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25.セイネとルナ1
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目の前にいるセイネ様と黒髪の女性の間に流れるなんとも言えない雰囲気が流れていた。
「セイネシア。地上の暮らしはどう?」
黒髪の女性が形のいい唇が弧を描いた。
ーこの方はセイネ様が言ってた人だ!
セイネ様の眉を寄せたのを見て確信する。
「待って!!」
私は慌てて扉に呪いをかけにいった。
誰かに聞かれてはダメだと思ったからだ。
その行動に黒髪の女性・・・ルナ様は立ち上が音がした。
呪いを終え振り返り見てみるとルナ様は立ち上がった姿で、額に脂汗をかいた姿でわたしを睨みつけていた。
踏ん張っている足が震えているのがわかる。歩いた時に激痛が走ったのかもしれない。
「・・・冷静に話し合い必要があると思います。少しお待ちください」
私はセイネ様にこの間と同じ呪いを首にかけた。
ルナ様は食い入るように見てくるのがわかる。
「ありがとう、フィー。ルナ様。どうしてここに?」
「どういうこと!なんで言葉が・・・?あなたが?何者なの!!」
苦々しい言葉だった。
「何者ときかれましても人間ですが」
「泡沫人ができるものじゃないわ。私ですら無理よ。今は失われた呪いよ!!」
ー失われた呪い?
ルナ様は額を抑え椅子に倒れるように座った。ブツブツと何かを呟いている。
「フィー・・・。よかったら、ルナ様にもお願いできるかしら」
おずおずと言ってくるセイネ様に頷くと、私はルナ様に近づいた。
「なに?」
「失礼します」
そう言って足に手をかけた。
少し触っただけで、ルナ様は顔を歪めた。セイネ様よりも痛みが強いのかもしれない。
ポケットから容器を出して例のクリームを塗ってあげる。
ひと塗りすることに変化が現れたのか、表情が緩んでいった。
「本当に泡沫人なの?なぜ、人魚族でも失われて久しい呪いができて、その薬が有効だと知っているの?」
再び睨みつけられ困ってしまう。
「人魚を研究している、からだと思います」
それ以上は聞かれても答えられない。
私の反応にルナ様はすっと目を逸らした。
「まぁ、いいわ。それより、私がここにきた理由よね?」
セイネ様に視線を向けて自ら確信に触れてきた。
「そうです。どうして、私の語ったことをさも自分のしたことのように話をされたのですか?なんのために来たのですか?それになぜ、ルナ様は言葉が話せるのです?」
ルナ様は目を細めた。
「私は人間になりたいの」
ドキッ・・・
なぜか私の胸が疼いた。
「セイネシアは知らないでしょうけど、私は人間と人魚の混血児なの」
「混血児?」
「そう。400年前に地上に行ったレシフィアは私の母親なのよ」
「レフィシア様の?」
ー400年前にも人魚が地上に来ていた??
初めて聞く話に興奮した。質問したいことは沢山あったが、二人の話の邪魔はできずじっと聞き役に徹した。
「現在の女王であるフィルフォーネ様の次の女王として育ったお母様は泡沫人に恋をして成就したの。そして生まれたのが私たちだった」
「私たち?」
「私たちは双子だったの。でも私は尾鰭があった。だから海に戻されたのよ。私は泡沫人になりたい!なのに800年前の禁忌で上手くいかなかった。でも、あなたがその禁忌に触れてくれた。私はこのチャンスを逃したくないのよ」
ルナ様は黒い目が爛々と光り輝いていた。
それが綺麗だと思った。
「セイネシア。地上の暮らしはどう?」
黒髪の女性が形のいい唇が弧を描いた。
ーこの方はセイネ様が言ってた人だ!
セイネ様の眉を寄せたのを見て確信する。
「待って!!」
私は慌てて扉に呪いをかけにいった。
誰かに聞かれてはダメだと思ったからだ。
その行動に黒髪の女性・・・ルナ様は立ち上が音がした。
呪いを終え振り返り見てみるとルナ様は立ち上がった姿で、額に脂汗をかいた姿でわたしを睨みつけていた。
踏ん張っている足が震えているのがわかる。歩いた時に激痛が走ったのかもしれない。
「・・・冷静に話し合い必要があると思います。少しお待ちください」
私はセイネ様にこの間と同じ呪いを首にかけた。
ルナ様は食い入るように見てくるのがわかる。
「ありがとう、フィー。ルナ様。どうしてここに?」
「どういうこと!なんで言葉が・・・?あなたが?何者なの!!」
苦々しい言葉だった。
「何者ときかれましても人間ですが」
「泡沫人ができるものじゃないわ。私ですら無理よ。今は失われた呪いよ!!」
ー失われた呪い?
ルナ様は額を抑え椅子に倒れるように座った。ブツブツと何かを呟いている。
「フィー・・・。よかったら、ルナ様にもお願いできるかしら」
おずおずと言ってくるセイネ様に頷くと、私はルナ様に近づいた。
「なに?」
「失礼します」
そう言って足に手をかけた。
少し触っただけで、ルナ様は顔を歪めた。セイネ様よりも痛みが強いのかもしれない。
ポケットから容器を出して例のクリームを塗ってあげる。
ひと塗りすることに変化が現れたのか、表情が緩んでいった。
「本当に泡沫人なの?なぜ、人魚族でも失われて久しい呪いができて、その薬が有効だと知っているの?」
再び睨みつけられ困ってしまう。
「人魚を研究している、からだと思います」
それ以上は聞かれても答えられない。
私の反応にルナ様はすっと目を逸らした。
「まぁ、いいわ。それより、私がここにきた理由よね?」
セイネ様に視線を向けて自ら確信に触れてきた。
「そうです。どうして、私の語ったことをさも自分のしたことのように話をされたのですか?なんのために来たのですか?それになぜ、ルナ様は言葉が話せるのです?」
ルナ様は目を細めた。
「私は人間になりたいの」
ドキッ・・・
なぜか私の胸が疼いた。
「セイネシアは知らないでしょうけど、私は人間と人魚の混血児なの」
「混血児?」
「そう。400年前に地上に行ったレシフィアは私の母親なのよ」
「レフィシア様の?」
ー400年前にも人魚が地上に来ていた??
初めて聞く話に興奮した。質問したいことは沢山あったが、二人の話の邪魔はできずじっと聞き役に徹した。
「現在の女王であるフィルフォーネ様の次の女王として育ったお母様は泡沫人に恋をして成就したの。そして生まれたのが私たちだった」
「私たち?」
「私たちは双子だったの。でも私は尾鰭があった。だから海に戻されたのよ。私は泡沫人になりたい!なのに800年前の禁忌で上手くいかなかった。でも、あなたがその禁忌に触れてくれた。私はこのチャンスを逃したくないのよ」
ルナ様は黒い目が爛々と光り輝いていた。
それが綺麗だと思った。
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