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第3話「熊の腕の中の温もり」
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カイに力を貸してほしいと言われた日から、僕の生活は一変した。
朝、カイが淹れてくれる少し苦い薬草茶で目を覚ますと、彼と一緒に畑へ向かう。最初は遠巻きに見ていた領民たちも、僕の力で畑が日に日に豊かになっていく様を目の当たりにして、少しずつ心を開いてくれるようになった。
「エリアス様、こっちの芋にも力を!」
「見てください、こんなに大きなトマトができました!」
子供たちは僕の後ろをカルガモの雛のようについて歩き、女性たちは採れたての野菜を使った温かい料理を差し入れてくれる。無骨な男たちも、僕に会うとにかっと笑って、大きな手で僕の頭をわしわしと撫でていくようになった。
「皆さん、やめてください。くすぐったいです」
口ではそう言いながらも、僕の頬が緩んでいるのを自覚していた。王宮では決して得られなかった、素朴で温かい人々の繋がり。それは、僕が心の奥底でずっと求めていたものなのかもしれない。
僕の【緑の手】は、この痩せた土地でこそ、真価を発揮するようだった。ただ作物を大きくするだけでなく、味も栄養価も格段に向上させた。初めて食べた真っ赤なトマトの、太陽を凝縮したような甘酸っぱさ。ほくほくと湯気の立つジャガイモの、どこまでも優しい味わい。領民たちの食卓は豊かになり、人々の顔には活気が戻ってきた。
「本当に、あんたはすごいな」
ある日の夕暮れ。畑仕事を終え、二人で並んで館へ戻る途中、カイがぽつりと言った。彼の横顔が、夕日に染まって赤く見えた。
「すごくなんかないです。僕にできるのは、このくらいのことだけですから」
「このくらい、か。俺たちにとっては、天からの恵みだ」
カイはそう言うと、ごつごつとした大きな手で、僕の頭を優しく撫でた。領民たちがするのとは違う、どこかぎこちなくて、でも、とても大切なものに触れるかのような手つき。その温かさに、心臓がきゅっと音を立てた。
『どうしてだろう。この人に触れられると、胸が苦しくなる』
彼が僕に向ける眼差しは、日に日に熱を帯びていくように感じられた。無骨なアルファである彼は、貴族のように甘い言葉を囁いたりはしない。けれど、僕が少しでも重いものを持とうとするとさっと横から取り上げてくれたり、僕が寒そうにしていると自分の上着を黙って肩にかけてくれたりした。
その不器用な優しさが、僕の心を少しずつ、確実に溶かしていく。
ある夜、僕はひどい悪夢にうなされた。
追放された日の記憶だ。アランの冷たい瞳、リオルの嘲笑、貴族たちの侮蔑の視線。
『役立たず』
『地味な能力』
『お前など、いらない』
罵声が頭の中でこだまする。息が苦しくなって、僕は喘ぎながら目を覚ました。冷や汗で寝間着がじっとりと濡れている。心臓が早鐘のように鳴り響き、暗闇が恐ろしくてたまらなかった。
『怖い。一人は、嫌だ』
気づけば、僕は部屋を飛び出していた。震える足で向かったのは、カイの部屋だった。こんな夜更けに、領主の部屋を訪ねるなど正気の沙汰ではない。けれど、僕にはもう、どうすることもできなかった。
ドアを叩く勇気もなく、ただその前でうずくまっていると、内側から静かにドアが開いた。
「……エリアス?」
眠そうな目をこすりながら出てきたカイは、僕の姿を見て目を見開いた。
「どうした。顔色が悪いぞ」
「……すみません。起こしてしまって……」
「そんなことはどうでもいい。何かあったのか」
彼の声は、心配の色を隠そうともしていなかった。その優しさに触れた途端、僕の中で張り詰めていた糸がぷつりと切れた。堪えきれなくなった涙が、頬を伝って次々と零れ落ちる。
「う……あ……っ」
言葉にならない嗚咽が、喉から漏れた。怖い、と。寂しい、と。子供のように泣きじゃくる僕を、カイは何も言わずに、その太い腕で抱きしめてくれた。
熊のように大きな彼の体は、驚くほど温かかった。たくましい胸板に顔をうずめると、彼の心臓がとくん、とくん、と力強く、そして穏やかに脈打っているのが伝わってくる。そのリズムが、僕のパニックになった心を不思議と落ち着かせてくれた。
「……怖い夢を、見たんです」
しゃくりあげながら、僕はぽつりぽつりと話し始めた。王都でのこと、追放された日のこと。今まで誰にも話せなかった、心の奥底にしまい込んでいた痛みを、全て吐き出した。
カイは、ただ黙って僕の話を聞いていた。時折、僕の背中をあやすように、大きな手で優しく撫でてくれる。その温もりが、僕のささくれだった心をじんわりと癒していく。
「……もう、大丈夫だ」
僕が泣き止むのを待って、カイが静かに言った。
「あんたは、もう一人じゃない。ここがあんたの居場所だ。俺がいる。みんながいる」
顔を上げると、月明かりに照らされた彼の金色の瞳が、真っ直ぐに僕を見つめていた。その瞳には、疑いようのない深い愛情が宿っていた。
「あいつらのことなんざ、忘れろ。あいつらは、あんたの価値が分からなかっただけだ。あんたは、ダイヤモンドの原石だったんだ。泥に汚れて、誰も気づかなかっただけでな」
「カイ……」
「俺が見つけただろ。だから、もう何も心配するな」
力強い、けれど決して乱暴ではない腕が、僕をさらに強く抱きしめる。彼の匂い――森と、土と、太陽の匂いが、僕を優しく包み込んだ。それは、僕が今まで嗅いだどんな香水よりも、心を安らかにしてくれる香りだった。
アルファのフェロモン。
けれど、それは威圧的なものではなく、オメガである僕を守り、慈しむような、穏やかで力強い香り。
この腕の中にいると、世界中のどんな脅威からも守られているような気がした。王宮でのきらびやかだが虚ろな日々よりも、この無骨で温かい腕の中の方が、ずっとずっと安心できる。
『ああ、僕はずっと、こんな温もりが欲しかったんだ』
涙で濡れた頬を、カイの無骨な指がそっと拭う。その不器用な手つきが、たまらなく愛おしい。
「今夜は、俺の部屋で寝ろ。一人じゃ、また怖い夢を見るかもしれん」
カイはそう言うと、僕を軽々と横抱きにした。驚いて彼の首にしがみつくと、彼は少しだけ笑ったような気がした。
彼のベッドは、僕の部屋のものよりずっと大きくて、少し硬かった。同じ毛布にくるまると、すぐ隣に彼の体温を感じる。心臓が、また少しだけ速く脈打った。けれど、それは恐怖からくるものではなく、温かい、甘いときめきだった。
「おやすみ、エリアス」
耳元で囁かれた低い声に、僕はこくりとうなずく。
その夜、僕は久しぶりに、何の悪夢も見ることなく、朝まで深く眠ることができた。熊のように大きなアルファの、温かい腕の中で。
朝、カイが淹れてくれる少し苦い薬草茶で目を覚ますと、彼と一緒に畑へ向かう。最初は遠巻きに見ていた領民たちも、僕の力で畑が日に日に豊かになっていく様を目の当たりにして、少しずつ心を開いてくれるようになった。
「エリアス様、こっちの芋にも力を!」
「見てください、こんなに大きなトマトができました!」
子供たちは僕の後ろをカルガモの雛のようについて歩き、女性たちは採れたての野菜を使った温かい料理を差し入れてくれる。無骨な男たちも、僕に会うとにかっと笑って、大きな手で僕の頭をわしわしと撫でていくようになった。
「皆さん、やめてください。くすぐったいです」
口ではそう言いながらも、僕の頬が緩んでいるのを自覚していた。王宮では決して得られなかった、素朴で温かい人々の繋がり。それは、僕が心の奥底でずっと求めていたものなのかもしれない。
僕の【緑の手】は、この痩せた土地でこそ、真価を発揮するようだった。ただ作物を大きくするだけでなく、味も栄養価も格段に向上させた。初めて食べた真っ赤なトマトの、太陽を凝縮したような甘酸っぱさ。ほくほくと湯気の立つジャガイモの、どこまでも優しい味わい。領民たちの食卓は豊かになり、人々の顔には活気が戻ってきた。
「本当に、あんたはすごいな」
ある日の夕暮れ。畑仕事を終え、二人で並んで館へ戻る途中、カイがぽつりと言った。彼の横顔が、夕日に染まって赤く見えた。
「すごくなんかないです。僕にできるのは、このくらいのことだけですから」
「このくらい、か。俺たちにとっては、天からの恵みだ」
カイはそう言うと、ごつごつとした大きな手で、僕の頭を優しく撫でた。領民たちがするのとは違う、どこかぎこちなくて、でも、とても大切なものに触れるかのような手つき。その温かさに、心臓がきゅっと音を立てた。
『どうしてだろう。この人に触れられると、胸が苦しくなる』
彼が僕に向ける眼差しは、日に日に熱を帯びていくように感じられた。無骨なアルファである彼は、貴族のように甘い言葉を囁いたりはしない。けれど、僕が少しでも重いものを持とうとするとさっと横から取り上げてくれたり、僕が寒そうにしていると自分の上着を黙って肩にかけてくれたりした。
その不器用な優しさが、僕の心を少しずつ、確実に溶かしていく。
ある夜、僕はひどい悪夢にうなされた。
追放された日の記憶だ。アランの冷たい瞳、リオルの嘲笑、貴族たちの侮蔑の視線。
『役立たず』
『地味な能力』
『お前など、いらない』
罵声が頭の中でこだまする。息が苦しくなって、僕は喘ぎながら目を覚ました。冷や汗で寝間着がじっとりと濡れている。心臓が早鐘のように鳴り響き、暗闇が恐ろしくてたまらなかった。
『怖い。一人は、嫌だ』
気づけば、僕は部屋を飛び出していた。震える足で向かったのは、カイの部屋だった。こんな夜更けに、領主の部屋を訪ねるなど正気の沙汰ではない。けれど、僕にはもう、どうすることもできなかった。
ドアを叩く勇気もなく、ただその前でうずくまっていると、内側から静かにドアが開いた。
「……エリアス?」
眠そうな目をこすりながら出てきたカイは、僕の姿を見て目を見開いた。
「どうした。顔色が悪いぞ」
「……すみません。起こしてしまって……」
「そんなことはどうでもいい。何かあったのか」
彼の声は、心配の色を隠そうともしていなかった。その優しさに触れた途端、僕の中で張り詰めていた糸がぷつりと切れた。堪えきれなくなった涙が、頬を伝って次々と零れ落ちる。
「う……あ……っ」
言葉にならない嗚咽が、喉から漏れた。怖い、と。寂しい、と。子供のように泣きじゃくる僕を、カイは何も言わずに、その太い腕で抱きしめてくれた。
熊のように大きな彼の体は、驚くほど温かかった。たくましい胸板に顔をうずめると、彼の心臓がとくん、とくん、と力強く、そして穏やかに脈打っているのが伝わってくる。そのリズムが、僕のパニックになった心を不思議と落ち着かせてくれた。
「……怖い夢を、見たんです」
しゃくりあげながら、僕はぽつりぽつりと話し始めた。王都でのこと、追放された日のこと。今まで誰にも話せなかった、心の奥底にしまい込んでいた痛みを、全て吐き出した。
カイは、ただ黙って僕の話を聞いていた。時折、僕の背中をあやすように、大きな手で優しく撫でてくれる。その温もりが、僕のささくれだった心をじんわりと癒していく。
「……もう、大丈夫だ」
僕が泣き止むのを待って、カイが静かに言った。
「あんたは、もう一人じゃない。ここがあんたの居場所だ。俺がいる。みんながいる」
顔を上げると、月明かりに照らされた彼の金色の瞳が、真っ直ぐに僕を見つめていた。その瞳には、疑いようのない深い愛情が宿っていた。
「あいつらのことなんざ、忘れろ。あいつらは、あんたの価値が分からなかっただけだ。あんたは、ダイヤモンドの原石だったんだ。泥に汚れて、誰も気づかなかっただけでな」
「カイ……」
「俺が見つけただろ。だから、もう何も心配するな」
力強い、けれど決して乱暴ではない腕が、僕をさらに強く抱きしめる。彼の匂い――森と、土と、太陽の匂いが、僕を優しく包み込んだ。それは、僕が今まで嗅いだどんな香水よりも、心を安らかにしてくれる香りだった。
アルファのフェロモン。
けれど、それは威圧的なものではなく、オメガである僕を守り、慈しむような、穏やかで力強い香り。
この腕の中にいると、世界中のどんな脅威からも守られているような気がした。王宮でのきらびやかだが虚ろな日々よりも、この無骨で温かい腕の中の方が、ずっとずっと安心できる。
『ああ、僕はずっと、こんな温もりが欲しかったんだ』
涙で濡れた頬を、カイの無骨な指がそっと拭う。その不器用な手つきが、たまらなく愛おしい。
「今夜は、俺の部屋で寝ろ。一人じゃ、また怖い夢を見るかもしれん」
カイはそう言うと、僕を軽々と横抱きにした。驚いて彼の首にしがみつくと、彼は少しだけ笑ったような気がした。
彼のベッドは、僕の部屋のものよりずっと大きくて、少し硬かった。同じ毛布にくるまると、すぐ隣に彼の体温を感じる。心臓が、また少しだけ速く脈打った。けれど、それは恐怖からくるものではなく、温かい、甘いときめきだった。
「おやすみ、エリアス」
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