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日常ランキング 炎上系女芸人の台頭

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炎上度 100 Sランク+
面白度 92 Sランク
不気味度 98 Sランク
目立ちたがり度 100 Sランク+
どうでもいい度 100 Sランク+
くだらない度 100 Sランク+

【解説】
この話を取り上げると、炎上系女芸人達の思うつぼのため、本来は書くつもりではなかったのだが、ちょっとした本当にどうでもいいくだらない普段生きる上でまったく役に立たないことに気付いてしまったため、思うつぼと知りながら今回筆を取ってしまった。

さて、昨今炎上系女芸人の躍進が目覚ましい。
笑いを取るためならあらゆる犠牲を厭わない高い志、才能のきらめき、積み上げてきた実績、充実したパフォーマンス、凡百の芸人とは一線を画す、遥かに次元の違う高い能力を有したその炎上系女芸人とは、『松居一代』『豊田真由子』『上西小百合』のお笑い御三家である。

三名中二名が議員とは、この国の政治はどうなっているのかとレベルを疑ってしまうが、その確かな実力、芸人としての高い将来性は、小保方晴子、ベッキー、加藤紗里、デヴィ夫人など、そうそうたるレジェンド女芸人達にも、けして引けを取るものではない(ちなみに男の芸人だと、野々村元県議や佐村河内守などがあげられる)。

まず松居一代の寸評から行ってみよう。
松居一代は、西武ライオンズからニューヨークメッツなどのメジャー球団に移籍し、現在楽天イーグルスに所属しているプロ野球選手。ではなく、主にYouTubeに面白動画を上げ注目を集め、ブログの方でも笑いを取っていくスタイルのお笑い芸人である。

芸風としては、バックにホラー映画のような不気味なBGMを流しながら、迫真の演技で悲壮感を演出し、他人の個人情報を暴露したり、とても下品な下ネタや、卑猥な言葉を連発し笑いを取っていくというものだが、お笑いの芸風としてはとても理にかなっていると言えるだろう。

人には『緊張と緩和』で笑ってしまうという性質があり、例えば葬式の時に坊主のハゲ頭が汗でテカっていた時のように、笑ってはいけない雰囲気の時こそ、それを不意に崩されると思わず笑ってしまうものなのである。

それだけに、不気味なBGMの中、一切笑わず、とても真剣な眼差しで、『バイアグラ』や『セックス』などと連呼したり、突然謎の『おちんちんシール』なるものを見せつけられれば、視聴者が思わず笑ってしまうのは無理からぬことなのだ。

松居はこれらを全て計算の上で笑いを取っているのだろうから、生半可な実力ではないことがわかるだろう。

最近では、夫船越所属のホリプロから名誉毀損で訴えられるといった報道も飛びだし、一時の笑いに走った代償は高く付きそうである。
例え一時でも我々を楽しませてくれた、『松居一代』という芸人の生き様を、筆者はけして忘れることはないだろう。
グッバイ、一代。フォーエバー、一代。

豊田真由子の寸評に移ろう。
ジャンルとしては『歌ネタ』で、自分で作詞作曲した歌を秘書に録音させ、間接的に視聴者の笑いを取るという、非常に高度で斬新なニュースタイルのお笑い芸人である。

歌唱力は著しく低いが、お笑いとしては逆にこれがとても良いアクセントとなっており、歌唱力がないからこそ豊田の笑いは成立していると言える。

『騒音おばさん』もそうだったが(引っ越しの歌)、こういう自作の歌の著作権は本人に帰属するのだろうから、CDで販売されてもし売れれば、そのまま彼女達の印税収入となるのだろう。
『引っ越しの歌』と『秘書の歌』の販売を、是非各レコード会社に検討してほしいものである。
その際歌詞カードに、『作詞作曲、騒音おばさん』とか、『作詞作曲、豊田真由子』とか書いてあれば更に笑えるのだが、残念ながら日本では未発売のまま、幻の曲として消えていくだろう。
それと個人的には、野々村の『号泣歌』(『純恋歌』みたいに言ってんじゃねーよ)も『ロード』のように章立てにして、是非フルバージョンで聞いてみたい。

話が大分ズレてしまったが、歌ネタとしての豊田の作詞作曲能力は素晴らしいものがあり、お笑い芸人としてのレベルは非常に高い水準にあるが、本人は議員として生きていきたいらしく、現在もにげ……ゲフンゲフン、体調不良のため療養中のようである。

芸人としてこれだけの豊かな才能に恵まれているにも関わらず、本人にその気はないらしく、まったく人生とは上手くいかないものである。
例え本人にその気がなくとも、一時でも我々を楽しませてくれた『豊田真由子』という芸人の生き様を、筆者はけして忘れることはないだろう。
グッバイ、真由子。フォーエバー、真由子。

最後に、上西小百合の寸評である。
『浪速のエリカ様』という、非常にサブい……あわわ、カッコイイ愛称を持つ上西であるが、その芸風は正に炎上芸。周囲に噛み付くことで自分に注目を集める、松居や『泰葉』等と同じ芸風のお笑い芸人と言えるだろう。

現在では『浦和レッズ』とそのサポーターに喧嘩を売り、世間の注目を集めているが、こういった炎上芸の芸人達は、とにかく自分が可愛いのだろう。自分一番、自分サイコーの方々であり、世間の注目を浴びるのが愉しくて仕方ないのである。

それだけに、こういった手合いを相手にすればするほど付け上がってくるため、本来は相手にしないのが一番良いのだが、何故本記事で取り上げたかと言うと、冒頭でも記した通り、ちょっとした本当にどうでもいいくだらない普段生きる上でまったく役に立たないことに気付いてしまったためである。

上西のターゲットにされている代表といえば東国原だが、上西と東国原はいつも反目しあっている(余談だが、東国原と上西の秘書の言い争いは非常に面白かった。議員と秘書で似た者同士というか、類は友を呼ぶというか、両者共に素晴らしく性格が悪く(褒め言葉)、お笑いとして非常に高い実力を有しているのだ。上西秘書で検索してみるのも一興かもしれない)。

その常に反目しあっている上西と東国原だが、これだけ言葉を交わしても、何故両者はわかりあえないのか?

筆者にはその理由、これだけは絶対に間違いないと断言できる、たった一つの理由がわかったのである。

……とてつもなくくだらないが、勇気を出して言おう。

……だって、『西と東』だから……。

……真逆の方角を向いているのだから……。

……わかりあえる訳ないぢゃん……。

これを書くためだけに、この記事を執筆した筆者は、正に『浪速のエリカ様』の術中にはまりまくっているのかもしれない。
例え方角が真逆だったとしても、一時でも我々を楽しませてくれた『上西小百合』という芸人の生き様を、筆者はけして忘れることはないだろう。
グッバイ、小百合。フォーエバー、小百合。
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