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26. ガイの番
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ガイは成人の儀を済ませるとすぐに、竜人族長に連れられて竜人族の住む世界に向かった。
「ガイ様、何してるの?」
竜人族の子供たちがガイの周りに集まってきた。
「いや、俺も変化出来ないかなと思って変化の練習をしてたんだ」
竜人族は小さな子供のうちから変化の練習をして、空を飛ぶ訓練をするのであった。
「あっ、俺の背中見て!昨日の変化の練習中に翼だけ出せるようになったんだ!」
小さな男の子は上着を脱ぎ捨ててう~んと唸ると、ポン!と背中から小さな翼が飛び出てきた。
他の子供たちが「おぉ~!」とその子を尊敬の眼差しで見ていると、ガイはその子の翼にそっと触れた。
「なぁ、翼を出す時、何を考えてるんだ?魔力を背中に集めたりするのか?」
男の子は、う~んと首を傾げて考えてからガイを見上げた。
「魔力を集めるとか難しいことはわかんないけど、空を気持ちよく飛んでる自分が頭に浮かんでる」
「なるほど……空を飛ぶイメージか……」
「違うよ。飛べるってわかってるから、頭の中で飛んでるんだ。想像じゃなくて、飛ぶんだよ」
(何か俺、こんな小さな子供に諭されてる……。『飛べる』って思うんじゃなくて『飛んでる』んだな。さすが聖地にいる子供たちだよ。本能で自分が欲しい未来を引き寄せる方法を知ってる……)
子供たちとガヤガヤしていると、曾祖父がガイを迎えにきた。
「ガイ、ヴァンパイア国から客人が来ておるから、儂の曾孫自慢をさせてくれんかの~」
ガイが曾祖父に連れられて客人がいる部屋へ入ると、フワッと甘い香りがしてガイの心拍数が急上昇した。
「ガイ、紹介しよう。ヴァンパイア国のシルバーズ侯爵とその孫のシルビア嬢だ」
「初めまして……ガイ・メイナード・ガーラです」
ガイは急に胸が苦しくなり、胸元をぐっと抑えて冷や汗を流しながらなんとか挨拶をしたが、曾祖父はガイの様子に気が付くと、すぐにガイを別室に連れて行った。
曾祖父の侍従が持ってきた抑制剤を飲み、少し横になっていると胸の苦しみも大分治まってきた。
「ガイ、薬を飲んだからもう大丈夫じゃ。抑え込まなくていい。……あの子がお主の番じゃな?」
「……多分そうだと思う。だけどこの感情を抑えないと、父のようになってしまうんじゃないかって……」
「そうじゃな、昔は抑制剤も無かったからの……。それにお前の父親には番への感情を抑える方法を教えることも出来んかったから、番を物のように扱ってしまった……」
「曾祖父様、番への感情は抑えることが出来るんですか?」
「あぁ、出来る。番への感情の根っこは『執着』だ。一目見た時から魅了されて執着して依存する。厄介な呪に近いんじゃ。だが自分の一生で何よりも大切な存在となる尊いものでもある。だから本能のままに感情を野放しにせず、番の存在を尊重して行動するんじゃ。番はお前の『物』ではないという思いが感情の暴走を止める留め具となる」
「そういうことか……。曾祖父様ありがとうございます。今日は無理ですが、明日再度ご挨拶させてください」
「あぁ、今日はこのまま休みなさい。眠れないとは思うがのぉ。フォッフォッフォ、若いというのはいいのぉ~」
竜人族長は曾孫の番が見つかったことを喜びながら部屋を出て行った。
そして次の日、ガイが緊張しながらシルバーズ侯爵とその孫がくつろいでいるテラスへ入ると、孫娘のシルビアは真っ赤な顔でガイを見つめた。
「シルバーズ侯爵、シルビア嬢、昨日は大変失礼いたしました」
ガイが頭を下げようとすると、侯爵は「話は聞いているよ」とウィンクした。
「うちの孫も、君が番だとわかったようだよ。二人とも番が見つかって良かった。早速、族長と今後の話をしなくてはならないから、私は席を外すとしよう。ガイ君、孫を頼むよ」
シルバーズ侯爵は、ガイの肩をポンと叩くと、ガイの耳元でそっと囁いた。
「婚姻式をするまでは、手を出すんじゃないぞ」
ガイは、ニヤリと笑った侯爵に、冷たい汗が背中に流れるのを感じたのであった……。
♢*♢*♢*♢*♢*
ガイが竜人族の世界に行ってから数週間後、王宮にガイから急ぎの連絡が入った。
「えぇっ~!一週間後にガイが番を連れてくるって!?」
「すでに向こうで婚約したらしい。最短で婚姻式をあげたいから国王に日程を相談したいってことだが……」
「ガイ様、良かったですわね!どんな方なのかしら?」
「ヴァンパイア国の侯爵家のお孫さんだそうだ」
「「ヴァンパイア国?」」
「王立図書館で魔の森について調べていた時、禁書にあったヴァンパイア国についての記載を読んだことがあったが、彼らは魔の森の魔王から独立して国を興したと書いてあった。ヴァンパイア族は、銀髪に紺色の瞳を持つとあったが……」
レイがそう言うと、部屋にいた全員がクリスティーナをガン見した。
「あっ……、私も同じ色ですわね。お母様のご実家もこの色を持つ方が多かったですわね……」
ギルバートは何かを思いついたように腕を組むと、クリスティーナをじっと見つめた。
「もしかしたら、この世界と竜人族の世界はパラレルワールドの関係なのかもしれないな?この世界にも竜人族が住む世界にも魔の森が存在してて同じような過去がある。時間軸と何かがずれているだけで同じ世界なのかもしれない……と、俺の中で仮説がたった」
レイは「なるほど……」と足を組みなおしてソファの背にもたれた。
「確かに、その仮説はあり得るな。ギル、ガイとクリスの3人で異空間についての研究をしてみるのも面白いかもしれないぞ。ギルとクリスが竜の滝で魔力を吸い上げる理由もわかるかもしれない」
クリスティーナとギルバートは、竜の滝側へ魔法訓練に行く度に、なぜか消耗した魔力がすぐに補充されるのであった。
「あれはどういう理由なのか分からなかったけど、もしかしたら私達の血のルーツに関わりがあるのかもしれませんわね……」
3人はそれぞれに無言で思考していたが、レイがハッと思い出したように口をひらいた。
「おっと、ガイの話からそれてしまったが、国王が張切って婚約披露を企画しているんだ。急だが、来月の大夜会でガイの婚約を発表することになったから二人とも参加してほしい」
「来月の大夜会って、国王様のお誕生日を祝う会でしたわね。お兄様はローラ様をエスコートされるんですわね。私は……」
クリスティーナがチラッとこちらを見たことに気がついたレイは、クリスの手を取り優しく髪にに口づけた。
「クリスは私がエスコートするよ。ドレスはもう注文してあるから出来上がったら届けるよ」
(えぇ~~~!ちょっと、レイ様!いきなり甘いのは、おやめください~~~!)
クリスティーナは、顔を真っ赤に染めてソファに倒れこんだ……と思ったら気絶していたのであった……。
♢*♢*♢*♢*♢*
ガイから番を連れて王宮に戻ったと連絡が入ったが、婚約披露や婚姻式の準備に忙しく、番を連れたガイに会えるのは大夜会の当日となった。
「クリス、準備は出来た?」母がクリスティーナの部屋に侍女を連れて入ってきた。
「お母様!」
「素敵なドレスね!さすがレイ様、クリスのことを良く見てるわ。貴方にとっても良く似合ってる……」
レイから送られたドレスは銀色の光沢のある生地で作られたシンプルなオフショルダーのドレスだった。レイから送られたドレスの箱を開けたクリスティーナは、ドレスにレイの色が使われていないことがショックで崩れ落ちそうになったが、一緒に届いた装飾品と靴はばっちりレイの色だった。
ドレスと同素材で作られた靴にはシルバー地に金色の糸で刺繍が施され、装飾品は鮮やかな『紅色の石(魔石)』の付いたチョーカーとイヤリングだった。
「ありがとうございます、お母様。でもドレスにはレイ様の色が入っていませんでした……」
「えっ、クリス、貴方気が付いていなかったの?そのドレス、光に当たると金色に輝いているわよ?」
「えっ!」クリスは窓際に走り寄るとドレスを広げてグルっと回ってみた。するとドレスは光に反射して金色に輝いて見えたのであった。
「お、おがあさまぁ~~~。私、レイ様から、レイ様色のドレスを貰えました~~~」
「クリス、泣いちゃダメよ!化粧が落ちるわ!!!」
クリスティーナが大泣きして床に座り込みそうになるところを、侍女達がサッと椅子に座らせ、崩れた化粧を直し始めた。
「クリス、レイ様は間違いなく、クリスに心が傾き始めていると思うわよ。彼に自覚が無いとしてもね。お母様の感はよく当たるのよ」
フフフっと笑いながら、サラは娘を優しく抱きしめた。
「ガイ様、何してるの?」
竜人族の子供たちがガイの周りに集まってきた。
「いや、俺も変化出来ないかなと思って変化の練習をしてたんだ」
竜人族は小さな子供のうちから変化の練習をして、空を飛ぶ訓練をするのであった。
「あっ、俺の背中見て!昨日の変化の練習中に翼だけ出せるようになったんだ!」
小さな男の子は上着を脱ぎ捨ててう~んと唸ると、ポン!と背中から小さな翼が飛び出てきた。
他の子供たちが「おぉ~!」とその子を尊敬の眼差しで見ていると、ガイはその子の翼にそっと触れた。
「なぁ、翼を出す時、何を考えてるんだ?魔力を背中に集めたりするのか?」
男の子は、う~んと首を傾げて考えてからガイを見上げた。
「魔力を集めるとか難しいことはわかんないけど、空を気持ちよく飛んでる自分が頭に浮かんでる」
「なるほど……空を飛ぶイメージか……」
「違うよ。飛べるってわかってるから、頭の中で飛んでるんだ。想像じゃなくて、飛ぶんだよ」
(何か俺、こんな小さな子供に諭されてる……。『飛べる』って思うんじゃなくて『飛んでる』んだな。さすが聖地にいる子供たちだよ。本能で自分が欲しい未来を引き寄せる方法を知ってる……)
子供たちとガヤガヤしていると、曾祖父がガイを迎えにきた。
「ガイ、ヴァンパイア国から客人が来ておるから、儂の曾孫自慢をさせてくれんかの~」
ガイが曾祖父に連れられて客人がいる部屋へ入ると、フワッと甘い香りがしてガイの心拍数が急上昇した。
「ガイ、紹介しよう。ヴァンパイア国のシルバーズ侯爵とその孫のシルビア嬢だ」
「初めまして……ガイ・メイナード・ガーラです」
ガイは急に胸が苦しくなり、胸元をぐっと抑えて冷や汗を流しながらなんとか挨拶をしたが、曾祖父はガイの様子に気が付くと、すぐにガイを別室に連れて行った。
曾祖父の侍従が持ってきた抑制剤を飲み、少し横になっていると胸の苦しみも大分治まってきた。
「ガイ、薬を飲んだからもう大丈夫じゃ。抑え込まなくていい。……あの子がお主の番じゃな?」
「……多分そうだと思う。だけどこの感情を抑えないと、父のようになってしまうんじゃないかって……」
「そうじゃな、昔は抑制剤も無かったからの……。それにお前の父親には番への感情を抑える方法を教えることも出来んかったから、番を物のように扱ってしまった……」
「曾祖父様、番への感情は抑えることが出来るんですか?」
「あぁ、出来る。番への感情の根っこは『執着』だ。一目見た時から魅了されて執着して依存する。厄介な呪に近いんじゃ。だが自分の一生で何よりも大切な存在となる尊いものでもある。だから本能のままに感情を野放しにせず、番の存在を尊重して行動するんじゃ。番はお前の『物』ではないという思いが感情の暴走を止める留め具となる」
「そういうことか……。曾祖父様ありがとうございます。今日は無理ですが、明日再度ご挨拶させてください」
「あぁ、今日はこのまま休みなさい。眠れないとは思うがのぉ。フォッフォッフォ、若いというのはいいのぉ~」
竜人族長は曾孫の番が見つかったことを喜びながら部屋を出て行った。
そして次の日、ガイが緊張しながらシルバーズ侯爵とその孫がくつろいでいるテラスへ入ると、孫娘のシルビアは真っ赤な顔でガイを見つめた。
「シルバーズ侯爵、シルビア嬢、昨日は大変失礼いたしました」
ガイが頭を下げようとすると、侯爵は「話は聞いているよ」とウィンクした。
「うちの孫も、君が番だとわかったようだよ。二人とも番が見つかって良かった。早速、族長と今後の話をしなくてはならないから、私は席を外すとしよう。ガイ君、孫を頼むよ」
シルバーズ侯爵は、ガイの肩をポンと叩くと、ガイの耳元でそっと囁いた。
「婚姻式をするまでは、手を出すんじゃないぞ」
ガイは、ニヤリと笑った侯爵に、冷たい汗が背中に流れるのを感じたのであった……。
♢*♢*♢*♢*♢*
ガイが竜人族の世界に行ってから数週間後、王宮にガイから急ぎの連絡が入った。
「えぇっ~!一週間後にガイが番を連れてくるって!?」
「すでに向こうで婚約したらしい。最短で婚姻式をあげたいから国王に日程を相談したいってことだが……」
「ガイ様、良かったですわね!どんな方なのかしら?」
「ヴァンパイア国の侯爵家のお孫さんだそうだ」
「「ヴァンパイア国?」」
「王立図書館で魔の森について調べていた時、禁書にあったヴァンパイア国についての記載を読んだことがあったが、彼らは魔の森の魔王から独立して国を興したと書いてあった。ヴァンパイア族は、銀髪に紺色の瞳を持つとあったが……」
レイがそう言うと、部屋にいた全員がクリスティーナをガン見した。
「あっ……、私も同じ色ですわね。お母様のご実家もこの色を持つ方が多かったですわね……」
ギルバートは何かを思いついたように腕を組むと、クリスティーナをじっと見つめた。
「もしかしたら、この世界と竜人族の世界はパラレルワールドの関係なのかもしれないな?この世界にも竜人族が住む世界にも魔の森が存在してて同じような過去がある。時間軸と何かがずれているだけで同じ世界なのかもしれない……と、俺の中で仮説がたった」
レイは「なるほど……」と足を組みなおしてソファの背にもたれた。
「確かに、その仮説はあり得るな。ギル、ガイとクリスの3人で異空間についての研究をしてみるのも面白いかもしれないぞ。ギルとクリスが竜の滝で魔力を吸い上げる理由もわかるかもしれない」
クリスティーナとギルバートは、竜の滝側へ魔法訓練に行く度に、なぜか消耗した魔力がすぐに補充されるのであった。
「あれはどういう理由なのか分からなかったけど、もしかしたら私達の血のルーツに関わりがあるのかもしれませんわね……」
3人はそれぞれに無言で思考していたが、レイがハッと思い出したように口をひらいた。
「おっと、ガイの話からそれてしまったが、国王が張切って婚約披露を企画しているんだ。急だが、来月の大夜会でガイの婚約を発表することになったから二人とも参加してほしい」
「来月の大夜会って、国王様のお誕生日を祝う会でしたわね。お兄様はローラ様をエスコートされるんですわね。私は……」
クリスティーナがチラッとこちらを見たことに気がついたレイは、クリスの手を取り優しく髪にに口づけた。
「クリスは私がエスコートするよ。ドレスはもう注文してあるから出来上がったら届けるよ」
(えぇ~~~!ちょっと、レイ様!いきなり甘いのは、おやめください~~~!)
クリスティーナは、顔を真っ赤に染めてソファに倒れこんだ……と思ったら気絶していたのであった……。
♢*♢*♢*♢*♢*
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「クリス、準備は出来た?」母がクリスティーナの部屋に侍女を連れて入ってきた。
「お母様!」
「素敵なドレスね!さすがレイ様、クリスのことを良く見てるわ。貴方にとっても良く似合ってる……」
レイから送られたドレスは銀色の光沢のある生地で作られたシンプルなオフショルダーのドレスだった。レイから送られたドレスの箱を開けたクリスティーナは、ドレスにレイの色が使われていないことがショックで崩れ落ちそうになったが、一緒に届いた装飾品と靴はばっちりレイの色だった。
ドレスと同素材で作られた靴にはシルバー地に金色の糸で刺繍が施され、装飾品は鮮やかな『紅色の石(魔石)』の付いたチョーカーとイヤリングだった。
「ありがとうございます、お母様。でもドレスにはレイ様の色が入っていませんでした……」
「えっ、クリス、貴方気が付いていなかったの?そのドレス、光に当たると金色に輝いているわよ?」
「えっ!」クリスは窓際に走り寄るとドレスを広げてグルっと回ってみた。するとドレスは光に反射して金色に輝いて見えたのであった。
「お、おがあさまぁ~~~。私、レイ様から、レイ様色のドレスを貰えました~~~」
「クリス、泣いちゃダメよ!化粧が落ちるわ!!!」
クリスティーナが大泣きして床に座り込みそうになるところを、侍女達がサッと椅子に座らせ、崩れた化粧を直し始めた。
「クリス、レイ様は間違いなく、クリスに心が傾き始めていると思うわよ。彼に自覚が無いとしてもね。お母様の感はよく当たるのよ」
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