2 / 2
第1章
2.緊張の初出勤……のはずが
しおりを挟む
(謎の部隊……か)
ぼんやりとそんなことを考えながら、俺は廊下の長椅子に腰掛けて、誰ともわからない迎えを待っていた。
ここは警視庁の中で、さらに言うならば一般の人達が多く出入りする1階の入り口からはだいぶ離れた所にある廊下だ。
そのせいか、ここまで案内してくれたおじさんと別れてからは、他の誰とも顔を合わせていない。
「まあ、普通はこんな奥まで来る人いないよな」
そう呟いた俺、遠藤浩太郎も別に警察官というわけでもないし、公務員ですらなくて、先月、無事に大学を卒業した新社会人なわけだけど……。
「なんで俺がデバイスに配属になったんだ?」
デバイスというのは、極秘で警察内部に作られている秘密特殊部隊らしい。
なぜ、らしいという曖昧な言い方になるかというと、その部隊の存在を俺はつい最近まで知らなかったからだ。
そして、ここに来るまでにおじさんにもそれとなく質問してみたが、
『とにかく、噂ではメンバーは曲者揃いだそうだ』
と、いう情報しか入ってこなかった。
どうやら詳しく追及しようとしたら、自分の立場も危ないので、余計な詮索はしないことにしているらしい。
そんなわけで俺が知っている情報はそれにプラスして、デバイスが地球外生命体と戦う専門チームだということくらいだ。
今、地球は地球外生命体によって狙われていた。
地球外生命体と一言で言っても彼らは多種多様で、獣のような四つ足のタイプもいれば、鳥のように空を飛ぶものもいて、さらには人語を話し、かなりの知能を持つものがいることもわかっていた。
それらの種類の中で、特に地球侵略を狙っているものたちを、地球人はまとめて『クォーム』と呼んでいる。
世界各国で人間とクォームとの攻防が続く中、日本も決して例外ではなく取り分け、ここ東京は日本の本部基地としての役割を担っていた。
そのため、特にクォームの出現率が高く、今ではまるで花粉情報かのように朝のお天気とともにクォームの出現予報がニュースで自然と流れている状況だ。
だが、あくまでもクォームを相手にするのは警察(と、思っていた)で、一般人はそのクォーム出現予報を参考に戦闘区域に近づかないようにすればいいだけのことである。
もし、その戦闘エリアに近寄り怪我をしたとしても、それは自己責任ということになってしまう。
そして、夜にはまたニュースでその日の被害状況を見るだけなので、一般人にしてみればクォームの存在は台風と同じかもしれない。
昔の平和そのものの時代からすれば、それは変な状況と言えるのかもしれないが、今の時代はそれが当たり前となっていた。
そんな時代に生まれた俺にとって『波瀾万丈』『順風満帆』なんて言葉は一生無縁なものだと思っていた。
実際、今まで生きてきた22年間は不運な下り坂もなければ、幸運の高波に乗ることもなく、あえて言うなら『平々凡々』という言葉が一番合う。
身長体重は一般成人男性の平均だし、血液型も日本人に一番多いA型。
大学も無事に入学・進学し、卒業後はずっとアルバイトをしていた知り合いのカフェでの就職も決まっていた。
そんなに目立ったイベントは起きなかったが、これはこれでとても幸せなことだと思っていたのだが。
「いきなり、俺に配属通知が届くんだもんなぁ。クォームと戦っているのは警察だと思ってたから、デバイスなんて組織があること自体、俺知らなかったよ」
そう、確かにクォームの存在はテレビなどで知っていたが、実際に生で見たことはないし、誰かがクォームと戦っている場面を目にしたこともない。
だから、てっきりクォームとはちゃんと訓練をうけた警察関係者が戦っているものだと思っていたのに、まさかの俺みたいな一般人に配属命令……どう考えたっておかしいだろ。
今日だけでも何度目かわからない溜め息を溢した時だった。
「ん……?」
俺はふと、誰かの視線を感じて辺りを見回した。
すると20歳前後の女の子が、じっと真顔でこちらを見ていることに気づく。
綺麗なストレートの黒髪をポニーテールに結わっているその子は、髪を下ろしたら日本人形のようで、どこか清楚な印象を感じさせる。
(何だろう?)
俺が不思議に思っていると、その女の子は表情ひとつ変えずに言った。
「その組織の名前を軽々しく口に出すものじゃない」
「え?」
可愛らしい外見と声からは予想もしていなかった威圧的なものの言い方に俺は驚き、彼女の言葉の意味が理解出来なかった。
「失礼」
だが、唖然としてしまった俺の様子を全く気にすることなく、女の子は眼鏡の位置を直して一言そう言うと、俺に背を向けて歩き出す。
「あ、ちょっと! どういうこと?」
我に返った俺が声をかけるが、その女の子の背中が振り返ることはなかった。
「……なんだったんだ?」
状況が飲み込めず、俺がその子の後ろ姿をいつまでも見送っていると、今度は背後の方からなにやら騒がしい声が聞こえてくる。
「滝川、いい加減にしろ!」
「そう言う千尋こそ、諦めたらどうなんだよ!」
どうやら、その声は近づいてきているようだ。
それにつられて俺が後ろを振り返ると、黒髪と茶髪の対称的な2人の男の子が、お互いに張り合うかのようにものすごい勢いでこちらに向かって走ってきていた。
「ふざけるな! 訓練室を先に使うのは」
黒髪の子がそう言うと、示し合わせたかのように、
「俺だ!」
おお、2人、見事に声が揃った。って、そんなことに感心してる場合じゃない!
なぜなら2人は速度を落とすことなく、近づいてきているのだ。
「ちょっと、どいて!」
茶髪の子が言うと同時に、勢いにおされて逃げ遅れた俺は2人に弾かれてしまった。
「うわっ!」
だが、情けなくも廊下に俯せの大の字で転んだ俺を気にすることもなく、2人はそのまま駆け抜けて行った。
2人が去っていったその場に、途端に静寂が訪れる。まるで嵐が通り過ぎたかのようだ。
「いてて……」
「あんた、大丈夫?」
頭上から声が聞こえ前に目をやると、そこには子供サイズの靴があった。
「あ、ああ」
返事をしながら顔をあげると、そこには小学生くらいの子供が立っていて俺を見下ろしている。
「通路の真ん中に突っ立ってたら危ないよ」
その口振りからすると、この子は今の一部始終を見ていたのだろう。
こんな小さい子に随分と情けないところを見られたものだ。
「そうだね」
立ち上がり、服についた汚れを叩きながら俺は苦笑をもらしつつ答えた。
「ふっ、超ダサい」
子供はそんな俺を見て生意気そうな笑みを浮かべてそう言うと、その場を去っていった。
「おいおい、俺小学生くらいの男の子に鼻で笑われなかったか? 今……」
さっきまで誰一人として通らなかったのに、通る時はなんでこんなに一気に来るんだよ。そもそも、誰も人の話を聞かずに勝手に去っていく。
「どうして俺がこんな目にあわなきゃいけないんだ~!」
廊下で1人、叫びながら、そういえば配属通知が届いた時も理不尽な仕打ちをうけたな……と、大学卒業を1か月後に控えていたあの日のことを俺は思い出していた。
ぼんやりとそんなことを考えながら、俺は廊下の長椅子に腰掛けて、誰ともわからない迎えを待っていた。
ここは警視庁の中で、さらに言うならば一般の人達が多く出入りする1階の入り口からはだいぶ離れた所にある廊下だ。
そのせいか、ここまで案内してくれたおじさんと別れてからは、他の誰とも顔を合わせていない。
「まあ、普通はこんな奥まで来る人いないよな」
そう呟いた俺、遠藤浩太郎も別に警察官というわけでもないし、公務員ですらなくて、先月、無事に大学を卒業した新社会人なわけだけど……。
「なんで俺がデバイスに配属になったんだ?」
デバイスというのは、極秘で警察内部に作られている秘密特殊部隊らしい。
なぜ、らしいという曖昧な言い方になるかというと、その部隊の存在を俺はつい最近まで知らなかったからだ。
そして、ここに来るまでにおじさんにもそれとなく質問してみたが、
『とにかく、噂ではメンバーは曲者揃いだそうだ』
と、いう情報しか入ってこなかった。
どうやら詳しく追及しようとしたら、自分の立場も危ないので、余計な詮索はしないことにしているらしい。
そんなわけで俺が知っている情報はそれにプラスして、デバイスが地球外生命体と戦う専門チームだということくらいだ。
今、地球は地球外生命体によって狙われていた。
地球外生命体と一言で言っても彼らは多種多様で、獣のような四つ足のタイプもいれば、鳥のように空を飛ぶものもいて、さらには人語を話し、かなりの知能を持つものがいることもわかっていた。
それらの種類の中で、特に地球侵略を狙っているものたちを、地球人はまとめて『クォーム』と呼んでいる。
世界各国で人間とクォームとの攻防が続く中、日本も決して例外ではなく取り分け、ここ東京は日本の本部基地としての役割を担っていた。
そのため、特にクォームの出現率が高く、今ではまるで花粉情報かのように朝のお天気とともにクォームの出現予報がニュースで自然と流れている状況だ。
だが、あくまでもクォームを相手にするのは警察(と、思っていた)で、一般人はそのクォーム出現予報を参考に戦闘区域に近づかないようにすればいいだけのことである。
もし、その戦闘エリアに近寄り怪我をしたとしても、それは自己責任ということになってしまう。
そして、夜にはまたニュースでその日の被害状況を見るだけなので、一般人にしてみればクォームの存在は台風と同じかもしれない。
昔の平和そのものの時代からすれば、それは変な状況と言えるのかもしれないが、今の時代はそれが当たり前となっていた。
そんな時代に生まれた俺にとって『波瀾万丈』『順風満帆』なんて言葉は一生無縁なものだと思っていた。
実際、今まで生きてきた22年間は不運な下り坂もなければ、幸運の高波に乗ることもなく、あえて言うなら『平々凡々』という言葉が一番合う。
身長体重は一般成人男性の平均だし、血液型も日本人に一番多いA型。
大学も無事に入学・進学し、卒業後はずっとアルバイトをしていた知り合いのカフェでの就職も決まっていた。
そんなに目立ったイベントは起きなかったが、これはこれでとても幸せなことだと思っていたのだが。
「いきなり、俺に配属通知が届くんだもんなぁ。クォームと戦っているのは警察だと思ってたから、デバイスなんて組織があること自体、俺知らなかったよ」
そう、確かにクォームの存在はテレビなどで知っていたが、実際に生で見たことはないし、誰かがクォームと戦っている場面を目にしたこともない。
だから、てっきりクォームとはちゃんと訓練をうけた警察関係者が戦っているものだと思っていたのに、まさかの俺みたいな一般人に配属命令……どう考えたっておかしいだろ。
今日だけでも何度目かわからない溜め息を溢した時だった。
「ん……?」
俺はふと、誰かの視線を感じて辺りを見回した。
すると20歳前後の女の子が、じっと真顔でこちらを見ていることに気づく。
綺麗なストレートの黒髪をポニーテールに結わっているその子は、髪を下ろしたら日本人形のようで、どこか清楚な印象を感じさせる。
(何だろう?)
俺が不思議に思っていると、その女の子は表情ひとつ変えずに言った。
「その組織の名前を軽々しく口に出すものじゃない」
「え?」
可愛らしい外見と声からは予想もしていなかった威圧的なものの言い方に俺は驚き、彼女の言葉の意味が理解出来なかった。
「失礼」
だが、唖然としてしまった俺の様子を全く気にすることなく、女の子は眼鏡の位置を直して一言そう言うと、俺に背を向けて歩き出す。
「あ、ちょっと! どういうこと?」
我に返った俺が声をかけるが、その女の子の背中が振り返ることはなかった。
「……なんだったんだ?」
状況が飲み込めず、俺がその子の後ろ姿をいつまでも見送っていると、今度は背後の方からなにやら騒がしい声が聞こえてくる。
「滝川、いい加減にしろ!」
「そう言う千尋こそ、諦めたらどうなんだよ!」
どうやら、その声は近づいてきているようだ。
それにつられて俺が後ろを振り返ると、黒髪と茶髪の対称的な2人の男の子が、お互いに張り合うかのようにものすごい勢いでこちらに向かって走ってきていた。
「ふざけるな! 訓練室を先に使うのは」
黒髪の子がそう言うと、示し合わせたかのように、
「俺だ!」
おお、2人、見事に声が揃った。って、そんなことに感心してる場合じゃない!
なぜなら2人は速度を落とすことなく、近づいてきているのだ。
「ちょっと、どいて!」
茶髪の子が言うと同時に、勢いにおされて逃げ遅れた俺は2人に弾かれてしまった。
「うわっ!」
だが、情けなくも廊下に俯せの大の字で転んだ俺を気にすることもなく、2人はそのまま駆け抜けて行った。
2人が去っていったその場に、途端に静寂が訪れる。まるで嵐が通り過ぎたかのようだ。
「いてて……」
「あんた、大丈夫?」
頭上から声が聞こえ前に目をやると、そこには子供サイズの靴があった。
「あ、ああ」
返事をしながら顔をあげると、そこには小学生くらいの子供が立っていて俺を見下ろしている。
「通路の真ん中に突っ立ってたら危ないよ」
その口振りからすると、この子は今の一部始終を見ていたのだろう。
こんな小さい子に随分と情けないところを見られたものだ。
「そうだね」
立ち上がり、服についた汚れを叩きながら俺は苦笑をもらしつつ答えた。
「ふっ、超ダサい」
子供はそんな俺を見て生意気そうな笑みを浮かべてそう言うと、その場を去っていった。
「おいおい、俺小学生くらいの男の子に鼻で笑われなかったか? 今……」
さっきまで誰一人として通らなかったのに、通る時はなんでこんなに一気に来るんだよ。そもそも、誰も人の話を聞かずに勝手に去っていく。
「どうして俺がこんな目にあわなきゃいけないんだ~!」
廊下で1人、叫びながら、そういえば配属通知が届いた時も理不尽な仕打ちをうけたな……と、大学卒業を1か月後に控えていたあの日のことを俺は思い出していた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる