個性

文字の大きさ
1 / 1

個性

しおりを挟む
人には人の可愛さやかっこよさ、優しさ、強さや弱さがある。それを「個性」と言う。個性は生まれてから死ぬまでずーっとあるもの。だからそれを大切にしないと後悔してしまうと思う。何故こんなことをいうかと言うと私は1度だけ個性を捨ててしまったから。私は自分の個性を全て否定した。可愛さもかっこよさも優しさも強さも弱さも何もかもを否定してしまった。その時私は思った。自分は何も無い人間なんだ。だから誰からも好かれないし助けてもらうことも無い。私はいても無駄なんだ。ただの邪魔者なんだって。けどそれは違った。環境が変わってまた1からスタートをしようとする時に私は少し考えた。私は個性が無いとは思ってたけどそれはおかしくないかって。みんな同じ人間なのにみんな違う。私だってそうだ。あの子と私は同じ人間なのに考え方も好きなものも全部違う。それって私にも個性があるって事なんじゃないかって。その答えを出してスタートを切った。最初はなかなか個性を出すことはできなかったけどだんだん出していくうちに周りにどんどん関わる人が増えていった。自分と同じ趣味の人や自分と似てる考え方の人。中には正反対の人もいる。そんなふうに個性を出していったら人間関係が増えた。だから私はこう思った。個性はとても大切なもので人と人を繋げるきっかけなんだって。それがわかった時私は本当に後悔した。もしあの時個性を出していたらあんなことにはならなかったんだって。今だって私は自分のことを嫌いになったりすることもある。けどそんな時が来た後一つだけなにかが自分の中で変わった気がする。それを繰り返して行くことで人は成長していくんだと思った。だからもし今、自分に個性も何も無いって思ってる人がいたらそれは違うと教えてあげたい。人は必ずしも一つや二つは個性を持っている。個性は多くなくてもいい。個性は派手じゃなくてもいい。ただその個性をどこまで大切にして生かせるかだと思う。個性なんかなんでもいい。自分の嫌いなもの好きなものそれも個性。自分の得意なこと苦手なことそれも個性。どんなに小さくてもいい。その個性を分かってくれる人は必ずいるから。だから全て否定するなんてことは絶対にしないで。
               
終わり
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

いちばん好きな人…

麻実
恋愛
夫の裏切りを知った妻は 自分もまた・・・。

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

真実の愛ならこれくらいできますわよね?

かぜかおる
ファンタジー
フレデリクなら最後は正しい判断をすると信じていたの でもそれは裏切られてしまったわ・・・ 夜会でフレデリク第一王子は男爵令嬢サラとの真実の愛を見つけたとそう言ってわたくしとの婚約解消を宣言したの。 ねえ、真実の愛で結ばれたお二人、覚悟があるというのなら、これくらいできますわよね?

婚約破棄?一体何のお話ですか?

リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。 エルバルド学園卒業記念パーティー。 それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる… ※エブリスタさんでも投稿しています

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

処理中です...