純白のレゾン

雨水林檎

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お別れの日

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 ああ、朝から言う言葉じゃない、もう呼吸だけで疲れてしまう。でも、言わなければ。

「なんだい、中学の頃女の子振って暴力沙汰になったこと?」
「いや、そんなのはクソほどどうでもいいんだけど。とにかく、……ごめん」
「はは、よくわからないけど気にしないでいいよ」
「……そう」

 あの日、『いらない』なんて言ってごめんなさい。
 砂和さんは、『お兄ちゃん』は、誰よりも俺にとって大切だから。手を繋ぐにはもう大人になってしまったけれど、俺、しばらくはまだ一緒にいたいんだよ。

「今夜待ってる、ちゃんと門限守るから」
「ああ、急いで帰るよ。あと、また週末青海先生来るかも」
「げぇ、それ勘弁……出掛けよっと」

 再び共に暮らし出した。彼と俺の心もまた、繋がって行く。
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