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初日のお客様は勇者?
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翌朝。
俺は真面目だから時間通りに出社するぞ!
昨日は遅刻しただろうって?
そんな些細な事はきにすんな。
ギルドにつくと更衣室でギルドの制服に着替えた。
ギルドの制服で通勤すると昨日みたいに目立ってしまうからな。
幸い課金で購入したもの以外は室内のクローゼットにそのままになっていたのでラフな服装を選んだのだ。
俺の初のお客様は、なんか勇者オーラが出てるやつだった。
アイコンを見ると勇者って書いてある。
勇者って名前で登録したプレイヤーか?
いやでもアイコンの色はNPC の色なんだよな。
「受付お願い出来ますか?」
じーとアイコンマークを見ていた俺はさっと書類を用意した。
チィちゃんが頑張れって応援ポーズをしてくれてる。可愛い。
記入し終わった欄に抜けがないか確認すると、水晶玉を勇者の前に置いた。
高価なものだから大事に扱えってギルドマスターから念押しされた。
ちなみに俺の借金百万円の倍の価格だそうだ。
恐ろしや。恐ろしや。
「能力を計測しますので、水晶玉に触れてください」
俺の指示通りに水晶玉に触れた勇者。
その瞬間目を開けているのが困難なほどに七色の閃光が放たれた。
「あちっ」
閃光は俺の額に直撃し激しい痛みをもたらした‼️
水晶玉はバリンとひび割れ、俺の躯に粉々の破片が突き刺さる。
額や破片が刺さった場所からはぶわっと出血し血だらけになった俺は立っていることが困難でカウンターの裏に倒れこんだ。
「なんだ今のは!」
「水晶が割れたぞ!」
だ、誰か助けてくれ。
俺は貧血で意識を手放した。
「んー」
気づいたら自室の寝台の上だった。
もしかして死に帰りしちゃってた?
死に帰りとはプレイヤーの体力が0になった時強制的に自室の寝台にワープされ体力が満タンの状態で回復する事だ。
鏡を見ると無傷の状態の自分のアバターの姿があった。
俺ってもしかしてこの世界では不死身!
チートなのか?
あれじゃあ初日俺が自室で目覚めたのももしかして死に帰りしたからか?
でも死因はなんだ?
んーと悩んでもわからないものはわからない。
よく考えたらここは俺の夢の世界なんだし、夢の中で殺されても、現実では生きているのと同じ現象が起こっているのかもな?
この夢いつまで続くんだろう?
突然居なくなったからチィちゃん心配してるだろうな。
俺はギルドに戻ることにした。
カランカラン。
先ほどのカウンターに戻るとチィちゃんがガラスの破片を片付けている所だった。
「チィちゃん手伝うよ」
「タニさん急に居なくなってしまうからな職場放棄かと思っちゃいました」
あはは。職場放棄とは手厳しい。
ちなみにタニとは俺が所有するワンダーランドのアバターの偽名である。
金谷なだけにタニ。
分かりやすくていいだろう。
チィちゃんと一緒に片付けを済ました後は時に大きな問題もなく受付の仕事を終えた。
元々プレイヤーだったこともあり基礎のゲーム設定はわかっていたので仕事を覚えるのが早かった。
資料を借りプレイヤーしていなかった期間の追加事項を瞬く間に吸収していった。
正確にはステイタス画面が使えることが判明したので知識をどんどん詰め込み図鑑の空白部分を埋めていった。
本を読んだだけでは埋まらない箇所もあったが、図鑑コンプを目指すのもゲームの楽しみだった事を思い出した。
余談だが水晶玉を割ってしまったので借金が三百万に膨れあがった。
勇者の覚醒イベントだったのかも知れないが、借金が増えた事は解せぬ。
俺は真面目だから時間通りに出社するぞ!
昨日は遅刻しただろうって?
そんな些細な事はきにすんな。
ギルドにつくと更衣室でギルドの制服に着替えた。
ギルドの制服で通勤すると昨日みたいに目立ってしまうからな。
幸い課金で購入したもの以外は室内のクローゼットにそのままになっていたのでラフな服装を選んだのだ。
俺の初のお客様は、なんか勇者オーラが出てるやつだった。
アイコンを見ると勇者って書いてある。
勇者って名前で登録したプレイヤーか?
いやでもアイコンの色はNPC の色なんだよな。
「受付お願い出来ますか?」
じーとアイコンマークを見ていた俺はさっと書類を用意した。
チィちゃんが頑張れって応援ポーズをしてくれてる。可愛い。
記入し終わった欄に抜けがないか確認すると、水晶玉を勇者の前に置いた。
高価なものだから大事に扱えってギルドマスターから念押しされた。
ちなみに俺の借金百万円の倍の価格だそうだ。
恐ろしや。恐ろしや。
「能力を計測しますので、水晶玉に触れてください」
俺の指示通りに水晶玉に触れた勇者。
その瞬間目を開けているのが困難なほどに七色の閃光が放たれた。
「あちっ」
閃光は俺の額に直撃し激しい痛みをもたらした‼️
水晶玉はバリンとひび割れ、俺の躯に粉々の破片が突き刺さる。
額や破片が刺さった場所からはぶわっと出血し血だらけになった俺は立っていることが困難でカウンターの裏に倒れこんだ。
「なんだ今のは!」
「水晶が割れたぞ!」
だ、誰か助けてくれ。
俺は貧血で意識を手放した。
「んー」
気づいたら自室の寝台の上だった。
もしかして死に帰りしちゃってた?
死に帰りとはプレイヤーの体力が0になった時強制的に自室の寝台にワープされ体力が満タンの状態で回復する事だ。
鏡を見ると無傷の状態の自分のアバターの姿があった。
俺ってもしかしてこの世界では不死身!
チートなのか?
あれじゃあ初日俺が自室で目覚めたのももしかして死に帰りしたからか?
でも死因はなんだ?
んーと悩んでもわからないものはわからない。
よく考えたらここは俺の夢の世界なんだし、夢の中で殺されても、現実では生きているのと同じ現象が起こっているのかもな?
この夢いつまで続くんだろう?
突然居なくなったからチィちゃん心配してるだろうな。
俺はギルドに戻ることにした。
カランカラン。
先ほどのカウンターに戻るとチィちゃんがガラスの破片を片付けている所だった。
「チィちゃん手伝うよ」
「タニさん急に居なくなってしまうからな職場放棄かと思っちゃいました」
あはは。職場放棄とは手厳しい。
ちなみにタニとは俺が所有するワンダーランドのアバターの偽名である。
金谷なだけにタニ。
分かりやすくていいだろう。
チィちゃんと一緒に片付けを済ました後は時に大きな問題もなく受付の仕事を終えた。
元々プレイヤーだったこともあり基礎のゲーム設定はわかっていたので仕事を覚えるのが早かった。
資料を借りプレイヤーしていなかった期間の追加事項を瞬く間に吸収していった。
正確にはステイタス画面が使えることが判明したので知識をどんどん詰め込み図鑑の空白部分を埋めていった。
本を読んだだけでは埋まらない箇所もあったが、図鑑コンプを目指すのもゲームの楽しみだった事を思い出した。
余談だが水晶玉を割ってしまったので借金が三百万に膨れあがった。
勇者の覚醒イベントだったのかも知れないが、借金が増えた事は解せぬ。
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