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第三章 悪役令嬢は王妃なんです!
第42話 エロ小説は売れますのよ
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「私たちが信用のできる魔力操作のできる夫婦です」
「シャリファーと申します、こちらは妻のアイリス」
「教育は初めてですが、魔力操作はシッカリ覚えていますので、園の為に尽くさせていただきます」
サーザリンに二人を連れて挨拶に行き、二人の言動に「高貴な家の出では?」と聞かれましたが「身分はもう捨てました」とシャリファーが告げ、それ以上の質問はありませんでした。
あの城に呼び出してから数日後、二人が住むには丁度いい物件をサリラー執事が調べてきてくれて、直ぐに移り住んで貰うことになりました。
現在伯爵の籍には入っていますが、二人は平民として我が王国に仕えてくれることになりそうです。
魔力操作を教える教師はどこの領でも不足気味で、こうして来て頂けただけでも有難い事なのです。
シャリファー夫妻の現状を知ったリコネルは怒り狂いましたが、国王と言う名の傘がある以上、あの屋敷でシャリファー夫妻に危害を加えることも出来なかったのも大きく、更に即座に助けることが出来てホッとしています。
さて、ネルファーの実家はというと、公爵家への賠償金が想像以上に高かったこともあり、お金を集めるために翻弄しているという話を耳にしました。
そこまでしてネルファーを嫡男として、次期伯爵としたい気持ちは私にはわかりませんが、かの伯爵領は直ぐに立ち行かなくなることでしょう。
それを考えれば、シャリファー夫妻の潔さは称賛に値します。
そして、炎上した元王都はやっと落ち着きを取り戻し、住宅が立ち並び始めました。
無論店も立ち並びはじめ、復興としては第一歩を踏み出せたと言っていいでしょう。
必要な支援はしていきますし、目立った産業と言うものはありませんでしたが、辺境領にクリスタルが来たことで王都は辺境ということになりましたが、そこに新たな城を築くかと言われると、そこまで住民の血税を使いたくなかったので、城は元王都に焼き残された城を修繕しながら使っています。
貧乏くさいと言われるかもしれませんが、城を新たに建てると言う事は、国民の血税を無駄にしてしまう気がして嫌だったのです。
それよりも、復興に使った方がどれだけ民が喜ぶことでしょう。
無駄なものは省き、国民のためにこそお金は使われるべきです。
その為、今も辺境の屋敷の玄関には、堂々とクリスタルが浮かんでいることになりますが――。
『我は玄関の明かりとでも思って放置しておけば良いのだ、どのみち見えるのはジュリアスとリコネルだけじゃろう?』
「でも、玄関入ってすぐあると邪魔ですのよね」
『邪魔!? 母なるクリスタルに向かって、邪魔!?』
「だって無駄に大きいんですもの」
母なるクリスタルに無駄にデカいと言うリコネルに、私は微笑みながらクリスタルとのやり取りをみていました。
ここ暫く濃密な時間を過ごした所為か、リコネルがクリスタル相手にどんな言葉を口にしても、紅茶を吹き出すことは無くなりました。
慣れって怖いですね。
「ところでクリスタル様、今回のコンテストで輝かしい小説はありまして?」
『うむ、だが候補がいくつかあって悩んでおるのだ……未亡人の恋を描いたものなど胸にくるものがある……だが、老騎士の物語も捨てがたい』
「報告道理ですわね、あなたの趣味が良く解りましたわ」
「クリスタルの趣味とは?」
「所謂、エロ本ですわ」
「ブフォ!!」
笑顔で答えたリコネルに、まさかの紅茶を吹き出しました。
クリスタルがエロ本好き!?
思わずクリスタルの方を見ると――。
『人間の子作りにはドラマがある、鬼畜もある、愛もある、なんとなく快楽におぼれたら出来たというのもある……それでも誕生する命、重い……だが、それがいい』
「そう言うところがツボみたいですわ」
「……そのようですね。ところで、エロ小説はどうなってしまうんですか?」
「エロ小説部門を慌てて設けるほど、ハーレムだのエッチだの子作りだーって話も多くって。でもナナリー達はそっち系が苦手みたいで……そこで抜擢されたのがクリスタル様ですわ!」
『我を称えよ!』
「エロ小説を読み込むクリスタル……受け入れたくない現実が今目の前に」
『何故じゃ!?』
しかしエロ小説は売れる逸品らしく、リコネルはそれはそれで販売するときに年齢確認は怠らないようにすればいいとオープンです。
『最近は男女だけの恋愛ではなく、男同士、女同士も多くてな! これが興奮するんじゃ!』
「まぁ、クリスタル様ったら……お若いんですのね」
『伊達に娯楽に飢えておったわけではない。全てが新鮮なのじゃ! 人間の頭の中は異世界じゃ! 読むだけで別の世界に旅行ができるお手軽じゃな!』
「まぁ、妄想はタダですからね」
「実質タダですわね」
『我も執筆してみたい! と思って書こうとしたんだが、どうも我は読み専らしくてな……かといって酷評などはあまりせぬよ? せっかく小説を書いてくれているのに、書けないこちらが相手の筆を折らせるなど、言語道断!』
熱く語るクリスタルに、私とリコネルは「そうですね」「うんうん」と相打ちを打ちつつ紅茶を飲みました。
『俺ツエ――系も面白いぞ? ナナリーから一度借りて読んだが爽快感がある!』
「幅広く小説を読まれているようで何よりですわ」
『じゃが、実際そういう場面に陥ったら、間違いなくうろたえるのが人間じゃがな!』
「想像はタダですわ?」
「ええ、タダです」
その後もこんな小説があったなどなど、1つずつの小説を読んで覚えているのか、本当にどの小説を上位に持っていくのか悩んでいるのだと語るクリスタル。
最終的に、しっかりと審議してから決めてくださいと言う事で収まり、クリスタルは目の前にあるお勧めの小説を見つめ難しい顔をして過ごすのでした。
「シャリファーと申します、こちらは妻のアイリス」
「教育は初めてですが、魔力操作はシッカリ覚えていますので、園の為に尽くさせていただきます」
サーザリンに二人を連れて挨拶に行き、二人の言動に「高貴な家の出では?」と聞かれましたが「身分はもう捨てました」とシャリファーが告げ、それ以上の質問はありませんでした。
あの城に呼び出してから数日後、二人が住むには丁度いい物件をサリラー執事が調べてきてくれて、直ぐに移り住んで貰うことになりました。
現在伯爵の籍には入っていますが、二人は平民として我が王国に仕えてくれることになりそうです。
魔力操作を教える教師はどこの領でも不足気味で、こうして来て頂けただけでも有難い事なのです。
シャリファー夫妻の現状を知ったリコネルは怒り狂いましたが、国王と言う名の傘がある以上、あの屋敷でシャリファー夫妻に危害を加えることも出来なかったのも大きく、更に即座に助けることが出来てホッとしています。
さて、ネルファーの実家はというと、公爵家への賠償金が想像以上に高かったこともあり、お金を集めるために翻弄しているという話を耳にしました。
そこまでしてネルファーを嫡男として、次期伯爵としたい気持ちは私にはわかりませんが、かの伯爵領は直ぐに立ち行かなくなることでしょう。
それを考えれば、シャリファー夫妻の潔さは称賛に値します。
そして、炎上した元王都はやっと落ち着きを取り戻し、住宅が立ち並び始めました。
無論店も立ち並びはじめ、復興としては第一歩を踏み出せたと言っていいでしょう。
必要な支援はしていきますし、目立った産業と言うものはありませんでしたが、辺境領にクリスタルが来たことで王都は辺境ということになりましたが、そこに新たな城を築くかと言われると、そこまで住民の血税を使いたくなかったので、城は元王都に焼き残された城を修繕しながら使っています。
貧乏くさいと言われるかもしれませんが、城を新たに建てると言う事は、国民の血税を無駄にしてしまう気がして嫌だったのです。
それよりも、復興に使った方がどれだけ民が喜ぶことでしょう。
無駄なものは省き、国民のためにこそお金は使われるべきです。
その為、今も辺境の屋敷の玄関には、堂々とクリスタルが浮かんでいることになりますが――。
『我は玄関の明かりとでも思って放置しておけば良いのだ、どのみち見えるのはジュリアスとリコネルだけじゃろう?』
「でも、玄関入ってすぐあると邪魔ですのよね」
『邪魔!? 母なるクリスタルに向かって、邪魔!?』
「だって無駄に大きいんですもの」
母なるクリスタルに無駄にデカいと言うリコネルに、私は微笑みながらクリスタルとのやり取りをみていました。
ここ暫く濃密な時間を過ごした所為か、リコネルがクリスタル相手にどんな言葉を口にしても、紅茶を吹き出すことは無くなりました。
慣れって怖いですね。
「ところでクリスタル様、今回のコンテストで輝かしい小説はありまして?」
『うむ、だが候補がいくつかあって悩んでおるのだ……未亡人の恋を描いたものなど胸にくるものがある……だが、老騎士の物語も捨てがたい』
「報告道理ですわね、あなたの趣味が良く解りましたわ」
「クリスタルの趣味とは?」
「所謂、エロ本ですわ」
「ブフォ!!」
笑顔で答えたリコネルに、まさかの紅茶を吹き出しました。
クリスタルがエロ本好き!?
思わずクリスタルの方を見ると――。
『人間の子作りにはドラマがある、鬼畜もある、愛もある、なんとなく快楽におぼれたら出来たというのもある……それでも誕生する命、重い……だが、それがいい』
「そう言うところがツボみたいですわ」
「……そのようですね。ところで、エロ小説はどうなってしまうんですか?」
「エロ小説部門を慌てて設けるほど、ハーレムだのエッチだの子作りだーって話も多くって。でもナナリー達はそっち系が苦手みたいで……そこで抜擢されたのがクリスタル様ですわ!」
『我を称えよ!』
「エロ小説を読み込むクリスタル……受け入れたくない現実が今目の前に」
『何故じゃ!?』
しかしエロ小説は売れる逸品らしく、リコネルはそれはそれで販売するときに年齢確認は怠らないようにすればいいとオープンです。
『最近は男女だけの恋愛ではなく、男同士、女同士も多くてな! これが興奮するんじゃ!』
「まぁ、クリスタル様ったら……お若いんですのね」
『伊達に娯楽に飢えておったわけではない。全てが新鮮なのじゃ! 人間の頭の中は異世界じゃ! 読むだけで別の世界に旅行ができるお手軽じゃな!』
「まぁ、妄想はタダですからね」
「実質タダですわね」
『我も執筆してみたい! と思って書こうとしたんだが、どうも我は読み専らしくてな……かといって酷評などはあまりせぬよ? せっかく小説を書いてくれているのに、書けないこちらが相手の筆を折らせるなど、言語道断!』
熱く語るクリスタルに、私とリコネルは「そうですね」「うんうん」と相打ちを打ちつつ紅茶を飲みました。
『俺ツエ――系も面白いぞ? ナナリーから一度借りて読んだが爽快感がある!』
「幅広く小説を読まれているようで何よりですわ」
『じゃが、実際そういう場面に陥ったら、間違いなくうろたえるのが人間じゃがな!』
「想像はタダですわ?」
「ええ、タダです」
その後もこんな小説があったなどなど、1つずつの小説を読んで覚えているのか、本当にどの小説を上位に持っていくのか悩んでいるのだと語るクリスタル。
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