変化

五月雨 櫂

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―変化後 下―

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―変化後 下―

 尊さんにイジメられているうちに僕は自分から快楽を求める、もっとして欲しいと
 ねだる程の淫乱に堕ちていた。
 「んはっ、じゃあ入れるね?」
 と言って尊さんはニヤニヤと嬉しそうにしながら僕のナカに入れてきた。
「アッ、んはっ、ひろがっ、てっ、くっ…」
尊さんの大きいナで広がっていく感覚が身体中に伝わって電流が走るような快感が訪れ僕は思わずナカをキュウっと締め付けてしまった。
「ハァっ、うっあっ…要のナカすっごい締め付け…あったかい…」
「あぁっ、んっ、あっ、みごとさんっ、の…、すごくイイっ」
「かなめっ、動かしてもいい?」
「うんっ、はやくっぁ、うっ、うごかひぇ…」
「ん、じゃあ…動かすよっ?はっんっ、ああっイイ、んんっ」
「ふぁあっ…、なかでうごいてるっ…」
「はぁぁっ…、要のナカ凄くいいよっ…。もっと激しく動かすよ?」
「アッ、んんぁっ…みことふぁんのがおくにはいってくゅ…」
「んぁ、いいよ…かなめっ、すごい締め付けてくるっ…」
「ねぇ、んんっ、みっ、みことさぁん。もう…ぼくイっ、イきそう…」
「ん、うんっ、はっ、俺もでそうっ…。カナメのナカに出してもいい?」
「うんっ、みごっ、と、さっ、んのぼくっ、にくだはぃっ…」
「んっ、いいこっ、じゃあナカにっ、してあげるっ…」
「ふぁっ、んっ、あっっ、もうぼくっ、でっ、そうっ…」
「んっ、はっ、俺もでそうっ…。カナメのナカに出すね?」
「は、ぁっ、んんぁっ、でちゃうっ…」
尊さんはイった後僕を抱きしめてくれた。そして僕はそれに身を委ねた。こんな充実感が満たされる感覚に陥ったのは生まれて初めてのことだった。なぜだか涙が出てきた。
僕は泣きながら彼の身体に強くしがみついた。すると彼はクスッと笑いながら僕をさらに優しく包み込んでくれた。とても暖かい。それは単に体温の話ではなく、心のあ暖かさだ。その温かさに触れ、僕は彼と一緒に居たいと思った。それは依存に近いものかもしれない。もう僕は尊さんなしでは耐えられない体に変化してしまったのだ。
 「ねぇ、尊さん。僕…これからもずっと尊さんと一緒に居たい…。」
すると彼は驚き、瞳を震わせうろたえる素振りをしながら頷いた。
 「うんっ。これからずっと一緒に居よう。」
と言いながらまた僕を包み込んでくれた。前よりも強い力で。彼の大きな体に顔を埋めていたため表情は見えなかったが彼の声音は少し震えていたような気がした。また僕の髪の毛に雫が落ちたような感覚があったから彼も泣いていたのかもしれない。
 気が付くと外から雀の鳴き声が聞こえてきて目が覚めた。どうやら僕も彼もしばらくそのまま寝てしまっていたらしい。僕の横を見ると彼がスヤスヤと眠っていた。
寝顔はとても幼い顔であのドSな感じは一切感じなかった。純粋にかわいいと思った。
僕は上体を起こした状態から再び横になり彼にハグをした。
 「好きだよ。尊さん。」
そういってから僕は二度寝をした。




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