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23. はじめてのキス※R-18
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数日間、僕は家に引きこもった。
何もすることがないというか、何もかもを忘れたかった。
身体をいじって我を忘れて、お腹が減ったら何かをつまむ。
「ひぅ、……っあ、あ、あ」
とうとう男性器の張り子を買ってしまった。これでお腹を突くと、さみしい気持ちを忘れられる。
僕ががんばって築いたものを、好きな子から切って捨てられたショックとか。それを本人があんまり、おおごとだと思ってなかったとか。
それでも、フェリが好きだとか。
つくづく嫌になる。お腹側の感じるところを抉るように張り子を動かすと、身体が跳ねた。また精を吐き出して、痙攣しながら腰を突き出す。
なんて無様なんだろう。
泣きじゃくるなんてかわいい真似もできずに、自慰行為にふけって忘れようだなんて。
荒い呼吸を整えて、ベッドから起き上がる。朝からずっと身体をいじっていて、ご飯を食べていない。何か食べたほうがいい。
僕って、淫乱の才能があったみたいだ。冒険者なんかよりも、ずっと向いている。
一昨日買ったパンを貪るように食べていると、ドアベルが鳴った。誰かは分からないけど、来客だ。飛び上がって、自分の身なりを見る。
上半身にはかろうじてシャツを羽織っているけれど、下半身は裸だ。慌ててズボンをはいて、シャツのボタンをとめる。
パンツをはき忘れた。いや、この際、ぱっと見の体裁が整っていればいい。
リーフェさんだろうか。数週間に一度様子を見にきてくれるから、それかもしれない。
「はーい」
扉を開ける。
血まみれのフェリが立っていた。鉄くさい。
ぽたり、と、血が玄関先へ落ちた。
僕は、その染みを、眺めていた。
「エル」
扉を閉める。ぱたん、という軽い音が鳴った。
幻覚だろうか。フェリが好きで、恋しくて、僕が作り出したんだろうか。だとしたらもうちょっとマシなのを見させてくれ。
「エル!」
けたたましくドアベルが鳴る。どんどんとノックされる。幻覚じゃなかったらしい。
「えっ何? 何!?」
こちらは大パニックだ。とりあえず、帰ってもらわなければ。
意を決して、扉を開ける。改めて見るフェリは、気の立った獣のように荒い呼吸で、僕を見下ろしていた。かっこいい。
ではなくて。
「何で? どうしてここにいるの……? なんで血まみれ?」
「リーフェに教えてもらった。これは仕事帰りだからだ。ドラゴンを狩ってきた」
どこから突っ込むべきやら。僕が顔をしかめるのに構わず、フェリが懐を漁る。
どさりと重たい音を立てて、麻袋が落ちた。中身がこぼれて、金属片が地面へ転がる。
というかこれ、全部、金貨だ。おびただしい量の金貨が、玄関に転がった。
ざっと見て、この家が五軒買えるくらいの金額だ。
「は、はぁ!?」
僕は素っ頓狂な声をあげて、慌てて転がる貨幣を拾った。袋へ戻す僕の肩を、フェリが掴む。
彼はゆっくりしゃがんで、僕と視線を合わせた。
瞳は潤んで、今にも泣き出しそうだ。
「全部やる。金ならいくらでもある。俺と一緒にいてくれ」
何の話だ。僕が驚きで声を失っている間に、フェリは両手で僕の頭を掴んだ。血がかぴかぴに乾いていて、ごわごわした手だ。剣だこの潰れた跡がたくさんあって、硬い。
「ずっと、したかった話がある。俺は」
言葉に詰まった。フェリの青い瞳には、僕だけが映っている。
泣きそうな顔で、唇をかろうじて笑みの形にして、彼は僕に告白をした。
「俺は、お前が好きだ。今も、愛している」
時間が止まった。予想もしなかった言葉に、頭が真っ白になる。
フェリが僕のことを好き。
「……うそ」
信じられない。茫然とつぶやいた。
頭がこんがらかって、思考回路が止まる。フリーズした僕の前で、フェリが「好きなんだ」と繰り返す。
「お、おれ。ずっと、お前だけが、好きだったんだ」
必死の求愛だ。僕は、揺れる青い瞳を凝視した。フェリは懐から、もう一個麻袋を取り出す。きっとまた、金貨が入っているんだろう。
「かね、金なら、たくさんある。他にも、お前がほしいものは全部、あげる。酷いことを言って傷つけたことは、謝る。だから……俺と、一緒に来てくれ。また二人で、やっていきたいんだ」
フェリが訥々とした口調で、訴えかける。涙目で、声は震えていた。これは本当に、あのフェリなんだろうか。
こんなにかわいかったっけ。
本当によくない。よくないのだけど。
冷ややかな目を、彼へ向けた。
「僕が、ほんとうに、好きなの?」
問いかけに、フェリはこくりと頷く。どこかいたいけな仕草だった。
「……それなのに、僕へ『弱い』とか、『辞めろ』とか言ったの?」
わざと冷たい声を出す。目を細めて、微笑んだ。
かわいい。もっと、かわいいところが見たい。
ごめん、フェリ。僕はものすごく酷い奴で、きみを許せないみたいだ。
「僕がどれだけ傷ついたか、分かる?」
毒を流し込むように囁く。
フェリはかわいそうなくらい真っ赤になって、「ごめんなさい」と俯いた。
ごめんなさいだって。あの生意気で、いつも堂々としているフェリが。
「エル」
震える声で、フェリが囁いた。うろたえたように僕を見つめる。
その上目遣いが、迷子のこいぬみたいで、かわいかった。
「まあ、いいや。あがっていきなよ」
立ち上がる。転がった金貨はそのままに、家の奥を指さした。フェリはかわいそうなくらい強張った顔で、家の内側へと入る。
好きな子と両思いだった。だけど単純に喜べないくらいには、僕たちの間にあるしがらみが大きかった。
「お茶を出すから、飲んでいったら」
台所へ入り、鍋でお湯を沸かす。手元が震えた。うれしい。かなしい。こわい。きらわれたくない。はなれなきゃ。
全部ぐちゃぐちゃになる。フェリを振り向くと、大人しく椅子に座っていた。
ちょっと窮屈そうな姿で、血まみれで、家はちょっと散らかっていて、何もかもがアンバランスだった。胸が苦しくなって、熱い。
フェリが今、僕の家にいる。
お茶を出すと、フェリは手をつけなかった。僕は対面の席に座って、カップに口をつける。
しばらく、僕たちは無言だった。
「……エル。さっきの、話なんだが」
フェリが切り出す。いちいち怯えていてかわいい。
「なに?」
首を傾げると、彼は真っすぐ僕を見据えた。だけど不安そうに、目元が歪んでいる。
「たくさん傷つけた。今更だけど、謝らせてくれ」
うん、と頷いてみせる。フェリの顔を、真正面から見られない。
フェリは深々と頭を下げた。血を吐くような声で、僕を呼ぶ。
「エル。俺のところに、戻ってきてくれ」
それは無理な話だ。
現場へ戻るには、僕はもうなまくらすぎる。フェリについていくのは難しい。からだも、こころも。
「ちょっと、厳しいかな。僕はもう、冒険者をやるつもりはないんだ」
ごめん、という言葉が、やたらと軽く響いた。フェリは顔を歪ませて、「そうか」と俯く。表情が力なくゆるんで、消えていった。
「もう、一緒にはいられないか。そうか」
これでいよいよ、僕とフェリの縁も切れるのだろう。僕たちはしばらく、見つめ合っていた。
これが、最後なんだ。
「ねえ、フェリ」
立ち上がって、フェリのそばへ寄った。フェリの虚ろな瞳が、僕を見上げる。
嘘でもなんでもいいから、思い出がほしかった。
笑え。口の端がいびつに吊り上がる。
「僕のこと、好き、なんだよね」
フェリが顔を赤くして、頷いた。その表情に庇護欲とか、加虐心とか、恋心とかが燃え上がる。
「好きなのに、あんなこと言ってたの。わるいこ」
しなだれかかる。こんなことをするのは初めてだけど、彼はぎこちなく身体をこわばらせた。
心臓が痛いほど脈打つ。フェリの手をとって、握りしめた。
青い瞳にどう映っているのかなんて知りたくない。顔は、見られない。
だけどその大きな手を、僕の胸へ導いた。シャツの下は素肌だ。
怯んだように手がわななく。それを押さえつけて、フェリの膝へと乗り上げた。
幻滅してくれ。さもなければ、誘惑されてくれ。
フェリ、と名前を呼ぶ。彼は目を閉じて、「勘弁してくれ」とうめいた。
僕の後頭部へ、掌が添えられる。
勝った。胸の中へ飛び込むように、勢いよくフェリへ抱きついた。首筋へ懐いて、「フェリ」と囁く。
「キスして」
僕たちの唇が、手探りするみたいに、ゆっくり近づく。
はじめてのキスは、血なまぐさい味がした。
何もすることがないというか、何もかもを忘れたかった。
身体をいじって我を忘れて、お腹が減ったら何かをつまむ。
「ひぅ、……っあ、あ、あ」
とうとう男性器の張り子を買ってしまった。これでお腹を突くと、さみしい気持ちを忘れられる。
僕ががんばって築いたものを、好きな子から切って捨てられたショックとか。それを本人があんまり、おおごとだと思ってなかったとか。
それでも、フェリが好きだとか。
つくづく嫌になる。お腹側の感じるところを抉るように張り子を動かすと、身体が跳ねた。また精を吐き出して、痙攣しながら腰を突き出す。
なんて無様なんだろう。
泣きじゃくるなんてかわいい真似もできずに、自慰行為にふけって忘れようだなんて。
荒い呼吸を整えて、ベッドから起き上がる。朝からずっと身体をいじっていて、ご飯を食べていない。何か食べたほうがいい。
僕って、淫乱の才能があったみたいだ。冒険者なんかよりも、ずっと向いている。
一昨日買ったパンを貪るように食べていると、ドアベルが鳴った。誰かは分からないけど、来客だ。飛び上がって、自分の身なりを見る。
上半身にはかろうじてシャツを羽織っているけれど、下半身は裸だ。慌ててズボンをはいて、シャツのボタンをとめる。
パンツをはき忘れた。いや、この際、ぱっと見の体裁が整っていればいい。
リーフェさんだろうか。数週間に一度様子を見にきてくれるから、それかもしれない。
「はーい」
扉を開ける。
血まみれのフェリが立っていた。鉄くさい。
ぽたり、と、血が玄関先へ落ちた。
僕は、その染みを、眺めていた。
「エル」
扉を閉める。ぱたん、という軽い音が鳴った。
幻覚だろうか。フェリが好きで、恋しくて、僕が作り出したんだろうか。だとしたらもうちょっとマシなのを見させてくれ。
「エル!」
けたたましくドアベルが鳴る。どんどんとノックされる。幻覚じゃなかったらしい。
「えっ何? 何!?」
こちらは大パニックだ。とりあえず、帰ってもらわなければ。
意を決して、扉を開ける。改めて見るフェリは、気の立った獣のように荒い呼吸で、僕を見下ろしていた。かっこいい。
ではなくて。
「何で? どうしてここにいるの……? なんで血まみれ?」
「リーフェに教えてもらった。これは仕事帰りだからだ。ドラゴンを狩ってきた」
どこから突っ込むべきやら。僕が顔をしかめるのに構わず、フェリが懐を漁る。
どさりと重たい音を立てて、麻袋が落ちた。中身がこぼれて、金属片が地面へ転がる。
というかこれ、全部、金貨だ。おびただしい量の金貨が、玄関に転がった。
ざっと見て、この家が五軒買えるくらいの金額だ。
「は、はぁ!?」
僕は素っ頓狂な声をあげて、慌てて転がる貨幣を拾った。袋へ戻す僕の肩を、フェリが掴む。
彼はゆっくりしゃがんで、僕と視線を合わせた。
瞳は潤んで、今にも泣き出しそうだ。
「全部やる。金ならいくらでもある。俺と一緒にいてくれ」
何の話だ。僕が驚きで声を失っている間に、フェリは両手で僕の頭を掴んだ。血がかぴかぴに乾いていて、ごわごわした手だ。剣だこの潰れた跡がたくさんあって、硬い。
「ずっと、したかった話がある。俺は」
言葉に詰まった。フェリの青い瞳には、僕だけが映っている。
泣きそうな顔で、唇をかろうじて笑みの形にして、彼は僕に告白をした。
「俺は、お前が好きだ。今も、愛している」
時間が止まった。予想もしなかった言葉に、頭が真っ白になる。
フェリが僕のことを好き。
「……うそ」
信じられない。茫然とつぶやいた。
頭がこんがらかって、思考回路が止まる。フリーズした僕の前で、フェリが「好きなんだ」と繰り返す。
「お、おれ。ずっと、お前だけが、好きだったんだ」
必死の求愛だ。僕は、揺れる青い瞳を凝視した。フェリは懐から、もう一個麻袋を取り出す。きっとまた、金貨が入っているんだろう。
「かね、金なら、たくさんある。他にも、お前がほしいものは全部、あげる。酷いことを言って傷つけたことは、謝る。だから……俺と、一緒に来てくれ。また二人で、やっていきたいんだ」
フェリが訥々とした口調で、訴えかける。涙目で、声は震えていた。これは本当に、あのフェリなんだろうか。
こんなにかわいかったっけ。
本当によくない。よくないのだけど。
冷ややかな目を、彼へ向けた。
「僕が、ほんとうに、好きなの?」
問いかけに、フェリはこくりと頷く。どこかいたいけな仕草だった。
「……それなのに、僕へ『弱い』とか、『辞めろ』とか言ったの?」
わざと冷たい声を出す。目を細めて、微笑んだ。
かわいい。もっと、かわいいところが見たい。
ごめん、フェリ。僕はものすごく酷い奴で、きみを許せないみたいだ。
「僕がどれだけ傷ついたか、分かる?」
毒を流し込むように囁く。
フェリはかわいそうなくらい真っ赤になって、「ごめんなさい」と俯いた。
ごめんなさいだって。あの生意気で、いつも堂々としているフェリが。
「エル」
震える声で、フェリが囁いた。うろたえたように僕を見つめる。
その上目遣いが、迷子のこいぬみたいで、かわいかった。
「まあ、いいや。あがっていきなよ」
立ち上がる。転がった金貨はそのままに、家の奥を指さした。フェリはかわいそうなくらい強張った顔で、家の内側へと入る。
好きな子と両思いだった。だけど単純に喜べないくらいには、僕たちの間にあるしがらみが大きかった。
「お茶を出すから、飲んでいったら」
台所へ入り、鍋でお湯を沸かす。手元が震えた。うれしい。かなしい。こわい。きらわれたくない。はなれなきゃ。
全部ぐちゃぐちゃになる。フェリを振り向くと、大人しく椅子に座っていた。
ちょっと窮屈そうな姿で、血まみれで、家はちょっと散らかっていて、何もかもがアンバランスだった。胸が苦しくなって、熱い。
フェリが今、僕の家にいる。
お茶を出すと、フェリは手をつけなかった。僕は対面の席に座って、カップに口をつける。
しばらく、僕たちは無言だった。
「……エル。さっきの、話なんだが」
フェリが切り出す。いちいち怯えていてかわいい。
「なに?」
首を傾げると、彼は真っすぐ僕を見据えた。だけど不安そうに、目元が歪んでいる。
「たくさん傷つけた。今更だけど、謝らせてくれ」
うん、と頷いてみせる。フェリの顔を、真正面から見られない。
フェリは深々と頭を下げた。血を吐くような声で、僕を呼ぶ。
「エル。俺のところに、戻ってきてくれ」
それは無理な話だ。
現場へ戻るには、僕はもうなまくらすぎる。フェリについていくのは難しい。からだも、こころも。
「ちょっと、厳しいかな。僕はもう、冒険者をやるつもりはないんだ」
ごめん、という言葉が、やたらと軽く響いた。フェリは顔を歪ませて、「そうか」と俯く。表情が力なくゆるんで、消えていった。
「もう、一緒にはいられないか。そうか」
これでいよいよ、僕とフェリの縁も切れるのだろう。僕たちはしばらく、見つめ合っていた。
これが、最後なんだ。
「ねえ、フェリ」
立ち上がって、フェリのそばへ寄った。フェリの虚ろな瞳が、僕を見上げる。
嘘でもなんでもいいから、思い出がほしかった。
笑え。口の端がいびつに吊り上がる。
「僕のこと、好き、なんだよね」
フェリが顔を赤くして、頷いた。その表情に庇護欲とか、加虐心とか、恋心とかが燃え上がる。
「好きなのに、あんなこと言ってたの。わるいこ」
しなだれかかる。こんなことをするのは初めてだけど、彼はぎこちなく身体をこわばらせた。
心臓が痛いほど脈打つ。フェリの手をとって、握りしめた。
青い瞳にどう映っているのかなんて知りたくない。顔は、見られない。
だけどその大きな手を、僕の胸へ導いた。シャツの下は素肌だ。
怯んだように手がわななく。それを押さえつけて、フェリの膝へと乗り上げた。
幻滅してくれ。さもなければ、誘惑されてくれ。
フェリ、と名前を呼ぶ。彼は目を閉じて、「勘弁してくれ」とうめいた。
僕の後頭部へ、掌が添えられる。
勝った。胸の中へ飛び込むように、勢いよくフェリへ抱きついた。首筋へ懐いて、「フェリ」と囁く。
「キスして」
僕たちの唇が、手探りするみたいに、ゆっくり近づく。
はじめてのキスは、血なまぐさい味がした。
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