【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい

寿明結未

文字の大きさ
228 / 274

228 元女騎士達、ロキシーの誘惑に負ける。

しおりを挟む
その日、引退した女騎士8人が神殿契約を交わして箱庭にやってきた日。
20代の8人は、それぞれ腕や肩を痛めて剣を握れなくなった方々らしく、彼女たちに『破損部位修復ポーション』を使い働いて貰う事になったんですけれど……女騎士とはやはり――腹筋が割れてましたわ!


「という事で、今回インストラクター……ではなく、あなた方に教えるリディアです。教室では教える先生の事をインストラクターと呼ぶことにしていますので、皆さんもそのつもりでお願いしますわね。先立ってこちらにある道具を見てくださると助かりますわ」


そう言って頑丈に作られた運動小屋に案内すると、中にある機材……と言うのかしら。トランポリンやフラフープ、ヨガマットを見て「手に取っても宜しいでしょうか」と聞いてくるあたり、向上心が高い方々なのでしょう。


「此方はトランポリンと言って、体幹を鍛える器具になります。上に立って慣れない間は手すりを掴んでジャンプしてみて下さいませ」


そう告げると8人は各々トランポリンに乗ってジャンプを始めた。
何度も連続して飛んでいると、中心がずれたりと少し慣れない内は大変そうだわ。


「これは確かに、慣れない内は降りる中心がずれますね」
「そこが綺麗に落ちる場所が決まるようになると、こうなりますわ」


そう言ってわたくしは手すりを使わずジャンプしていくと、中止はズレず、多少の運動を入れ込んでジャンプしてもやはり動かず、皆さんは「「「おー!」」」と驚かれていたようです。


「これは確かに室内での体幹を鍛えるのには充分適していますね」
「ただ上に飛ぶだけなのに案外奥深い」
「我々も慣れるのに少し時間が掛りそうです」
「オープンまでに三カ月はありますから、その間にシッカリと覚えて頂けると助かりますわ。ちなみにこの道具は全てわたくしが使っている物でもあるんですが、朝と夜、箱庭の希望者には此処での運動が認められています。その内の一人をスタイル的な広告塔にしつつ、あなた方の美しい体も広告にしたいのです」
「美しいなど、言われたこともありませんよ」
「女騎士とは聞こえはいいが、気が強い者が多くて男性には不人気なんです」
「傷は作るし、嫁にいけぬ職業としても上位に入りますよ」
「その様な事を言う脆弱な男性等放っておけば良いのです! あなた方の身体は魅力的ですわ。鍛え抜かれた身体にシッカリとした筋肉。硬いようで柔らかい筋肉こそ理想の筋肉なのですわ!」
「そう……なのでしょうか?」
「世の女性とはダイエットしたい、痩せたいと言う思いがとても強いのですが、ただ痩せるだけでは不健康極まりないのです。食べて運動して、それで柔らかい筋肉を得ることがもっとも重要なのです。そう……おっぱいと同じですわ!」
「「「「おっぱい」」」」
「程よく張りのある胸と同じくらい、あなた方はとても魅力的なのです!」


そう力説すると、女騎士の一人が「おっぱいと例えられたのは生まれて初めてです」と口にしましたが、それ位魅力的な女性達なんですもの!!


「さて、運動する際にはまず着替えて貰いたいものがありますの。箱庭で作った運動着ですけれど、着て貰えますかしら?」
「これは、体のラインにかなりピッタリとした服装ですが」
「伸縮性はとてもありますわ。動きやすいように作っていますので」
「では、着替えさせて頂きます」


こうして5分後、着替えの終わった彼女たちは前世で言うスポーツウェアに着替え、伸縮性を確かめるべく動いていらっしゃいますがどうでしょう。


「意外と動きやすい」
「想像以上に動きやすい服装ですね」
「運動とは動きやすい服装を着て、尚且つできるだけ体にフィットしたモノが良いですわ。それは汗もよく吸いますし乾きやすい素材で作っていますの。後は汗を掻いた時にタオルがあれば問題ありませんわね。水分補給も大事ですけれど、それらはこちらで用意してますから、まずは一つずつ教えていきますわ。そして今回教えるのにわたくしは一人紹介したい方もいらっしゃいますの。ロキシーお姉ちゃん入ってきてくださる?」


そう言うと、スポーツウェアに身を包んだロキシーお姉ちゃんが登場し、皆さん驚いているようですわ。
何と言ってもロキシーお姉ちゃんのスタイル!
元Sランク冒険者に相応しい柔軟な体に、出るところは出て引っ込むべきところは引っ込んだ素晴らしいボディは、ロキシーお姉ちゃんが一番ですわ!


「わたくしのとっても大好きなロキシーお姉ちゃんで、元Sランク冒険者ですわ」
「初めまして、紹介があったようにアタシはロキシー。今回リディアと二人であなた方の指導をする為に休暇を貰ってきましたので、徹底的に覚えて貰うよ」
「ロキシーお姉ちゃんは現在、ダンノージュ侯爵領の道具店で護衛兼店員として働いてますの。それと、婚約者は現在11歳のダンノージュ侯爵家の二人目の孫ですわ。将来わたくしとは義理の姉妹となりますの」
「「「それはまた……」」」
「「是非年下を落とす術を教えて頂きたく」」


おお――っと、ここで二人ほど自分の好みのタイプを暴露しましたわね。
年下好きと……確かに年下男性の可愛さと言うものは破壊力がありますものね。


「ンンッ 年下男性の事は今は置いておくとして、次にフラフープであってるかい?」
「ええ、あってますわ」
「では、一人ずつ大きい方のフラフープを手に取って上からでも下からでも潜って腰元へ」


そうロキシーお姉ちゃんが指示を出すと、女騎士さん達は「こんな輪っかが効果あるのか?」と不思議そうにしてましたけれど、案外フラフープって慣れるまでは難しいんですのよ?
ロキシーお姉ちゃんがフラフープを回し始めると、上からお尻、お尻からまた上にと移動までさせてみせると、女騎士さん達は「簡単じゃないか」と言いながら始めましたわ。

け、れ、ど。
そう上手くいくはずはありませんわね。


「なにこれ」
「ちょっ……難しい」
「あはははは! アタシも慣れるまでは随分と落としたもんだよ。ただ、このフラフープの作りもだけど、体に程よい刺激を与えてウエストやお尻を小さくすることも出来る。つまり、理想のくびれを手に入れる事も可能なのがフラフープの利点さ。それに体幹も無ければちゃんと回らない。せめて3回、回せるようになるまでは頑張って見な」
「三回でもキツイ!」
「アタシはまだ二回だけど……あと一回が難しい」
「あ! 三回いけた!!」
「これを続けるのは至難の業だな……」
「アタシは朝晩の二回の練習で、今は30分なら回し続けることが出来るようになってるよ。そこまでいくと今まで自分が怠けていたのが分るくらいに腹筋が痛くてねぇ……。無論、こんなことも出来るようになる」


そう言うと腕でフラフープを回し始めたロキシーお姉ちゃんに、女騎士達は呆然としてますわ。


「二の腕の肉、落としたいとは思わないかい?」
「「「「「思う!」」」」」
「フラフープなら落とせるんだよ、コレが」


悪魔のささやき。
踊るように動きながらフラフープを操るロキシーお姉ちゃんに、女騎士たちの目が鋭く光ったのが分かりましたわ。


「どうやっても落とせない二の腕の肉が落ちるだって?」
「腹筋よりも難しい二の腕をっ!」
「そうともさ! 広い場所が必要にはなるが、二の腕を細くすることも出来る! さぁ、止まっている暇はないよ!」


どうやらロキシーお姉ちゃんと女騎士さん達、相性がいいのかしら?
わたくしが指導するよりスムーズに皆さん言う事を聞いてらっしゃいますわ!


「身体を動かすのはとっても大事な事なのはアンタ達も知っての通りさ。取り敢えず三回回せたら休憩して中にある水でも飲みな。リディアちゃん、使い方を教えてあげておくれ」
「はーい! 終わった方はこちらにどうぞー!」


そう言いつつウォーターサーバー完備の運動小屋で、女騎士さん達は既に汗だくになってますわ。
タオルを一人ずつに手渡しつつお水の出し方も教えると、汗を拭いながら何やら考え事をしてらっしゃるようす。
そして最後の一人が水をグイッと飲みほしたその瞬間。


「舐めてた……。貴族女性の運動なんてと、舐めていたわ」
「ええ、アタシたち全員貴族女性以下よ!」
「リディア様は、このフラフープだったらどれくらいの時間出来るんですか?」
「一時間かしら」
「「「「「一時間……」」」」」
「商売のアレコレを考えながら只管回しますの。気が付けば一時間経ってる事はざらにありますわ」
「「「「それでそのウエスト……理解しました」」」」」
「ありがとうございます?」


何やら納得された様子? なのかしら……。
その次にヨガやピラティス、太極拳等の指導をロキシーお姉ちゃんがしていると、ピラティスは別として、ヨガと太極拳は思わぬ疲れがあった様子。


「アンタたち! 身体が硬いよ!!」
「ひいいい!!」
「呼吸を乱さない!」
「はいいいいいいい!!」


全てが終わるころ、彼女たちのスポーツウェアにはジットリと汗が滲み出ていて、滝のように汗が流れ落ちていましたわ。
ロキシーお姉ちゃんもしっとりと汗を掻いてますし、良い運動になったかしら?


「これらの運動を、毎週教室としてやる予定ですの。トランポリン教室、フラフープ教室、ヨガ教室みたいな形でなんですけれど」
「確かにこれは……ふぅ……元女騎士のアタシたちですらキツですね!」
「フラフープや……はぁ……ヨガは……ふぅ……上級者向けが良いと思います」
「でも、インストラクターであるあなた方は全てが出来ないと話になりませんから」
「「「「体力つけます!!」」」」
「頑張ってくださいませ!!」
「元女騎士だろう? だったら三カ月もあれば余裕だよ余裕。アタシだって二週間でやっとこさってところだからね」
「流石元Sランク冒険者……」
「御見それしました……」
「ははは! よしとくれよ、アタシは今では護衛兼店員なんだからさ! でもアンタ達が物になるまではシッカリと教えてくつもりだから覚悟するように! 無論鞭ばかりじゃないよ、ねぇ? リディアちゃん?」
「ええ! 疲れたら是非温泉に入ってリフレッシュを! 疲労回復効果の高い温泉がありますから、そちらで身体を解してくださいませ! スポーツウェアは差し上げますわ! 替えも含めて三枚ほど!」
「「「「「有難うございます!」」」」」


こうして、明日からロキシーお姉ちゃんが元女騎士さん達を扱いていく事が決まり、皆さんは温泉に入ってから箱庭を後にしましたけれど、初日であそこまで疲れ果てるなんて……商売として大丈夫かしら?


「まぁ、女騎士ですら辛いって言うフラフープにヨガは上級者用でやっていいかも知れないね。体験だけなら誰でもOKみたにすれば、入りやすいだろうし」
「そうですわね」


こうして、翌日から運動小屋からはロキシーお姉ちゃんの厳しい声と、女性達の悲鳴が響き渡る事となる――。

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

【バフ】しかできない無能ちゃん。クランから追放されたら、全員を【バフ】する苦行から解放される。自分一人だけ【バフ】したら、なんか最強でした

北川ニキタ
ファンタジー
ニーニャは【バフ】と呼ばれる支援スキルしか持ってなかった。 おかげで戦闘には一切参加できない無能。 それがクラン内でのニーニャの評価だった。 最終的にクランはニーニャを使い物にならないと判断し、追放することに決めた。 ニーニャをダンジョン内に放置したまま、クランメンバーたちは去っていく。 戦えないニーニャはダンジョン内で生き残ることは不可能と誰もが思っていた。 そして、ニーニャ自身魔物を前にして、生きるのを諦めたとき―― 『スキル【バフ】がレベル99になりました。カンストしましたので、スキルが進化します』 天の声が聞こえたのである。 そして、ニーニャを追放したクランは後に崩壊することとなった。 そう誰も気がついていなかった。 ニーニャがクラン全員を常に【バフ】していたことに。 最初だけ暗いですが、基本ほのぼのです。

転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜

みおな
ファンタジー
 私の名前は、瀬尾あかり。 37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。  そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。  今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。  それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。  そして、目覚めた時ー

美女エルフの異世界道具屋で宝石職人してます

網野ホウ
ファンタジー
小説家になろうで先行投稿してます。 異世界から飛ばされてきた美しいエルフのセレナ=ミッフィール。彼女がその先で出会った人物は、石の力を見分けることが出来る宝石職人。 宝石職人でありながら法具店の店主の役職に就いている彼の力を借りて、一緒に故郷へ帰還できた彼女は彼と一緒に自分の店を思いつく。 セレナや冒険者である客達に振り回されながらも、その力を大いに発揮して宝石職人として活躍していく物語。

ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!

カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!! 祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。 「よし、とりあえず叩いてみよう!!」 ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。 ※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。 そして夢をみた。 日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。 その顔を見て目が覚めた。 なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。 数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。 幼少期、最初はツラい状況が続きます。 作者都合のゆるふわご都合設定です。 日曜日以外、1日1話更新目指してます。 エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。 お楽しみ頂けたら幸いです。 *************** 2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます! 100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!! 2024年9月9日  お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます! 200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!! 2025年1月6日  お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております! ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします! 2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております! こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!! 2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?! なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!! こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。 どうしよう、欲が出て来た? …ショートショートとか書いてみようかな? 2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?! 欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい… 2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?! どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…

石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!

寿明結未
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。 皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。 この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。 召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。 確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!? 「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」 気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。 ★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします! ★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。 中国でコピーされていたので自衛です。 「天安門事件」

処理中です...