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第一章 : 恋に落ちた錬金術士
外伝③先生の願望〜初夜編 ※※
しおりを挟むシャルロッテを閉じ込めたままシャツを脱ぎ捨てたアイザックは既に腕も虹色に輝いていた。甘い爽やかな香りはアイザックの欲情の香り。思考を奪うそれはシャルロッテを欲しがっている。そうとわかり歓喜でぶるりと震撼する。
再びキスを深め太腿から臀部を弄られる。ドレスは脱がされるとばかり思っていたのだが。
「せっかくの可愛いドレス姿だ。このままで」
「え?」
「ベッドではドレスがシワになるだろ?夢だったんだよ。ロッテを着飾ってドレス姿を堪能してそのまま可愛がって愛し合いたかった」
「!!!!」
赤裸々に願望を語られシャルロッテは赤面絶句する。
先生の夢って!
着替えからここまで全部セットだった?!
なんという壮大な。そして計画的!!
スカートの中にアイザックの手が伸び、ショーツのリボンが解かれればハラリと呆気なく落ちた。あっさり秘所が晒されてシャルロッテは驚愕する。
ええ?紐タイプのショーツもガーターもそのため?!全て着たままスるつもりで?!徹底しすぎ!
ということは‥‥?
その思考と同時に広い襟ぐりから手を突っ込まれ、豊満な乳房がまろび出る。恥じらいと快感の予感に思わず身を逸らす。
「やぁ!」
「あぁ、これがまだだったな」
指輪を嵌めたシャルロッテの左手にアイザックはキスを落としその手を六芒星に導いた。
「さあロッテ、快楽の時間だよ。僕に堕ちておいで」
アイザックの胸の六芒星に触れた途端、甘い疼きが全身を駆け巡りシャルロッテの腰がかくんと抜ける。それをアイザックが抱き止める。
「おっと、大丈夫か?」
「‥‥だいじょ‥ぶ‥‥れす‥」
今日はやけに酩酊感が強い。ふわふわするくせに、体の奥が物足りなくてきゅうぅと疼いた。熱が篭る体が辛くて口を微かに開きアイザックを切なげに見上げる。呼吸の浅いシャルロッテの潤んだ瞳と色香が直撃しアイザックが目を細め切羽詰まった顔をした。
「その顔は反則だ」
しゃぶり尽くす様なキスに息ができない。舌を絡め必死にアイザックに縋り付く。虹色の両手で胸を揉みしだかれ、勃ち上がる頂を甘く擦られ転がされる。同時にくちゅくちゅと口内をざらりとした舌で愛撫されて目の前がチカチカした。
「可愛いロッテ。スカートを持っててくれないか?」
「あ?な‥んで?」
「せっかくのドレス、汚したくないだろ?」
アイザックの囁きに思考が霞む。
汚れ?ああ、そういえば‥そうですね。
羞恥を無くし喘ぐシャルロッテはぼぅとする頭で壁に寄りかかりスカートをたくし上げる。ソロモンの紋様のせいで思考は完全に飛び、言われるがままだ。
全身薔薇色に染まるドレス姿のシャルロッテが自らスカートをたくし下腹部を淫猥にアイザックに晒す。その姿にアイザックは欲情と嗜虐心を露わにした笑みを浮かべ己の唇をペロリと舐めた。
「そう、いい子だ。淫らで可愛い僕のロッテ」
「せん‥せ‥」
「ザックと呼ぶんだ」
「‥‥ざっ‥く‥」
秘裂を虹色の指がするりと撫でれば腰に響く快楽でクラクラする。景色が回り体を壁に預け熱を逃すよう息を吐いた。
アイザックが床に膝を突きスカートの中に潜り込む。そして上向いて深く口づけるように秘裂に熱い舌を這わせた。
「ぁぁぁぁアア!!」
堕ちる———!!
甘く切ない痺れが腰から脳を支配する。
もう悦楽しか、キモチイイことしか考えられない。嬌声と共にさらに溢れる愛蜜は舌に舐めとられる。蜜か唾液か秘所はぐっしょり濡れそぼった。
秘裂への口淫と共に輝く指が二本膣道に差し込まれ膣の中から愛撫される。蕾の真上、ザラつく膣壁に指が引っかかりシャルロッテの膣襞が震えて指を締め上げる。
「ッ!!!」
「うん、ここがイイね?」
舌を秘裂に這わされ指でザラつくそこを擦りあげられれば、シャルロッテは膝を震わせて歯を食いしばる。声を上げれば腰が、膝が抜けそうだ。下にいるアイザックを意識して崩れない様必死に堪えた。
声を堪えることで抑圧された快楽に急激に高みに押し上げられるが、指の届かない奥がきゅぅと疼く。
気持ちいい‥だけどもっと‥‥
そう思ったところで急に指がシャルロッテから引き抜かれた。指と共に愛蜜が糸を引く。その焦燥と渇望でシャルロッテから小さな悲鳴が上がる。
「ゃァ‥」
「待って。中でイくロッテを感じたい」
立ち上がったアイザックがシャルロッテを正面から壁に押し付け、腰を突き出すように引いて前屈みにさせる。意味がわからず壁に両手を突いて振り返れば、アイザックがスカートをたくしあげ背後からのしかかる。
「‥‥え?」
「入るよ‥」
焦らす様にゆっくりと膣道に固く熱い楔が打ち込まれた。
初めて背後から貫かれ、シャルロッテはその衝撃で瞠目し、その甘露な愉悦で瞑目する。普段と違う体位の未知の刺激に感じ入って体を震わせた。
既にギリギリまで追い詰められていたため、指では届かない膣奥に待ち望んだ愛撫を与えられ、背を反らしガクガクと震えて悶え蕩ける。
「ふぁああぁ‥‥」
「う‥‥キッ‥入れただけで‥‥こんな締める‥とか‥‥」
シャルロッテが達し体内のアイザックを絞る様に締め付ける。アイザックが顔を顰め必死に吐精を堪えるも、我慢出来ずに狂ったように腰を穿ち始めた。
その振動でシャルロッテの上半身は壁に押し付けられる。ひんやりとした壁に剥き出しの胸が擦れ更なる愉悦を呼んだ。振動に合わせて胸元の闇色の石が揺れる。
「——— ヤァァぁああ!!」
「クッ ダメだ!ヨすぎて!」
まだ達している中で与えられる強烈な淫悦に悲鳴のような声をあげて哭いた。アイザックにまとわりつく膣襞に、善がるその哭き声に、その艶姿にアイザックは感じ入って腰を止められない。
獣の交わりに似たそれに興奮し眩暈がする一方で、普段は向かい合って抱き合うアイザックに縋るのに今はいない。それが無性に寂しくて背を反らし振り返ればアイザックに背中から強く抱きすくめられた。
「大丈夫、僕はここにいる」
「せん‥‥ザック‥‥」
アイザックに両手を掴まれ背後に引かれながら、更にその奥をガツガツと穿たれる。大きく開いた背中に口づけが降り、背中から抱き込まれて両方の胸が痛いほどに虹色の手に揉みしだかれる。アイザックの荒い息が、額から流れ落ちた汗が背中にかかった。
体中にまとわりつくような執拗な愛撫に、果てなく続く激しい抽送に、シャルロッテは限界を迎える。
「ザッ‥ク‥‥もう‥‥っ」
「ッ イッていいぞ。僕ももうすぐだ。」
「————ッ!!」
陰核をそっと摘まれ目の前が真っ白になる。堪えられずシャルロッテが声なき悲鳴をあげて達っした。
その余波で収縮する膣襞がアイザックを締め上げ、アイザックも呻き声を漏らしシャルロッテの中に堪えたものを吐き出す。二人の荒い息だけが部屋に響いた。
果てた自身を抜き取り力尽きたシャルロッテを前から抱きしめる。
シャルロッテの溢した愉悦の涙を舐め取り、アイザックは愛おしげに顔中にキスを落とした。
アイザックが腹の底から息を吐き出した。
「今のはちょっとヤバかった‥」
「‥‥せんせ?」
「もっと堪えるつもりだったが夢が叶ったせいでか滾ったというか‥。ザックでいいよ、ロッテ」
「ザック‥‥」
アイザックは慰る様にシャルロッテを抱きしめながら右手はドレスを脱がしにかかっている。背中のボタンを外しドレスとパニエを床に落とす。ビスチェにドレスグローブ、ガーターにアイザック色の宝石を身につけたシャルロッテを横抱きに抱き上げる。
「辛いだろ?続きはベッドだ。下着姿も可愛がるからな」
壊れ物の様に大切にベッドに運ばれ、足の甲にキスを落とされながら靴を脱がされた。シャルロッテはうっとりと頬を染め、シャルロッテを搔き抱くアイザックに縋り付いて幸せのため息をついた。
長い夜はまだ始まったばかりだった。
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