幸せな空

ベル

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ソウルメイト

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「さぁ、そしたらそろそろお開きにしましょうか。由佳子、今からあなたの人生の振り返りをしなければね」


そう言って祖母が言い、報告会はお開きになった。


それぞれが自分の場所へと戻っていく。また会いたい時は、念じればいつでも仲間とは会えるのだ。



人生の振り返り。

この世界に帰ってきたら、必ず行わなければいけない事。


そして、これがとてつもなく辛い事であるのは、私は感覚で覚えている。



「由佳子、少しだけ辛いかもしれないけれど、大事な事だから。何度も転生しているあなたなら、辛さも大切さも分かるでしょう?」



心配そうに見つめる祖母の顔が、ふっとお爺さんの顔に変化して見えた。


そして、思い出す。

前世で、私と祖母は仲のいい恋人同士だった。共に人生を歩み、生きてきた。


そして、次は孫と祖母として生まれ変わったのだ。

いわゆるソウルメイトだ。


この世界では、「愛しい」「好き」という感情はあるが、恋愛感情ではなく、どちらかというと慈悲に近い。


親子のような、それ以上に強い絆がお互いにある。


人間として生きていた頃はお互いに恋愛感情を持っていたとしても、この世界ではその感情は無い。


そうは言っても、とても大切な存在であることには変わりないので、この世で再会できた時は言いようがないほど喜びの感情が溢れ出す。


前世で恋人や夫婦だったからと言って、生まれ変わってまた恋愛感情を持つかといえばそうではないのだ。


しかし、人として生きていく中で必ず大切な存在として人生に大きく影響を及ぼす。

それがソウルメイトだ。


そのソウルメイトも、祖母以外でも今現在人間として生きている者もいれば、転生の途中の者もいて、一人だけがソウルメイトではない。



「では由佳子さん、そろそろ振り返りの時間としてもよろしいでしょうか?」



ずっと遠くで見つめていた光が、ふっと私の側にやってきた。



「はい。お願いします」



私は祖母と別れを告げ、別の場所へと再び歩き出した。




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