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第14話「通じ合う心」
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英雄の記録を読み終えたカイルの目の前で、広間の床の一部がせり上がり、一つの台座が現れた。しかし、その上には何も置かれていない。
『二つ目の遺物を手にするには、「互いへの強い信頼の証」をここに示せ』
台座に刻まれた文字が、カイルに最後の試練を突きつけた。
「互いへの信頼の証……?」
カイルは戸惑った。レイルはここにいない。どうやって二人で信頼の証を示せというのだろうか。
途方に暮れかけたその時、カイルは胸のペンダントに目をやった。これは、レイルの魔力の一部であり、自分との絆の証だ。
(もしかしたら……)
カイルはペンダントをぎゅっと握りしめ、目を閉じた。そして、心の底からレイルに呼びかける。
――レイルさん、聞こえますか? 俺は、あなたを信じています。あなたの苦しみも、孤独も、全部俺が受け止めます。だから、あなたも俺を信じてください。
その想いが通じたのか、ペンダントがひときわ強く、温かい光を放った。
カイルは、そのペンダントを握ったままの右手を、そっと台座の上に置いた。
***
その頃、魔の森の城では、レイルが玉座で静かに目を閉じていた。カイルが遺跡に入ってから、彼は意識を集中させ、ペンダントを通じて微かに彼の様子を感じ取ろうとしていた。
すると、突然、カイルからの強い想いが流れ込んできた。それは、何の疑いもない、絶対的な信頼の念。
レイルの胸が熱くなる。
――ああ、聞こえている。信じるとも。お前以外の誰を信じろというのだ、カイル。
レイルもまた、城にいながらにして、カイルへと強い信頼の念を送る。疑うことなど、微塵もなかった。カイルは、必ずやり遂げて戻ってくる。彼は、自分の唯一の光なのだから。
***
遺跡の広間で、カイルが手を置いた台座が、まばゆい光に包まれた。
そして光が収まった時、台座の上には一つの古びた羅針盤が置かれていた。それが、二つ目の遺物「忘却の遺跡の羅針盤」だった。
「……やった」
カイルは安堵のため息をつき、羅針盤を手に取った。
一人で来たはずのこの場所で、確かにレイルと共に試練を乗り越えた。距離は離れていても、二人の心は固く結ばれている。
カイルとレイルは、この瞬間、お互いが自分にとって唯一無二の、かけがえのない存在であることを、改めて確信したのだった。
カイルは羅針盤を鞄にしまい、愛しい人が待つ城への帰路を急いだ。
『二つ目の遺物を手にするには、「互いへの強い信頼の証」をここに示せ』
台座に刻まれた文字が、カイルに最後の試練を突きつけた。
「互いへの信頼の証……?」
カイルは戸惑った。レイルはここにいない。どうやって二人で信頼の証を示せというのだろうか。
途方に暮れかけたその時、カイルは胸のペンダントに目をやった。これは、レイルの魔力の一部であり、自分との絆の証だ。
(もしかしたら……)
カイルはペンダントをぎゅっと握りしめ、目を閉じた。そして、心の底からレイルに呼びかける。
――レイルさん、聞こえますか? 俺は、あなたを信じています。あなたの苦しみも、孤独も、全部俺が受け止めます。だから、あなたも俺を信じてください。
その想いが通じたのか、ペンダントがひときわ強く、温かい光を放った。
カイルは、そのペンダントを握ったままの右手を、そっと台座の上に置いた。
***
その頃、魔の森の城では、レイルが玉座で静かに目を閉じていた。カイルが遺跡に入ってから、彼は意識を集中させ、ペンダントを通じて微かに彼の様子を感じ取ろうとしていた。
すると、突然、カイルからの強い想いが流れ込んできた。それは、何の疑いもない、絶対的な信頼の念。
レイルの胸が熱くなる。
――ああ、聞こえている。信じるとも。お前以外の誰を信じろというのだ、カイル。
レイルもまた、城にいながらにして、カイルへと強い信頼の念を送る。疑うことなど、微塵もなかった。カイルは、必ずやり遂げて戻ってくる。彼は、自分の唯一の光なのだから。
***
遺跡の広間で、カイルが手を置いた台座が、まばゆい光に包まれた。
そして光が収まった時、台座の上には一つの古びた羅針盤が置かれていた。それが、二つ目の遺物「忘却の遺跡の羅針盤」だった。
「……やった」
カイルは安堵のため息をつき、羅針盤を手に取った。
一人で来たはずのこの場所で、確かにレイルと共に試練を乗り越えた。距離は離れていても、二人の心は固く結ばれている。
カイルとレイルは、この瞬間、お互いが自分にとって唯一無二の、かけがえのない存在であることを、改めて確信したのだった。
カイルは羅針盤を鞄にしまい、愛しい人が待つ城への帰路を急いだ。
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