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アルフリード
出会い1
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十四歳で、魔術研究室の室長になって三年後。
二人の研究科入りの書類に目を通していた。
「今年は優秀みたいですね」
三学年上で八つ離れた先輩のライディンは副室長として、研究科を見てもらっている。
「レイナード公爵家次男、クラム•レイナード。あと特例措置の十五歳アイリ•マクアリス嬢か」
ライディンが楽しそうに聞いてきた。
「クラム•レイナードといったら、グレン殿の弟ですね?」
「そうです。文官で名を馳せているブラコンで有名なあのグレン様です。グレン様も優秀ですが、クラム様も大変優秀のようです。主席で入学して以来、高等科全て一位をとり卒業されまさした。現在サフィール侯爵令嬢のマイン•サフィール様とご婚約中です」
情報通のマルクが言うのだから余程優秀なのだろう。
「そうか、結果を残してくれるというのなら結構な事だね。最後のアイリ•マクアリスは?」
「・・・」
「マルク?」
ライディンとマルクはため息をついた。
「興味が無くても知っていないと駄目な方ですよ」
どういうことだ?確かに興味の無いことは覚える気は一切ない。特に面白くない人間は覚える価値はないだろう。
二人の反応からすると知っておくべき人物だったようだ。
「アイリ様は殿下の弟君、ロディク殿下のご婚約者です」
そう言われ、ああっと思い出す。あいつが八歳の時、ちょうど俺が王位継承権を譲った時に決まった婚約者なのだと。少しだけあいつとの顔併せのお茶会で見たか?
確か、黒髪に紫色の瞳だったか。クリクリの瞳が興味深そうにあっちこっちを彷徨わせていたような・・・。
「どんな令嬢?」
「風変わりといいますか・・・。宝石やドレスには興味がない・・・、いえ、自分を着飾るのに興味がないといいますか、何かを作るのが、研究が楽しい?まあ、風変わり一族マクアリス伯爵家らしい、簡単に言えば、変わったご令嬢です」
マルクが言い淀むなど珍しい。
しかも、風変わりを二回も言ったぞ。
まあ、揉め事なくやってくれるならどうでもいいかと割り切る。
「いつも通り、ライディン、研究科は君に任せたよ」
僕は僕の研究をする。ライディンに任せておけば問題はない。あと、するのは研究室の統括。研究室にも責任者を置いているし、マルクもいるので、楽だ。
だか、二ヶ月後事態は変わったのだった。
研究科の残業率が半端ないと警備衛兵と事務局から、あまりに騒がしいと他の研究室から、出前率が増えたと食堂から再三の苦情がきたのだ。
ライディン、どうなっている?!
君がいるのに何があった?残業報告も、研究進展報告も上がってない。どういうことなんだ?
今までこう言うことがあったことはなかったよね?!おかしいよね!絶対変だよね!
俺は珍しく感情的になっていたのかもしれない。
研究科の部屋をノックもせずに勢いよく開けると、皆一斉に振り向いた、と思うと、一様に人差し指を立てて「しぃー」と言った。
はっ?なんだ?これは?
俺は面くらい硬直してしまった。
二人の研究科入りの書類に目を通していた。
「今年は優秀みたいですね」
三学年上で八つ離れた先輩のライディンは副室長として、研究科を見てもらっている。
「レイナード公爵家次男、クラム•レイナード。あと特例措置の十五歳アイリ•マクアリス嬢か」
ライディンが楽しそうに聞いてきた。
「クラム•レイナードといったら、グレン殿の弟ですね?」
「そうです。文官で名を馳せているブラコンで有名なあのグレン様です。グレン様も優秀ですが、クラム様も大変優秀のようです。主席で入学して以来、高等科全て一位をとり卒業されまさした。現在サフィール侯爵令嬢のマイン•サフィール様とご婚約中です」
情報通のマルクが言うのだから余程優秀なのだろう。
「そうか、結果を残してくれるというのなら結構な事だね。最後のアイリ•マクアリスは?」
「・・・」
「マルク?」
ライディンとマルクはため息をついた。
「興味が無くても知っていないと駄目な方ですよ」
どういうことだ?確かに興味の無いことは覚える気は一切ない。特に面白くない人間は覚える価値はないだろう。
二人の反応からすると知っておくべき人物だったようだ。
「アイリ様は殿下の弟君、ロディク殿下のご婚約者です」
そう言われ、ああっと思い出す。あいつが八歳の時、ちょうど俺が王位継承権を譲った時に決まった婚約者なのだと。少しだけあいつとの顔併せのお茶会で見たか?
確か、黒髪に紫色の瞳だったか。クリクリの瞳が興味深そうにあっちこっちを彷徨わせていたような・・・。
「どんな令嬢?」
「風変わりといいますか・・・。宝石やドレスには興味がない・・・、いえ、自分を着飾るのに興味がないといいますか、何かを作るのが、研究が楽しい?まあ、風変わり一族マクアリス伯爵家らしい、簡単に言えば、変わったご令嬢です」
マルクが言い淀むなど珍しい。
しかも、風変わりを二回も言ったぞ。
まあ、揉め事なくやってくれるならどうでもいいかと割り切る。
「いつも通り、ライディン、研究科は君に任せたよ」
僕は僕の研究をする。ライディンに任せておけば問題はない。あと、するのは研究室の統括。研究室にも責任者を置いているし、マルクもいるので、楽だ。
だか、二ヶ月後事態は変わったのだった。
研究科の残業率が半端ないと警備衛兵と事務局から、あまりに騒がしいと他の研究室から、出前率が増えたと食堂から再三の苦情がきたのだ。
ライディン、どうなっている?!
君がいるのに何があった?残業報告も、研究進展報告も上がってない。どういうことなんだ?
今までこう言うことがあったことはなかったよね?!おかしいよね!絶対変だよね!
俺は珍しく感情的になっていたのかもしれない。
研究科の部屋をノックもせずに勢いよく開けると、皆一斉に振り向いた、と思うと、一様に人差し指を立てて「しぃー」と言った。
はっ?なんだ?これは?
俺は面くらい硬直してしまった。
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