悪役令息(Ω)に転生した俺、破滅回避のためΩ隠してαを装ってたら、冷徹α第一王子に婚約者にされて溺愛されてます!?

水凪しおん

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20 甘すぎる新婚生活

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 アシュレイ王子の番となったリオネルの生活は、一変した。

 王子の隣で暮らし始めてから、アシュレイの溺愛はとどまることを知らなかった。彼は四六時中リオネルのそばにいては甘い言葉を囁き、リオネルを宝物のように扱うようになった。

「リオネル。これは君に似合うと思って買ってきた。着てみせてくれないか?」
「あの、アシュレイ様…お恥ずかしいのですが」
「番なのだから、遠慮はいらない」

 冷徹だと噂された王子の豹変ぶりに、王宮の誰もが驚き、そして微笑ましく見守っていた。側近たちは、公務の最中にリオネルの写真を眺めるアシュレイの姿に、微笑ましい呆れ顔を見せた。

「殿下がここまで変わられるとは…」
「ええ。まさに番の力ですね」

 王宮の使用人たちは、新しい番に温かい視線を送り、二人を見守った。

 アシュレイは、リオネルがαを装っていた頃から彼を観察しており、リオネルの小さな癖や好きなものをすべて把握していた。リオネルの好物ばかりをテーブルに並べ、リオネルが興味を示したものをすぐさま手配する。

 リオネルは、その過剰なまでの愛情に戸惑いながらも、毎日が夢のように甘く、幸せな日々を送っていた。彼はもう、悪役令息としての運命を恐れる必要はない。アシュレイという、世界で一番強くて優しいαの番として、彼は自信と安らぎを手に入れていた。

 そして、その甘すぎる新婚生活は、ある予期せぬ出来事によって、さらに幸福なものへと変わっていくのだった。
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