1 / 1
政治ができるAIを作るために
しおりを挟む
「もう、うんざりだよね」
と、英一は、新聞を見ながら、和夫に言った。
「なにが?」
と、和夫は、キョトンとした顔で、英一に言った。
「自分で選んだわけではない人たちによって、かってにいろいろなことを決められて実行されることに、もううんざりなんだ」
「間接民主制には、もううんざりだということなんだ」
「インターネットやAIを利用して、直接民主制にできないかなー」
と、英一は、新聞から目を上げて、和夫の顔を見て言った。
2060年、世界中に感染症が拡がり、国内の政治と経済が混乱していた。
英一は、これまで、政治に関心がなかったが、考えさせられることが多くあり、政治についても勉強するようになった。
大学のカフェテリアで、英一は、和夫とコーヒーを飲みながら、新聞を見ていたのである。
その日の夜、英一は、家庭教師の帰りの電車の中で、
「どうすれば政治家なしで国の運営ができるか」
と考えた。
「現在は、インターネットでそれぞれ個人の意見を集めることができるのだから、AIを中央に置き、インターネットで個人個人の意見を集め、AIが最適な決定をするという感じか」
と思いながら、もっと考えようと思った。
次の日、英一は、新聞を見ると、総理が変わることが書かれてあった。
英一は、思った。
「人の心は変わりやすいので、だれが総理になっても怖い」
「AIが総理の仕事ができるまでAIの研究開発を進め、発展させ,AI総理というものができないものだろうか」
と思った。
その次の日、英一は、
「今年の世界的な感染症の流行の件で、国を動かしていく政治は、非常に重要である」
と感じた。
「政策を考えるときに、ある特定の人の考えだけに頼るのは、危ういことである」
とも思った。
「そこで、政治にAIを応用することはどうだろう」
などと思った。
「AIを使って、感染拡大の防止と経済の活性化を両立させる最適解をAIを使って求めることはできないものだろうか」
と思った。
また、次の日、英一は、コンビニで買ってきた夕食のスパイシーチキンカレーを食べ終わったところで、また、考えた。
「AIを使ってだれでも国の運営ができるようにした方がいいのではないか」
「政治家は必要なくなり、AIと公務員がいいかな」
と思った。
また、英一は、
「今年の感染症の件で、もう政治家にはうんざりしている」
「それで、AIと公務員で国の運営を行うのがいいような気がしている」
と思いながら、インターネットで「AI」、「政治家」で検索してみた。
けっこう、政治家はいらないような考えがあるようだ、ということが分かった。
また、次の日、英一は、
「AIと公務員で国の運営を行うのがいいと思うのだが、AIも民主主義のAIとか共産主義のAIとか、AIの学習の仕方で、AIの特徴がでてくるのかな。そうするとAI同士の議論で、人が住みやすい最適解の世界ができるかもしれない」
と考えた。
英一は、政治ができるAIを開発するために、まったくAIの知識も、政治の知識もない英一は、まず、昨日ひっぱりだした高校の倫理の教科書から、勉強することにした。
英一は、倫理の高校教科書より、「ベンサムは、行為の結果もたらされる快苦を、可能なかぎり正確に計算できなければならないと考えた。行為がもたらす快苦の大小を計算してみようとした(快楽計算)」これ、政治ができるAIの開発の参考になりそう」
と思った。
政治・経済の教科書によると、「社会は、性別や世代、さらに立場や見かたの異なる多数の人々からなりたっている。内部にこうした対立の要素を含みながら、しかもまとまりをもった状態、すなわち統合を保つためには、成員相互間の利害の対立を調整し、協力をおしすすめる努力が不可欠である。そこに、社会の舵とりとして、政治が登場する。」と記載されていた。
そこで、英一は、思ったのだが、
「現在の社会システムで多数の人々の立場や見かたをすべて、政治家という人によって把握できているだろうか」
「そのような人である政治家によって成員相互間の利害の対立を調整し、協力をおしすすめることができるのであろうか」
「もし、多数の人々の立場の情報や見かたの情報をインターネットにより、集合し、成員相互間の利害の情報の対立を調整し、協力をおしすすめるためにAIを利用すればどうだろう」
「そこに、社会の舵とりとして、AIが登場する」
と、言い換えることができるのではないだろうか」
と英一は、思った。
また、英一は、政治・経済の高校教科書によると、「法と政治との関係を考えるうえでたいせつなことは、為政者もまた法に従わねばならないということである。」
とあるので、
「政治ができるAIを開発するには、人の幸せということを学習させるとともに、法を学習させる必要がある」
と思った。
さらに、英一は、
「政治ができるAIを作るために、AIに、まず、何を学習させることが必要か」
を考えた。
「政治は、社会を構成している人々一人一人が幸せになるように、国を運営していく必要があると思うので、まず、AIには、人が幸せになるということがどういうことか学習させる必要がある」
と思った。
英一は、やっと、政治ができるAIを作るための第一歩にたどり着いたのである。
と、英一は、新聞を見ながら、和夫に言った。
「なにが?」
と、和夫は、キョトンとした顔で、英一に言った。
「自分で選んだわけではない人たちによって、かってにいろいろなことを決められて実行されることに、もううんざりなんだ」
「間接民主制には、もううんざりだということなんだ」
「インターネットやAIを利用して、直接民主制にできないかなー」
と、英一は、新聞から目を上げて、和夫の顔を見て言った。
2060年、世界中に感染症が拡がり、国内の政治と経済が混乱していた。
英一は、これまで、政治に関心がなかったが、考えさせられることが多くあり、政治についても勉強するようになった。
大学のカフェテリアで、英一は、和夫とコーヒーを飲みながら、新聞を見ていたのである。
その日の夜、英一は、家庭教師の帰りの電車の中で、
「どうすれば政治家なしで国の運営ができるか」
と考えた。
「現在は、インターネットでそれぞれ個人の意見を集めることができるのだから、AIを中央に置き、インターネットで個人個人の意見を集め、AIが最適な決定をするという感じか」
と思いながら、もっと考えようと思った。
次の日、英一は、新聞を見ると、総理が変わることが書かれてあった。
英一は、思った。
「人の心は変わりやすいので、だれが総理になっても怖い」
「AIが総理の仕事ができるまでAIの研究開発を進め、発展させ,AI総理というものができないものだろうか」
と思った。
その次の日、英一は、
「今年の世界的な感染症の流行の件で、国を動かしていく政治は、非常に重要である」
と感じた。
「政策を考えるときに、ある特定の人の考えだけに頼るのは、危ういことである」
とも思った。
「そこで、政治にAIを応用することはどうだろう」
などと思った。
「AIを使って、感染拡大の防止と経済の活性化を両立させる最適解をAIを使って求めることはできないものだろうか」
と思った。
また、次の日、英一は、コンビニで買ってきた夕食のスパイシーチキンカレーを食べ終わったところで、また、考えた。
「AIを使ってだれでも国の運営ができるようにした方がいいのではないか」
「政治家は必要なくなり、AIと公務員がいいかな」
と思った。
また、英一は、
「今年の感染症の件で、もう政治家にはうんざりしている」
「それで、AIと公務員で国の運営を行うのがいいような気がしている」
と思いながら、インターネットで「AI」、「政治家」で検索してみた。
けっこう、政治家はいらないような考えがあるようだ、ということが分かった。
また、次の日、英一は、
「AIと公務員で国の運営を行うのがいいと思うのだが、AIも民主主義のAIとか共産主義のAIとか、AIの学習の仕方で、AIの特徴がでてくるのかな。そうするとAI同士の議論で、人が住みやすい最適解の世界ができるかもしれない」
と考えた。
英一は、政治ができるAIを開発するために、まったくAIの知識も、政治の知識もない英一は、まず、昨日ひっぱりだした高校の倫理の教科書から、勉強することにした。
英一は、倫理の高校教科書より、「ベンサムは、行為の結果もたらされる快苦を、可能なかぎり正確に計算できなければならないと考えた。行為がもたらす快苦の大小を計算してみようとした(快楽計算)」これ、政治ができるAIの開発の参考になりそう」
と思った。
政治・経済の教科書によると、「社会は、性別や世代、さらに立場や見かたの異なる多数の人々からなりたっている。内部にこうした対立の要素を含みながら、しかもまとまりをもった状態、すなわち統合を保つためには、成員相互間の利害の対立を調整し、協力をおしすすめる努力が不可欠である。そこに、社会の舵とりとして、政治が登場する。」と記載されていた。
そこで、英一は、思ったのだが、
「現在の社会システムで多数の人々の立場や見かたをすべて、政治家という人によって把握できているだろうか」
「そのような人である政治家によって成員相互間の利害の対立を調整し、協力をおしすすめることができるのであろうか」
「もし、多数の人々の立場の情報や見かたの情報をインターネットにより、集合し、成員相互間の利害の情報の対立を調整し、協力をおしすすめるためにAIを利用すればどうだろう」
「そこに、社会の舵とりとして、AIが登場する」
と、言い換えることができるのではないだろうか」
と英一は、思った。
また、英一は、政治・経済の高校教科書によると、「法と政治との関係を考えるうえでたいせつなことは、為政者もまた法に従わねばならないということである。」
とあるので、
「政治ができるAIを開発するには、人の幸せということを学習させるとともに、法を学習させる必要がある」
と思った。
さらに、英一は、
「政治ができるAIを作るために、AIに、まず、何を学習させることが必要か」
を考えた。
「政治は、社会を構成している人々一人一人が幸せになるように、国を運営していく必要があると思うので、まず、AIには、人が幸せになるということがどういうことか学習させる必要がある」
と思った。
英一は、やっと、政治ができるAIを作るための第一歩にたどり着いたのである。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
冤罪で追放した男の末路
菜花
ファンタジー
ディアークは参っていた。仲間の一人がディアークを嫌ってるのか、回復魔法を絶対にかけないのだ。命にかかわる嫌がらせをする女はいらんと追放したが、その後冤罪だったと判明し……。カクヨムでも同じ話を投稿しています。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる