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4:在日特権よりも許せないもの

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 ネット上で10年以上前から『在日特権』なるものの問題が取り上げられています。正式名称ではないのですが、詳しくは検索していただくとして、外国人への過剰優遇により日本が陥る危険性について周知しているZ会(仮)がありました。特に外国人参政権は日本の行く末を外国が左右する事になりかねないと。

 Z会の活動はデモとチラシ配りがメインのようでした。街宣もたまにやっていたかな……ある時、Z会関連の動画を見ていた私の目に、とんでもない光景が飛び込んできました。
 Z会が危険視している外国人参政権を求めるデモの参加者たちを映した動画だったのですが、彼らが持っていた横断幕だか旗だかに、ヘタリアのキャラが使われていたのです!

 ヘタリアの二次創作は商業でなければ基本自由ですが、だからと言ってこんな政治的な事に使われていいのでしょうか。しかも使用しているのは、戦争を美化しているとヘタリアをバッシングしていたのと同じ国の人です。
 怒りのあまり、気付けば勢いでZ会に入っていましたw

 ……はい、入会の動機が不純ですね。日本を守るためではなく、好きな作品を穢された腹いせだったんですからw

 しかし冷静に言うとZ会の活動にはそれほど効果はないんじゃないかと思っていました。デモや街宣は傍から見ていて近寄りがたいですし、主張が正しいか間違っているかすら、大衆にはどうでもいいんじゃないかと。

 何故か? マスコミが報道しないからです。大衆はマスコミが取り上げない事は存在しないと思い込んでいます。そんなに大変な事なら報道しないはずがない、と。
 あるいはレッテルを貼られてしまえば、どんな言葉も届かないでしょうね。これとは別のアプローチの仕方が課題となります。

 ともあれ入会したもののデモや街宣なんてできるわけがなく、とりあえずチラシを制作して登録したり、逆にダウンロードしてポストに投函したくらいです。後に退会しますが、結局私がZ会でできた事は本当に小さな一歩でした。

 私は日本が嫌いだと言っている外国人のために大切な税金を使うのは反対ですが、それ以上に外国に忖度した規制によりヘタリア等大好きな作品が読めなくなるのが許せませんでした。
 現金ですが、国あっての娯楽だと思っているので、そんなものです。

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