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二章 混ざり怪編
四十二話
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先に攻撃したのはリーチの長い藤。
藤は下から切り上げるように刀を振るうが、大黒が体を急停止したことにより半歩の所で躱される。
そして大黒は刀の峰を払い上げると、藤の胴体を狙って木刀を突き出した。
「おっと」
「ちっ!」
しかし横から突進してきた野槌によって後退を余儀なくされる。
そのまま野槌は尻尾を地面に叩きつけて体を宙に浮かせ、上空から大黒目掛けて降ってきた。
「はぁっ!?」
野槌の巨体では急な方向転換は無理だろうと高をくくっていた大黒は、予想外の野槌の追撃に動揺する。
ギリギリで避けられないタイミング、それを何とか逃げ切ろうと大黒は一旦結界で持ちこたえようとした。
「……! 生成!」
ドォン!! と大きな音を立てて野槌が結界に落下する。
野槌の攻撃を受け止めた結界は一瞬で全体にヒビが入り、五秒と持たずに砕け散ってしまう。
大黒は結界が壊れる直前に横に飛び、地面を転がりながらも野槌の攻撃を回避した。
だが大黒が転がった先には刀を振り上げた状態の藤がいた。
「あの状態じゃあこっちに逃げるしか無いよね」
「くっ!」
大黒は振り下ろされた刀を木刀で受け止める。
たった一合で大黒が木刀に纏わせていた霊力は即座に喰い尽くされた。そして元々木刀に内包されていた霊力も尽きかけた所で大黒は刀の軌道を逸らすことができた。
その間に大黒は体勢を立て直し、藤から距離を取ることでようやく死地からの脱出に成功した。
「……なるほど、今の君を追い詰めるには僕たちだけじゃあまだ足りないのかもね」
袖で汗を拭う大黒を見て藤は小さく呟く。
窮地には立たせられるものの、未だに大黒には傷一つ付けられていない。
それだけ自分たちと妖怪化した大黒の間には力の差があるのだと再認識し、藤は新たな戦力を投入することにした。
(これももうただの棒きれだな……。野槌には通用するはずもないし、藤を殺すのにも苦労する。符術に切り替えたほうがいいか?)
一方大黒は、傷こそ負っていないもののメインの攻撃手段である木刀が無用の長物と成り果ててしまい、攻めあぐねていた。
大黒の持つ木刀は神木を加工したものであり、神木そのものが有していた霊力があったからこそ自分の霊力も通しやすく、妖怪にも通じる武器となっていた。
それが飢餓ノ剣に霊力を喰われたことによって、その効果も失われた。
そうなるともう攻撃には使えない。そう判断した大黒はやり投げでもするかのように木刀を構え、藤に向かって投げつけた。
「『塗り壁』、『竹切り狸』」
大黒の投擲に藤は焦ることもなく、淡々と次の式神を召喚した。
そして出てきたのは一匹の狸。
一見何の変哲もない狸に見えたが、召喚された次の瞬間狸は巨大化し、その腹で木刀を弾き飛ばした。
加えてどこからともなく、キィ、という音が大黒の耳に届いた。
「っ!」
反射的に大黒はその場から飛び退く。
寸前までいた場所を大黒が一瞥すると、そこには鋭い刃物が通った跡が残っていた。
(野槌とあの狸以外に妖怪の気配はない。ってことは……)
新しく現れた妖怪を睨みながら、大黒は妖怪の正体についての予想を声に出す。
「混ざり妖か……」
その言葉に反応したのは狸の後ろに隠れて姿が見えなくなった藤だった。
「ご明察! 狸の妖怪同士の混ぜものさ。混ざり妖は妖怪として決まった個体名がないから、召喚の際には原料全ての名を呼ばないといけないのが難点だね」
「そりゃいいこと聞いたよ」
余裕からか研究成果の誇示からか、藤は混ざり妖の欠点を口にする。
それを聞いた大黒は、多少は嘘の可能性もあると考慮しながらも目の前の狸には藤が先程言った妖怪以外の要素は無いと仮定する。
現在大黒の右前方には野槌、左前方には混ざり妖の狸とその後ろに隠れた藤。
大黒は野槌にも警戒を払いながら、狸と藤に向かって駆けていく。
(妖怪達は後回し……! 今はとにかく藤を殺しに行く……!)
藤への殺意を高まらせながら、大黒は右手に持った札で狸を攻撃する。
「火行符!」
有り余る霊力を込められた火行符は、塗り壁として巨大化した狸の体を全て覆う程の炎となった。
塗り壁という妖怪にはいくつか種類があるが、狸の塗り壁はただ人の視界を塞いで前へ進めなくするだけの妖怪である。
また竹伐り狸も、本来竹を伐る幻聴を聞かせるだけの妖怪であり、その音が真に迫っているため実際の傷となって表れるというだけである。
つまり防御に優れているわけでもなければ、戦闘に秀でているわけでもない。
九尾の力を身に宿した大黒の術を食らえば、一撃で消え失せてしまうのは自明の理であった。
そして狸が完全に消滅する前に野槌の方へと走り出した藤を見た大黒は、確実に至近距離から仕留めるために藤の後を追う。
だが大黒が仕掛ける前に野槌の元に辿り着いた藤は、くるりと振り返ってズボンのポケットから札を取り出した。
「水行符」
「……! 土行符!」
水と土とがぶつかり合い、術の余波で煙が舞う。
繰り出された術を大黒は相克で打ち消したが、その間に藤が迫ってきている気配を感じていた。
何よりも飢餓ノ剣の攻撃を食らわないように警戒していた大黒は、後手に回らないよう再び藤に向かって術を打とうと、気配を感じる右手側に目を向けた。
それが、致命的な隙になってしまうとは思わずに。
(刀が……!)
「ふふっ、驚いてくれてるようで何よりだ」
大黒の横を素通りしていった藤の手には何も無い。
だったら飢餓ノ剣はどこにいったのだと思った大黒の視界に、大きく息を吸い込んだ野槌の姿が映る。
そして口から射出されたのは紛うことなき飢餓ノ剣。
大黒は体を半身にして刀を避けようとしたが、あまりのスピードに対応できず刃を頬に食らってしまう。
さらに大黒が避けた刀の柄を、大黒の後ろに回り込んでいた藤が掴み、体勢を崩している大黒にそのまま振り下ろした。
振り下ろされた刀を避けることができず、大黒は肩から腰にかけて飢餓ノ剣で切り裂かれた。
「…………!!」
「さあ、今度こそ詰みだね」
藤は下から切り上げるように刀を振るうが、大黒が体を急停止したことにより半歩の所で躱される。
そして大黒は刀の峰を払い上げると、藤の胴体を狙って木刀を突き出した。
「おっと」
「ちっ!」
しかし横から突進してきた野槌によって後退を余儀なくされる。
そのまま野槌は尻尾を地面に叩きつけて体を宙に浮かせ、上空から大黒目掛けて降ってきた。
「はぁっ!?」
野槌の巨体では急な方向転換は無理だろうと高をくくっていた大黒は、予想外の野槌の追撃に動揺する。
ギリギリで避けられないタイミング、それを何とか逃げ切ろうと大黒は一旦結界で持ちこたえようとした。
「……! 生成!」
ドォン!! と大きな音を立てて野槌が結界に落下する。
野槌の攻撃を受け止めた結界は一瞬で全体にヒビが入り、五秒と持たずに砕け散ってしまう。
大黒は結界が壊れる直前に横に飛び、地面を転がりながらも野槌の攻撃を回避した。
だが大黒が転がった先には刀を振り上げた状態の藤がいた。
「あの状態じゃあこっちに逃げるしか無いよね」
「くっ!」
大黒は振り下ろされた刀を木刀で受け止める。
たった一合で大黒が木刀に纏わせていた霊力は即座に喰い尽くされた。そして元々木刀に内包されていた霊力も尽きかけた所で大黒は刀の軌道を逸らすことができた。
その間に大黒は体勢を立て直し、藤から距離を取ることでようやく死地からの脱出に成功した。
「……なるほど、今の君を追い詰めるには僕たちだけじゃあまだ足りないのかもね」
袖で汗を拭う大黒を見て藤は小さく呟く。
窮地には立たせられるものの、未だに大黒には傷一つ付けられていない。
それだけ自分たちと妖怪化した大黒の間には力の差があるのだと再認識し、藤は新たな戦力を投入することにした。
(これももうただの棒きれだな……。野槌には通用するはずもないし、藤を殺すのにも苦労する。符術に切り替えたほうがいいか?)
一方大黒は、傷こそ負っていないもののメインの攻撃手段である木刀が無用の長物と成り果ててしまい、攻めあぐねていた。
大黒の持つ木刀は神木を加工したものであり、神木そのものが有していた霊力があったからこそ自分の霊力も通しやすく、妖怪にも通じる武器となっていた。
それが飢餓ノ剣に霊力を喰われたことによって、その効果も失われた。
そうなるともう攻撃には使えない。そう判断した大黒はやり投げでもするかのように木刀を構え、藤に向かって投げつけた。
「『塗り壁』、『竹切り狸』」
大黒の投擲に藤は焦ることもなく、淡々と次の式神を召喚した。
そして出てきたのは一匹の狸。
一見何の変哲もない狸に見えたが、召喚された次の瞬間狸は巨大化し、その腹で木刀を弾き飛ばした。
加えてどこからともなく、キィ、という音が大黒の耳に届いた。
「っ!」
反射的に大黒はその場から飛び退く。
寸前までいた場所を大黒が一瞥すると、そこには鋭い刃物が通った跡が残っていた。
(野槌とあの狸以外に妖怪の気配はない。ってことは……)
新しく現れた妖怪を睨みながら、大黒は妖怪の正体についての予想を声に出す。
「混ざり妖か……」
その言葉に反応したのは狸の後ろに隠れて姿が見えなくなった藤だった。
「ご明察! 狸の妖怪同士の混ぜものさ。混ざり妖は妖怪として決まった個体名がないから、召喚の際には原料全ての名を呼ばないといけないのが難点だね」
「そりゃいいこと聞いたよ」
余裕からか研究成果の誇示からか、藤は混ざり妖の欠点を口にする。
それを聞いた大黒は、多少は嘘の可能性もあると考慮しながらも目の前の狸には藤が先程言った妖怪以外の要素は無いと仮定する。
現在大黒の右前方には野槌、左前方には混ざり妖の狸とその後ろに隠れた藤。
大黒は野槌にも警戒を払いながら、狸と藤に向かって駆けていく。
(妖怪達は後回し……! 今はとにかく藤を殺しに行く……!)
藤への殺意を高まらせながら、大黒は右手に持った札で狸を攻撃する。
「火行符!」
有り余る霊力を込められた火行符は、塗り壁として巨大化した狸の体を全て覆う程の炎となった。
塗り壁という妖怪にはいくつか種類があるが、狸の塗り壁はただ人の視界を塞いで前へ進めなくするだけの妖怪である。
また竹伐り狸も、本来竹を伐る幻聴を聞かせるだけの妖怪であり、その音が真に迫っているため実際の傷となって表れるというだけである。
つまり防御に優れているわけでもなければ、戦闘に秀でているわけでもない。
九尾の力を身に宿した大黒の術を食らえば、一撃で消え失せてしまうのは自明の理であった。
そして狸が完全に消滅する前に野槌の方へと走り出した藤を見た大黒は、確実に至近距離から仕留めるために藤の後を追う。
だが大黒が仕掛ける前に野槌の元に辿り着いた藤は、くるりと振り返ってズボンのポケットから札を取り出した。
「水行符」
「……! 土行符!」
水と土とがぶつかり合い、術の余波で煙が舞う。
繰り出された術を大黒は相克で打ち消したが、その間に藤が迫ってきている気配を感じていた。
何よりも飢餓ノ剣の攻撃を食らわないように警戒していた大黒は、後手に回らないよう再び藤に向かって術を打とうと、気配を感じる右手側に目を向けた。
それが、致命的な隙になってしまうとは思わずに。
(刀が……!)
「ふふっ、驚いてくれてるようで何よりだ」
大黒の横を素通りしていった藤の手には何も無い。
だったら飢餓ノ剣はどこにいったのだと思った大黒の視界に、大きく息を吸い込んだ野槌の姿が映る。
そして口から射出されたのは紛うことなき飢餓ノ剣。
大黒は体を半身にして刀を避けようとしたが、あまりのスピードに対応できず刃を頬に食らってしまう。
さらに大黒が避けた刀の柄を、大黒の後ろに回り込んでいた藤が掴み、体勢を崩している大黒にそのまま振り下ろした。
振り下ろされた刀を避けることができず、大黒は肩から腰にかけて飢餓ノ剣で切り裂かれた。
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