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砂の迷宮5
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地下42階層にまで降りてきた俺達。
ここでスタンピードの第2波に遭遇した。
出てきたのはお馴染みのジャイアントアント、ジャイアントスコーピオン、デザートコモドドラゴン、デザートリザードランナーの他、新顔となるデザートジャイアントスネークがいた。
体長5mを超える大蛇で砂漠に生息するうちに強力な毒を身につけた厄介な魔物だ。
巻き付かれたら最後、締め上げられて内臓破裂は必至というやつだ。
「ここは王化していくぞ!王化!獣王!」
金獅子が声を上げると、右手中指のリングにはまる金色の王玉から金色の煙を吐き出しその身に纏う。
次の瞬間、その煙が吸い込まれるように体の中に消えていき、煙が晴れると獅子を想起させるフルフェイスの兜に金色に輝く王鎧を身に着けた獣王の姿となる。
「王化!牙王!」
銀狼が声を上げると、左手中指のリングにはまる王玉から銀色の煙を吐き出しその身に纏う。
その煙は体に吸い込まれるように消えていき、煙が晴れると狼を象ったフルフェイスの兜に銀色に輝く王鎧を身に着けた牙王の姿となる。
「王化!破王!!」
白狐の右耳にしたピアスにはまった真っ白い石から、白い煙が立ち上り白狐の姿を覆い隠す。
次の瞬間、煙は白狐の体に吸い込まれるように消えていき、残ったのはどことなく狐を思わせる真っ白いフルフェイスの兜と、同じく真っ白い全身鎧に身を包んだ白狐の姿となった。
「王化!龍王!」
蒼龍が言うと胸に下げたネックレスにはまる蒼色の王玉から蒼色の煙が吐き出される。
その煙は体に吸い込まれるように消えていき、残ったのは龍をモチーフにしたような兜に蒼色の全身鎧を纏った龍王の姿となる。
「王化!鬼王!剛鬼!」
紫鬼が王化し、右腕にしたバングルにはまる王玉から赤紫色の煙を吐き出しその身に纏う。
その煙刃体に吸い込まれるように消えていき、煙が晴れると額に2本の角を持つ鬼を象った赤紫色のフルフェイスの兜に赤紫色の王鎧を身に着けた鬼王の姿となる。
「王化。聖王!」
緑鳥が言うと額に輝くサークレットにはまる緑色の王玉から緑色の煙を吐き出しその身に纏う。
その煙は体に吸い込まれるように消えていき、煙が晴れると緑色の鳥をイメージさせるフルフェイスの兜に緑色の王鎧を身に着けた聖王の姿となる。
「王化!夜王!!」
最後に俺が叫ぶと左耳のピアスにはまる王玉から真っ黒な煙を吐き出しその身に纏う。
その後煙が体の中に吸い込まれるように消えていくと猫を思わせる真っ黒な兜に、同じく真っ黒な全身鎧を身に着けた夜王の姿となる。
俺はいつも通り影収納から主力武器である黒刃・右月と黒刃・左月を取り出した。
通路を埋め尽くさんばかりの魔物の大群である。
デザートリザードランナーなんてランナーとか言ってる癖に走らずにじっとこちらを見てやがる。
まず最初に近付いてきたのはデザートジャイアントスネーク。その巨体をうねらせながら白狐に近付く。
「シャアァァァァア!」
巨大な口を広げて鋭い牙から毒液を吐き出してきた。
「ていっ!」
白狐は高速の抜刀術で飛んでくる毒液を跳ね返すと、抜き身の刀、白刃・白百合を振り抜きデザートジャイアントスネークの首を刎ねた。
あんな巨体でも一撃かよ。やっぱすげぇな。
それでも魔物は押し寄せてくる。
2匹目のデザートジャイアントスネークは金獅子に噛みつこうと大口を開けて迫ってくる。その口内に大剣を突き入れて上顎をブチ抜く金獅子。
「ていやっ!」
そのままの勢いで大剣を振り抜き頭蓋まで切断。こちらも一撃だ。
デザートコモドドラゴンの群れは銀狼に群がるが、こちらも双剣を振るった後には首のない胴体だけが残る。
「せいっ!」
デザートリザードランナーが走り寄るが、蒼龍が高速の三段突きで仕留める。
「てやっ!」
ジャイアントスコーピオンが尻尾の毒針を紫鬼に向けるが、それを掴み取った紫鬼は強引に尻尾を引き千切ると、ジャイアントスコーピオンの頭部に下段突きを1発、その頭部を潰した。
「おらっ!」
1番数が多いジャイアントアント達が緑鳥に迫った為、俺はこれの排除に動いた。
ジャイアントアントの武器はその強靱な顎による噛みつきだ。むしろそれしかない。
だから俺は迫るジャイアントアントの顎下に黒刃・右月を突き入れてその首を刎ねる。
「とうっ!」
黒刃・左月を振るってその頭を刎ねる。
後ろから近付くやつには後ろ蹴りをかましてから黒刃・右月で突き殺す。
「やぁー!」
俺も体術くらいは出来る。ただ殺すのにはナイフが1番性に合っているって理由でナイフを使っている。
ヨルがナイフ使いだったのは偶然だ。だが、その偶然のおかけで今こうして黒刃・右月と黒刃・左月が手元にある。
ヨルには感謝である。
と、ヨルの事を考えていたら猫耳フードの中で寝てたはずのヨルジュニアがいつの間にか俺の隣に立っていた。
子猫だから気が付くのが遅れた。
「にゃー。」
と思った矢先にヨルジュニアが黒炎を吐いた。黒炎に炙られたジャイアントアントは煙を上げながら沈んでいった。
Eランク程度の魔物じゃヨルジュニアの黒炎には耐えられない。
そのまま戦闘は続き、サンドゴーレムを50体ほど倒したところで敵の波が終わった。
「はぁ。わかっててもこの数は辛いな。」
「倒せない相手じゃないけど、草臥れるよな。」
紫鬼と銀狼がぼやく。
「まだ次の波があるかもしれんぞ。気を抜かない事だ。」
「そうですよ。どれだけ来ようが相手にはならないでしょうけど、駆逐しないとまた地上に溢れ出ちゃいますからね。」
蒼龍が言い白狐が続ける。
「腹の空き具合からしてもう夜だろ。夕飯食べて今日はここまでにしようか。」
「ですね。お腹ペコペコです。」
俺の提案に白狐が乗っかる。
波を倒したんだ。暫くは敵も出ないだろう。
俺は作り置きのから揚げとオニオンスープ、それにご飯を人数分取り出して皆に配る。
まともなメシにはもう暫くはありつけないかもしれないからな。
しっかり休息しておこう。
と言うわけで2日目は地下42階層まで。
明日は階層ボスのいる50階にも到達するだろう。
さて、何が出てくることやら。
俺達は見張り番を立てて就寝した。
ここでスタンピードの第2波に遭遇した。
出てきたのはお馴染みのジャイアントアント、ジャイアントスコーピオン、デザートコモドドラゴン、デザートリザードランナーの他、新顔となるデザートジャイアントスネークがいた。
体長5mを超える大蛇で砂漠に生息するうちに強力な毒を身につけた厄介な魔物だ。
巻き付かれたら最後、締め上げられて内臓破裂は必至というやつだ。
「ここは王化していくぞ!王化!獣王!」
金獅子が声を上げると、右手中指のリングにはまる金色の王玉から金色の煙を吐き出しその身に纏う。
次の瞬間、その煙が吸い込まれるように体の中に消えていき、煙が晴れると獅子を想起させるフルフェイスの兜に金色に輝く王鎧を身に着けた獣王の姿となる。
「王化!牙王!」
銀狼が声を上げると、左手中指のリングにはまる王玉から銀色の煙を吐き出しその身に纏う。
その煙は体に吸い込まれるように消えていき、煙が晴れると狼を象ったフルフェイスの兜に銀色に輝く王鎧を身に着けた牙王の姿となる。
「王化!破王!!」
白狐の右耳にしたピアスにはまった真っ白い石から、白い煙が立ち上り白狐の姿を覆い隠す。
次の瞬間、煙は白狐の体に吸い込まれるように消えていき、残ったのはどことなく狐を思わせる真っ白いフルフェイスの兜と、同じく真っ白い全身鎧に身を包んだ白狐の姿となった。
「王化!龍王!」
蒼龍が言うと胸に下げたネックレスにはまる蒼色の王玉から蒼色の煙が吐き出される。
その煙は体に吸い込まれるように消えていき、残ったのは龍をモチーフにしたような兜に蒼色の全身鎧を纏った龍王の姿となる。
「王化!鬼王!剛鬼!」
紫鬼が王化し、右腕にしたバングルにはまる王玉から赤紫色の煙を吐き出しその身に纏う。
その煙刃体に吸い込まれるように消えていき、煙が晴れると額に2本の角を持つ鬼を象った赤紫色のフルフェイスの兜に赤紫色の王鎧を身に着けた鬼王の姿となる。
「王化。聖王!」
緑鳥が言うと額に輝くサークレットにはまる緑色の王玉から緑色の煙を吐き出しその身に纏う。
その煙は体に吸い込まれるように消えていき、煙が晴れると緑色の鳥をイメージさせるフルフェイスの兜に緑色の王鎧を身に着けた聖王の姿となる。
「王化!夜王!!」
最後に俺が叫ぶと左耳のピアスにはまる王玉から真っ黒な煙を吐き出しその身に纏う。
その後煙が体の中に吸い込まれるように消えていくと猫を思わせる真っ黒な兜に、同じく真っ黒な全身鎧を身に着けた夜王の姿となる。
俺はいつも通り影収納から主力武器である黒刃・右月と黒刃・左月を取り出した。
通路を埋め尽くさんばかりの魔物の大群である。
デザートリザードランナーなんてランナーとか言ってる癖に走らずにじっとこちらを見てやがる。
まず最初に近付いてきたのはデザートジャイアントスネーク。その巨体をうねらせながら白狐に近付く。
「シャアァァァァア!」
巨大な口を広げて鋭い牙から毒液を吐き出してきた。
「ていっ!」
白狐は高速の抜刀術で飛んでくる毒液を跳ね返すと、抜き身の刀、白刃・白百合を振り抜きデザートジャイアントスネークの首を刎ねた。
あんな巨体でも一撃かよ。やっぱすげぇな。
それでも魔物は押し寄せてくる。
2匹目のデザートジャイアントスネークは金獅子に噛みつこうと大口を開けて迫ってくる。その口内に大剣を突き入れて上顎をブチ抜く金獅子。
「ていやっ!」
そのままの勢いで大剣を振り抜き頭蓋まで切断。こちらも一撃だ。
デザートコモドドラゴンの群れは銀狼に群がるが、こちらも双剣を振るった後には首のない胴体だけが残る。
「せいっ!」
デザートリザードランナーが走り寄るが、蒼龍が高速の三段突きで仕留める。
「てやっ!」
ジャイアントスコーピオンが尻尾の毒針を紫鬼に向けるが、それを掴み取った紫鬼は強引に尻尾を引き千切ると、ジャイアントスコーピオンの頭部に下段突きを1発、その頭部を潰した。
「おらっ!」
1番数が多いジャイアントアント達が緑鳥に迫った為、俺はこれの排除に動いた。
ジャイアントアントの武器はその強靱な顎による噛みつきだ。むしろそれしかない。
だから俺は迫るジャイアントアントの顎下に黒刃・右月を突き入れてその首を刎ねる。
「とうっ!」
黒刃・左月を振るってその頭を刎ねる。
後ろから近付くやつには後ろ蹴りをかましてから黒刃・右月で突き殺す。
「やぁー!」
俺も体術くらいは出来る。ただ殺すのにはナイフが1番性に合っているって理由でナイフを使っている。
ヨルがナイフ使いだったのは偶然だ。だが、その偶然のおかけで今こうして黒刃・右月と黒刃・左月が手元にある。
ヨルには感謝である。
と、ヨルの事を考えていたら猫耳フードの中で寝てたはずのヨルジュニアがいつの間にか俺の隣に立っていた。
子猫だから気が付くのが遅れた。
「にゃー。」
と思った矢先にヨルジュニアが黒炎を吐いた。黒炎に炙られたジャイアントアントは煙を上げながら沈んでいった。
Eランク程度の魔物じゃヨルジュニアの黒炎には耐えられない。
そのまま戦闘は続き、サンドゴーレムを50体ほど倒したところで敵の波が終わった。
「はぁ。わかっててもこの数は辛いな。」
「倒せない相手じゃないけど、草臥れるよな。」
紫鬼と銀狼がぼやく。
「まだ次の波があるかもしれんぞ。気を抜かない事だ。」
「そうですよ。どれだけ来ようが相手にはならないでしょうけど、駆逐しないとまた地上に溢れ出ちゃいますからね。」
蒼龍が言い白狐が続ける。
「腹の空き具合からしてもう夜だろ。夕飯食べて今日はここまでにしようか。」
「ですね。お腹ペコペコです。」
俺の提案に白狐が乗っかる。
波を倒したんだ。暫くは敵も出ないだろう。
俺は作り置きのから揚げとオニオンスープ、それにご飯を人数分取り出して皆に配る。
まともなメシにはもう暫くはありつけないかもしれないからな。
しっかり休息しておこう。
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