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〜2020/06/15まで執筆分
17話//猫のマタタビ亭
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「ゴーシュ、ここ通らないとダメ?」
「最短で行くにはここを通るしかないです」
目の前には不良ぶった少年少女が屯し道を塞いでいた。
「おうおうおうおう!!ここは通行止めだァ!」
「通りたきゃ出すもん出しな!!」
行く前に向こうから絡みに来やがった。出すもの出せと言われてもこっちからわざわざあげるようなものなど一銭たりとも持ち合わせてないのだが。
「ねぇリーダーァ。あいつらカワイイの連れてるわぁ。あたしも欲しいなぁ」
すごい猫なで声で媚びている。
「うわ…」
「スゴい背筋凍りそうっす」
2人も同じことを考えていたらしい。
「てめぇら、通行料は勘弁してやる。代わりにその使い魔たち置いてけや」
プツン
ゴーシュからそんな音が聞こえた気がする。目をやると青筋をピクピクさせて不気味に笑顔を浮かべている。
「金銭を要求するに留まらず、我らと主様を離別させようとは言語道断。仕置が必要ですね」
ゴーシュの後ろに全員の使い魔が集まり円弧を描いて怒気を放つ。
…なにこの絵面……
どこの最強魔王の四天王ってくらいコワイ…
「ひ、ひぃ!!」
「にげ、に、に、に、逃げろぉぉおおお!!」
どうやら彼らもしっかり恐怖を感じていた。やっぱり怖いよなぁ。見た目可愛くなってるけどそれに不釣り合いな威圧感放ってるし。
「それを許すとでも?」
そこからはあっという間、秒もかからない瞬殺だった。男も女も衣服を切り裂かれ、大切な部分を切断と回復を繰り返されたのだ。
想像するだけで股がスースーする感じが…。
「主様、先を急ぎましょう」
目の前の惨劇を繰り広げたと思えない眩しい笑顔でこの使い魔は。。。
「…うん。そう、しよっ、か」
ここ2年くらい感じてなかった動揺を久しぶりに感じつつ、彼は猫のマタタビ亭に向かう。
しばらくすると黒い猫のシルエットを象った看板が見えた。こういうの嫌いではないな。シンプルでそれを表すのは素晴らしい。
そんなことを思いながら扉を開く。
「いらっしゃーーい!宿の利用ですかー?」
猫獣人の10才くらいの女の子が元気よくもてなす。
「そうだよ。とりあえず1ヶ月くらいを考えてるんだけど、一人部屋3つと大部屋1つだとどれくらいかかるかな?」
しばらくの拠点とする予定だったので1ヶ月の賃料と空きを伺う。
「えっと、部屋は全部1日銀貨1枚だよ。食事付きだと銅貨50枚追加です!だから…」
どうやら計算が苦手らしい。これはあれか。所謂テンプレの学問未発達ってやつか。
「じゃあ1ヶ月で銀貨45枚だね」
「えっと、うん!そう!お兄ちゃん計算早いね!」
「昔教えこまれてたからね。じゃあ少し多めに金貨2枚渡すから1ヶ月よろしくね」
「多く貰っていいの?」
「もちろんっすよ」
「これから世話になるからお願いします。って意味だからな」
「ありがと!!部屋は1番から4番まで使ってね!4番が大きいお部屋だよ!」
とりあえず体を休める場所が決まった。これで明日からの生活に困りはしないだろう。
「ありがとね。ご飯は4番の部屋に人数分より少し多めに持ってきてくれるかな?」
「うん!わかった!お父さんに伝えとくね!」
どうやら父と娘で切り盛りしている宿らしい。
-------------××------------
待ってくれていた方にはお待たせしました。
仕事や身の回りのことがとりあえず一段落したので、徐々に前のペースに戻したいと思います。
「最短で行くにはここを通るしかないです」
目の前には不良ぶった少年少女が屯し道を塞いでいた。
「おうおうおうおう!!ここは通行止めだァ!」
「通りたきゃ出すもん出しな!!」
行く前に向こうから絡みに来やがった。出すもの出せと言われてもこっちからわざわざあげるようなものなど一銭たりとも持ち合わせてないのだが。
「ねぇリーダーァ。あいつらカワイイの連れてるわぁ。あたしも欲しいなぁ」
すごい猫なで声で媚びている。
「うわ…」
「スゴい背筋凍りそうっす」
2人も同じことを考えていたらしい。
「てめぇら、通行料は勘弁してやる。代わりにその使い魔たち置いてけや」
プツン
ゴーシュからそんな音が聞こえた気がする。目をやると青筋をピクピクさせて不気味に笑顔を浮かべている。
「金銭を要求するに留まらず、我らと主様を離別させようとは言語道断。仕置が必要ですね」
ゴーシュの後ろに全員の使い魔が集まり円弧を描いて怒気を放つ。
…なにこの絵面……
どこの最強魔王の四天王ってくらいコワイ…
「ひ、ひぃ!!」
「にげ、に、に、に、逃げろぉぉおおお!!」
どうやら彼らもしっかり恐怖を感じていた。やっぱり怖いよなぁ。見た目可愛くなってるけどそれに不釣り合いな威圧感放ってるし。
「それを許すとでも?」
そこからはあっという間、秒もかからない瞬殺だった。男も女も衣服を切り裂かれ、大切な部分を切断と回復を繰り返されたのだ。
想像するだけで股がスースーする感じが…。
「主様、先を急ぎましょう」
目の前の惨劇を繰り広げたと思えない眩しい笑顔でこの使い魔は。。。
「…うん。そう、しよっ、か」
ここ2年くらい感じてなかった動揺を久しぶりに感じつつ、彼は猫のマタタビ亭に向かう。
しばらくすると黒い猫のシルエットを象った看板が見えた。こういうの嫌いではないな。シンプルでそれを表すのは素晴らしい。
そんなことを思いながら扉を開く。
「いらっしゃーーい!宿の利用ですかー?」
猫獣人の10才くらいの女の子が元気よくもてなす。
「そうだよ。とりあえず1ヶ月くらいを考えてるんだけど、一人部屋3つと大部屋1つだとどれくらいかかるかな?」
しばらくの拠点とする予定だったので1ヶ月の賃料と空きを伺う。
「えっと、部屋は全部1日銀貨1枚だよ。食事付きだと銅貨50枚追加です!だから…」
どうやら計算が苦手らしい。これはあれか。所謂テンプレの学問未発達ってやつか。
「じゃあ1ヶ月で銀貨45枚だね」
「えっと、うん!そう!お兄ちゃん計算早いね!」
「昔教えこまれてたからね。じゃあ少し多めに金貨2枚渡すから1ヶ月よろしくね」
「多く貰っていいの?」
「もちろんっすよ」
「これから世話になるからお願いします。って意味だからな」
「ありがと!!部屋は1番から4番まで使ってね!4番が大きいお部屋だよ!」
とりあえず体を休める場所が決まった。これで明日からの生活に困りはしないだろう。
「ありがとね。ご飯は4番の部屋に人数分より少し多めに持ってきてくれるかな?」
「うん!わかった!お父さんに伝えとくね!」
どうやら父と娘で切り盛りしている宿らしい。
-------------××------------
待ってくれていた方にはお待たせしました。
仕事や身の回りのことがとりあえず一段落したので、徐々に前のペースに戻したいと思います。
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