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第三十四話「後方の戦い」
ゼノンが戦場へ向かった後、僕はすぐに後方支援の体制を整えることに全力を注いだ。
戦において、前線と同じくらい、後方の支援体制は重要だ。兵士たちの命を繋ぎ、士気を保つための生命線なのだから。
僕は温室にこもり、薬草学の知識を総動員した。
これまでの治癒薬をさらに改良し、より少ない量で、より早く傷を塞ぐことができる新しい軟膏を開発する。
さらに、止血効果の高いハーブを使った携帯用のポーションも考案した。これがあれば、戦場で動けない重傷者も、手当てが間に合うまでの時間を稼ぐことができるはずだ。
問題は、その量産体制だった。
僕一人で作っていては到底間に合わない。
僕は商業ギルドと協力し、僕のレシピを公開して、薬の製造ラインを構築した。帝都中の薬師や、手の空いている女性たちが、その製造に協力してくれた。
僕が開発した薬は、すぐに『エリオット様の聖薬』と呼ばれ、次々と戦地へ送られていく。
前線からは、喜びと感謝の声が届いた。
「この薬のおかげで、助かるはずのなかった仲間が助かった!」
「皇太子殿下の番であるエリオット様が、俺たちのことを見守ってくれている!」
僕の活動は、前線の兵士たちの士気を、かつてないほど高める結果となった。
ゼノン様が命をかけて戦っている。僕も、僕にできる戦い方で、彼を支えるんだ。
寝る間も惜しんで薬を作り、宮廷をまとめ、民を励ます。
疲れていないと言えば嘘になる。でも、不思議とつらくはなかった。
ゼノン様と同じ目的のために戦っている。その事実が、僕に力を与えてくれた。
僕はもう、ただ愛されるだけの存在じゃない。愛する人と共に、国を背負って戦う人間なのだ。
その誇りが、僕の心を支えていた。
戦において、前線と同じくらい、後方の支援体制は重要だ。兵士たちの命を繋ぎ、士気を保つための生命線なのだから。
僕は温室にこもり、薬草学の知識を総動員した。
これまでの治癒薬をさらに改良し、より少ない量で、より早く傷を塞ぐことができる新しい軟膏を開発する。
さらに、止血効果の高いハーブを使った携帯用のポーションも考案した。これがあれば、戦場で動けない重傷者も、手当てが間に合うまでの時間を稼ぐことができるはずだ。
問題は、その量産体制だった。
僕一人で作っていては到底間に合わない。
僕は商業ギルドと協力し、僕のレシピを公開して、薬の製造ラインを構築した。帝都中の薬師や、手の空いている女性たちが、その製造に協力してくれた。
僕が開発した薬は、すぐに『エリオット様の聖薬』と呼ばれ、次々と戦地へ送られていく。
前線からは、喜びと感謝の声が届いた。
「この薬のおかげで、助かるはずのなかった仲間が助かった!」
「皇太子殿下の番であるエリオット様が、俺たちのことを見守ってくれている!」
僕の活動は、前線の兵士たちの士気を、かつてないほど高める結果となった。
ゼノン様が命をかけて戦っている。僕も、僕にできる戦い方で、彼を支えるんだ。
寝る間も惜しんで薬を作り、宮廷をまとめ、民を励ます。
疲れていないと言えば嘘になる。でも、不思議とつらくはなかった。
ゼノン様と同じ目的のために戦っている。その事実が、僕に力を与えてくれた。
僕はもう、ただ愛されるだけの存在じゃない。愛する人と共に、国を背負って戦う人間なのだ。
その誇りが、僕の心を支えていた。
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