捨てられ皇女の「死神公爵」暗殺計画

枝豆ずんだ

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*同僚視点*

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「あの陰気臭い、顔を見るだけで他人を不幸にできる嫌味な男が結婚だって?」

 優雅な独身貴族であるミルゲ・ホランドとジャン・ジャック、ドレッツォ・ジーモの三人は親友だった。仕事が終われば三人のうちの誰かの屋敷で酒盛りをして世を明かすのが常であった。
 皇帝ステラ即位のための各国への外交役を引き受けたミルゲが約半年ぶりに帰国したので、二人は当然のようにミルゲの屋敷を訪れて、悪友二人のそうした気質を心得ているミルゲは海外の酒や珍しい缶詰を用意して二人を迎え入れた。

 何か国内で変わったことはあるかと、情報収集、確認も含めて酒の回る前に聞いてきたミルゲに、ドレッツォが「そういえばあの鉄面皮が」とイドラ・ギュンターの結婚について話した。

「おい、いくら俺が国にいなかったからって、そんな嘘には引っかからないぞ」
「本当さ。結婚式だってあったんだぜ。そりゃあ盛大なもんだ。なぁジャン」
「あぁ。俺も参加した。ステラ……陛下がすべて手配されたそうだ。皇帝になられてからご多忙だというのに、ご自分が臣下のために行えることの中で最も価値がある仕事だと仰ってな。うぅ……あのステラが……立派になったもんだ」

 ジャンは酒が回ってきたのか、目を真っ赤にして涙ぐむ。
 ステラが姉を失い、焼け落ちた村の中でぼんやりしているところを発見したのはジャンだった。
 今でこそステラは美しい銀髪だが、当時はよほど酷い光景を見たのか頭が真っ白になっていたそうで、ジャンは白髪の老人を見ると「ステラァアア~~!」と泣き出す。

 山中のならず者をまとめて、盗賊団ではなく傭兵団を作り上げた男。片腕で乳牛を投げ飛ばす怪力の持ち主で、猪だ大熊だなんだと言われるがステラの側近の中で最も涙もろい男であった。

「ステラは俺たちの結婚式も、自分が取り仕切るつもりだと言ってなぁ……。俺たちなんかよりも、まずお前がメリーと結婚すべきだろうに。あいつはいつも他人のことばっかり……」
「あいにく俺は独身主義者だから、陛下のご配慮を賜る日はこないだろうから、その栄誉はお前が俺の分まで受け取ってくれ」

 おいおい、と泣き続けるジャンにミルゲは冷静に言った。ドレッツォが笑う。

「はは、そういうなら俺だってそうだ。俺たちの中で結婚するつもりがあるのはジャンくらいだろうと思っていたんだが。まさか、あの堅物がなぁ」
「……本当なのか?」
「だからそうだと言ってるだろう。良い式だったぜ。招待客は貴族だけじゃない。まぁ、大聖堂に入れるのは貴族だけだったが、平民商人農民、身分関係なく広場に集まればごちそうにありつける。祝いの品も大盤振舞だ。王都じゃこの冬の餓死者は出ないかもな」
「なんだそれは。砂金でも配ったのか」
「よくわかったな。なんだ、知ってたのか?」
「そんな金がどこにある!?」

 揶揄で言っただけの言葉を肯定されてミルゲは驚いた。
 ステラが起こした先の大戦で国庫は限りなくゼロに近い筈だ。自分たちを倒すために、皇帝ポロニアは軍資金として手を付けてはならない財源にまで手をつけた。今後自分たちはその後始末をしなければならないとミルゲは考えていたので、ギュンターなどの結婚式に国庫が使われたなど、許せないことだった。

「決まってるだろ、ギュンター公爵家さ。万事取り仕切ったのは陛下だが、式の資金は全て花婿当人が出してる。いやぁ、良い式だったぜ。今後、俺の人生であんなに花婿らしくない花婿を見ることはまあないだろうな」
「あぁ、本当にそうだな。あのギュンターが薔薇の花びらの舞う中で美しい花嫁に口づけをしている光景なんぞ、俺は見られるとは思ってもいなかった」

 うんうん、とドレッツォとジャンは頷く。

 二人は自分たちが見たギュンターの結婚式について、ゆっくりじっくりと話してやろうというつもりだった。

 だが、そんなことよりもミルゲ・ホランドが気になるのは一体どんな気の毒な……いや、趣味の悪い女があんな男に嫁ぐことを決意できたのか。

「相手はどこの女だ?」
「おい、そんな乱暴な言い方はよせよ」
「そうだ。公爵夫人になる女だぞ」
「あぁ、なんだ。どこの姫君だ、とでも聞けばいいのか?」

 酒場でくだらない話をした仲である二人に言葉遣いを窘められ、三人の中で唯一貴族の生まれであるミルゲは苦笑した。

「あぁそうだ」
「あの女性を「女」だなんて言うなよ」

 ジャンもドレッツォも気のいい男だ。あのイドラ・ギュンターに嫁ぐことになった女に同情しているのかもしれない。ミルゲは微笑んで「これは失礼。それで、その女性はどちらの家の方なんだ」と言い直した。

「ふん、よし。それなら教えてやろう。聞いて驚くなよ」
「驚く準備をしておけばいいか?」
「そうしてくれ。お相手は、あのルーナ皇女殿下だ」

 ……。

 …………。

 …………………。

「…………は?」
「いや、だから。ルーナ様さ」
「もう皇女、じゃないな。ご結婚されたんだ。あの方は今やギュンター公爵夫人だ」
「……冗談だろう?」

 二人とも酒が回りすぎて人の名前が言えなくなったのか。

 ミルゲは酒瓶の本数を数えたが、三人でまだ十本程度だ。酔っぱらうにはまだまだ少ない。

「……ルーナ殿下だと?」

 その性格はともかく、血統と美しさは帝国一番の姫君だ。

「…………財産目当てか?」
「だったらもっと他に狙える男はいるだろ。例えばお前とかな」

 ジャンがミルゲを指さす。
 ギュンターと並ぶ公爵家の生まれであるミルゲだって独身だ。
 帝国の女たちの中で結婚したい男の上位に入っているだろう。

 皇帝ステラの側近にして、今回の戦いでも成果を上げた男である。

 未だ公爵家はミルゲの父が当主だが、実権の大半はすでにミルゲが握っており、現公爵はお飾りの当主であった。

 ミルゲは見目も良い。
 冬の泉のような色の髪に、空と同じ青の目は切れ長で、長いまつげが影を落とす。前皇帝時代も宮中の女たちがミルゲと一曲でいいからダンスをしたいと願い、父や兄たちになんとかよしみを作って欲しいと強請った。ミルゲ自身、自分の容姿が女の心を掴むことを理解している。外交官に選ばれた理由の一つにその優れた容姿があった。

「確かに普通の感性の女なら俺を選ぶだろうな」
「まあそりゃ。 まあなんだ。お前。まあ、そうだろうな」
「俺だって女だったらまあ。ギュンターよりはお前にするさ」

 ミルゲは真面目に頷いた。ジャンは笑い、ドレッツォも膝を叩いて大笑した。
 三人はステラを担ぎ上げた貴族の中で「三将」と呼ばれるほど、武道に長けた武人だった。先の大戦ではステラを守る鉄壁の盾として立ち塞がり、国軍を打ち負かしていった。

 彼らの間には十分な信頼と友情があり、欠点と長所を理解し受け入れることのできる愛情があった。

 そんなジャンとドレッツォからみて確かにミルゲは良い友だった。
 
 ジャンは自分に子供ができて、それが息子であるのならミルゲの元で騎士見習いをさせてやりたいと思っていたし、ドレッツォは自分が国を空けるときは、母親を預かってほしいと思っていた。

 戦場で信頼できる同じくらいの実力の友というのは得難いものだ。三人は同じ時代に、同じ王を迎えられたことを喜び、盃を傾けたことが何度あるか。
 
 と、まぁ、それはいいとして。とにかく、ジャンとドレッツォにとって、ミルゲという男はいい男だ、という見解に異論はない。

 ただし、壊滅的に女癖が悪い、というどうしようもない点があるが。

 ミルゲには多くの美徳がある。
 だが、女癖が悪すぎた。

 本当に悪い。

 女というものを憎んでいるのかもしれない。

 愛そうとしているような気もしなくもないのだが、結果的に誰も愛せていない。

 ミルゲに泣かされた女は数知れず。この女癖がもう少し、小指の爪の先ほどでも改善できていれば、いくらか楽になった戦いもあったほどだった。 

 ホランドの若造に女房や娘をもてあそばれた!と、味方になることを拒み、罵声を浴びせ攻撃してきた貴族がどれほどいるか。ホランドのミルゲがステラにつくのなら、別にポロニア皇帝に忠誠心などないが、ミルゲを殺せるのなら皇帝側につくと叫んだ男がどれほどいるか。

 しかし、友二人はミルゲのこの女癖の悪さには理由があることを知っていた。
 
 このどうしようもない麗しの友人は公爵家の生まれなのだが、現公爵家には、この代に公爵夫人となった女が4人もいた。

 1人目は本妻。
 ミルゲの母は側室だった。

 貴族家にはよくあることだ。

 本妻は息子を産んだ側室を嫌い、疎み、別館にいる側室にあれこれといやがらせを行ったらしい。ミルゲは側室の子だが、唯一の男児だったので本館に引き取られ、本妻を「母」と呼ぶように育てられた。

 側室は月に一度ミルゲに会うことが許されているのだが、こちらの女も、ただやられているだけのか弱い女ではなかった。
 子供を、嫡男を産んだのは自分だと自慢げに語り、本妻を「役立たず」と言いふらした。

 どちらもどちらだ。

 幼いミルゲは二人の母親の間に挟まれた。公爵はそのころ街で娼婦を可愛がることに夢中になっていた。

 本妻はまあ性根が悪かったが、子供に対してはそれなりに愛情を示す女らしかった。それなりにミルゲを可愛がろうとはしたらしい。けれどミルゲの顔に側室の面影を見ては苛立ち、ミルゲを鞭で打った。

 2人は結局憎みやって歪みあって。 お互いに毒を盛って死んだそうだ。 
 その毒を運んだのはミルゲである。

 継母はこれを産みの母に渡しておあげなさいと甘い菓子を。
 産みの母はこれを継母に渡しておあげと、珍しい果物を。

 それぞれミルゲに持たせてお互いに毒を飲んで死んだ。

 幼い子供にさせることではない。ミルゲは2人が仲直りするのではないかと、そんなことを思ったらしい。子供の縋るような気持ち。

 そうした子供の思いを裏切って女が2人死んだ。それはどうでもいいのだけれど、その後結局公爵は凝りもせず次の妻を迎えた。どこぞの貧乏貴族の、若い娘を金で買うような結婚だった。

 その女がまあ、ミルゲに関心を持ってしまった。

 3人目の母が屋敷にやってきた時にミルゲは13歳だった。

 美しい少年に育っていた。

 流れる水のような色の髪に、吸い込まれそうなほど青い瞳。絵物語に出てくる王子様のような。貴公子と言えばこの姿だろうと乙女たちが思い描く理想の姿をしていた。

 13歳といえば、ちょうどしなやかな、体が引き締まってくる頃合い。

 家族に売られるようにして嫁いできた若い娘。元々恋人がいたらしいのだが、公爵夫人になれるのだからと、家族に引き離されたらしい。

 まだ18の若い娘だった。

 だからこれが今日からお前の息子だ、次期公爵家の嫡男なのだ、大事に育てるのだぞ、などと言われて「はいそうですか」などと言えるものか。

 歳のいった公爵よりも、見目麗しく瑞々しいミルゲの方に目がいってしまうのは当然だろう。
 
 けれど、ミルゲの方は母親の愛情が欲しかった。

 自分が2人の女の死因を作ったことが。 幼い子供の心に傷を残していないわけがないと、なぜ誰も思わなかったのだろうか。

 ミルゲは新しい継母に尽くそうとした。
 良い息子であろうとした。

 そうすれば継母に、今度こそ愛してもらえるだろうと思っていた。

 また、ミルゲは継母が公爵との子供を産めば、その子を公爵家の当主にしてもらおうと考えていた。
 
 彼はそれで継母が公爵夫人として認められるのであれば、それが一番だと思っていた。

 継母がミルゲに微笑むたびに、ミルゲはやっと母親というものが自分にもできたのだと思ったそうだ。

 その女が自分のベッドに深夜忍び込んでくるまでは。  




「しかし、どうも。姫の方からギュンターを望んだそうだぞ。ステラに、ぜひ自分をギュンターに嫁がせてくれと頼み込んだそうだ」
「ルーナ姫は何を考えてそんなこと」
「俺が知るかよ。まぁ、高貴な方のお考えは俺たちにはわからんさ」

 けらけらとジャンとドレッツォは笑った。二人はこの度爵位をもらったわけだが、自分たちが貴族という自覚はない。その自覚は彼の子供や孫が持って生まれてくればいいと言ってきかない。

「財産目当てでなく、あの男に爵位と財産以外の何が女が魅力的に感じるものなんであるのか? まともな女だったらあれと結婚するよりはその辺の農夫と結婚した方が幸福になれると理解しているだろう」

 ミルゲは納得できない、疑問ばかりがぐるぐると浮かんだ。
 
 ルーナ皇女はステラ陛下が唯一例外に、旧王族の中で「許した」存在だ。ステラの元にいることを危険だと判断したのかもしれない。そのために、女が逃れる手といえば結婚だろう。だが、望めばどんな相手にも嫁げたのに、なぜ死神公爵になど。

 この帝国の不幸と悲劇の源は全部あいつの所為だと言われてるぐらいだ。

 まあ、ミルゲたちがそれに関与してないかと言われればなかなか難しいが。

 三人が酒を飲む。夜が深くなる。 

 別に隠すことではないが、ミルゲはギュンターが嫌いだった。ギュンターを好きな人間はこの帝国にいないだろう。

 ギュンターは自分と性格が真逆の男だとミルゲは知っている。
 ミルゲは戦場においては正々堂々と戦うべきだと思っていた。敵がいるのなら堂々とうち倒すべきだと思っている。 

 男というのはそうあるべきだった。
 だがあの死神公爵は違う。噂をばらまき、金を使い根回しをして、静かにゆっくりと、相手の足場を少なくし、気付いた時には前にも後ろにも進めなくしてしまう。身動きが取れなくなった敵に対して、そっと真後ろに忍び込んで首筋に剣を突き立てるような男だ。
 
 以前ミルゲが戦場で敵将と一騎打ちをした時、当然ミルゲは勝利した。だが相手の将軍も立派な男で、素直に負けを認め、兵を引いた。その潔さは気持ちよく、ミルゲは戦場においてこうした邂逅こそ騎士の誉れであると感じた。
 
 仲間たちがミルゲの雄姿を褒め称える側で、ギュンターは「卿が見逃した敵兵たちが、今後どれほどの我が国の人間を殺すのか」と静かな声で詰った。

 ミルゲはお互い正々堂々と勝負をし、将軍は敗北を認めた。それが騎士の戦いだ。立派な男を相手に、ギュンターは後ろから弓を放てと言った。
 
 あの場でとどめを刺しておけば、今後どれほどの戦場で楽になっただろうか。

 どれほどの人間が死なずに済んだだろうか?
 どれほどの未亡人が生まれずに済んだだろうか? 
 どれほどの子供が孤児にならず、当たり前の権利を受け取り、成長できただろうか。 

 そのように淡々と語り、ミルゲを侮辱した。 

 もちろんミルゲはその場でギュンターを殴り、自分の名誉と敵の将軍の名誉を守った。
 
 それっきりミルゲはギュンターのことが気に入らない。あちらも同じ気持ちのようだった。顔合わせてはお互いに睨みあい、まともに言葉を交わさずに立ち去る。 

 そのギュンターに花嫁。 

 ミルゲにとってこれほど面白いことはない。 

 あの男が誰かを愛して手に入れたという妄想をするほど、ミルゲはギュンターを人間だと思っていない。
 だがそれでも男というものは自分の妻、女、恋人、所有物に関してある程度の執着心はあるだろう。自分だってそうだ。
 あのギュンターだって同じだろう。

 例えばだが、迎えたばかりの新妻が、花嫁が麗しい、奥方が。 

 死神公爵に愛想をつかし、冷たい男などもういやだと拒絶しただろうだろうか。
 
 ギュンターと正反対の、情熱的な美しい恋人を作ってしまったらどうだろうか? 

「……おい、ミルゲ」
「お前なんかろくでもないこと考えてるだろう」

 親友二人は、ミルゲが黙ったので嫌な予感がした。

 咎めるように視線を向ける。

「別に何も考えていやしないさ。ただそうだな。まぁ、真実の愛なんてものがないってことは誰もが知ってることだ。 ギュンターだってわかってるだろう」

 ミルゲは目を細めて、口元には笑みの形を浮かべた。
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