現代物短編中編

うりぼう

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三ヶ月限定

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呼び出された時から嫌な予感はしていた。

恋人、栄一の周りにいつもいる綺麗な女の人。
見る度手入れが行き届いているとわかる髪の毛に爪、服装も気合いが入っていて、栄一の事が好きだと全身で物語っていた。

そんな彼女が今、目の前で俺を痛ましいくらいに睨みつけている。

「栄一と別れて」
「……」

ついにこの時が来てしまったか、と。
ひっそりと息を吐いた。









(栄一視点)





俺は今男と付き合っている。
とある飲み会での罰ゲーム。
男と三ヶ月付き合ったら金をくれるというので、ついその話にのってしまった。
おもしろ半分でのってしまった当時の俺は本当に馬鹿だと思う。

対象になったのが渉という男。
人見知りの気があるのかいつも一人で物静かに教室の片隅にいて、言われるまで正直存在は知らなかった。
が、周りはそれとなく知っていたようだ。

『あいつ、栄一に惚れてるみたいだぜ』

話を持ち掛けた奴がそう言った。
にやにやと笑うその顔が妙に気持ち悪かった。

声をかけて、話をしていくうちに、大人しいながらも芯があり。
ふわりと笑む様は妙に心を穏やかにし。
一緒にいても全く苦にはならず、それどころか傍にいるのが心地良いとさえ感じるようになってしまった。

男だなんて関係なくなるのに時間はかからなかった。
いつの間にか渉に惹かれていて、抜け出せないところまできていた。
告白をして付き合うようになってからはもう馬鹿みたいに舞い上がっていて。

可愛いと思う。
守りたいとも。
渉が俺を好きだというのは好都合だった。

賭けの三ヶ月は今日で終わり。
話を持ち掛けた男に金はいらないと告げきっぱりと縁を切り、渉との付き合いを続けようと。
そう思っていた。

なのに。

「あいつ、もう会わないって言ってたわ。もう付き纏わないって」
「……は?」

今こいつは何と言ったのだろうか。

今日が約束の三ヶ月よね、だから代わりに言ってきてあげた、と誇らしげに笑みそう言う女に愕然とする。

話した?
あいつに全てを?
ずっと隠しておきたいと思っていた事をさらりと告げ、勝手に別れを切り出してきたと。

そう言いはしなかったか。

「これで私と付き合えるわよね?」

幻聴であって欲しいと思ったがそれはまぎれもなく現実で。
しなだれかかりながら当然とばかりに言う女に怒鳴る。

「どういうことだよ!?」
「な、なに?どうして怒るの?だって言ってたじゃない!あいつとは好きで付きあってるんじゃないって!三ヶ月経って別れたら私の事彼女にしてくれるって!」

それはその場限りの嘘の発言。
三ヶ月で別れる気なんてさらさらなかったし、あまりのしつこさにはいはいと聞き流しながらそんな事を言ってしまった気がする。
それがこんなことになるなんて。
もとはといえば自分の撒いた種だが、目の前の女に苛立ちが募る。

「ねえ栄一」
「帰れ」
「え?」

冷たい声に表情を失う女。
思わず語尾を荒げてしまった。

「帰れっつってんだよ!二度とオレの前に現れんな!」
「ちょっと待って!私の事彼女にしてくれるんじゃないの!?」
「誰がお前みたいな女……!」
「何それ!?サイッテー!栄一の馬鹿!」
「い……ッ」

怒りで顔を真っ赤にした女に強烈な平手打ちを喰らい、バタバタと走り去る足音を聞く。

女の言うように最低だと思う。
理不尽で自分勝手な事を言っている自覚もある。
だがそれ以上に、渉に全てを知られてこれからどうしたら良いのだろうという事が、心の大半を占めていた。











「渉!」
「……栄一」

勢いで家まで来て、玄関先で渉を見つけた。

「……どうしてここに?」
「あ、その……」

一瞬合った瞳がさらりと逸される。
それに傷付ける立場ではないとわかっていながらも胸が痛んだ。

ここに来て、俺は何を言いたかったんだろうか。
何を言うべきなのだろうか。

実は騙してた。
好きじゃなかった。
金目当てでやったんだ。
でも今は本当に好きで、愛していると、そう告げるつもりか。

当たり前だが、言葉が出てこない。

「俺……」
「……」
「俺……っ」
「……栄一」

言い淀む俺に渉が静かに口を開く。

「俺ね、知ってたよ」
「え?」
「全部嘘だって」
「!?」
「知ってたんだ」

いつものように穏やかな口調で、穏やかな笑みを口元に浮かべ、信じられない事を告げた。










(渉視点)





ずっと好きだった。
最初は憧れだったと思うけれど、いつの間にか好きになっていた。
自分にはない、誰とでも分け隔てなどなく接する事の出来る明るさだとか、太陽のような眩しい笑顔だとか。
全てが眩しくて眩しくて。
栄一はきっと俺の存在なんて知らなかった。
話した事がないから当たり前といえば当たり前だ。

『なあ、それうまい?一口くれね?』
『……え?』

俺を知らないはずの栄一に、広い学食で正面に腰をかけながら突然話しかけられた事に驚いた。
この日をきっかけに少しずつ話す事が増えて、少しずつ仲良くなって、見ているだけでも満足だったのが段々と欲張りになっていって……

もっと話したい。
もっと近くに行きたい。
もっともっともっと。

付き合ってと言われた時は嬉しくて嬉しくて、泣きそうな顔で即座に頷いた。
初めてのキスも甘くて、一瞬触れたその感触を何度も何度も反芻したりして。

それが望んでの事じゃないというのを知ったのは、恋愛の情にどっぷりとはまりにはまった後。
栄一の友人同士が話しているのをたまたま聞いてしまったのだ。

『なあなあ、あいつともうヤった?』
『あいつって、渉?』

自分の名前にどきりとした。
まさか友達連中に話しているとは思わなかった。
一瞬喜んでしまったが、すぐさま地に落とされる事になる。

『そいつ以外に誰がいるんだよ』
『……ヤってねえよ』
『なんだよー、ヤってたらまた面白いネタができたかもしんねえのに!』
『ま、男相手にその気になれって方が難しいよな』
『どんくらいだっけ?』
『あー、二ヶ月ちょいくらい』
『お!じゃあ終わるのもうすぐじゃん!』

終わるって何。
もうすぐって何。

『この調子じゃ三ヶ月なんてあっという間みたいだな』
『終わったら金入るんだろ?飲みに行こうぜー!』

響く笑い声。
震えていたが、物音を立てないように去るのは意外と簡単だった。

断片的ではあるが、事情はわかった。
つまり俺は最初から栄一に騙されていたのだ。
そうだよな、栄一みたいな奴が俺なんかを相手にするはずがない。
わかっていた。
わかってはいたけれど、辛い。

酷いと思った。
けど、例え偽りでもこの男を自分のものに出来るのであればそれで良かった。

初めて抱かれたのはこの日の夜。
ソファに座るその隣にぴったりと寄り添い、唇を重ね、浅ましくも自ら求めた。

試したのだ。
いくらなんでも男は抱けないだろうと。
男相手にその気になるのは難しいと、彼の友人も言っていたし。
無理だ気持ち悪いと言われ、引き離されるだろうと。
断られたら、そこでおしまいにするつもりだった。
遊びに付き合っている暇はないのだと。
最後まで騙せなくて、金も貰えなくて残念だったなと告げ、また遠くから見つめるだけの存在に戻るつもりだったのに。

『……本当にいいんだな』
『え?』

そう言ってソファに押し倒され、まっすぐに見つめてくる栄一に驚いた。

どうして
何故

抱かれている間、ずっと考えていた。
実は本当に好きになってくれたんじゃないか、なんて馬鹿な夢を抱く程その手は優しく。
気持ちを伴わないにも関わらず、虚しさよりも喜びが勝った。

「嬉しかったよ、凄く」

面白おかしく周りに話されても、それによって好奇の目で見られても蔑まれても良いとさえ思った。
男を受け入れるのは初めてで、痛みも相当のものだったけれど。

「あの時決めたんだ」

あと少しで捨てられる。
その別れを切り出される日まで、この男は自分だけのものだと。
それまでは、別れの言葉を言われるまでは何も言わずにいる。
芝居にとことん付き合おうと。

「決めてたんだ」

例えその時が来ても泣かないと。
変に縋らず、潔く身を引こうと。
そう覚悟を決めていた。

「まさか彼女に引導を渡されるとは思ってなかったけどね」

今日が約束の三ヶ月目だというのも彼女から聞いて知った。
必死の形相でまくし立てる彼女は正直怖かったが、それだけ栄一の事が好きなのだと思うと納得できた。
自分も負けないくらいには好きだと胸を張れるけれど、そんなの言えるはずもなく。

「それで何?確認でもしにきたの?心配しなくても、ストーカーみたいになったりしないよ」

嫌な思いをずっとさせてきたんだ。
せめて最後だけは栄一を煩わせることなく終わりたいと思っていた。

「ちゃんと別れるよ」

大丈夫。
別れられる。
離れられる。
良い思い出は誰にも暴かれないよう大事に大事に鍵をかけて胸の中にしっかりとしまってある。
嫌な思い出は全てこの想いと共に忘れる。

「アドレスも番号も消したし、もう連絡はしないよ」

諦めるにはきっと物凄く時間がかかる。
いや、そもそも諦められるかわからないけれど、その思い出だけで充分な支えになる。
こんな俺が好きな人とお付き合いを出来ただけでも凄い事なのだ。
これ以上を望んだらバチが当たってしまう。

「今までごめん」
「……っ」
「栄一、大変だったよね」

俺なんかに付き合わされて。
好きでもない男を抱かされて。
きっとキスのひとつも苦痛で仕方なかったに違いない。

「でも楽しかったよ、ありがとう」

うまく笑えているだろうか。
表情の感覚が掴めなくてわからない。

「最後に握手でもする?」
「……さい、ご?」
「……なんてね、冗談」

ちゃかすように差し出した手を引っ込めようとしたのだが。

「え?」

がっしりと、その手を掴まれた。

「……栄一?」

おずおずと名を呼ぶと。

「スマホ」
「え?」
「スマホ、貸して」
「?」

何故だろう。
問う事も出来たけどなんとなく出来なくて、言われるがまま携帯を差し出す。

もしかしてきちんと番号を消したかどうか確認したいのだろうか。
そんな心配しなくても、例の彼女に消してと言われ、目の前で消したのだから疑わなくても良いのに。

(……そんなに嫌だったのかな)

嫌に決まっているか。
でも、俺は栄一に、自分との関わりを確実に断ち切りたいと願う程決定的な何かをしてしまったのだろうか。
自分の考えに胸が締め付けられて、泣かないと決めていたのにじわりと涙が滲んでしまう。

そして痛いのに、苦しいのに。
掴まれた腕が熱くて、まだ触れてくれるのだという事に喜んでいる自分がいる。

「……はい」

データを探すだけにしては長い時間弄られた後で差し出されたスマホを受け取るためにちらりと見た画面。

「…………え?」

表示されている画面に思わず声をあげてしまった。









(栄一視点)




渉の話を聞き、まさか気付かれていたなんて思わなかったから驚いた。
あの時の話を聞かれていたなんて。

確かにあの時は渉の様子がおかしかった。
いつもはこちらから近寄るだけでも体を強ばらせ、緊張しているのが丸わかりで真っ赤になって震えていたのに、あの夜だけは自分から擦りよってきた。
本当は三ヶ月待って、金なんていらないと突っぱねてから渉の全てを貰うつもりだったのに。
なのに、間近に感じる体温だとか初めて渉から触れてくれた唇だとか全てが艶めかしくて、可愛くて、愛おしくて。

『栄一、お願い』
『……っ』

潤んだ瞳で見つめられてしまえば、堪える事なんて出来なかった。

「渉」

俺に嫌われていると、ずっとそう思っていたのだろう。
嫌われているとわかっているのに傍に居続けるのは容易い事ではない。
自分の好きな相手なら尚更。

手に戻したスマホの画面に一言発した後、呆然とそこを見つめる渉。
画面には新しく登録し直した俺の番号が表示されている。

「……なんで?」

信じられないといった様子。
なんでもなにもない。
消されるんてまっぴらごめんだから、また登録した。
それだけのこと。

「俺は別れたくない」
「……っ」

本心を告げる。
もともと約束の三ヶ月が過ぎても別れる気なんて毛頭なかった。

一瞬見開いた目が泣きそうに揺れた瞬間、顔を伏せる渉。

「……もしかしてまだ終わってなかった?」
「え?」
「は、はは、彼女勘違いしてたのかな?賭けの期間の三ヶ月、もう少しあるとか?」
「は?何言って……」
「悪いけど、これ以上は無理」

そう言い、今返したばかりのスマホを寄越される。

「消して」

スマホを持つ手が震えている。
俺が掴んでいる反対の手も。
絞り出すような声も。

もしかして、いや確実に、盛大な勘違いをしている。
誤解を解かなくては、と口を開こうとしたのだが。

「二回も消すなんて、俺には無理」
「……っ」

告げられたセリフに色々なものが込み上げてきて、溜まらず掴んだままだった腕を引き寄せ、震える体を抱き締めた。

「何……!?離……!」
「好き」
「……は?」
「好きなんだよ、渉が」
「な、何言ってんの?」

戸惑い、離れようともがいていた渉の動きが止まる。

信じられないだろうか。
確かに今更過ぎる程今更で、勝手な事を言っていると思う。
何を言っても渉が傷付いた事に変わりはないし、簡単には許してもらえないだろう。

けれど、二回も消すのが無理という事は、もう繋がりを絶ちたくないということだろう。
自惚れでなければ、それだけまだ俺の事が好きだという事だ。

「確かに最初は遊びだった」
「……」
「でも、ずっと一緒にいるようになって、渉の事知るようになったらどんどん好きになって」

まるで坂道を転がり落ちるように、どんどんと惹かれた。
渉が一人になるのも、自分以外の誰かと一緒になるのも堪えられない。
考えただけでおかしくなりそうだ。
俺だけが渉の一番傍にいられる権利が欲しい。
可愛い笑顔も優しい微笑みも穏やかさも、これからたくさん見られるだろう喜びも怒りも悲しみも、渉の全ては余す事なく俺の物にしたい。

「付き合ってって言ったのは嘘じゃない。本当に、渉が好きなんだ」

信じてくれ、という思いで抱き締めた腕に力を込める。
沈黙が、何分何十秒と長く感じられた。









(渉視点)



二度と触れる事は叶わないと思っていた腕に抱かれた。
そして二度と関わりを持てないと思っていた相手に、好きだと言われた。

一体どういう事なのか。
頭がついていかない。

また騙されるかもしれない。
どこかでみんなが見ていて、笑われているんじゃないかと、少しも思わなかったと言えば嘘になる。
けれど、栄一の気持ちは確実に胸の奥に届いている。

「渉」
「……」

切ない声で呼ばれる名前。
これが演技だなんてとてもじゃないけど思えない。

それになにより。

(心臓、早い……)

自分のなのか栄一のなのかわからないけれど、ばくばくと緊張しているのが明らかにわかる程早い鼓動。

(……本当に?)

本当に俺の事が好きなのだろうか。
でも、それじゃあ。

「……あの女の子は?」

俺に栄一と別れてくれと切り出してきたあの彼女はどうするのだろうか。

『栄一の次の彼女は私なんだから』
『栄一もね、私が大好きなんだって。惨めに遊ばれた男なんかよりよっぽど私の方がお似合いよね』

そう言っていた。
確かにその通りだと思っていたけれど……

「あ、あいつとはなんでもない!付き合ってるとか、付き合うとか、そんなんじゃないから!」
「本当に?」
「ちょっと上の空で返事しちゃったのかもしれないけど、俺にあいつと付き合うつもりなんてない」

つまりそういう話は出たけれど適当にごまかしてしまったと。

「……最低だね」
「……仰る通りです」

うぐ、と言葉に詰まる栄一。
だがすぐに体が僅かに離され、そっと頬を覆われる。

「でも、俺には渉だけだから」
「……っ」
「それだけは信じて」

まっすぐに向けられる熱い視線に、胸を射抜かれた。

もしかしたらまた騙されているのかもしれない。
また全て嘘かもしれない。

けれど、信じたい。

騙されていない。
嘘ではない。
きっとこれからの栄一ならそう信じさせてくれる。

そんな事を思い、目の前の温もりに身を委ねた。







終わり





※補足
栄一に賭けを持ちかけたのは渉に一方的な想いを寄せている男。
渉も知っている人だがほとんど接点はない。
栄一ならば渉に本気になるはずがない、ましてや身体を繋げるなんてもっての外、こっぴどく栄一に捨てられた所を掻っ攫ってしまおうという目論見だったが、思いがけず栄一が渉に本気になり撃沈。
この後ストーカーになりそうな予感


※補足2
友人達には渉と両想いだと宣言。
気持ち悪いマジかよという反応をされその何人かとは縁を切るが、その他のみんなは祝福ムードで大歓迎。
例の彼女は渉に謝り「本当にこんな最低男で良いの?」と逆に渉を心配している。





以上!


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