ハッピーな目覚め

Yonam Myon

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社内見学

 「それじゃ行きましょう。現場に行く前に  わたしたちで打合せ させていただきます。」なんて・・軽く告げると、二人で部屋を出て・・「もう・・長話しに付き合っていられないから、行っちゃいましょ。」「最初は、このビルの二階にある お店からね。普通の人は入って来ない高級クラブなの。」と・・事前説明は これだけ。
 入って行くと、和服で姿が美しい お姉さんが現れて「あら、ユミさんお待ちしていました お久しぶりですね。新しいパートナーの方かしら? あなたが一緒にお仕事されるのね 羨ましいわ。お会いできて嬉しいわよ。今後とも どうぞよろしくお願いします。」「それじゃ、今日も いつものチェックから始めましょうね。」「あなたも一緒に いらしてね。」なんて・・バカ丁寧だけど心地好く迎えられて・・
 連れていかれたのは、お店のバックヤード・・ボトルが整然と棚に並べられている部屋の片隅で、制服の男性達が担当別にリストや資料を持ち寄った後でPC操作説明を始める。どうやら、お店の帳簿監査を始めるらしい・・

 PCをあちこち覗いて資料をメモリーに落とすと「最近は何処の役所が沢山来てるの?」「省外の人は一緒に来てる?」なんて・・意味のわからない質問して・・
 和服の美人から、お客の素性と話題の大筋を聞き取ると「それじゃ、また来週来ますから、今の話は 忘れないうちにメールで送っておいて下さい。」なんだか、○○○活動みたいな話になって・・
 「大丈夫ですか?✕✕省の人がそんな事を話をしているのを あたし達が話しているって誰かに聞こえたら、どうなるんですか?」
 「その誰かに聞こえなければ、いいことじゃないの。話の中身って、ここが 誰が どんな相談をしに来る所なのかって大切な事なの。お店の客の入りを心配しているだけなら、誰も怒ったりしないもの。それよりユメがアタシ達だ なんて、あなたの言葉遣いもだんだん軟らかくなってすごくいいよぉ・・」なんて、チャカされて・・
 それにしても、後の説明によれば、会社はこの地区に政官財界の中堅から幹部までを相手するお店を沢山持っていて、各界毎にお客の階級別に店舗の序列があるということらしい。
 ちなみに、ホステスさん達も容姿・教養・経験に応じて分担があるらしいけど、成長株ハントを狙って若手相手のお店に移籍することもあるとか?で、こんな奥深い世界の話は、少し聞いたくらいでは理解が追い付かない。
 どちらにしても、若い役人やら秘書なんかを出世させて 後々の金ツルにするのが この地区の生産活動ということらしい。
 「それじゃ、次の地区に出掛けましょうか。」って、電車の沿線にそって地区の設定が在るらしくて・・
 
 
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