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「分かったわ。じゃあ行きましょう。」
そう言って歩き出す。
おばあちゃんの家への道すがら、青年に色々質問をする。彼の名前はカザムという。彼は19歳で差別をされずに過ごせる場所を探しているらしい。そう語った彼は私に質問してくる。
「で、お前の名前は?俺も名乗ったんだから勿論言うよな?」
「私はエレナ。16歳リンスカム村に住んでいるの」
エレナ、ねぇ。彼はそう言って考える表情をする。
そうしている間におばあちゃんの家に着いた。カザムさんは私に外で待っているように言うと、おばあちゃんの家へ入っていった。五分もして出てきたカザムさんは、私にスコップの場所を聞いてきた。教えるとスコップを持ってきて地面を掘り始める。
「何をしているの?」
私が尋ねると、彼はこう答えた。
「お前の祖母の墓作ってんの。じゃねーと成仏しねーだろ?」
そう言ってどんどん掘り進めていく。深さが1mに達した位で掘るのを止めた。そして再びおばあちゃんの家へ入っていき今度はおばあちゃんを抱えて出てきた。おばあちゃんは血まみれだったのに何故か血がついていない。服は血まみれだが何故か他のところは血がついていないのだ。
「ほら、お前も少しは手伝えよ。」
そう言って彼はスタスタと穴に向かって歩いていく。それを追いかけていく。そして穴のすぐ側におばあちゃんを寝かせたカザムさんは私を呼んだ。
「おい、最後に別れ言わなくていいのか?」
私を気遣ってくれているようだ。私はおばあちゃんに抱きついた。その体はとても冷たくて、あの優しかったおばあちゃんとは全然違う人のような感じがした。
「おばあちゃん・・・ありがとう。大好きよ。・・・・・・っ」
ポタポタとまた涙が零れる。そんな私の頭にポンと手を置いたカザムさんは言う。
「ほら、泣いて別れを言うより笑え。その方がお前の祖母も喜ぶだろ、な?」
私は泣きながら笑顔を作る。そしてカザムさんは、おばあちゃんを再び抱き上げ穴の中に下りると、そっとおばあちゃんを寝かせる。そして穴から出ると、土を被せる。
「ほら、お前も手伝えよ。」
そう言って穴を埋めていく。私も同じように穴を埋めていく。その約30分後に穴を埋め終わった。
私は泣きながら穴を埋めた。穴を埋め終わってからも泣いていた。カザムさんはよく頑張ったと私を抱き締めて背中をトントンと叩いてくれた。私はそんなカザムさんに縋り付くように抱きついて泣いた。泣き終わる頃にはカザムさんの服はベタベタになっていた。
「ごめんなさい。服が・・・」
「大丈夫。すぐに乾く。それよりお前これからどうするんだ?」
カザムさんが問いかけてくる。
「家に・・・帰る」
「そうか。気を付けてな。」
そう言ってくれる。
「カザムさんはどうするの?」
「ん?俺か?暫くはこの森で滞在するつもりだが、」
「また・・・会いに来てもいい?」
するとカザムさんは笑って頷いた。
「あぁ、いつでも来い。」
ー後書きー
はい。やっと更新しました。話のストックが無いため更新ペースが遅いですね。ごめんなさい。お盆なのに勉強ばかりで気が狂いそうです。
あっ、そうそう。話には書いていませんが、おばあちゃんが血塗れにならなかったのはカザムが拭いたからです。流石にエレナが見たらショックが大きいだろうということで。あっ見える所だけですよ!?微妙なとこは拭いてません!!
次回衝撃な事が!?あるかもです。
では、また次回でお会いしましょう
そう言って歩き出す。
おばあちゃんの家への道すがら、青年に色々質問をする。彼の名前はカザムという。彼は19歳で差別をされずに過ごせる場所を探しているらしい。そう語った彼は私に質問してくる。
「で、お前の名前は?俺も名乗ったんだから勿論言うよな?」
「私はエレナ。16歳リンスカム村に住んでいるの」
エレナ、ねぇ。彼はそう言って考える表情をする。
そうしている間におばあちゃんの家に着いた。カザムさんは私に外で待っているように言うと、おばあちゃんの家へ入っていった。五分もして出てきたカザムさんは、私にスコップの場所を聞いてきた。教えるとスコップを持ってきて地面を掘り始める。
「何をしているの?」
私が尋ねると、彼はこう答えた。
「お前の祖母の墓作ってんの。じゃねーと成仏しねーだろ?」
そう言ってどんどん掘り進めていく。深さが1mに達した位で掘るのを止めた。そして再びおばあちゃんの家へ入っていき今度はおばあちゃんを抱えて出てきた。おばあちゃんは血まみれだったのに何故か血がついていない。服は血まみれだが何故か他のところは血がついていないのだ。
「ほら、お前も少しは手伝えよ。」
そう言って彼はスタスタと穴に向かって歩いていく。それを追いかけていく。そして穴のすぐ側におばあちゃんを寝かせたカザムさんは私を呼んだ。
「おい、最後に別れ言わなくていいのか?」
私を気遣ってくれているようだ。私はおばあちゃんに抱きついた。その体はとても冷たくて、あの優しかったおばあちゃんとは全然違う人のような感じがした。
「おばあちゃん・・・ありがとう。大好きよ。・・・・・・っ」
ポタポタとまた涙が零れる。そんな私の頭にポンと手を置いたカザムさんは言う。
「ほら、泣いて別れを言うより笑え。その方がお前の祖母も喜ぶだろ、な?」
私は泣きながら笑顔を作る。そしてカザムさんは、おばあちゃんを再び抱き上げ穴の中に下りると、そっとおばあちゃんを寝かせる。そして穴から出ると、土を被せる。
「ほら、お前も手伝えよ。」
そう言って穴を埋めていく。私も同じように穴を埋めていく。その約30分後に穴を埋め終わった。
私は泣きながら穴を埋めた。穴を埋め終わってからも泣いていた。カザムさんはよく頑張ったと私を抱き締めて背中をトントンと叩いてくれた。私はそんなカザムさんに縋り付くように抱きついて泣いた。泣き終わる頃にはカザムさんの服はベタベタになっていた。
「ごめんなさい。服が・・・」
「大丈夫。すぐに乾く。それよりお前これからどうするんだ?」
カザムさんが問いかけてくる。
「家に・・・帰る」
「そうか。気を付けてな。」
そう言ってくれる。
「カザムさんはどうするの?」
「ん?俺か?暫くはこの森で滞在するつもりだが、」
「また・・・会いに来てもいい?」
するとカザムさんは笑って頷いた。
「あぁ、いつでも来い。」
ー後書きー
はい。やっと更新しました。話のストックが無いため更新ペースが遅いですね。ごめんなさい。お盆なのに勉強ばかりで気が狂いそうです。
あっ、そうそう。話には書いていませんが、おばあちゃんが血塗れにならなかったのはカザムが拭いたからです。流石にエレナが見たらショックが大きいだろうということで。あっ見える所だけですよ!?微妙なとこは拭いてません!!
次回衝撃な事が!?あるかもです。
では、また次回でお会いしましょう
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