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第17章 カセイダード本星の女王様
108 女王様からの質問 2 カセイダード王国の未来
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21日目(8月21日(月)) AM 11:10 朝
(2日に一度の会議: 偶数日の予定、本日はなし。
一番権利者: 冬香。)
◇
トイレ休憩後のお茶会では、オルア、真々美、冬香の3人がボクを弁護するために、ボクのおかげで助かった話や、ボクとの時間がいかに有意義な時間であるかについて、熱弁してくれた。
サア女王
「アリムさんは転生を重ねることで得た人生経験や教訓が活かされているということですね。
それだけに、チータマルム星では苦労をされたのでしょうね。
人間を連続して4回目の魂は輝きが違いますから、どこに行っても嫌われて、のけ者にされたり、いじめられたりしたのではありませんか?」
アリム
「おっしゃる通りです。
でも、いまは、オルア、真々美、冬香に愛されてしあわせです。
なんと、絵美さんにまで好きと言ってもらえましたから。」
サア女王
「真々美さん、冬香さん、オルアさんは、人間を連続して2回目以上の魂ですから、アリムさんをねたんだりすることは無いでしょう。
一生というか、3つ先の来世まで大事にして欲しい御縁ですね。」
アリム
「はい、ボクの宝物です。」
サア女王
「では、つぎの質問です。
2.カセイダード王国について
2-1 チータマルム支国は、どうなったか? そもそも存在したのか?
2-2 カセイダード本星の未来は? 滅びていないか?」
アリム
「ボクの記憶では、チータマルム支国は聞いたことが有りません。
ただ、ナームの話では、カセイダード星人にチータマルム星ごと破壊されたそうです。」
サア女王
「なんですって、どういうことですか?」
サア女王は、ボクを見た後で、絵美をにらみつけた。
絵美
「わたしには、真々美がいるチータマルム星を破壊する理由がありません。」
アリム
「えっ? どういうことですか?」
サア女王
「チータマルム星の伍姫が、大国一つを消滅できるミサイルの発射権限を持っていることは知っていますか?」
アリム
「いいえ、初耳です。」
真々美
「サア様、アリムは伍姫の権限のことは知らないのです。
というか教えていません。」
サア女王
「そうですか。
では、知ってもらいましょう。
伍姫は理性を求められる代わりに、さまざまな恩恵と権限、そして、責任を持っています。
カセイダード本星の伍姫は、大国一つではなく、人が住む星1つを消滅できるミサイルの発射権限を持っています。
だから、経緯を教えてください。
なにが起こったのか?
アリムさんが知っている限りのすべてを話してください。
その前に、ミミー 午後の予定は、どうなっていますか?」
ミミー
「キャンセルなどの心配は不要です。
女王様とわたしたちはチータマルム星を監査することに専念する予定になっています。
大変遅くなりましたが、モンテハート大公爵の反乱について徹底的に調査するという名目です。
つまり、ご満足いくまで、アリムさんに質問できます。」
サア女王
「さすがは、ミミーですね。
ありがとうございます。」
ミミー
「いえ、事前に、絵美、リリー、シドニー、美々と相談して決めたのです。」
サア女王
「絵美、ミミー、リリー、シドニー、美々、 ありがとうございます。
あなたたちを伍姫に選んだ私の目と鼻と直感を、誉めてあげたい気持ちでいっぱいです。」
ミミー
「それは、またの機会にお願いします。
アリムさんは、ずーっと緊張されていますので、いつか気を失ってしまわれるかもしれません。
それと、盗聴対策のために、一度、通信を切って、つなぎ直すことを推奨します。」
サア女王
「では、今すぐ切って、すぐに接続お願いします。」
ミミー
「では、絵美さんたち、一度通信を切ります。
そのまま、お待ちください。」
◇
すぐに通信が再開した。
ミミー
「絵美、聞こえますか?」
絵美
「えっ? 絵美は、とっても美しくて可愛いって?
照れるわあ。」
ミミー
「わたしの方が可愛いって言って欲しいわね。」
絵美
「うーん、ミミーは私の次に可愛いわ。」
ミミー
「ありがとう。」
サア女王
「では、アリムさん、続きをお願いします。
おや、わけがわからないよ って、表情ですね。
今のミミーと絵美の会話は、合言葉のようなものですよ。
山!
川!
を発展させたような合言葉が、いまのふたりの会話です。」
アリム
「へー、盗聴対策はバッチリですね。」
サア女王
「まあ、ここまでしないと安心できませんからね。
さて、チータマルム星になにが起こったのか?
くわしくお願いします。」
アリム
「ナームが言うにはですね。
チータマルム星では、性病が蔓延したそうです。」
サア女王
「病名を覚えていますか?」
アリム
「性病の名前は、ビシュアムとビウレです。」
The names of the sexually transmitted diseases are Vishum and Biure.
サア女王
「リリー? 冬香さん、聞いたことが有りますか?」
リリー
「いいえ、初耳です。」
冬香
「いいえ、ありません。」
サア女王
「ふたりが知らないとなると・・・
アリムさん、どのような症状ですか?」
アリム
「ビシュアムは、免疫力がなくなる病気です。
ビウレは、ビシュアムが強力になったもので、免疫力だけでなく、生命力も無くなっていくそうです。
気力または体力のどちらかが無くなってから、もう片方もなくなるそうです。」
リリー
「という症状から判断すると・・・」
冬香
「そうですね。
チータマルムの名称とはちがいますが、似たようなものがあります。」
サア女王
「この2つは治療できたのですか?」
アリム
「ビシュアムは、白石という医師が神から治療法を教わったとして、世界中に広めました。
しかし、これが良くなかったそうです。」
サア女王
「のど元過ぎれば熱さ忘れるですね。」
アリム
「そうです。
ビウレが流行して蔓延したとき、白石という医師に神のお告げは来なかったそうです。」
サア女王
「もしかして、その医師は亡くなったのですか?」
アリム
「金儲けのために治療法を隠そうとしているのだろうと、拷問の末にいなくなったそうです。」
サア女王
「お悔やみ申し上げます。
そして、どうなりましたか?」
アリム
「カセイダード星、おそらく、本星から薬を提供するという提案があったそうです。
対価は、チータマルム星でもっとも素敵な女性が片道切符でカセイダード星に留学するという条件でした。 選ばれた女性がナームの2つ前の前世である神原真由美さんです。」
サア女王
「シドニー?
該当する留学生の記録は有りますか?」
シドニー
「ございません。」
美々
「あっ、もしかして。
でも、それは。
いえ、気のせいかもしれません。」
サア女王
「アリムさんの知っている歴史とはちがうのかもしれませんね。」
アリム
「いいえ、同じはずです。
カセイダード星が倒したボンバード星を、ご存じですよね。」
サア女王
「ボンバード星ですか?」
ミミー、シドニー、美々、
絵美、真々美、オルア
の表情がけわしくなった。
理系のリリーと冬香は、なんのことか分からなかった。
21日目(8月21日(月)) AM 11:30 朝
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サア女王
「アリムさんは転生を重ねることで得た人生経験や教訓が活かされているということですね。
それだけに、チータマルム星では苦労をされたのでしょうね。
人間を連続して4回目の魂は輝きが違いますから、どこに行っても嫌われて、のけ者にされたり、いじめられたりしたのではありませんか?」
アリム
「おっしゃる通りです。
でも、いまは、オルア、真々美、冬香に愛されてしあわせです。
なんと、絵美さんにまで好きと言ってもらえましたから。」
サア女王
「真々美さん、冬香さん、オルアさんは、人間を連続して2回目以上の魂ですから、アリムさんをねたんだりすることは無いでしょう。
一生というか、3つ先の来世まで大事にして欲しい御縁ですね。」
アリム
「はい、ボクの宝物です。」
サア女王
「では、つぎの質問です。
2.カセイダード王国について
2-1 チータマルム支国は、どうなったか? そもそも存在したのか?
2-2 カセイダード本星の未来は? 滅びていないか?」
アリム
「ボクの記憶では、チータマルム支国は聞いたことが有りません。
ただ、ナームの話では、カセイダード星人にチータマルム星ごと破壊されたそうです。」
サア女王
「なんですって、どういうことですか?」
サア女王は、ボクを見た後で、絵美をにらみつけた。
絵美
「わたしには、真々美がいるチータマルム星を破壊する理由がありません。」
アリム
「えっ? どういうことですか?」
サア女王
「チータマルム星の伍姫が、大国一つを消滅できるミサイルの発射権限を持っていることは知っていますか?」
アリム
「いいえ、初耳です。」
真々美
「サア様、アリムは伍姫の権限のことは知らないのです。
というか教えていません。」
サア女王
「そうですか。
では、知ってもらいましょう。
伍姫は理性を求められる代わりに、さまざまな恩恵と権限、そして、責任を持っています。
カセイダード本星の伍姫は、大国一つではなく、人が住む星1つを消滅できるミサイルの発射権限を持っています。
だから、経緯を教えてください。
なにが起こったのか?
アリムさんが知っている限りのすべてを話してください。
その前に、ミミー 午後の予定は、どうなっていますか?」
ミミー
「キャンセルなどの心配は不要です。
女王様とわたしたちはチータマルム星を監査することに専念する予定になっています。
大変遅くなりましたが、モンテハート大公爵の反乱について徹底的に調査するという名目です。
つまり、ご満足いくまで、アリムさんに質問できます。」
サア女王
「さすがは、ミミーですね。
ありがとうございます。」
ミミー
「いえ、事前に、絵美、リリー、シドニー、美々と相談して決めたのです。」
サア女王
「絵美、ミミー、リリー、シドニー、美々、 ありがとうございます。
あなたたちを伍姫に選んだ私の目と鼻と直感を、誉めてあげたい気持ちでいっぱいです。」
ミミー
「それは、またの機会にお願いします。
アリムさんは、ずーっと緊張されていますので、いつか気を失ってしまわれるかもしれません。
それと、盗聴対策のために、一度、通信を切って、つなぎ直すことを推奨します。」
サア女王
「では、今すぐ切って、すぐに接続お願いします。」
ミミー
「では、絵美さんたち、一度通信を切ります。
そのまま、お待ちください。」
◇
すぐに通信が再開した。
ミミー
「絵美、聞こえますか?」
絵美
「えっ? 絵美は、とっても美しくて可愛いって?
照れるわあ。」
ミミー
「わたしの方が可愛いって言って欲しいわね。」
絵美
「うーん、ミミーは私の次に可愛いわ。」
ミミー
「ありがとう。」
サア女王
「では、アリムさん、続きをお願いします。
おや、わけがわからないよ って、表情ですね。
今のミミーと絵美の会話は、合言葉のようなものですよ。
山!
川!
を発展させたような合言葉が、いまのふたりの会話です。」
アリム
「へー、盗聴対策はバッチリですね。」
サア女王
「まあ、ここまでしないと安心できませんからね。
さて、チータマルム星になにが起こったのか?
くわしくお願いします。」
アリム
「ナームが言うにはですね。
チータマルム星では、性病が蔓延したそうです。」
サア女王
「病名を覚えていますか?」
アリム
「性病の名前は、ビシュアムとビウレです。」
The names of the sexually transmitted diseases are Vishum and Biure.
サア女王
「リリー? 冬香さん、聞いたことが有りますか?」
リリー
「いいえ、初耳です。」
冬香
「いいえ、ありません。」
サア女王
「ふたりが知らないとなると・・・
アリムさん、どのような症状ですか?」
アリム
「ビシュアムは、免疫力がなくなる病気です。
ビウレは、ビシュアムが強力になったもので、免疫力だけでなく、生命力も無くなっていくそうです。
気力または体力のどちらかが無くなってから、もう片方もなくなるそうです。」
リリー
「という症状から判断すると・・・」
冬香
「そうですね。
チータマルムの名称とはちがいますが、似たようなものがあります。」
サア女王
「この2つは治療できたのですか?」
アリム
「ビシュアムは、白石という医師が神から治療法を教わったとして、世界中に広めました。
しかし、これが良くなかったそうです。」
サア女王
「のど元過ぎれば熱さ忘れるですね。」
アリム
「そうです。
ビウレが流行して蔓延したとき、白石という医師に神のお告げは来なかったそうです。」
サア女王
「もしかして、その医師は亡くなったのですか?」
アリム
「金儲けのために治療法を隠そうとしているのだろうと、拷問の末にいなくなったそうです。」
サア女王
「お悔やみ申し上げます。
そして、どうなりましたか?」
アリム
「カセイダード星、おそらく、本星から薬を提供するという提案があったそうです。
対価は、チータマルム星でもっとも素敵な女性が片道切符でカセイダード星に留学するという条件でした。 選ばれた女性がナームの2つ前の前世である神原真由美さんです。」
サア女王
「シドニー?
該当する留学生の記録は有りますか?」
シドニー
「ございません。」
美々
「あっ、もしかして。
でも、それは。
いえ、気のせいかもしれません。」
サア女王
「アリムさんの知っている歴史とはちがうのかもしれませんね。」
アリム
「いいえ、同じはずです。
カセイダード星が倒したボンバード星を、ご存じですよね。」
サア女王
「ボンバード星ですか?」
ミミー、シドニー、美々、
絵美、真々美、オルア
の表情がけわしくなった。
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