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第18話 勘違いから始まる恋の結末
パーティーの喧騒を離れ、俺たちは二人きりで月明かりが差し込むバルコニーにいた。
心地よい夜風が、火照った頬を冷やしてくれる。
「ようやく、お前が私のものになったな」
隣に立つアレクシオスが、満足げに微笑んで言った。その空色の瞳は、夜空の星々よりも優しく、そして熱く、俺だけを映している。
俺は、一瞬、迷った。
今、このタイミングで、全ての勘違いを話すべきだろうか。
『あの、殿下。実は俺、前世の記憶があって、悪役令息の破滅フラグを回避しようと必死に逃げてただけで……』
そう告げれば、彼はどんな顔をするだろう。怒るだろうか。それとも、呆れるだろうか。
でも、彼のその幸せそうな顔を見ていると、もう、そんな真実など、どうでもいいような気がしてきた。
勘違いがきっかけだったかもしれない。
でも、彼が俺を想う気持ちも、そして、そんな彼に惹かれてしまった俺の気持ちも、紛れもない本物だ。
それで、もう十分じゃないか。
俺は、ふっと息を吐くと、意を決して彼の顔を見上げた。
「アレク様」
初めて、愛称で彼の名前を呼んだ。
アレクシオスは、驚きにぱちりと大きく目を見開いた。そして、その顔が、じわりと喜びで赤く染まっていく。
「……今、なんと?」
「これからも、どうかよろしくお願いします」
俺が、少しだけはにかんでそう言うと、彼はもう、感極まったようだった。
「ああ……レオン……!」
アレクシオスは、俺の身体を強く、しかし壊れ物を扱うように優しく抱きしめた。
そして、そっと俺の顎に手を添えると、顔を近づけてくる。
俺は、今度は逃げなかった。ゆっくりと目を閉じる。
唇に、柔らかく、そして熱い感触が触れた。
それは、誓いのキスだった。
「愛している、私のレオン」
唇が離れた後、額を合わせたまま、アレクシオスが囁く。
その声が、甘く俺の心に溶けていく。
ああ、俺もだ。
俺も、この勘違いだらけで、不器用で、でも最高に格好いい王子様のことが、どうしようもなく好きなんだ。
勘違いから始まった、俺の二度目の人生。
それは、ギロチン台ではなく、最高のハッピーエンドへと繋がっていた。
悪役令息の物語はここで終わり、これからは、ただのレオンハルトとして、この愛しい人の隣で、新しい物語を紡いでいこう。
俺は、心からの幸福を感じながら、彼の胸にそっと寄り添った。
心地よい夜風が、火照った頬を冷やしてくれる。
「ようやく、お前が私のものになったな」
隣に立つアレクシオスが、満足げに微笑んで言った。その空色の瞳は、夜空の星々よりも優しく、そして熱く、俺だけを映している。
俺は、一瞬、迷った。
今、このタイミングで、全ての勘違いを話すべきだろうか。
『あの、殿下。実は俺、前世の記憶があって、悪役令息の破滅フラグを回避しようと必死に逃げてただけで……』
そう告げれば、彼はどんな顔をするだろう。怒るだろうか。それとも、呆れるだろうか。
でも、彼のその幸せそうな顔を見ていると、もう、そんな真実など、どうでもいいような気がしてきた。
勘違いがきっかけだったかもしれない。
でも、彼が俺を想う気持ちも、そして、そんな彼に惹かれてしまった俺の気持ちも、紛れもない本物だ。
それで、もう十分じゃないか。
俺は、ふっと息を吐くと、意を決して彼の顔を見上げた。
「アレク様」
初めて、愛称で彼の名前を呼んだ。
アレクシオスは、驚きにぱちりと大きく目を見開いた。そして、その顔が、じわりと喜びで赤く染まっていく。
「……今、なんと?」
「これからも、どうかよろしくお願いします」
俺が、少しだけはにかんでそう言うと、彼はもう、感極まったようだった。
「ああ……レオン……!」
アレクシオスは、俺の身体を強く、しかし壊れ物を扱うように優しく抱きしめた。
そして、そっと俺の顎に手を添えると、顔を近づけてくる。
俺は、今度は逃げなかった。ゆっくりと目を閉じる。
唇に、柔らかく、そして熱い感触が触れた。
それは、誓いのキスだった。
「愛している、私のレオン」
唇が離れた後、額を合わせたまま、アレクシオスが囁く。
その声が、甘く俺の心に溶けていく。
ああ、俺もだ。
俺も、この勘違いだらけで、不器用で、でも最高に格好いい王子様のことが、どうしようもなく好きなんだ。
勘違いから始まった、俺の二度目の人生。
それは、ギロチン台ではなく、最高のハッピーエンドへと繋がっていた。
悪役令息の物語はここで終わり、これからは、ただのレオンハルトとして、この愛しい人の隣で、新しい物語を紡いでいこう。
俺は、心からの幸福を感じながら、彼の胸にそっと寄り添った。
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