【R-18? いえ、純愛です】金髪ロリ美少女に生まれ変わった親友がピュアすぎて困ってます。

ポークピッツ

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学校 Day 1

第1話 主人公 中野慧という人

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7月上旬のある日。 14:20頃にそれは起こった。







英知中等学校・高等学校の高校2年B組は「中野慧(ナカノ ケイ)」のクラスだ。

(公立の中高一貫校。 田舎で、広範囲から生徒が集まる)



今日のB組の5限目は男女合同の外体育だ。
普段はもちろん男女別なのだが、今日は女子の担当教員が出張らしい。


合同とは言っても、一緒に何かするわけではない。

男子はグラウンド中央で陸上。
女子はグラウンド端のコートでフットサルだ。







慧はホッと胸をなでおろす。




慧は運動が苦手で当然陸上も嫌いだったが、なによりも男女合同のドッチボールが大嫌いだった。


慧は、痛い、怖い、そもそも人にモノを投げるなんて野蛮だといった理由からドッチボールが嫌いで、

「今日なんかしたいことある?」という教員の問いに、毎回馬鹿みたいに「どっちぼーる」って言うバカが大嫌いだった。

「イヤ、バトミントンにしよう」とか大声で言えたらいいのだが、メンタル的に無理だ。


こういうやつ、クラスにだいたい7人はいただろう。慧はそのうちの一人だ。





何よりも男女合同という言葉が嫌いだった。










別に女子が嫌いというわけじゃない。 

でも、なんかダメなんだ。



上手く接することができない。 

中学の時から女子とはほとんど話していない。



普通に女子は可愛いと思う。

けど、好きな子ができたことはない。



まぁ、コミュ障なんだろうな。



男子の半分くらいは大丈夫だけど、普段は一人の親友としか話さない。
 
噂で聞いたけどホモ説が流れているそうだ。


彼のことは好きだけど、ホモっていうのは違うなぁ。






なんで仲良くできないのかな。

女子達にチラチラ見られることがあるけど、あれは陰口なのかな。


別に外見にコンプレックスとかは感じてないんだけどな。
逆に、自分でいうことじゃないけど、見た目は悪くないと思うんだ。


身長178㎝ 体重62㎏  
筋肉はないけど、スラっとしている。
顔もそんなに悪くはないと思う。 
体臭だって気にしてるし、清潔感もあると思う。
あと、オタクでもない。 





んー。 やっぱり気持ちの問題なのかな。



 









「はい、次。 中田」

そんなことを考えているうちに、ハードル走の順番が近づいている。
走るだけでも嫌なのに、障害物まで置くなんて、ひどい。


まだ授業が始まって15分ほどしか経っていない。













長いなぁー













しかも、7月なのに肌寒い。

男女共に上は長袖ジャージ、下は半ズボンスタイルも多い。




雲一つない快晴なのに。











順番が回ってきた。



















それと同時に辺りが真っ白になった。
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