がお茶を持ってきてくれた

そしてその後に入ってきたのは





大崎会長ではなく、ウチの会社の社長だった!!


織田「えっ、、なんで、、」

僕「、、ますッ!!」

社長「ご苦労さん。会社に顔も出さずにてか、、」

大崎「まぁまぁ社長も座って」



あからさまに織田くんは硬直し
状況を理解しているが、色々と追い付いていない


僕も同じである



大崎「今回はね、宮本くんの担当を外してもらいたくて社長にお願いした所存なんだよ。」

織田「えっ、、はい、、」

大崎「宮本くん、熱なんかないんだろ??」

織田「あぁ、、はい、、多分、、」

大崎「今回が初めてでないから大丈夫だよ。」

大崎「君たちの社長とは古い仲でね、宮本くんの小さい頃に何度か会ったこともあるんだが」

大崎「大人になって、少し間違ってきたかと、、」

社長「ワシも身内やからと甘やかしすぎたわ」

社長「野田よ、ワシの顔に免じて会長の傘を1からやってくれんか??」

僕「はいッ!!ますッ!!」


大崎「野田くんは返事だけでなく本当に頼もしい」

大崎「では今日は土産だけでも持って帰ってくれ」

織田「揖保の線!?高級そうめんですよね!?」

社長「ワシから上手く常務に言うとくから頼むわな」

僕「まッ!!」

織田「頂戴します!!」



奥様に見送られ社用車に乗ったところで
二人の線が切れた



織田「寿命縮まりますよ、あの面子は、、」

僕「ま、、帰ろ」

二人は戦を戦い抜いたかの如く
勇ましい顔つきで会社へと戻った





~結依~

ふぅー

やっと家事が一段落した

あとは掃除機と



あらっ!?


お父さん玄関に定期忘れて行ってる!?



もう、おっちょこちょいなんだから~



結依は掃除機をかけながら少し微笑んだ

子供も皆成長していく過程も結依の幸せ

旦那がどんくさいのも結依の幸せだ

結依はそんなことを考えながら、また微笑む



「このゴミ全然取れないわね、、」



掃除機の電源は付いてるが
右手で本体を持ち左手で先端を持っている、、

本体は一生空気を吸っている

そして先端はゴミをチョンチョンしている





「あっ!!私ったら、、」






「靴下左右違うもの履いてたわ!!」










~海~

麻衣「海ー!!」

健人「おい、海まで走ってくのはいいけど荷物置いてからにしろよなww」

麻衣「そーだった、、へへ」

隆二「......」

大地「麻衣ちゃん向こう岸まで競争しよーよ」

健人「いや、向こう岸が見当たらねーすよww」

隆二「飲み物買ってくるけど何かいるか??」



麻衣「タピオカミルクティーー、お願いしまーす!!」

麻衣は白ビキニで颯爽と海へ向かった




健人「さっき飲んだじゃん、、すいません甘えます、僕もタピオカミルクでww」

健人は彼女の前で格好よく脱ぎ筋肉を見せたかったが
その彼女が健人の浮き輪を持って全速力で
海へと向かった為、ゆっくりと脱いだ、、




大地「タピオカって言いたいとこだけど俺は生ビール(大)よろしくー!!」

大地はサーファーみたいな上下長袖のアンダーを着ていて
そのアンダーを伸ばしながら健人と海へ向かった






隆二「......」



隆二 (てかタピオカ本当にあるし、、)
   (コーラの大コップにビール入れてくれる、、)



「あのー、、すいません、、」
「もし良かったら私たちと飲みませんか??」



タピオカ3つとビール大を持った隆二に
女二人組が声をかける


巨乳と、、巨乳だ、、


隆二「これ見てわかんねーか??」

隆二「悪いけど、他あたってくれ、、」


巨乳A「めっちゃ男前ですね、彼女いるんですか??」

隆二「いねーけど、、もう行くわ」

巨乳B「何歳ですかー、私たち19なんですけどー??」

隆二「21、、もういいだろ??」

大地「あれ、隆二ナンパ??ww」

隆二「ちげーよ、、この女から来たんだよ!!」

大地「おねーさん見たところ19てとこだね!!」

巨乳A「すごーい、なんでわかったんですかー??」

大地「俺の鼻は犬の次にすごいんだよー」

巨乳B「じゃあ、、私たちの胸当てれますか??ww」

大地「えーとね、、AちゃんがDでー、BちゃんがFてとこだね??」

巨乳B「え、、マジ当たってるんだけど
    チョーうけるww」

隆二「おい、あいつらはいいのかよ!!」

大地「楽しくイチャイチャしてるよー
   俺らも楽しもうよー」

隆二「お前だけ行ってろよ、とりあえず俺は飲み物渡してくる、ほら上がってきたぞ」

大地「そんな冷たいこと言うなよー、巨乳ちゃんたち、また後でね!!」

巨乳A「お兄さんもイケメンだから誰もいなかったら後でねーww」









大地「あと、さっきカバンからリップ落ちたよ!!」


巨乳A「あ、、ありがとー!!」






~宮本課長~

あー、、朝はお茶に殺される思たわー

まだ唇痛いしなー

アイツちゃんとジジイのとこ行ったんかいな??

今日は常務も外おるし、誰と喋ろかなー



あ、、あやちゃん見つけた!!



宮本課長「あーやちゃん!!ごめん、お願いあんねんけど、、」

事務員「はい、なんですか??」

宮本課長「あんなー、俺寒がりやんかー??あったかいお茶ちょーだいか」

事務員「わかりました」

宮本課長「あとー、、ええ店見つけたんやけど、今度行かへん??」

事務員「いや、私彼氏いるんで、、」

宮本課長「仕事の付き合いてやつやんかー、、あれやで、玄関にオオサンショウウオおんねんで、知っとる??」

事務員「それ以上近づいたら人呼びますよ??」

宮本課長「あーん、、好き」

事務員「後でお茶持っていきますんで」




部下「宮本課長すいません!!」

宮本課長「あ??」

部下「これって、こんな感じでいいんですかね??」

宮本課長「知らんがな!!自分で考えんかい!!」

部下「はい、すいません!!」



事務員「宮本課長、お茶です」

宮本課長「あやちゃん、ありがとーさん、まじで今度の土曜の晩空けといてや」

事務員「丁重にお断り致します」

宮本課長「あーん、、あやちゃん、、!?」


常務「おう宮本、おったんか??」

常務「今日は大崎会長のとこちゃうんか??」

宮本課長「あ、え、、今日は、、ちょっと野田がどーしても行きたい言うんで、、」

宮本課長「あっっつ!!」

常務「そーか、んならこれ頼めるか??」

宮本課長「あつッ!!あ、はい!!」



典型的なパターンで慌てて取り乱した

常務から渡されたのは一人の老人のお客リストだった



誰やねん、コイツ、、

てか、常務外行っとんちゃうんけ!!

またジジイのとこより遠いやん、、

まぁ来週やし適当にぶらぶらして1日おった言うたろ






~野田係長~

野田係長「ただいま、、したッ!!」

事務員A「野田係長お疲れ様です」

野田係長「ますッ!!」

事務員B「外暑かったでしょ、お疲れ様です」

野田係長「はいッ!!ますッ!!」

織田「お疲れ様でした、そしてありがとうございました」

野田係長「れッ!!(お疲れ)」


宮本課長「おい、野田!!こっちええか??」

野田係長「はいッ!!」






宮本課長「コイツ誰やねん」

野田係長「今井様ですか??」

宮本課長「そんなん紙見たらわかるがな!!」

野田係長「今井様は個人経営されてる方です」

宮本課長「まぁ一回は行くけど、次お前行けよ!!」

野田係長「はいッ!!したッ!!」





社長「はいはい皆お疲れさん」









































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