22 / 43
第三章 反撃
第二十二話 逆転劇④
「私、リディア・ミルトンは、サレナ王国第一王子であらせられるクレイグ・スペンサー殿下との婚約破棄を申し出ます」
──言った。ついに言った。
私の言葉に、さらにどよめきが広がる会場。そんな中、国王陛下は口を開いた。
「もはや、婚約を続行する術は無いな。リディア嬢のような者を王家へ迎え入れることができなくなるのは無念だが、仕方あるまい。後程詳しい話をするとしよう」
「承知いたしました。その前にもう一つ、発言したいことがございます」
陛下の了承を得てから、私は口を開く。
「殿下と浮気をしていたカミラ・ガルシア侯爵令嬢についてですが」
「カミラに罰を与えるのか!?」
気が立ってカミラ様をファーストネームで呼んだ殿下は、すぐさま陛下の睨みによって黙らせられた。
「ええ、彼女には相応の罰を受けてもらいます。浮気自体は許されませんから。しかし、考慮していただきたいことがあるのです」
私の言葉にカミラ様は首を横に振った。
言わなくて良いという意味だとは分かっている。
しかしこの一週間の彼女の反省と成果を思えば、このまま悪い印象を持たれ続ける必要も無いはずだ。
それに、彼らの悪事は裁かれなければならない。
その際に、カミラ様と彼らの間にあった出来事は世間に伝わるだろう。
「カミラ・ガルシア侯爵令嬢は、この一連の動きを全て自らの意思で行ったわけではありません」
「何……?」
「リディアさん、どういうことかしら?」
国王夫妻は続きを促した。
「以前、私は彼女から相談を受けました。ガルシア侯爵夫妻から、殿下と浮気をするよう命じられ、それに従ってしまったと」
「何だと?」
私の言葉に、会場の目は一斉にガルシア侯爵夫妻へと向けられた。
「リディア嬢はこのように発言しているが……ガルシア侯爵夫妻、説明を求める」
国王陛下がそう言うと、聴衆の中から彼らが出てきた。
「ミルトン侯爵令嬢の発言は真実ではございません」
「そうですわ。私共が娘に浮気を命じたことはございません」
はっきりと否定の意を述べ、余裕綽々とした態度のガルシア侯爵夫妻。
「殿下との浮気を命じられたというのは、全て娘の思い込みですな」
「日頃から他人のせいにしてはいけないと躾をしておりましたのに……」
このようなことをしてしまうなんて、と二人は嘆きの表情を見せた。
浮気を命じた証拠などあるはずがないとたかをくくっている様子の彼ら。
こちらには写真機があるということが何を意味するのか、よく考えていないらしい。
「カミラ様、こちらへ」
そう呼ぶと、彼女はその瞳に一瞬迷いを見せながらも、すぐに意を決して私のもとへやってきた。
「浮気の画策のことを公言してしまってごめんなさい。後で抗議はしっかり聞くつもりだから」
小声で口にすると、カミラ様は微笑んだ。
「良いのよ。リディア様の配慮だということは分かっているわ。それに……さっきの両親の言葉を聞いたら、何だか冷めてきちゃったもの」
彼女は自身の両親を見つめ、どこか吹っ切れた様子で笑った。
「……分かったわ。それじゃあ、始めましょうか」
「ええ、そうね」
私達は真っ直ぐ前を向いた。
「先程の私の発言には、もちろん証拠があります」
そして、ある映像が流れる。
『カミラ、殿下とは順調のようだな。卒業まであと一週間だ。それまでは絶対に周囲にバレないようにな』
『はい、お父様』
『殿下は卒業式の日にミルトン侯爵令嬢に婚約破棄を告げるそうよ』
『そうか。半年以上前から浮気を命じた甲斐があったな。カミラが殿下の婚約者になれば、発言権はさらに強まるだろう』
「なっ……何だ、これは」
「どうしてこの会話が……!」
決定的な証拠映像が流れ、焦り始めるガルシア侯爵夫妻。
「これは、カミラ様から相談を受けたためガルシア侯爵家の調査を彼女にお願いした結果、撮影できたものです」
映像は、さらに続いた。
『ミルトン侯爵令嬢を退けカミラを殿下と結婚させることができれば、王家を意のままに操ることも可能になる』
『勢力拡大と侵略の準備も順調だわ。この前の取引も成功したわよ』
『軍事派を取り込んでおいて正解だったな』
「ちょっと、これって大変なことじゃないの」
「王家を乗っ取るつもりだったのか……!?」
聴衆の中から、批難の声が上がる。
「ま、待ってくれ!これは……っ」
「さらに、カミラ様はガルシア侯爵夫妻と裏社会の繋がりも発見しました」
「これが、その証拠書類です」
徐々に顔色を悪くしていくガルシア侯爵夫妻をよそに私は言葉を続け、カミラ様は手元に諸々の悪事の証拠がまとめられている書類を用意した。
「そんなものは、偽造したものだろう!私達は至って正当な取引を行っている」
「ではガルシア侯爵にお聞きしますが……子爵家や男爵家に対して、不当な金額や物資で取引を行っていますよね?」
「な、何を言っている……!」
自らの計画が次々と崩れていくことに動揺したのか、発した声が震えている。
私はそんな彼に、説明を続けた。
「ガルシア侯爵家と交易を行っている各家について、私が調査を行ったのですが……彼らが王国へ申告している領地の財政状況を考慮すると、ガルシア侯爵家との取引に費やす対価が大き過ぎるのですよ」
サレナ王国では、自らの領地で取れる物資の量や収入・支出といった財政状況、食料事情などを王国に申告するという決まりがある。
王国が一元管理することで、飢饉や経済的不況を防止・打開するような政策が取られているのだ。
当然、ガルシア侯爵家と交易関係にある家も申告対象となっており、記録が残っている。
しかし一部の貴族家では、財政状況から類推すると、ガルシア侯爵家との取引に費やす量が明らかに多かった。
このことは、私が王宮の書庫で『サレナ王国交易記録』を詳細に確認した際に判明したことだ。
「取引相手の方々から、不満の声が寄せられております。中には、脅しを受けたとの報告も」
この会場にも被害に遭っている方がいることは確認済みだ。ガルシア侯爵夫妻に逃げ場は無い。
すると、国王陛下が衛兵に告げた。
「ガルシア侯爵夫妻を連れていけ。後程容疑の確認を行う」
「「はっ!」」
「何をする!」
「ちょっと、私達は悪くないわよ!」
抗議する彼らは国王陛下の一声で衛兵に捕えられ、あっという間に会場の外へと連れ出された。
「このように、カミラ・ガルシア侯爵令嬢は王家の乗っ取りを謀る両親に命じられ、殿下との浮気行為に至りました。最終的に実行に移したのは彼女ですが、その経緯も含めて罰を決めるべきかと。現に、彼女はガルシア侯爵夫妻の悪事を暴くために大きく活躍しました」
「そのようだな。審議の際は加味することとしよう」
「恐れ入ります」
国王陛下の言葉に、カミラ様は深く頭を下げた。
「どういうことだ?カミラは、俺を愛していたのではなかったのか……?」
……ようやく一段落ついたと思っていたが、この人がまだ残っている。
私は、ポツリと呟いた殿下へと目をやった。
──言った。ついに言った。
私の言葉に、さらにどよめきが広がる会場。そんな中、国王陛下は口を開いた。
「もはや、婚約を続行する術は無いな。リディア嬢のような者を王家へ迎え入れることができなくなるのは無念だが、仕方あるまい。後程詳しい話をするとしよう」
「承知いたしました。その前にもう一つ、発言したいことがございます」
陛下の了承を得てから、私は口を開く。
「殿下と浮気をしていたカミラ・ガルシア侯爵令嬢についてですが」
「カミラに罰を与えるのか!?」
気が立ってカミラ様をファーストネームで呼んだ殿下は、すぐさま陛下の睨みによって黙らせられた。
「ええ、彼女には相応の罰を受けてもらいます。浮気自体は許されませんから。しかし、考慮していただきたいことがあるのです」
私の言葉にカミラ様は首を横に振った。
言わなくて良いという意味だとは分かっている。
しかしこの一週間の彼女の反省と成果を思えば、このまま悪い印象を持たれ続ける必要も無いはずだ。
それに、彼らの悪事は裁かれなければならない。
その際に、カミラ様と彼らの間にあった出来事は世間に伝わるだろう。
「カミラ・ガルシア侯爵令嬢は、この一連の動きを全て自らの意思で行ったわけではありません」
「何……?」
「リディアさん、どういうことかしら?」
国王夫妻は続きを促した。
「以前、私は彼女から相談を受けました。ガルシア侯爵夫妻から、殿下と浮気をするよう命じられ、それに従ってしまったと」
「何だと?」
私の言葉に、会場の目は一斉にガルシア侯爵夫妻へと向けられた。
「リディア嬢はこのように発言しているが……ガルシア侯爵夫妻、説明を求める」
国王陛下がそう言うと、聴衆の中から彼らが出てきた。
「ミルトン侯爵令嬢の発言は真実ではございません」
「そうですわ。私共が娘に浮気を命じたことはございません」
はっきりと否定の意を述べ、余裕綽々とした態度のガルシア侯爵夫妻。
「殿下との浮気を命じられたというのは、全て娘の思い込みですな」
「日頃から他人のせいにしてはいけないと躾をしておりましたのに……」
このようなことをしてしまうなんて、と二人は嘆きの表情を見せた。
浮気を命じた証拠などあるはずがないとたかをくくっている様子の彼ら。
こちらには写真機があるということが何を意味するのか、よく考えていないらしい。
「カミラ様、こちらへ」
そう呼ぶと、彼女はその瞳に一瞬迷いを見せながらも、すぐに意を決して私のもとへやってきた。
「浮気の画策のことを公言してしまってごめんなさい。後で抗議はしっかり聞くつもりだから」
小声で口にすると、カミラ様は微笑んだ。
「良いのよ。リディア様の配慮だということは分かっているわ。それに……さっきの両親の言葉を聞いたら、何だか冷めてきちゃったもの」
彼女は自身の両親を見つめ、どこか吹っ切れた様子で笑った。
「……分かったわ。それじゃあ、始めましょうか」
「ええ、そうね」
私達は真っ直ぐ前を向いた。
「先程の私の発言には、もちろん証拠があります」
そして、ある映像が流れる。
『カミラ、殿下とは順調のようだな。卒業まであと一週間だ。それまでは絶対に周囲にバレないようにな』
『はい、お父様』
『殿下は卒業式の日にミルトン侯爵令嬢に婚約破棄を告げるそうよ』
『そうか。半年以上前から浮気を命じた甲斐があったな。カミラが殿下の婚約者になれば、発言権はさらに強まるだろう』
「なっ……何だ、これは」
「どうしてこの会話が……!」
決定的な証拠映像が流れ、焦り始めるガルシア侯爵夫妻。
「これは、カミラ様から相談を受けたためガルシア侯爵家の調査を彼女にお願いした結果、撮影できたものです」
映像は、さらに続いた。
『ミルトン侯爵令嬢を退けカミラを殿下と結婚させることができれば、王家を意のままに操ることも可能になる』
『勢力拡大と侵略の準備も順調だわ。この前の取引も成功したわよ』
『軍事派を取り込んでおいて正解だったな』
「ちょっと、これって大変なことじゃないの」
「王家を乗っ取るつもりだったのか……!?」
聴衆の中から、批難の声が上がる。
「ま、待ってくれ!これは……っ」
「さらに、カミラ様はガルシア侯爵夫妻と裏社会の繋がりも発見しました」
「これが、その証拠書類です」
徐々に顔色を悪くしていくガルシア侯爵夫妻をよそに私は言葉を続け、カミラ様は手元に諸々の悪事の証拠がまとめられている書類を用意した。
「そんなものは、偽造したものだろう!私達は至って正当な取引を行っている」
「ではガルシア侯爵にお聞きしますが……子爵家や男爵家に対して、不当な金額や物資で取引を行っていますよね?」
「な、何を言っている……!」
自らの計画が次々と崩れていくことに動揺したのか、発した声が震えている。
私はそんな彼に、説明を続けた。
「ガルシア侯爵家と交易を行っている各家について、私が調査を行ったのですが……彼らが王国へ申告している領地の財政状況を考慮すると、ガルシア侯爵家との取引に費やす対価が大き過ぎるのですよ」
サレナ王国では、自らの領地で取れる物資の量や収入・支出といった財政状況、食料事情などを王国に申告するという決まりがある。
王国が一元管理することで、飢饉や経済的不況を防止・打開するような政策が取られているのだ。
当然、ガルシア侯爵家と交易関係にある家も申告対象となっており、記録が残っている。
しかし一部の貴族家では、財政状況から類推すると、ガルシア侯爵家との取引に費やす量が明らかに多かった。
このことは、私が王宮の書庫で『サレナ王国交易記録』を詳細に確認した際に判明したことだ。
「取引相手の方々から、不満の声が寄せられております。中には、脅しを受けたとの報告も」
この会場にも被害に遭っている方がいることは確認済みだ。ガルシア侯爵夫妻に逃げ場は無い。
すると、国王陛下が衛兵に告げた。
「ガルシア侯爵夫妻を連れていけ。後程容疑の確認を行う」
「「はっ!」」
「何をする!」
「ちょっと、私達は悪くないわよ!」
抗議する彼らは国王陛下の一声で衛兵に捕えられ、あっという間に会場の外へと連れ出された。
「このように、カミラ・ガルシア侯爵令嬢は王家の乗っ取りを謀る両親に命じられ、殿下との浮気行為に至りました。最終的に実行に移したのは彼女ですが、その経緯も含めて罰を決めるべきかと。現に、彼女はガルシア侯爵夫妻の悪事を暴くために大きく活躍しました」
「そのようだな。審議の際は加味することとしよう」
「恐れ入ります」
国王陛下の言葉に、カミラ様は深く頭を下げた。
「どういうことだ?カミラは、俺を愛していたのではなかったのか……?」
……ようやく一段落ついたと思っていたが、この人がまだ残っている。
私は、ポツリと呟いた殿下へと目をやった。
あなたにおすすめの小説
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
貧乏で凡人な転生令嬢ですが、王宮で成り上がってみせます!
小針ゆき子
ファンタジー
フィオレンツァは前世で日本人だった記憶を持つ伯爵令嬢。しかしこれといった知識もチートもなく、名ばかり伯爵家で貧乏な実家の行く末を案じる毎日。そんな時、国王の三人の王子のうち第一王子と第二王子の妃を決めるために選ばれた貴族令嬢が王宮に半年間の教育を受ける話を聞く。最初は自分には関係のない話だと思うが、その教育係の女性が遠縁で、しかも後継者を探していると知る。
これは高給の職を得るチャンス!フィオレンツァは領地を離れ、王宮付き教育係の後継者候補として王宮に行くことになる。
真面目で機転の利くフィオレンツァは妃候補の令嬢たちからも一目置かれる存在になり、王宮付き教師としての道を順調に歩んでいくかと思われたが…。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
あなたを見送るための
あかね
ファンタジー
私の最初の記憶は、彼の死を喜ぶものだった。私は、好きだった人物が死んだあとの世界に転生した。そして、思いがけず彼の墓守になることになり、化け物が現れると言う場所で生活を始める。推しがいない世界で祈るだけの生活は平穏だったけど、私の知らぬところで問題は発生していたのだった。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。