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一章
第三話 リーリア
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ボアを無事ギルドに届けた俺はエミリアさんから銀貨1枚を貰った。重さは十分足りていた。
そこで、俺はふと森であったことを思い出し、質問をする。
「冒険者の中に赤毛の少女はいますか?」
「赤毛の少女ですか?」
「細い剣を武器に、赤毛でポニーテールの十代後半ぐらいの少女です」
「ポニーテールとは何か分かりませんが、赤毛で、十代後半ぐらいの少女なら心当たりがあります。リーリアちゃんのことですか?」
「多分それです」
意外とあっさりと分かったことよりも、エミリアさんはサラッとポニーテールという単語に疑問符を浮かべていた。そっか、日本の言葉がすべてこの世界で通じるわけではないのだから。
「リーリアちゃんがどうかしましたか?」
「いえ、別に」
もしも森の中で襲われたことをエミリアさんに話すと、どうなるのか。
それぐらいは分かっている。
まだ十代であるあの子のためにも言わないでおこう。もしも何度も襲ってくるようならばその時はその時だ。
「それともう一つ」
そして、一つ本題を思い出す。
「吸血鬼の王をご存知ですか?」
その単語にエミリアさんは不思議な表情をした。
「ええ。もちろんです。吸血鬼の王がどうかなさいましたか?」
「吸血鬼の王を殺した人間をご存知ですか?」
「殺した人間?」
その質問にエミリアさんはあたりを見渡す。俺とエミリアさんの会話は誰にも聞こえていない。それを確認した後、エミリアさんは小声で俺に耳打ちをしてきた。
「何故、殺されたことをご存知なのですか?」
はっきりとそう言った。
殺されたことを知っている方が珍しい?
何故?
あの日。少なくとも、人間を数千人遠目で見た。大がかりな討伐隊だった。それなのに国に一切知れ渡っていない?
「いえ、深くは聞きません。あり得ないとまでは言えませんから。現に私も知っていますし。ですので、その質問に答えられる範囲で応えたいと思います。殺した人間は知りません。ですが、心当たりはあります。数字0を持つ冒険者が主体となって討伐隊は結成されました。その0の冒険者の誰かだと思います」
「0の冒険者?」
「最高位の冒険者のことです」
そっか。
冒険者の数字は0から6。一番上の冒険者のことか。
「何故、そのようなことを聞いたのかも聞きませんが、一つだけ忠告をしておきます。その質問はむやみにしないことをおススメします。私はその討伐隊に参加した方と親しいため知りましたが、本来その事実は知れ渡っていません」
エミリアさんはそう付け加えた。
「分かりました」
俺はそれ以上聞かないことにした。
ボアの報酬で貰った銀貨を手に、俺はギルドの宿に向かった。ギルドの建物のすぐ隣だった。
宿の主人に手の甲の数字を見せ、銀貨1枚をカウンターに置くとすぐに鍵が隣に置かれる。部屋は二階の真ん中あたりだと主人は教えてくれた。
今日は久々のベッドだ。
そう思って部屋の鍵を開けて部屋に入ると、部屋の中に一人の少女がいた。ベッドの上で寝転がっていた。
「やぁ」
そう。リーリアだ。
「やぁ」
同じ挨拶を返すと、リーリアはベッドから降りると、俺の方に近づいてきて、小悪魔っぽい笑みを浮かべてこう言った。
「ねぇ、今晩、泊めてくださらない?」
俺はとりあえず扉を閉めて戻ることにした。
くるりと回れ右をして、俺は急いで主人の元へ向かう。
「待って」
すると、急いで扉を開けたリーリアが俺の背中を掴んで来た。
「不法侵入者がいたから、主人に報告しないと」
「それは困る。エミリアさんに顔向けできない。森でのことは水に流して仲良くしましょう? とりあえず、部屋に戻ろ? ね?」
まるで子供に言い聞かすかのようにリーリアは俺に言ってくる。
それに深いため息をつく。
「それはできないかな」
「どうして?」
「自分の胸に手を当てて、よーく考えなさい」
リーリアは自身の胸に手を当てて考え込む。
リーリアを改めてみるが、ふむ可愛い子だ。
好みのタイプを言うとエミリアさんみたいな大人びた女性が好きな俺からしたら、何一つ心惹かれる要素はないのだが。そんな俺でも可愛いと思うとは将来、素敵な女性になることだろう。
まあ、それでも年下はあり得ない。
「分からないかな」
リーリアが考えたふりをして、そうとぼけるものだから俺はまたため息をつく。
「ため息をつくと幸せが逃げるわよ?」
「その言葉はあるのか」
「うん?」
リーリアが意味が分からないと不思議そうな表情をする。
「とりあえず、部屋に戻るか」
俺は諦めてリーリアの話を聞くことにした。
リーリアはベッドに座り、俺は床に座る。見上げる形で俺はリーリアに聞く。
「まず、初めに。どうやって入った?」
「窓から」
「どうしてこの部屋が分かったんだ?」
「部屋は順番に貸していくから。だいたい予想はつくの」
「ということは、ギルドに戻った後もずっと尾行していたのか」
逃げたから、もう追ってこないと思い込んでいた。あの後もずっと後ろにいたのか。
「それで、目的は?」
「目的?」
「俺が借りた部屋に侵入したのは訳があるのだろ?」
「もちろん」
リーリアが頷く。
「あなたは仲間がいないのでしょう? だったら、私と一時的にパーティを組みましょ?」
「パーティ?」
「そう。パーティ。悪い話じゃないでしょ? 先輩冒険者は新人冒険者に冒険者について教える義務がある。それを買って出たの。戦ってみて分かったけども、あなたはだいぶ素質があるみたいだから」
「リーリアみたいな子供から教わるのは気が引けるな」
「私が子供? 私はもう17よ。子供なんかじゃない。立派に冒険者をしているのだから」
「リーリアにとったらそうなのかもな。でも俺からしたらまだ子供だ」
「そんなに歳は離れていないくせして」
「これでも25歳だぞ」
「え!」
リーリアが俺の言葉に驚く。
「見えない」
「なぬ」
確かに、年相応の威厳さにかけることは自負しているが。
「それで。別に良いでしょ? 私みたいな可愛い子に教えてもらえるのは男にとってうれしいでしょ?」
リーリアは自分に自信があるみたいだ。
できれば、エミリアさんみたいな人に教わりたい、とは言えない。
「分かった。良いよ」
「やった!」
嬉しそうにリーリアは言う。
さて。
俺は心の中でいろいろと仮説を立ててみたいと思う。
リーリアが森で俺を襲ってきた。その理由は俺が持つ宝石で間違いないのだが。
では何故、仲間になろうと近づいてきたのか。また襲えば良いのに。襲われた時点で俺はリーリアを信頼していない。信頼がない状態から、得るのは難しいことぐらい分かっているはずだ。
それでも仲間として近づいたのは。
一つ目に、仲間という立場から盗むため。
二つ目に、仲間という立場でおこぼれを貰うため。
三つ目に、仲間という立場から異性の相手となり、プレゼントとして貰うため。
さあどれ?
「別に私は宝石を貰おうとも盗もうとも思っていないよ」
まるで、俺の心を見透かすかのようにリーリアは言った。
「それだけは信じてほしい」
「少なくとも森で襲ってきたときは俺の宝石狙いだったろ?」
「その時まではね。でも心変わりがあった」
「心変わり?」
「そう。仲間になったばかりだけども、一つ教えてほしいの」
リーリアは辺りを見渡した後、聞いてきた。
「吸血鬼の王が死んだって本当なの?」
そこで、俺はふと森であったことを思い出し、質問をする。
「冒険者の中に赤毛の少女はいますか?」
「赤毛の少女ですか?」
「細い剣を武器に、赤毛でポニーテールの十代後半ぐらいの少女です」
「ポニーテールとは何か分かりませんが、赤毛で、十代後半ぐらいの少女なら心当たりがあります。リーリアちゃんのことですか?」
「多分それです」
意外とあっさりと分かったことよりも、エミリアさんはサラッとポニーテールという単語に疑問符を浮かべていた。そっか、日本の言葉がすべてこの世界で通じるわけではないのだから。
「リーリアちゃんがどうかしましたか?」
「いえ、別に」
もしも森の中で襲われたことをエミリアさんに話すと、どうなるのか。
それぐらいは分かっている。
まだ十代であるあの子のためにも言わないでおこう。もしも何度も襲ってくるようならばその時はその時だ。
「それともう一つ」
そして、一つ本題を思い出す。
「吸血鬼の王をご存知ですか?」
その単語にエミリアさんは不思議な表情をした。
「ええ。もちろんです。吸血鬼の王がどうかなさいましたか?」
「吸血鬼の王を殺した人間をご存知ですか?」
「殺した人間?」
その質問にエミリアさんはあたりを見渡す。俺とエミリアさんの会話は誰にも聞こえていない。それを確認した後、エミリアさんは小声で俺に耳打ちをしてきた。
「何故、殺されたことをご存知なのですか?」
はっきりとそう言った。
殺されたことを知っている方が珍しい?
何故?
あの日。少なくとも、人間を数千人遠目で見た。大がかりな討伐隊だった。それなのに国に一切知れ渡っていない?
「いえ、深くは聞きません。あり得ないとまでは言えませんから。現に私も知っていますし。ですので、その質問に答えられる範囲で応えたいと思います。殺した人間は知りません。ですが、心当たりはあります。数字0を持つ冒険者が主体となって討伐隊は結成されました。その0の冒険者の誰かだと思います」
「0の冒険者?」
「最高位の冒険者のことです」
そっか。
冒険者の数字は0から6。一番上の冒険者のことか。
「何故、そのようなことを聞いたのかも聞きませんが、一つだけ忠告をしておきます。その質問はむやみにしないことをおススメします。私はその討伐隊に参加した方と親しいため知りましたが、本来その事実は知れ渡っていません」
エミリアさんはそう付け加えた。
「分かりました」
俺はそれ以上聞かないことにした。
ボアの報酬で貰った銀貨を手に、俺はギルドの宿に向かった。ギルドの建物のすぐ隣だった。
宿の主人に手の甲の数字を見せ、銀貨1枚をカウンターに置くとすぐに鍵が隣に置かれる。部屋は二階の真ん中あたりだと主人は教えてくれた。
今日は久々のベッドだ。
そう思って部屋の鍵を開けて部屋に入ると、部屋の中に一人の少女がいた。ベッドの上で寝転がっていた。
「やぁ」
そう。リーリアだ。
「やぁ」
同じ挨拶を返すと、リーリアはベッドから降りると、俺の方に近づいてきて、小悪魔っぽい笑みを浮かべてこう言った。
「ねぇ、今晩、泊めてくださらない?」
俺はとりあえず扉を閉めて戻ることにした。
くるりと回れ右をして、俺は急いで主人の元へ向かう。
「待って」
すると、急いで扉を開けたリーリアが俺の背中を掴んで来た。
「不法侵入者がいたから、主人に報告しないと」
「それは困る。エミリアさんに顔向けできない。森でのことは水に流して仲良くしましょう? とりあえず、部屋に戻ろ? ね?」
まるで子供に言い聞かすかのようにリーリアは俺に言ってくる。
それに深いため息をつく。
「それはできないかな」
「どうして?」
「自分の胸に手を当てて、よーく考えなさい」
リーリアは自身の胸に手を当てて考え込む。
リーリアを改めてみるが、ふむ可愛い子だ。
好みのタイプを言うとエミリアさんみたいな大人びた女性が好きな俺からしたら、何一つ心惹かれる要素はないのだが。そんな俺でも可愛いと思うとは将来、素敵な女性になることだろう。
まあ、それでも年下はあり得ない。
「分からないかな」
リーリアが考えたふりをして、そうとぼけるものだから俺はまたため息をつく。
「ため息をつくと幸せが逃げるわよ?」
「その言葉はあるのか」
「うん?」
リーリアが意味が分からないと不思議そうな表情をする。
「とりあえず、部屋に戻るか」
俺は諦めてリーリアの話を聞くことにした。
リーリアはベッドに座り、俺は床に座る。見上げる形で俺はリーリアに聞く。
「まず、初めに。どうやって入った?」
「窓から」
「どうしてこの部屋が分かったんだ?」
「部屋は順番に貸していくから。だいたい予想はつくの」
「ということは、ギルドに戻った後もずっと尾行していたのか」
逃げたから、もう追ってこないと思い込んでいた。あの後もずっと後ろにいたのか。
「それで、目的は?」
「目的?」
「俺が借りた部屋に侵入したのは訳があるのだろ?」
「もちろん」
リーリアが頷く。
「あなたは仲間がいないのでしょう? だったら、私と一時的にパーティを組みましょ?」
「パーティ?」
「そう。パーティ。悪い話じゃないでしょ? 先輩冒険者は新人冒険者に冒険者について教える義務がある。それを買って出たの。戦ってみて分かったけども、あなたはだいぶ素質があるみたいだから」
「リーリアみたいな子供から教わるのは気が引けるな」
「私が子供? 私はもう17よ。子供なんかじゃない。立派に冒険者をしているのだから」
「リーリアにとったらそうなのかもな。でも俺からしたらまだ子供だ」
「そんなに歳は離れていないくせして」
「これでも25歳だぞ」
「え!」
リーリアが俺の言葉に驚く。
「見えない」
「なぬ」
確かに、年相応の威厳さにかけることは自負しているが。
「それで。別に良いでしょ? 私みたいな可愛い子に教えてもらえるのは男にとってうれしいでしょ?」
リーリアは自分に自信があるみたいだ。
できれば、エミリアさんみたいな人に教わりたい、とは言えない。
「分かった。良いよ」
「やった!」
嬉しそうにリーリアは言う。
さて。
俺は心の中でいろいろと仮説を立ててみたいと思う。
リーリアが森で俺を襲ってきた。その理由は俺が持つ宝石で間違いないのだが。
では何故、仲間になろうと近づいてきたのか。また襲えば良いのに。襲われた時点で俺はリーリアを信頼していない。信頼がない状態から、得るのは難しいことぐらい分かっているはずだ。
それでも仲間として近づいたのは。
一つ目に、仲間という立場から盗むため。
二つ目に、仲間という立場でおこぼれを貰うため。
三つ目に、仲間という立場から異性の相手となり、プレゼントとして貰うため。
さあどれ?
「別に私は宝石を貰おうとも盗もうとも思っていないよ」
まるで、俺の心を見透かすかのようにリーリアは言った。
「それだけは信じてほしい」
「少なくとも森で襲ってきたときは俺の宝石狙いだったろ?」
「その時まではね。でも心変わりがあった」
「心変わり?」
「そう。仲間になったばかりだけども、一つ教えてほしいの」
リーリアは辺りを見渡した後、聞いてきた。
「吸血鬼の王が死んだって本当なの?」
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