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学園見学
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「2人とも姉上を好きすぎじゃないか」
「推し、ですよね。エレナ様」
「ふふ。そうよ」
学園へ見学に行く日取りが決まり、私一人で行くのも寂しいからと仲間を誘うためにクラーク公爵家でお茶会。本当はもっと早くに来る予定だったけど、ルーク様の許可を取るのに時間がかかってしまってギリギリになってしまった。私もセオドア様もまだ婚約者がいないのに……
「そもそもルーク様の許可がなぜ必要だったのかしら?」
あら? なぜ2人して残念な子とでも言いたげな目で私を見るの?
「まぁ俺は何も言わないけどさ…ソフィーも苦労するね。それよりさっき言ってた推しって?」
実は私とオーランドは推し活友達。そう言うとルーク様が少し不機嫌になるからあんまり言わないんだけど。ルーク様は推し活友達とはちょっと違うんだから仕方ないじゃない。
「好きは好きなんですけど、ちょっと違うというか…眺めていたい、うーん、幸せを願っているっていうのが一番ですかね」
エレナの隣で何度も頷いているオーランド。彼は本来こうやって同じテーブルに付くことを許されていないから…学園に入ったらこうして推し活を一緒に楽しめなくなるのよね。
大人になると学生の時とは同じようにはできないし、関係性も変わってしまう寂しさを前世で経験しているから、その寂しさを容易に想像できてしまうのが辛い。この時間もあと少しなのかとしんみりしてしまいそう。
「えっ!? オーランドは姉上のことを恋愛対象として好きなんだと思っていた」
っ! びっくりしたぁ。しんみりしているところで急に大きな声をだすから、お茶を吹きこぼしそうになったじゃない。
「いえいえ、そんな私なんかが好きなどおこがましいですよ。そうですね…舞台役者を応援しているようなものと似ていますね」
「それが、推し、なのですよ。セオドア様も推し活に参加されますか?」
「いや…姉上だろう? 遠慮しておくよ」
まぁオーランドと推し活するわけだから、必然的にセオドア様も推し活に参加することになってるのだけどね。
「それで、その推し活? の次の場所が学園ってことなのか。俺興味ないんだけど」
「あらっ、では2人で参りますので、その日はオーランドに休暇を与えてくださいませ」
「……行かないとは言ってないじゃないか」
「ふふ。なら予定通り3人で行きましょう。ルーク様には連絡済みですので」
このお茶、すごく美味しい。確か新しく取り寄せたって…これはぜひニーナ様にも飲んでいただきたいわね。
「ルーク様ねぇ…それは俺達はいない方がいい気がするのだが」
「私もそう思います」
「さっさと言えばいいのに。何年も前から婚約して……」
「セオドア様」
「はぁ。どうせ姉上のことでも考えているんだろう。絶対聞こえてないよ」
ん? また残念な子を見るような目で…なんだか最近よくみる気がするのは気のせいかしら?
ふふ。当日までにルーク様へお渡しするクッキーを作らないとね。後は今まで作ったことがないものにも挑戦してみようかしら。
「確かに聞こえてなさそうですが、今は何となく別の方を思っているように感じます」
「そうか?」
「はい。ソフィーの苦労もあと少しで済みそうですね」
*
*
*
*
*
「ルーク様に頼むんじゃなかったのか?」
「頼んでますよ。ただ、約束の時間より少しだけ早く到着してしまっただけです」
晴れ渡る青空……事前に見学の許可をいただいていたからすんなりと学園に入ることもできたし、絶好の推し活日和ねっ!
「約束の時間は?」
「そうですねぇ…1時間後くらいだったかしら?」
「嘘っぽいな」
「まぁまぁ、細かいことはこの際置いておきましょう。さぁ、時間は有限ですよっ、すぐ向かいましょう」
ルーク様いわく今日は全学年合同でダンスの授業があるらしい。とはいっても高位貴族はもちろん既に習得済みの生徒が多いから、必要がない人は自己判断で出席しなくてもいいそうで。学園側からサボりの許可が出るって…異世界緩いな。
あぁ…ダンスをしているニーナ様を眺められたら……最高すぎるっ!
「社交界デビューすればいつだって見れるじゃないか」
声に出てかしら?
「デビューはまだ先ですし、それに……オーランドなら分かってくれるわよね?」
「はい。今のニーナ様が見れるのは今だけです」
「はいはい」
漫画のおまけページにこの学園の地図が載せられていたけど、覚えていないから案内図を確かめたいのだけど…あれ? 普通は学校に案内図なんてないっけ?
「そもそも姉上が出席してるとは限らないだろ」
「ニーナ様がサボるわけないです」
「私もそう思いますが、ライナス様が欠席されるのであればニーナ様も同様に欠席されるかもしれませんね」
「失礼ね。お兄様は欠席しないわよ。真面目だもの」
っていうか、この合同のダンス授業の初回にお兄様と主人公のナターシャが一緒に踊るのよ。漫画ではお兄様とニーナ様は現実より距離があったから…確かニーナ様がお兄様に嫉妬してもらいたくて他の男性とペアになったのに、お兄様は相手の男性に嫉妬することなく余っていたナターシャとペアになったのよね。
まぁ…漫画通りにナターシャと踊る。なんてことにはならないだろうけど、お兄様達は欠席されないはず。きっとニーナ様と……ふふふ。
「俺達は知らないからな。エレナ嬢に言われた時間に来ただけだ」
「?? 急にどうされたんですか?」
俺達は何も悪くないって若干呆れように? 2人して首を横に振っているけど…私の後ろに誰かいるの?
「何をしているの?」
「えっ!?」
………………本当に後ろにいた。
「何をしているの? エレナ」
「け、見学です」
「おかしいな? 僕との約束の時間までまだ2時間もあるけど」
「やっぱりさっきの1時間っていうのは嘘だったんだな。想定内過ぎて驚きすらしないよ。ね、オーランド」
「ふふ。そうですね」
うわぁ…。ルーク様お怒り? というか…お兄様とニーナ様もこっちに向かってきているってことは、3人ともダンスの授業は欠席したのね。
「残念だわ」
「僕も残念だよ」
「っ! ならなんで授業を欠席するんですかっ! ………ご、ごめんなさい」
別に遅刻したわけじゃないのだから怒らなくたっていいじゃない。ちょっと口を尖らせて怒られる筋合いありませんってアピールを…。
「はぁぁ。そんな可愛い顔したってだめだからね。エレナのことだからきっとニーナ嬢が理由なんだろうけど、僕に早く会いたかったんだって言うなら許してあげるよ」
「仰るとおり私はニーナ様に……」
「ルーク様に早く会いたいって言ってたじゃないか」
そんなこと言った……ことにしろってことね。それでルーク様の怒りがおさまるのならいいのか?
「ル、ルーク様に早く会いたくて…?」
「僕も会いたかったよ、エレナ」
あ、うん。分かってた。何となく抱きしめられる気はした。分かっていたのにドキッとしたのはなぜ? お兄様だとそんなことないのに。
「ちょっと、ルーク!!」
「ふふ」
お兄様とニーナ様もおかわりなさそうで、なによりです。
「お兄様、ニーナ様、ご機嫌麗しゅう。お兄様、ダンスの授業は良いのですか?」
「なんで僕だけに聞くの? あっ、僕と踊りたいんだね」
私とじゃなくてニーナ様と踊っている姿をみたいんだって。
「さぁエレナ、ライナスのことなんて放っておいてこっちへおいで。こんな事もあろうかと1時間前からサロンを予約していたんだ」
「ちょっ、ルーク! エレナを連れて行くなよ」
「元々約束していたのは僕。ライナスはセオドア達の相手をしてあげなよ」
………。完全に行動を読まれていた。推し活で得た情報は後でオーランドに聞こう。
「推し、ですよね。エレナ様」
「ふふ。そうよ」
学園へ見学に行く日取りが決まり、私一人で行くのも寂しいからと仲間を誘うためにクラーク公爵家でお茶会。本当はもっと早くに来る予定だったけど、ルーク様の許可を取るのに時間がかかってしまってギリギリになってしまった。私もセオドア様もまだ婚約者がいないのに……
「そもそもルーク様の許可がなぜ必要だったのかしら?」
あら? なぜ2人して残念な子とでも言いたげな目で私を見るの?
「まぁ俺は何も言わないけどさ…ソフィーも苦労するね。それよりさっき言ってた推しって?」
実は私とオーランドは推し活友達。そう言うとルーク様が少し不機嫌になるからあんまり言わないんだけど。ルーク様は推し活友達とはちょっと違うんだから仕方ないじゃない。
「好きは好きなんですけど、ちょっと違うというか…眺めていたい、うーん、幸せを願っているっていうのが一番ですかね」
エレナの隣で何度も頷いているオーランド。彼は本来こうやって同じテーブルに付くことを許されていないから…学園に入ったらこうして推し活を一緒に楽しめなくなるのよね。
大人になると学生の時とは同じようにはできないし、関係性も変わってしまう寂しさを前世で経験しているから、その寂しさを容易に想像できてしまうのが辛い。この時間もあと少しなのかとしんみりしてしまいそう。
「えっ!? オーランドは姉上のことを恋愛対象として好きなんだと思っていた」
っ! びっくりしたぁ。しんみりしているところで急に大きな声をだすから、お茶を吹きこぼしそうになったじゃない。
「いえいえ、そんな私なんかが好きなどおこがましいですよ。そうですね…舞台役者を応援しているようなものと似ていますね」
「それが、推し、なのですよ。セオドア様も推し活に参加されますか?」
「いや…姉上だろう? 遠慮しておくよ」
まぁオーランドと推し活するわけだから、必然的にセオドア様も推し活に参加することになってるのだけどね。
「それで、その推し活? の次の場所が学園ってことなのか。俺興味ないんだけど」
「あらっ、では2人で参りますので、その日はオーランドに休暇を与えてくださいませ」
「……行かないとは言ってないじゃないか」
「ふふ。なら予定通り3人で行きましょう。ルーク様には連絡済みですので」
このお茶、すごく美味しい。確か新しく取り寄せたって…これはぜひニーナ様にも飲んでいただきたいわね。
「ルーク様ねぇ…それは俺達はいない方がいい気がするのだが」
「私もそう思います」
「さっさと言えばいいのに。何年も前から婚約して……」
「セオドア様」
「はぁ。どうせ姉上のことでも考えているんだろう。絶対聞こえてないよ」
ん? また残念な子を見るような目で…なんだか最近よくみる気がするのは気のせいかしら?
ふふ。当日までにルーク様へお渡しするクッキーを作らないとね。後は今まで作ったことがないものにも挑戦してみようかしら。
「確かに聞こえてなさそうですが、今は何となく別の方を思っているように感じます」
「そうか?」
「はい。ソフィーの苦労もあと少しで済みそうですね」
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「ルーク様に頼むんじゃなかったのか?」
「頼んでますよ。ただ、約束の時間より少しだけ早く到着してしまっただけです」
晴れ渡る青空……事前に見学の許可をいただいていたからすんなりと学園に入ることもできたし、絶好の推し活日和ねっ!
「約束の時間は?」
「そうですねぇ…1時間後くらいだったかしら?」
「嘘っぽいな」
「まぁまぁ、細かいことはこの際置いておきましょう。さぁ、時間は有限ですよっ、すぐ向かいましょう」
ルーク様いわく今日は全学年合同でダンスの授業があるらしい。とはいっても高位貴族はもちろん既に習得済みの生徒が多いから、必要がない人は自己判断で出席しなくてもいいそうで。学園側からサボりの許可が出るって…異世界緩いな。
あぁ…ダンスをしているニーナ様を眺められたら……最高すぎるっ!
「社交界デビューすればいつだって見れるじゃないか」
声に出てかしら?
「デビューはまだ先ですし、それに……オーランドなら分かってくれるわよね?」
「はい。今のニーナ様が見れるのは今だけです」
「はいはい」
漫画のおまけページにこの学園の地図が載せられていたけど、覚えていないから案内図を確かめたいのだけど…あれ? 普通は学校に案内図なんてないっけ?
「そもそも姉上が出席してるとは限らないだろ」
「ニーナ様がサボるわけないです」
「私もそう思いますが、ライナス様が欠席されるのであればニーナ様も同様に欠席されるかもしれませんね」
「失礼ね。お兄様は欠席しないわよ。真面目だもの」
っていうか、この合同のダンス授業の初回にお兄様と主人公のナターシャが一緒に踊るのよ。漫画ではお兄様とニーナ様は現実より距離があったから…確かニーナ様がお兄様に嫉妬してもらいたくて他の男性とペアになったのに、お兄様は相手の男性に嫉妬することなく余っていたナターシャとペアになったのよね。
まぁ…漫画通りにナターシャと踊る。なんてことにはならないだろうけど、お兄様達は欠席されないはず。きっとニーナ様と……ふふふ。
「俺達は知らないからな。エレナ嬢に言われた時間に来ただけだ」
「?? 急にどうされたんですか?」
俺達は何も悪くないって若干呆れように? 2人して首を横に振っているけど…私の後ろに誰かいるの?
「何をしているの?」
「えっ!?」
………………本当に後ろにいた。
「何をしているの? エレナ」
「け、見学です」
「おかしいな? 僕との約束の時間までまだ2時間もあるけど」
「やっぱりさっきの1時間っていうのは嘘だったんだな。想定内過ぎて驚きすらしないよ。ね、オーランド」
「ふふ。そうですね」
うわぁ…。ルーク様お怒り? というか…お兄様とニーナ様もこっちに向かってきているってことは、3人ともダンスの授業は欠席したのね。
「残念だわ」
「僕も残念だよ」
「っ! ならなんで授業を欠席するんですかっ! ………ご、ごめんなさい」
別に遅刻したわけじゃないのだから怒らなくたっていいじゃない。ちょっと口を尖らせて怒られる筋合いありませんってアピールを…。
「はぁぁ。そんな可愛い顔したってだめだからね。エレナのことだからきっとニーナ嬢が理由なんだろうけど、僕に早く会いたかったんだって言うなら許してあげるよ」
「仰るとおり私はニーナ様に……」
「ルーク様に早く会いたいって言ってたじゃないか」
そんなこと言った……ことにしろってことね。それでルーク様の怒りがおさまるのならいいのか?
「ル、ルーク様に早く会いたくて…?」
「僕も会いたかったよ、エレナ」
あ、うん。分かってた。何となく抱きしめられる気はした。分かっていたのにドキッとしたのはなぜ? お兄様だとそんなことないのに。
「ちょっと、ルーク!!」
「ふふ」
お兄様とニーナ様もおかわりなさそうで、なによりです。
「お兄様、ニーナ様、ご機嫌麗しゅう。お兄様、ダンスの授業は良いのですか?」
「なんで僕だけに聞くの? あっ、僕と踊りたいんだね」
私とじゃなくてニーナ様と踊っている姿をみたいんだって。
「さぁエレナ、ライナスのことなんて放っておいてこっちへおいで。こんな事もあろうかと1時間前からサロンを予約していたんだ」
「ちょっ、ルーク! エレナを連れて行くなよ」
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