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第1話「生贄と極寒の石床」
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足元から伝わる冷気が、薄い靴底を通して骨の髄まで染みてくる。
人間界と魔界を隔てる巨大な門が、重苦しい音を立てて私の背後で閉ざされた。
二度と開くことのない絶望の音だ。
私はリノ。生贄としてこの地に送られた、役立たずのオメガだ。
薄暗い回廊はどこまでも続き、天井は闇に溶け込んで見えないほど高い。
壁には松明が等間隔に並んでいるが、その炎は青白く、温かさよりも寒々しさを助長していた。
案内役の魔物もおらず、ただ「進め」とだけ書かれた羊皮紙を握りしめ、私は震える足で歩を進める。
怖い。
当然だ。これから私は、血も涙もないと噂される魔王ザルドリスの餌食になるのだから。
村の人々は言った。
お前のようなオメガは、せめて魔王の腹を満たす肉として役に立て、と。
家族ですら、私を見る目は冷ややかだった。
社会の最底辺として扱われるオメガにとって、生贄という結末は、ある意味で逃れられない運命だったのかもしれない。
けれど、本能が叫んでいる。
生きたい、と。
そしてそれ以上に、今の私の頭を占めているのは別の感情だった。
寒い。
とにかく寒いのだ。
この城は石造りで、断熱という概念が完全に欠落している。
隙間風が容赦なく吹き抜け、着ている粗末な麻の服では体温が奪われる一方だった。
歩き続けてどれくらい経っただろうか。
不意に視界が開けた。
そこは、おそらく謁見の間へと続く広大なホールだった。
だが、誰一人いない。
静寂だけが支配するその空間に、ぽつんと玉座のようなものが置かれているのが遠くに見える。
私はさらに歩いた。
すると、横手に鉄格子のはまった部屋が見えた。
牢屋だ。
直感が告げる。ここが私の「部屋」なのだと。
鉄格子の扉は半開きになっており、中には古びたベッド――いや、ただの木の台と、薄汚れた布切れが一枚あるだけだった。
私は吸い込まれるようにその中に入った。
ここで魔王を待つのが、生贄の作法なのだろうか。
それにしても。
「……寒すぎる」
私は思わずつぶやいた。
ガタガタと歯が鳴る。
恐怖による震えなのか、寒さによる震えなのか、もう区別がつかない。
その時だった。
私の中で、何かが「プチン」と弾ける音がした。
限界を超えたストレスと、生存本能の暴走。
オメガ特有の生理現象である「巣作り本能」が、かつてない勢いで鎌首をもたげたのだ。
普段なら、発情期の前や精神的に不安定な時にしか現れない衝動。
身の回りを自分の匂いのするもので満たし、安全で快適な空間を作りたいという、あの抗いがたい欲求。
それが、生命の危機という極限状態で爆発した。
私は弾かれたように顔を上げた。
視界の色が変わる。
先ほどまで「恐怖の対象」だった風景が、「素材の宝庫」に見え始めたのだ。
まず、この石床。硬くて冷たくて、絶対に許せない。
私は部屋の隅に放り出されていた麻袋に目をつけた。
持参した荷物ではない。誰かが置き忘れたようなゴミ同然の袋だ。
中を見ると、何かの梱包に使われていたらしい藁のような緩衝材が入っている。
「使える」
私は無意識に動いていた。
ポケットから、肌身離さず持っていた商売道具を取り出す。
小さな裁縫セットだ。
針と糸、そして小さなハサミ。
これだけは、何があっても手放せなかった。
私は麻袋をハサミで切り開き、一枚の大きな布にした。
そして、その上に藁を均等に敷き詰める。
足りない。
圧倒的に材料が足りない。
視線を巡らせると、鉄格子の外、廊下の隅に古びたカーテンのようなものが打ち捨てられているのが見えた。
埃まみれで薄汚れているが、生地自体はベルベットのような厚みがある。
私は迷わず牢屋を飛び出し、そのカーテンを引きずり込んだ。
パンパン、と埃を払う。
舞い上がった埃にむせながらも、手は止まらない。
カーテンを適切な大きさに裁断し、先ほどの麻袋と縫い合わせる。
針を動かす速度は、自分でも驚くほど速かった。
チクチク、チクチク。
一定のリズムで針を刺し、糸を引く感触が、荒ぶる心をなだめていく。
縫い目は正確で、狂いがない。
藁を詰め込み、空気をふくませるように整え、口を閉じる。
あっという間に、即席のマットレスが完成した。
木の台の上にそれを敷く。
まだだ。
これだけでは冷気を遮断できない。
私は自分の着ている上着の裾に目をやった。
裏地に使われている古布。これも使える。
私は上着の一部を解体し、小さな枕カバーを縫い上げた。中身は、残った藁と、カーテンの端切れを細かく刻んだものだ。
「……よし」
完成した寝床を前に、私は満足感に包まれた。
殺風景で冷酷な牢屋の中に、そこだけ異質な空間が生まれていた。
薄汚れていたはずの素材が、私の手によってふっくらとした寝床に生まれ変わっている。
私は恐る恐る、その上に身を横たえた。
「あ……」
温かい。
石の冷たさが遮断され、藁の素朴な香りと、わずかに残るベルベットの手触りが体を包む。
緊張の糸が切れ、強烈な睡魔が襲ってきた。
魔王が来たらどうしよう、という恐怖は、巣の完成度への満足感の前に霞んでいく。
私は体を丸め、自分で作った巣の温もりに顔を埋めた。
意識が遠のく直前、廊下の奥から重たい足音が近づいてくるのが聞こえた気がしたが、今の私にはどうすることもできない。
私は深い眠りの底へと落ちていった。
***
魔王ザルドリスは、不機嫌を絵に描いたような顔で回廊を歩いていた。
今日もまた、人間界からくだらない貢ぎ物が届いたとの報告を受けたからだ。
生贄。
そんな前時代的な風習を、未だに人間たちは続けている。
こちらが要求した覚えなど一度もないというのに、彼らは勝手に恐怖し、勝手に生贄を送りつけ、勝手に「これで平和が保たれる」と安堵する。
実に不愉快だ。
どうせまた、泣き叫ぶか、気絶しているか、あるいは恨み言を喚き散らす人間がいるだけだろう。
適当に脅して追い返すか、城の下働きとしてこき使うか。
どちらにせよ、面倒な仕事が増えたことには変わりない。
ザルドリスは溜息をつき、生贄が収容されているはずの牢屋へと向かった。
牢屋の前まで来た時、彼は足を止めた。
違和感があった。
いつもなら漂ってくるはずの、湿ったカビの臭いや、人間の放つ恐怖の臭いがない。
代わりに、どこか懐かしいような、干し草と……不思議な甘い香りが漂っている。
そして何より、静かだった。
泣き声も、物音もしない。
死んだか?
ザルドリスは眉間にしわを寄せ、鉄格子の隙間から中を覗き込んだ。
「……なんだ、これは」
思わず低い声が漏れた。
そこにあるはずの硬い木の寝台の上には、見たこともないふっくらとした物体が鎮座していた。
継ぎ接ぎだらけだが、妙に丁寧に作られたクッションのようなもの。
その中心に、小さな何かが丸まっている。
羊のようなふわふわとした髪の毛が見えた。
人間だ。
だが、その様子は「生贄」という言葉から連想されるものとは程遠かった。
規則正しい寝息を立て、幸せそうに熟睡しているのだ。
しかも、その顔は枕のようなものに埋もれており、実に見事な「巣」の一部と化している。
ザルドリスは呆気にとられた。
ここは魔王城の地下牢だぞ?
極寒で、じめじめしていて、絶望を味わうための場所だぞ?
それなのに、この空間だけ、まるで春の陽だまりのような空気を醸し出している。
「……おい」
ザルドリスは声をかけた。
起きない。
「おい、人間」
鉄格子を軽く叩く。
それでも起きない。
むしろ、寝心地良さそうに「んぅ……」と寝返りを打ち、さらに深くクッションに顔をうずめただけだった。
ザルドリスは額を押さえた。
頭痛がする。
数日前から続いている不眠のせいもあるが、目の前の状況が理解不能すぎて脳が処理を拒否しているのだ。
だが、その時。
彼の中で、ある感情が芽生えた。
怒りでも、呆れでもない。
羨望だ。
あのクッション。あの柔らかそうな寝床。
一目見ただけで分かる。あれは、絶対に寝心地が良い。
連日の激務で凝り固まったザルドリスの背中が、悲鳴を上げている。
あそこで眠れば、この慢性的な肩こりも解消されるのではないか?
そんな馬鹿げた思考が頭をよぎり、ザルドリスは激しく首を振った。
「何を考えている」
自分は魔王だ。
人間がゴミで作った寝床などに興味を持つなど、あってはならない。
彼はマントを翻し、その場を立ち去ろうとした。
しかし、数歩歩いて、また戻ってきた。
どうしても、気になる。
あのオメガから漂う香りと、あの完璧な巣のフォルムが、本能レベルでザルドリスを引き止めるのだ。
「……明日だ。明日、目が覚めたら尋問してやる」
誰に言い訳するでもなくそうつぶやき、ザルドリスはその場を後にした。
しかし、その夜。
玉座で仮眠を取ろうとしたザルドリスの脳裏には、あの幸せそうな寝顔と、ふかふかのクッションが焼き付いて離れなかった。
人間界と魔界を隔てる巨大な門が、重苦しい音を立てて私の背後で閉ざされた。
二度と開くことのない絶望の音だ。
私はリノ。生贄としてこの地に送られた、役立たずのオメガだ。
薄暗い回廊はどこまでも続き、天井は闇に溶け込んで見えないほど高い。
壁には松明が等間隔に並んでいるが、その炎は青白く、温かさよりも寒々しさを助長していた。
案内役の魔物もおらず、ただ「進め」とだけ書かれた羊皮紙を握りしめ、私は震える足で歩を進める。
怖い。
当然だ。これから私は、血も涙もないと噂される魔王ザルドリスの餌食になるのだから。
村の人々は言った。
お前のようなオメガは、せめて魔王の腹を満たす肉として役に立て、と。
家族ですら、私を見る目は冷ややかだった。
社会の最底辺として扱われるオメガにとって、生贄という結末は、ある意味で逃れられない運命だったのかもしれない。
けれど、本能が叫んでいる。
生きたい、と。
そしてそれ以上に、今の私の頭を占めているのは別の感情だった。
寒い。
とにかく寒いのだ。
この城は石造りで、断熱という概念が完全に欠落している。
隙間風が容赦なく吹き抜け、着ている粗末な麻の服では体温が奪われる一方だった。
歩き続けてどれくらい経っただろうか。
不意に視界が開けた。
そこは、おそらく謁見の間へと続く広大なホールだった。
だが、誰一人いない。
静寂だけが支配するその空間に、ぽつんと玉座のようなものが置かれているのが遠くに見える。
私はさらに歩いた。
すると、横手に鉄格子のはまった部屋が見えた。
牢屋だ。
直感が告げる。ここが私の「部屋」なのだと。
鉄格子の扉は半開きになっており、中には古びたベッド――いや、ただの木の台と、薄汚れた布切れが一枚あるだけだった。
私は吸い込まれるようにその中に入った。
ここで魔王を待つのが、生贄の作法なのだろうか。
それにしても。
「……寒すぎる」
私は思わずつぶやいた。
ガタガタと歯が鳴る。
恐怖による震えなのか、寒さによる震えなのか、もう区別がつかない。
その時だった。
私の中で、何かが「プチン」と弾ける音がした。
限界を超えたストレスと、生存本能の暴走。
オメガ特有の生理現象である「巣作り本能」が、かつてない勢いで鎌首をもたげたのだ。
普段なら、発情期の前や精神的に不安定な時にしか現れない衝動。
身の回りを自分の匂いのするもので満たし、安全で快適な空間を作りたいという、あの抗いがたい欲求。
それが、生命の危機という極限状態で爆発した。
私は弾かれたように顔を上げた。
視界の色が変わる。
先ほどまで「恐怖の対象」だった風景が、「素材の宝庫」に見え始めたのだ。
まず、この石床。硬くて冷たくて、絶対に許せない。
私は部屋の隅に放り出されていた麻袋に目をつけた。
持参した荷物ではない。誰かが置き忘れたようなゴミ同然の袋だ。
中を見ると、何かの梱包に使われていたらしい藁のような緩衝材が入っている。
「使える」
私は無意識に動いていた。
ポケットから、肌身離さず持っていた商売道具を取り出す。
小さな裁縫セットだ。
針と糸、そして小さなハサミ。
これだけは、何があっても手放せなかった。
私は麻袋をハサミで切り開き、一枚の大きな布にした。
そして、その上に藁を均等に敷き詰める。
足りない。
圧倒的に材料が足りない。
視線を巡らせると、鉄格子の外、廊下の隅に古びたカーテンのようなものが打ち捨てられているのが見えた。
埃まみれで薄汚れているが、生地自体はベルベットのような厚みがある。
私は迷わず牢屋を飛び出し、そのカーテンを引きずり込んだ。
パンパン、と埃を払う。
舞い上がった埃にむせながらも、手は止まらない。
カーテンを適切な大きさに裁断し、先ほどの麻袋と縫い合わせる。
針を動かす速度は、自分でも驚くほど速かった。
チクチク、チクチク。
一定のリズムで針を刺し、糸を引く感触が、荒ぶる心をなだめていく。
縫い目は正確で、狂いがない。
藁を詰め込み、空気をふくませるように整え、口を閉じる。
あっという間に、即席のマットレスが完成した。
木の台の上にそれを敷く。
まだだ。
これだけでは冷気を遮断できない。
私は自分の着ている上着の裾に目をやった。
裏地に使われている古布。これも使える。
私は上着の一部を解体し、小さな枕カバーを縫い上げた。中身は、残った藁と、カーテンの端切れを細かく刻んだものだ。
「……よし」
完成した寝床を前に、私は満足感に包まれた。
殺風景で冷酷な牢屋の中に、そこだけ異質な空間が生まれていた。
薄汚れていたはずの素材が、私の手によってふっくらとした寝床に生まれ変わっている。
私は恐る恐る、その上に身を横たえた。
「あ……」
温かい。
石の冷たさが遮断され、藁の素朴な香りと、わずかに残るベルベットの手触りが体を包む。
緊張の糸が切れ、強烈な睡魔が襲ってきた。
魔王が来たらどうしよう、という恐怖は、巣の完成度への満足感の前に霞んでいく。
私は体を丸め、自分で作った巣の温もりに顔を埋めた。
意識が遠のく直前、廊下の奥から重たい足音が近づいてくるのが聞こえた気がしたが、今の私にはどうすることもできない。
私は深い眠りの底へと落ちていった。
***
魔王ザルドリスは、不機嫌を絵に描いたような顔で回廊を歩いていた。
今日もまた、人間界からくだらない貢ぎ物が届いたとの報告を受けたからだ。
生贄。
そんな前時代的な風習を、未だに人間たちは続けている。
こちらが要求した覚えなど一度もないというのに、彼らは勝手に恐怖し、勝手に生贄を送りつけ、勝手に「これで平和が保たれる」と安堵する。
実に不愉快だ。
どうせまた、泣き叫ぶか、気絶しているか、あるいは恨み言を喚き散らす人間がいるだけだろう。
適当に脅して追い返すか、城の下働きとしてこき使うか。
どちらにせよ、面倒な仕事が増えたことには変わりない。
ザルドリスは溜息をつき、生贄が収容されているはずの牢屋へと向かった。
牢屋の前まで来た時、彼は足を止めた。
違和感があった。
いつもなら漂ってくるはずの、湿ったカビの臭いや、人間の放つ恐怖の臭いがない。
代わりに、どこか懐かしいような、干し草と……不思議な甘い香りが漂っている。
そして何より、静かだった。
泣き声も、物音もしない。
死んだか?
ザルドリスは眉間にしわを寄せ、鉄格子の隙間から中を覗き込んだ。
「……なんだ、これは」
思わず低い声が漏れた。
そこにあるはずの硬い木の寝台の上には、見たこともないふっくらとした物体が鎮座していた。
継ぎ接ぎだらけだが、妙に丁寧に作られたクッションのようなもの。
その中心に、小さな何かが丸まっている。
羊のようなふわふわとした髪の毛が見えた。
人間だ。
だが、その様子は「生贄」という言葉から連想されるものとは程遠かった。
規則正しい寝息を立て、幸せそうに熟睡しているのだ。
しかも、その顔は枕のようなものに埋もれており、実に見事な「巣」の一部と化している。
ザルドリスは呆気にとられた。
ここは魔王城の地下牢だぞ?
極寒で、じめじめしていて、絶望を味わうための場所だぞ?
それなのに、この空間だけ、まるで春の陽だまりのような空気を醸し出している。
「……おい」
ザルドリスは声をかけた。
起きない。
「おい、人間」
鉄格子を軽く叩く。
それでも起きない。
むしろ、寝心地良さそうに「んぅ……」と寝返りを打ち、さらに深くクッションに顔をうずめただけだった。
ザルドリスは額を押さえた。
頭痛がする。
数日前から続いている不眠のせいもあるが、目の前の状況が理解不能すぎて脳が処理を拒否しているのだ。
だが、その時。
彼の中で、ある感情が芽生えた。
怒りでも、呆れでもない。
羨望だ。
あのクッション。あの柔らかそうな寝床。
一目見ただけで分かる。あれは、絶対に寝心地が良い。
連日の激務で凝り固まったザルドリスの背中が、悲鳴を上げている。
あそこで眠れば、この慢性的な肩こりも解消されるのではないか?
そんな馬鹿げた思考が頭をよぎり、ザルドリスは激しく首を振った。
「何を考えている」
自分は魔王だ。
人間がゴミで作った寝床などに興味を持つなど、あってはならない。
彼はマントを翻し、その場を立ち去ろうとした。
しかし、数歩歩いて、また戻ってきた。
どうしても、気になる。
あのオメガから漂う香りと、あの完璧な巣のフォルムが、本能レベルでザルドリスを引き止めるのだ。
「……明日だ。明日、目が覚めたら尋問してやる」
誰に言い訳するでもなくそうつぶやき、ザルドリスはその場を後にした。
しかし、その夜。
玉座で仮眠を取ろうとしたザルドリスの脳裏には、あの幸せそうな寝顔と、ふかふかのクッションが焼き付いて離れなかった。
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