婚約破棄で幸せは得られるのか

手遅れマッキー(旧 来栖祐翔)

文字の大きさ
1 / 49
本編

しおりを挟む
「ミリアリア・クロフィールド。貴様との婚約を破棄する。」
そう目の前の婚約者は大きい声で言った。その隣には、可憐で庇護欲をそそられるような令嬢が居た。その令嬢は、私と目が合うと怯えたように婚約者に縋り付いた。
「どういう事ですの?ジョセフ様。そして、その隣にいるご令嬢はどなたかしら?」
すると婚約者もとい、ジョセフ様は声高々に言い放った。
「貴様はこのマデリンを身分を盾にし虐めた。よって貴様との婚約は破棄する。貴様のようなクズの婚約者であった事が俺の人生の汚点だ!!今すぐにここから立ち去れ!!」
凄い早口で捲し立ててきた。でも、虐めるとは何のことかしら?私この方とは面識がなく今日はじめて会ったのですが。
「ジョセフ様、私は虐めてなどおりませんわ。それに私この方とはお会いしたことがありませんの。」
するとジョセフ様は怒ってまた捲し立ててきた。
「嘘をつくなこのクズが!!貴様がしてきたことはマデリンから聞いている!!」
一体なんの茶番でしょう。全く疲れますわ。
「ですから、私は何もしておりませんわ。何か証拠がございまして?」
すると、マデリン様が話に割り込んできた。
「ミリアリア様お願いです。ご自分の罪を認めてください。私は貴方にされてきたことを許して差し上げますから。」
な、なんですのこの方?意味が分かりませんわ。しかも、許して差し上げる?上から目線で何をおっしゃるのかと思えばそんなこと、呆れるを通り越して哀れみすら覚えますわ。
「何度やっていないと言えば気が済むのですか?そうやってはっきりとお言いになるのですから勿論証拠はあるのでしょう?」
するとジョセフ様が、
「マデリンがそう言っているのだ。そうに決まっているだろう」
そう言った。
この人は馬鹿ですの?証拠もないのにそんな馬鹿げたことを言ったのですか。あぁこの方の婚約者であった事が恥ずかしいですわ。こんな方とは早く別れたいので、婚約破棄させていただきましょう。
「わかりましたわ。では、国王陛下の所へ向かい婚約破棄するとお伝えしましょう。・・・ですが、私はそのマデリン様に何もしておりません。でもあなた方はしたとおっしゃる。では、国家裁判で、やったか否かを判断していただきましょう。」
ジョセフ様が言う。
「そんな事をしても無駄だとも分からないのか貴様は。まぁいいだろう裁判で負けたお前は晒し者になるのだからな。」
そう言ったジョセフ様はマデリン様を連れて引っ込んで行った。



ー後書きー
ほんっとうに申し訳ありません!!
間違えて、6話から公開してしまうという愚行をおかしてしまいました。
次からはこのような事がないようにします!!
これからもよろしくお願いします。
あと、出来れば作品に対する感想や評価をお願いします。
しおりを挟む
感想 54

あなたにおすすめの小説

【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。

猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で―― 私の願いは一瞬にして踏みにじられました。 母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、 婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。 「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」 まさか――あの優しい彼が? そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。 子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。 でも、私には、味方など誰もいませんでした。 ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。 白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。 「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」 やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。 それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、 冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。 没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。 これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。 ※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ ※わんこが繋ぐ恋物語です ※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

あなたが決めたことよ

アーエル
恋愛
その日は私の誕生日パーティーの三日前のことでした。 前触れもなく「婚約の話は無かったことにしよう」と言われたのです。 ‪✰他社でも公開

幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。

灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。 曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。 婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。 前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。 その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。 そこで待っていたのは、最悪の出来事―― けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。 夫は愛人と共に好きに生きればいい。 今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。 でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。 妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。 過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――

婚約破棄から50年後

あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。 そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。

愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました

由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。 尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。 けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。 そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。 再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。 一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。 “尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。 静かに離婚しただけなのに、 なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。

処理中です...