6 / 9
第5話「騎士団の訪問者」
しおりを挟む
その日は朝から雨が降っていた。
あの日と同じような、重く冷たい雨だ。
ノアは窓の外を眺めながら、自分が拾われた日のことを思い出していた。まだ一週間しか経っていないのに、あの泥にまみれた生活が遠い昔のことのように思える。
その時、玄関ホールの方から騒がしい声が聞こえてきた。
「団長! ヴァレリウス団長はおられますか!」
切羽詰まった男の声だ。
ノアは好奇心と不安に駆られ、部屋を出て階段の踊り場から下を覗き込んだ。
玄関ホールには、水浸しのレインコートを着た若い騎士が立っていた。息を切らせており、ただ事ではない様子だ。
執事が対応しているが、騎士の勢いに押されている。
「至急の報告があります! 国境付近での魔獣の動きについて、決済をいただかないと……!」
「し、しかし、旦那様は今、朝食を……」
そこへ、食堂の扉が開き、ヴァレリウスが現れた。
今日は非番の予定だったらしく、リラックスしたシャツ姿だ。だが、その瞳は鋭く光っている。
「騒がしいぞ、サイラス」
「団長! 申し訳ありません、ですが緊急で……」
若い騎士――副官のサイラスは、上官の姿を見て背筋を伸ばしたが、すぐに視線がさまよい、階段の上にいるノアに気づいた。
目が合った瞬間、サイラスの表情が凍りつく。
同時に、ノアも身をすくませた。
サイラスからも、微かだがアルファの匂いがする。ヴァレリウスほど強力ではないが、それでもオメガであるノアを威圧するには十分な強さだった。
本能的な恐怖がよみがえる。
ノアは後ずさり、手すりの陰に隠れようとした。
「……その少年は?」
サイラスが不審そうに顔をしかめる。
公爵家であり、騎士団長でもあるヴァレリウスの屋敷に、平民らしき少年がいる。しかも使用人の服ではなく、上等な服を着て。
不審に思うのも無理はない。
サイラスの視線には、無遠慮な探求心が含まれていた。
その視線がノアを射抜くより早く、ヴァレリウスが動いた。
彼は音もなくサイラスと階段の間に割って入り、自身の体でノアを隠すように立ちはだかったのだ。
「私の客だ」
低い声。
だが、そこに含まれる圧力は、先ほどまでの比ではなかった。
部屋の温度が数度下がったかのような錯覚を覚えるほどの殺気。
サイラスは息を呑み、思わず一歩下がった。
長年仕えてきた上官だが、こんな表情は見たことがない。まるで、縄張りを荒らされた獣が牙をむいているようだ。
「きゃ、客……ですか? 失礼しました。使用人か何かかと……」
「使用人ではない。そして、彼をジロジロと見るな」
「はっ、はい!」
サイラスは直立不動で敬礼した。冷や汗が止まらない。
ヴァレリウスは階段の上を振り返り、怯えるノアを見上げると、瞬時に表情を和らげた。その変わり身の早さに、サイラスは目を白黒させる。
「ノア、部屋に戻っていなさい。すぐに行く」
「……はい」
ノアは逃げるように廊下の奥へと走った。
背中越しに、ヴァレリウスとサイラスの会話が聞こえてくる。
「書類を渡せ。ここで見る」
「あ、はい。……あの、団長。まさかとは思いますが、あの子は……」
「余計な詮索はするな、サイラス。お前の舌が軽いことは知っているが、この屋敷のことに関しては沈黙を守れ。……さもなくば」
「わ、わかっております! 何も見ていません! 何も聞いていません!」
騎士たちの足音が遠ざかっていく。
ノアは自室に飛び込み、ドアに背中を預けて座り込んだ。
心臓が早鐘を打っている。
怖かった。
見知らぬアルファの視線、値踏みされるような空気。それらが、かつてスラムで味わった恐怖を呼び起こさせる。
けれど、それ以上に鮮烈だったのは、ヴァレリウスの背中だった。
あの広い背中が、世界から自分を遮断してくれた。
誰にも見せない、触れさせないという、絶対的な守護の意思。
『俺を守ってくれた……』
胸の奥が熱くなる。
それは恐怖とは違う、もっと甘く、切ない痛みだった。
自分は彼にとって、ただの「拾った可哀想な子」ではないのだろうか。あんなに必死になって、部下に対してさえ敵意を向けてまで守るほどの価値が、自分にあるのだろうか。
期待してはいけない。
そう思うのに、止まらない。
ノアは膝を抱え、自分の身体に残る微かなミントの香りを嗅いだ。
いや、今はもうミントだけではない。
自分でも気づかないうちに、自身の匂いがヴァレリウスの匂いと混ざり合い、変化し始めていた。
それは、彼がこの屋敷に、そしてヴァレリウスという存在に染まりつつある証拠だった。
***
一時間後、サイラスを追い返したヴァレリウスが部屋にやってきた。
彼はドアをノックし、控えめに入ってきた。
手には、温かいミルクが入ったマグカップが握られている。
「……怖がらせてすまなかった」
第一声は謝罪だった。
ヴァレリウスはベッドの端に座り、ノアにマグカップを手渡す。
「あいつは悪い奴ではないのだが、デリカシーがない。二度と、お前の前に不用意に通さないように言いつけておく」
「いえ、そんな……俺のせいで、部下の方と揉めないでください」
「揉めてなどいない。教育だ」
ヴァレリウスは真顔で言った。本気だ。
彼はノアの顔色をうかがうように見つめ、ためらいがちに手を伸ばした。
大きな手が、ノアの頬に触れる。
指の腹で、こわばった筋肉をほぐすように優しく撫でる。
「お前は、誰の目も気にする必要はない。堂々としていればいい」
「でも……俺はスラム出身の、ただの孤児ですから」
「それがどうした」
ヴァレリウスは鼻で笑った。
「出自など関係ない。私が選んだ。それが全てだ」
その言葉は、どんな甘い言葉よりも力強く、ノアの不安を打ち砕いた。
私が選んだ。
その響きが、ノアの心に深く突き刺さる。
ノアは思わず、頬に添えられたヴァレリウスの手に自分の手を重ねた。
ヴァレリウスの手がピクリと震える。
見上げると、彼は驚いたように目を見開き、そしてゆっくりと、本当にゆっくりと、嬉しそうに目を細めた。
あの日と同じような、重く冷たい雨だ。
ノアは窓の外を眺めながら、自分が拾われた日のことを思い出していた。まだ一週間しか経っていないのに、あの泥にまみれた生活が遠い昔のことのように思える。
その時、玄関ホールの方から騒がしい声が聞こえてきた。
「団長! ヴァレリウス団長はおられますか!」
切羽詰まった男の声だ。
ノアは好奇心と不安に駆られ、部屋を出て階段の踊り場から下を覗き込んだ。
玄関ホールには、水浸しのレインコートを着た若い騎士が立っていた。息を切らせており、ただ事ではない様子だ。
執事が対応しているが、騎士の勢いに押されている。
「至急の報告があります! 国境付近での魔獣の動きについて、決済をいただかないと……!」
「し、しかし、旦那様は今、朝食を……」
そこへ、食堂の扉が開き、ヴァレリウスが現れた。
今日は非番の予定だったらしく、リラックスしたシャツ姿だ。だが、その瞳は鋭く光っている。
「騒がしいぞ、サイラス」
「団長! 申し訳ありません、ですが緊急で……」
若い騎士――副官のサイラスは、上官の姿を見て背筋を伸ばしたが、すぐに視線がさまよい、階段の上にいるノアに気づいた。
目が合った瞬間、サイラスの表情が凍りつく。
同時に、ノアも身をすくませた。
サイラスからも、微かだがアルファの匂いがする。ヴァレリウスほど強力ではないが、それでもオメガであるノアを威圧するには十分な強さだった。
本能的な恐怖がよみがえる。
ノアは後ずさり、手すりの陰に隠れようとした。
「……その少年は?」
サイラスが不審そうに顔をしかめる。
公爵家であり、騎士団長でもあるヴァレリウスの屋敷に、平民らしき少年がいる。しかも使用人の服ではなく、上等な服を着て。
不審に思うのも無理はない。
サイラスの視線には、無遠慮な探求心が含まれていた。
その視線がノアを射抜くより早く、ヴァレリウスが動いた。
彼は音もなくサイラスと階段の間に割って入り、自身の体でノアを隠すように立ちはだかったのだ。
「私の客だ」
低い声。
だが、そこに含まれる圧力は、先ほどまでの比ではなかった。
部屋の温度が数度下がったかのような錯覚を覚えるほどの殺気。
サイラスは息を呑み、思わず一歩下がった。
長年仕えてきた上官だが、こんな表情は見たことがない。まるで、縄張りを荒らされた獣が牙をむいているようだ。
「きゃ、客……ですか? 失礼しました。使用人か何かかと……」
「使用人ではない。そして、彼をジロジロと見るな」
「はっ、はい!」
サイラスは直立不動で敬礼した。冷や汗が止まらない。
ヴァレリウスは階段の上を振り返り、怯えるノアを見上げると、瞬時に表情を和らげた。その変わり身の早さに、サイラスは目を白黒させる。
「ノア、部屋に戻っていなさい。すぐに行く」
「……はい」
ノアは逃げるように廊下の奥へと走った。
背中越しに、ヴァレリウスとサイラスの会話が聞こえてくる。
「書類を渡せ。ここで見る」
「あ、はい。……あの、団長。まさかとは思いますが、あの子は……」
「余計な詮索はするな、サイラス。お前の舌が軽いことは知っているが、この屋敷のことに関しては沈黙を守れ。……さもなくば」
「わ、わかっております! 何も見ていません! 何も聞いていません!」
騎士たちの足音が遠ざかっていく。
ノアは自室に飛び込み、ドアに背中を預けて座り込んだ。
心臓が早鐘を打っている。
怖かった。
見知らぬアルファの視線、値踏みされるような空気。それらが、かつてスラムで味わった恐怖を呼び起こさせる。
けれど、それ以上に鮮烈だったのは、ヴァレリウスの背中だった。
あの広い背中が、世界から自分を遮断してくれた。
誰にも見せない、触れさせないという、絶対的な守護の意思。
『俺を守ってくれた……』
胸の奥が熱くなる。
それは恐怖とは違う、もっと甘く、切ない痛みだった。
自分は彼にとって、ただの「拾った可哀想な子」ではないのだろうか。あんなに必死になって、部下に対してさえ敵意を向けてまで守るほどの価値が、自分にあるのだろうか。
期待してはいけない。
そう思うのに、止まらない。
ノアは膝を抱え、自分の身体に残る微かなミントの香りを嗅いだ。
いや、今はもうミントだけではない。
自分でも気づかないうちに、自身の匂いがヴァレリウスの匂いと混ざり合い、変化し始めていた。
それは、彼がこの屋敷に、そしてヴァレリウスという存在に染まりつつある証拠だった。
***
一時間後、サイラスを追い返したヴァレリウスが部屋にやってきた。
彼はドアをノックし、控えめに入ってきた。
手には、温かいミルクが入ったマグカップが握られている。
「……怖がらせてすまなかった」
第一声は謝罪だった。
ヴァレリウスはベッドの端に座り、ノアにマグカップを手渡す。
「あいつは悪い奴ではないのだが、デリカシーがない。二度と、お前の前に不用意に通さないように言いつけておく」
「いえ、そんな……俺のせいで、部下の方と揉めないでください」
「揉めてなどいない。教育だ」
ヴァレリウスは真顔で言った。本気だ。
彼はノアの顔色をうかがうように見つめ、ためらいがちに手を伸ばした。
大きな手が、ノアの頬に触れる。
指の腹で、こわばった筋肉をほぐすように優しく撫でる。
「お前は、誰の目も気にする必要はない。堂々としていればいい」
「でも……俺はスラム出身の、ただの孤児ですから」
「それがどうした」
ヴァレリウスは鼻で笑った。
「出自など関係ない。私が選んだ。それが全てだ」
その言葉は、どんな甘い言葉よりも力強く、ノアの不安を打ち砕いた。
私が選んだ。
その響きが、ノアの心に深く突き刺さる。
ノアは思わず、頬に添えられたヴァレリウスの手に自分の手を重ねた。
ヴァレリウスの手がピクリと震える。
見上げると、彼は驚いたように目を見開き、そしてゆっくりと、本当にゆっくりと、嬉しそうに目を細めた。
22
あなたにおすすめの小説
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
隠れオメガの整備士は自由になりたい。なのに暴走する最強騎士を身体を張って止めたら、運命の番だとバレて過保護な専属契約を結ばされました
水凪しおん
BL
※オメガバース設定。激しい戦闘描写や、執着攻めによるマーキング描写、軽度の性的な接触の描写がありますので、15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
汚染された惑星を浄化する生体兵器『機装(ギア)』。
その搭乗者は優れた能力を持つ『アルファ』に限られ、彼らの精神を安定させる鎮静剤として『オメガ』が存在する世界。
整備士のエリアンは、オメガであることを隠し、ベータと偽って軍の最前線で働いていた。
オメガは道具のように扱われるこの社会で、自由を守るための必死の嘘だった。
だがある日、軍最強のエリートパイロット・クレイドの機装が暴走する事故に遭遇する。
死を覚悟して止めに入ったエリアンだったが、暴走する機体はなぜか彼にだけ反応し、沈静化した。
それは、隠していたオメガのフェロモンが、クレイドと強烈な『共鳴』を起こした瞬間だった。
「見つけた。俺の対になる存在を」
正体がバレたと戦慄するエリアンに対し、冷徹なはずのクレイドが向けたのは、処罰ではなく執着に満ちた熱い視線で……?
孤独なエリート騎士×身分を隠した健気な整備士。
星の命運と本能が交錯する、近未来SFオメガバース!
冷酷なアルファ(氷の将軍)に嫁いだオメガ、実はめちゃくちゃ愛されていた。
水凪しおん
BL
これは、愛を知らなかった二人が、本当の愛を見つけるまでの物語。
国のための「生贄」として、敵国の将軍に嫁いだオメガの王子、ユアン。
彼を待っていたのは、「氷の将軍」と恐れられるアルファ、クロヴィスとの心ない日々だった。
世継ぎを産むための「道具」として扱われ、絶望に暮れるユアン。
しかし、冷たい仮面の下に隠された、不器用な優しさと孤独な瞳。
孤独な夜にかけられた一枚の外套が、凍てついた心を少しずつ溶かし始める。
これは、政略結婚という偽りから始まった、運命の恋。
帝国に渦巻く陰謀に立ち向かう中で、二人は互いを守り、支え合う「共犯者」となる。
偽りの夫婦が、唯一無二の「番」になるまでの軌跡を、どうぞ見届けてください。
悪役令息(Ω)に転生したので、破滅を避けてスローライフを目指します。だけどなぜか最強騎士団長(α)の運命の番に認定され、溺愛ルートに突入!
水凪しおん
BL
貧乏男爵家の三男リヒトには秘密があった。
それは、自分が乙女ゲームの「悪役令息」であり、現代日本から転生してきたという記憶だ。
家は没落寸前、自身の立場は断罪エンドへまっしぐら。
そんな破滅フラグを回避するため、前世の知識を活かして領地改革に奮闘するリヒトだったが、彼が生まれ持った「Ω」という性は、否応なく運命の渦へと彼を巻き込んでいく。
ある夜会で出会ったのは、氷のように冷徹で、王国最強と謳われる騎士団長のカイ。
誰もが恐れるαの彼に、なぜかリヒトは興味を持たれてしまう。
「関わってはいけない」――そう思えば思うほど、抗いがたいフェロモンと、カイの不器用な優しさがリヒトの心を揺さぶる。
これは、運命に翻弄される悪役令息が、最強騎士団長の激重な愛に包まれ、やがて国をも動かす存在へと成り上がっていく、甘くて刺激的な溺愛ラブストーリー。
恵方巻を食べてオメガになるはずが、氷の騎士団長様に胃袋を掴まれ溺愛されています
水凪しおん
BL
「俺はベータだ。けれど、クラウス様の隣に立ちたい」
王城の厨房で働く地味な料理人ルエンは、近衛騎士団長のクラウスに叶わぬ恋をしていた。身分も属性も違う自分には、彼との未来などない。そう諦めかけていたある日、ルエンは「伝説の恵方巻を食べればオメガになれる」という噂を耳にする。
一縷の望みをかけ、ルエンは危険な食材探しの旅へ! しかし、なぜかその旅先にはいつもクラウスの姿があって……?
勘違いから始まる、ベータ料理人×氷の騎士団長の胃袋攻略ラブファンタジー!
氷の騎士と浄化のオメガ~「出来損ない」と追放された僕ですが、最強の騎士団長様に拾われて、運命の番としてとろとろに溺愛されています~
水凪しおん
BL
「お前のような出来損ないは、我が家の恥だ!」
公爵家の不義の子として生まれ、フェロモンも弱く「出来損ないのオメガ」と虐げられてきたユキ。
18歳の誕生日に濡れ衣を着せられ、真冬の夜、着の身着のままで実家を追放されてしまう。
行き倒れかけたユキを救ったのは、隣国の英雄であり、冷徹無比と恐れられる『氷の騎士団長』レオンハルトだった。
「行く当てがないなら、俺のところへ来い。お前を保護する」
最強の騎士様に拾われたユキだったが、彼を待っていたのは冷遇……ではなく、とろとろに甘やかされる溺愛生活!?
しかも、ただの「出来損ない」だと思っていたユキには、国を救い、レオンハルトの「呪い」を解く『聖なる浄化の力』が秘められていて……?
【不器用で一途な最強騎士団長(α) × 健気で料理上手な追放令息(Ω)】
どん底から始まる、運命の救済シンデレラ・オメガバース。
もふもふ聖獣も一緒です!
虐げられΩは冷酷公爵に買われるが、実は最強の浄化能力者で運命の番でした
水凪しおん
BL
貧しい村で育った隠れオメガのリアム。彼の運命は、冷酷無比と噂される『銀薔薇の公爵』アシュレイと出会ったことで、激しく動き出す。
強大な魔力の呪いに苦しむ公爵にとって、リアムの持つ不思議な『浄化』の力は唯一の希望だった。道具として屋敷に囚われたリアムだったが、氷の仮面に隠された公爵の孤独と優しさに触れるうち、抗いがたい絆が芽生え始める。
「お前は、俺だけのものだ」
これは、身分も性も、運命さえも乗り越えていく、不器用で一途な二人の成り上がりロマンス。惹かれ合う魂が、やがて世界の理をも変える奇跡を紡ぎ出す――。
新年に余り物でおせちを作ったら、冷酷と噂の騎士団長様に「運命の番」だと求婚されました
水凪しおん
BL
料理人だった俺が転生したのは、男性オメガというだけで家族に虐げられる不遇の青年カイ。
新年くらいはと前世の記憶を頼りに作ったのは、この世界にはない『おせち料理』だった。
それを偶然口にしたのは、氷のように冷酷と噂される最強の騎士団長リアム。
「お前は俺の運命の番だ」
彼の屋敷に保護され、俺の作る料理が彼の心を溶かしていく。
不器用で、だけどまっすぐな愛情を注いでくれる彼と、美味しい料理で紡ぐ、甘くて温かい異世界スローライフ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる