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第29章 神々の事情と絵美のタイムリミット
180 容姿の美しさを決定する神様はだれか
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真々美
「容姿の振り分けは、愛と美の女神の担当だと思うのだがな。
純愛と美しさの女神と、愛と美の女神は、どう違うんだ。
もしかして、このふたりはライバル関係で仲が悪いのか?」
シャイア
「いいや、とびきり仲がいいぞ。座る席も、となりだからな。」
絵美
「へー、くわしく聞きたいわ。」
シャイア
「サトス ルウナが神になるための修行で現世に居たときに守護していた神が、イウラ ノータだ。」
オルア
「"One in a hundred beauty as long as you're in my sight. by Satoss Rouna"
「わたしが見ている限り、100人に1人の美しさ。 by サトス ルウナ」
って、ありますけれど、容姿を決めている神がサトス様ですか?
そうなると、イウラ様は容姿には関与されていないのですか?」
シャイア
「うん? 絵美さん。
こちらでは知らされていないのか?」
絵美
「少なくとも、わたしは知らないわ。」
シャイア
「転生のときに割り当てられるルックス、つまり容姿の美しさは、第2神 愛と美の女神 イウラ ノータ の抽選、くじ引きで行われる。
非常に公平な仕組みだな。
と言うわけで、前世の行いが来世で獲得する容姿に影響することはない。」
絵美
「じゃあ、善行を積んだとかは考慮されないのね。」
シャイア
「そうでもないぞ。
神々の誰かに好かれる行動をして天祥またはそれに近い影響度を達成すると、特典がある。
8分の5,6 を達成すると、 10人にひとりの美しい容姿を
8分の7,8 を達成すると、100人にひとりの美しい容姿を
神からサトス様に申請してもらえる。
なんと言っても、サトス様にはイウラ様からの特別割り当て枠があるからな。
先にも言った通り、イウラ様は、ルウナ様と非常に仲がいい。
だから、10人または100人にひとりの美しさを配分する権利の一部を、譲り渡しているんだ。
サトス様の視界に入れてもらえれば、くじ引きを免除で、美しい容姿が手に入るぞ。」
絵美
「そんな抜け道があるのね。」
シャイア
「ただし、会話履歴を隅から隅まで精査されるから厳しい審査になるぞ。」
冬香
「それじゃあ、美しい容姿のひとは、美しいこころを持っていると?
そうは思えないわ。」
シャイア
「もちろんだ。
美しいひとのほとんどは、ノータのくじに当たっただけだからな。
精神修養度については、ランダムでばらつきが多い。
特に、1000人に1人の美しい容姿の者は疑った方がいいぞ。」
続きを聞こうとして、みんなが静まり返った。
シャイア
「そして、イウラのくじに当たって、運よく美しい容姿を手に入れた場合は、どう書かれているかというと・・・」
アリム
「One in a thousand beauty for a lifetime. by iura nota
生涯において千人に一人の美しさ。 by イウラ ノータ
ですよね。」
シャイア
「その通りだ。
誰かから聞いたか?」
オルア
「ナームさんでしょ。」
オルアは、「またか?」と不機嫌そうだった。
アリム
「そうだよ。 今生でも数回、見たことがあるよ。
ボクとは合わない人種だから、最大限気を遣ってチヤホヤするように気を付けている。」
オルア
「ワタシもチヤホヤされたい。」
アリム
「ボクの恋愛対象”外”になりたいときは、言ってね。」
オルア
「チヤホヤしないで。」
アリム
「では、今まで通りで。」
アリムも機嫌が悪そうだ。
シャイア
「アリムさん、嫌なことを思い出させてしまったな。
容姿にデータ量を割き過ぎて、精神修養度などの他パラメータが落ちてしまうんだ。
男風情が群がるから努力しなくなって、早く枯れてしまう花のようなものだ。
だから、人生の相手に選ぶなら、100人に1人程度の容姿で、化粧しない女性をお薦めする。
この場にいる7人の女性、私を入れて良いなら8人の女性が非常に優良物件だ。」
絵美、真々美、冬香、オルア、シュウピン、メラニィ、セーラ こころの声
『正しい判断が出来るひとね。』x7
シャイア
「すこし考えれば分かることだが、美しい容姿に生まれても今生限りで、来世は不細工だと悲しくなるだろう?」
冬香
「考えただけで悲しくなるわね。」
シャイア
「という訳で、今生で美しい容姿を得た魂が進むべき道は2つだ。
どこかの神の天祥を目指して、努力するか?
それとも、今生限りと割り切って、楽しく過ごすか?」
オルア
「わたしは努力するわ。
そして、来世もアリムと幸せに暮らす。」
シャイア
「その意気だ。
がんばってくれ。」
つづく
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「容姿の振り分けは、愛と美の女神の担当だと思うのだがな。
純愛と美しさの女神と、愛と美の女神は、どう違うんだ。
もしかして、このふたりはライバル関係で仲が悪いのか?」
シャイア
「いいや、とびきり仲がいいぞ。座る席も、となりだからな。」
絵美
「へー、くわしく聞きたいわ。」
シャイア
「サトス ルウナが神になるための修行で現世に居たときに守護していた神が、イウラ ノータだ。」
オルア
「"One in a hundred beauty as long as you're in my sight. by Satoss Rouna"
「わたしが見ている限り、100人に1人の美しさ。 by サトス ルウナ」
って、ありますけれど、容姿を決めている神がサトス様ですか?
そうなると、イウラ様は容姿には関与されていないのですか?」
シャイア
「うん? 絵美さん。
こちらでは知らされていないのか?」
絵美
「少なくとも、わたしは知らないわ。」
シャイア
「転生のときに割り当てられるルックス、つまり容姿の美しさは、第2神 愛と美の女神 イウラ ノータ の抽選、くじ引きで行われる。
非常に公平な仕組みだな。
と言うわけで、前世の行いが来世で獲得する容姿に影響することはない。」
絵美
「じゃあ、善行を積んだとかは考慮されないのね。」
シャイア
「そうでもないぞ。
神々の誰かに好かれる行動をして天祥またはそれに近い影響度を達成すると、特典がある。
8分の5,6 を達成すると、 10人にひとりの美しい容姿を
8分の7,8 を達成すると、100人にひとりの美しい容姿を
神からサトス様に申請してもらえる。
なんと言っても、サトス様にはイウラ様からの特別割り当て枠があるからな。
先にも言った通り、イウラ様は、ルウナ様と非常に仲がいい。
だから、10人または100人にひとりの美しさを配分する権利の一部を、譲り渡しているんだ。
サトス様の視界に入れてもらえれば、くじ引きを免除で、美しい容姿が手に入るぞ。」
絵美
「そんな抜け道があるのね。」
シャイア
「ただし、会話履歴を隅から隅まで精査されるから厳しい審査になるぞ。」
冬香
「それじゃあ、美しい容姿のひとは、美しいこころを持っていると?
そうは思えないわ。」
シャイア
「もちろんだ。
美しいひとのほとんどは、ノータのくじに当たっただけだからな。
精神修養度については、ランダムでばらつきが多い。
特に、1000人に1人の美しい容姿の者は疑った方がいいぞ。」
続きを聞こうとして、みんなが静まり返った。
シャイア
「そして、イウラのくじに当たって、運よく美しい容姿を手に入れた場合は、どう書かれているかというと・・・」
アリム
「One in a thousand beauty for a lifetime. by iura nota
生涯において千人に一人の美しさ。 by イウラ ノータ
ですよね。」
シャイア
「その通りだ。
誰かから聞いたか?」
オルア
「ナームさんでしょ。」
オルアは、「またか?」と不機嫌そうだった。
アリム
「そうだよ。 今生でも数回、見たことがあるよ。
ボクとは合わない人種だから、最大限気を遣ってチヤホヤするように気を付けている。」
オルア
「ワタシもチヤホヤされたい。」
アリム
「ボクの恋愛対象”外”になりたいときは、言ってね。」
オルア
「チヤホヤしないで。」
アリム
「では、今まで通りで。」
アリムも機嫌が悪そうだ。
シャイア
「アリムさん、嫌なことを思い出させてしまったな。
容姿にデータ量を割き過ぎて、精神修養度などの他パラメータが落ちてしまうんだ。
男風情が群がるから努力しなくなって、早く枯れてしまう花のようなものだ。
だから、人生の相手に選ぶなら、100人に1人程度の容姿で、化粧しない女性をお薦めする。
この場にいる7人の女性、私を入れて良いなら8人の女性が非常に優良物件だ。」
絵美、真々美、冬香、オルア、シュウピン、メラニィ、セーラ こころの声
『正しい判断が出来るひとね。』x7
シャイア
「すこし考えれば分かることだが、美しい容姿に生まれても今生限りで、来世は不細工だと悲しくなるだろう?」
冬香
「考えただけで悲しくなるわね。」
シャイア
「という訳で、今生で美しい容姿を得た魂が進むべき道は2つだ。
どこかの神の天祥を目指して、努力するか?
それとも、今生限りと割り切って、楽しく過ごすか?」
オルア
「わたしは努力するわ。
そして、来世もアリムと幸せに暮らす。」
シャイア
「その意気だ。
がんばってくれ。」
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