37 / 66
La Madrugada 25 〔嬉戯 5〕# R18
しおりを挟む
「裂が濡れてしまってぐしょぐしょだな……取ろうか?」
兄はそう言ったが、弟は首を振った。
「まだ……最後まで、してないから……ーーシて。兄さま」
「沢山啼いて、疲れたろう?」
それには、コク……と、弟は素直に頷く。
「でも、僕兄さまの精が……欲し……ーーだから僕の肛門に、兄さまの男根、挿れて……ください」
「欲しいのか?」
「ーー欲しい……です」
「……兄さまの男根を咥えなさい」
兄は、弟の頭を抱え、額に口づけしてから、己れの男根へ導いてやった。
弟の唇に男根の先を当ててやると、弟は素直に口を開け、男根を咥えた。
「上手にしゃぶれたら……もっと大きく硬くなって……リシェを気持ち良くさせてやれる」
直接的に煽られ、弟は裂に隠された目元を朱くしていた。
ちゅく……ちゅぱ……ちゃぷ、…………
「んく……あ……んっ……は…………ぁ」
弟は、兄の男根に奉仕した。
まだ、辿々しくも、懸命に、教えられた通りに。
夢中になって、兄の男根をしゃぶっていた弟は、軽く頬を叩かれ、男根から、唇を放した。
「もう少し練習が必要だが、今はこれでいい」
兄はそう言うと、弟に俯せるよう促して、弟の両手首を後ろ手にして、枷を掛けた。鎖を留める“パキン……”という金属音が響く。
「リシェ……優しく抱いてやろう。ーー尻を突き出して、足を開きなさい」
ーー被虐の……淫靡な姿勢を命じられながら、弟には、それが悦びでしかない。
「兄さま、いい……、の? ーーあ……んっ」
ちゅ……肛門に口づけながら、兄は弟に言った。
「今日は優しくするよーーこの前、無理をさせて日陰に叱られたからな」
ため息を吐きながら、兄がいう。
「んっ……! 兄さま……あ……ありが……、僕っ、……」
「リシェは、この姿勢が好きだな」
高く、兄に突き出された弟の尻に、兄は口づけた。
「……兄さまの……性奴隷だって……思い、知れるからーー好き」
弟の言葉に、兄は憂いを潜め、静かに微笑み、肛門に口づけた。
ちゅく……
だが、肛門を舐め解す兄に、弟はもういい、と訴えた。
「も……う、肛門、解れて……る……から、兄さま……、もう、挿れっ……男根、っ…… 兄さまっ、おね、
が…………っ」
繰り返し弟は兄に願い、漸く兄は、男根を肛門に当ててくれた。
「息を吐いて、リシェ。入れるよ、ゆっくりな」
十分に準備を施されていた弟の肛門は、易々と兄の男根を受け入れたが、兄は弟が焦れて尻を揺らしてしまう程、時間をかけて男根を挿入した。
「ーーっ、は……ぁ…………、兄さまっ、……ねがぃ、もう、…………突いて! ぎゅ、て、して……ーーあっ!!…………や、ぁーーー!!」
最奥への、最後のひと突きで、男根が肛門に全て納まった時、弟は、達してしまった。
「ーーっ、くっ……」
兄は、引き摺られそうなところを、何とか堪える。
「ぁ……あ…………ごめ、ごめん、なさ…………い」
ドライでイってしまった自分に、一時呆然とした後、弟は兄を受け入れたまま、しくしく泣き出してしまった。
兄は、大きく息を吐き出してから、ゆっくりと弟に覆い被さって、囁いた。
「謝らなくていい。泣くな」
「だっ……、まだイっていいっ……て、ーーない、のに、……めん、なさ…………」
ーーやっと挿れて、もらえたのに。
そう言って泣く弟を、兄はゆったりと腰を使い始めながら、宥める。
「優しく抱く、と言ったよ。リシェ、許してあげるから、ーー好きなだけドライでイっていい」
兄はそう言ったが、弟は首を振った。
「まだ……最後まで、してないから……ーーシて。兄さま」
「沢山啼いて、疲れたろう?」
それには、コク……と、弟は素直に頷く。
「でも、僕兄さまの精が……欲し……ーーだから僕の肛門に、兄さまの男根、挿れて……ください」
「欲しいのか?」
「ーー欲しい……です」
「……兄さまの男根を咥えなさい」
兄は、弟の頭を抱え、額に口づけしてから、己れの男根へ導いてやった。
弟の唇に男根の先を当ててやると、弟は素直に口を開け、男根を咥えた。
「上手にしゃぶれたら……もっと大きく硬くなって……リシェを気持ち良くさせてやれる」
直接的に煽られ、弟は裂に隠された目元を朱くしていた。
ちゅく……ちゅぱ……ちゃぷ、…………
「んく……あ……んっ……は…………ぁ」
弟は、兄の男根に奉仕した。
まだ、辿々しくも、懸命に、教えられた通りに。
夢中になって、兄の男根をしゃぶっていた弟は、軽く頬を叩かれ、男根から、唇を放した。
「もう少し練習が必要だが、今はこれでいい」
兄はそう言うと、弟に俯せるよう促して、弟の両手首を後ろ手にして、枷を掛けた。鎖を留める“パキン……”という金属音が響く。
「リシェ……優しく抱いてやろう。ーー尻を突き出して、足を開きなさい」
ーー被虐の……淫靡な姿勢を命じられながら、弟には、それが悦びでしかない。
「兄さま、いい……、の? ーーあ……んっ」
ちゅ……肛門に口づけながら、兄は弟に言った。
「今日は優しくするよーーこの前、無理をさせて日陰に叱られたからな」
ため息を吐きながら、兄がいう。
「んっ……! 兄さま……あ……ありが……、僕っ、……」
「リシェは、この姿勢が好きだな」
高く、兄に突き出された弟の尻に、兄は口づけた。
「……兄さまの……性奴隷だって……思い、知れるからーー好き」
弟の言葉に、兄は憂いを潜め、静かに微笑み、肛門に口づけた。
ちゅく……
だが、肛門を舐め解す兄に、弟はもういい、と訴えた。
「も……う、肛門、解れて……る……から、兄さま……、もう、挿れっ……男根、っ…… 兄さまっ、おね、
が…………っ」
繰り返し弟は兄に願い、漸く兄は、男根を肛門に当ててくれた。
「息を吐いて、リシェ。入れるよ、ゆっくりな」
十分に準備を施されていた弟の肛門は、易々と兄の男根を受け入れたが、兄は弟が焦れて尻を揺らしてしまう程、時間をかけて男根を挿入した。
「ーーっ、は……ぁ…………、兄さまっ、……ねがぃ、もう、…………突いて! ぎゅ、て、して……ーーあっ!!…………や、ぁーーー!!」
最奥への、最後のひと突きで、男根が肛門に全て納まった時、弟は、達してしまった。
「ーーっ、くっ……」
兄は、引き摺られそうなところを、何とか堪える。
「ぁ……あ…………ごめ、ごめん、なさ…………い」
ドライでイってしまった自分に、一時呆然とした後、弟は兄を受け入れたまま、しくしく泣き出してしまった。
兄は、大きく息を吐き出してから、ゆっくりと弟に覆い被さって、囁いた。
「謝らなくていい。泣くな」
「だっ……、まだイっていいっ……て、ーーない、のに、……めん、なさ…………」
ーーやっと挿れて、もらえたのに。
そう言って泣く弟を、兄はゆったりと腰を使い始めながら、宥める。
「優しく抱く、と言ったよ。リシェ、許してあげるから、ーー好きなだけドライでイっていい」
11
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
愛を知らない少年たちの番物語。
あゆみん
BL
親から愛されることなく育った不憫な三兄弟が異世界で番に待ち焦がれた獣たちから愛を注がれ、一途な愛に戸惑いながらも幸せになる物語。
*触れ合いシーンは★マークをつけます。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる