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番外編
はじめてのバレンタイン
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バレンタイン前夜、金曜日。
圭人くんはいつもよりも遅い時間にやってきた。一度家に帰って私服に着替えてきたみたいで、いつもよりも雰囲気がしゃれている。黒い細身のスラックスに白いスタンドカラーシャツ、細かいストライプの入ったジャケット。片手には大きな紙袋。もう片手には花束まで持っていて、すごくかっこいい。
僕はピンクのバラとカスミソウ、白のチューリップを束ねたそれを受け取って、うっとりと圭人くんを見上げた。
「いらっしゃい」
「はい。お邪魔します」
玄関口で靴をそろえる圭人くんに、ふと思い立って、「おかえり」と声をかけてみた。
見事に前のめりに倒れて尻もちをついたので、けらけら笑う。
「動揺しすぎだよ」
「いや、不意打ちはずるいに!」
わめく圭人くんをよそに、僕は部屋の中へと引っ込む。
圭人くんがこの家へ越してくる方向で調整中だから、近いうちに僕から毎日「おかえり」と言われるようになるというのに、かわいいものだ。
僕は花束のずっしりとした重みを楽しみながら、花瓶を探した。何だかんだと授賞式だとかで花束をもらうこともあるから、この家にはそういうのもちゃんと置いてある。
どこに置いたか思い出せなくて台所の下を覗き込む僕をよそに、圭人くんが僕を呼んだ。
「花瓶、出しておきましたよ」
顔を上げると、リビングにちゃんと置いてある。水もなみなみと入っていた。
僕は花束の包装をとって、花瓶へ生ける。圭人くんは紙袋の中身をテーブルに並べていった。
パックに入ったお惣菜と、有名なパン屋のロゴの入った小袋。お惣菜もきっとデパ地下とかで買ってきたんだろう。
「珍しいね」
声をかけると、圭人くんは「それと……」と少し気まずそうに口ごもった。
「チョコも用意してきました」
「うん」
実は僕も用意してきた。
ものすごい込み具合のデパートの催事場へ行って、よくわからないけど一番列が長そうなところへ並んで、一番高い値段のチョコを買った。
喜んでくれるだろうかとそわそわしていると、圭人くんが紙袋からさらに何かを取り出す。そこそこ大きなタッパだ。
タッパの中には、みっちりと茶色い個体が詰まっていた。カカオの甘い香りもする。
「その、……手作りです……」
恥じらうように言いながら、圭人くんはタッパーの蓋を開ける。思わず覗き込むと、茶色い粉がかかっていた。ココアだろうか。
「遥さんは特に好き嫌いがないから、なんでもいいかと思って……生チョコです」
絶句。
僕は心の中から湧き上がる歓喜にもだえた。同時に、自分を深く恥じた。
何がデパートだ。何が一番長い列だ。
結局真心とは、こういうものを言うんじゃないか?
「あの、遥さん。いやでした……?」
心細そうな圭人くんの声に、はっと我に返る。いけない、と首を横に振った。
「ううん。ちょっと嬉しすぎて意識が飛んでた」
「そうですか。うれしすぎて……」
圭人くんの瞳が、うっとりと細められる。僕もえへえへとだらしなく笑いながら、席についた。
「ご飯、食べようか」
「はい」
圭人くんも椅子に座って、二人で手を合わせる。楽しい食事だ。
だけど僕はそわそわして、気分が落ち着かない。理由は、圭人くんへ渡そうと思っていたチョコだ。
僕は僕なりに圭人くんが喜ぶようなものを探したつもりだけど、圭人くんみたいに手作りした方がよかったんじゃないか。
悶々としながら食事を終えて、二人でチョコをつつく。圭人くんがさいころ状に切ってくれた生チョコをフォークで刺して口に運ぶと、濃厚なチョコレートの味わいが口の中いっぱいに広がった。
「おいしい……」
「よかった」
もちろんデパートで買った方が、クオリティはずっと上だろう。だけどこのおいしさは、そんなところとは関係ない。圭人くんが僕との時間を想って、僕のために作ってくれたことが大切なんだ。
机の上には赤ワインのボトルが置いてある。チョコに合うという触れ込みだったから、圭人くんと一杯飲みたかったんだ。
だけど圭人くんはお酒に弱いからと遠慮して、結局僕ばかりがぐびぐび飲んでいる。
なんだろう、この状況。
「おいしいね……」
ちっとも酔えないままで、僕は生チョコをぱくぱく食べた。実際ワインと生チョコはよく合った。赤ワインの渋いコクが、チョコのこってりとした甘みとよく合っている。
「それならよかった」
圭人くんは微笑みながら、赤ワインを飲み干す僕を見つめている。だけどその表情はどこか寂しそうだった。
「圭人くん……」
僕はまた、何か間違えてしまったんだろうか。じっとその顔を見つめると、圭人くんはなぜか両手を挙げた。
「俺も飲んでいいですか?」
「うん、もちろん」
願ったり叶ったりだ。僕はうきうきでもう一杯のグラスを用意して、赤ワインをなみなみ注いだ。
「飲みきれなかったら、僕が飲むからね」
あらかじめ予防線を張って、圭人くんへ渡す。圭人くんはチョコをゆっくり食べつつ、ちびちびとワインを口に含んだ。
「遥さん、その」
「うん。なに?」
ちらり、と圭人くんが潤んだ瞳で僕を見る。
「俺へのチョコは、ないんですか……?」
遠慮がちなその声に、僕の中で何かが弾けた。
こんな顔をさせるなんて、恋人失格だ。僕は猛然と立ち上がり、寝室件職場へ駆け込んだ。そして隠してあった紙袋を引っ張り出した。
そこで少し怖気づいて、ゆっくりリビングへ戻る。
「その、圭人くん。これ……」
恥ずかしい。圭人くんの真心がこもったチョコに対して、高額な金銭で愛情表現する僕のあさましいことといったら。
圭人くんはパッケージを見ただけで理解したようで、「これ」と驚いたように目を丸くする。
「こんな……いいんですか?」
「う、うん。ごめんね」
うつむきがちに謝ると、「どうして?」と優しくて容赦ない声がある。
「こっちに来てください」
圭人くんの優しい声につられて、チョコを持ったまま膝へと乗る。圭人くんは僕を抱きしめて、キスをした。少しお酒臭い。
「このブランド、見たことあります。すごく人気で、ものすごく並ばないと買えないって聞きました。それだけ、俺のためにがんばってくれたんですよね?」
「ん。だけど……」
恥ずかしくて、チョコのパッケージで顔を隠した。
「け、圭人くんの手作りチョコと比べて、金銭で解決しようとしたのが恥ずかしい。真心がこもってない気がする」
「何言ってるんですか」
圭人くんはとろけるような声で言って、僕の手からチョコを取り上げた。
パッケージをためらいなく破る。
「これを手に入れるために、遥さんは人込みに行って、ものすごく長い行列に並んで、高いお金を支払ってくれたんですよね」
「う、うん」
「俺なんか製菓材料を売ってる店で、並びもしないで大して高くもないチョコ買って、溶かして固めただけですよ」
それは悪しざまに言いすぎだと思う、という反論は、キスで食べられてしまった。唇が離れて、圭人くんが吐息混じりに囁く。
「遥さんが人込み苦手なのも、列に並ぶのが退屈なのも、俺が知らないわけないのに……」
その優しい声に耐えきれなくなって、僕はすぐそこに置かれていたワイングラスを奪った。ごっごっごっと音を立てて飲み干す僕に、「おお」と圭人くんが引いている気配がする。
僕はグラスを置いて、そういえばこれ圭人くんのだったなと思い出す。またなみなみとワインを注いで、僕は圭人くんに差し出した。
「じゃあ、一緒に食べよう」
圭人くんは頷いて、箱を開けた。一粒のつやつやしたチョコを口に含んで、僕からワインを受け取る。一口唇を湿らせる程度に飲んで、少し目を大きく開けた。
「おいしい」
「ほんと?」
ほっとして胸をなでおろすと、キスされる。チョコとワインの混ざった味がして、なるほどと納得した。
「おいしいね」
「もっと食べます?」
「うん」
そして僕たちは、口移しでチョコを食べさせ合った。
一粒八百円くらいするチョコでやっていいことではなかったかもしれないけど、これが一番おいしい食べ方には違いなかった。
圭人くんの作ってくれた生チョコも二人でおいしくいただいて、その日の晩の盛り上がりようはとんでもなかった。
圭人くんはいつもよりも遅い時間にやってきた。一度家に帰って私服に着替えてきたみたいで、いつもよりも雰囲気がしゃれている。黒い細身のスラックスに白いスタンドカラーシャツ、細かいストライプの入ったジャケット。片手には大きな紙袋。もう片手には花束まで持っていて、すごくかっこいい。
僕はピンクのバラとカスミソウ、白のチューリップを束ねたそれを受け取って、うっとりと圭人くんを見上げた。
「いらっしゃい」
「はい。お邪魔します」
玄関口で靴をそろえる圭人くんに、ふと思い立って、「おかえり」と声をかけてみた。
見事に前のめりに倒れて尻もちをついたので、けらけら笑う。
「動揺しすぎだよ」
「いや、不意打ちはずるいに!」
わめく圭人くんをよそに、僕は部屋の中へと引っ込む。
圭人くんがこの家へ越してくる方向で調整中だから、近いうちに僕から毎日「おかえり」と言われるようになるというのに、かわいいものだ。
僕は花束のずっしりとした重みを楽しみながら、花瓶を探した。何だかんだと授賞式だとかで花束をもらうこともあるから、この家にはそういうのもちゃんと置いてある。
どこに置いたか思い出せなくて台所の下を覗き込む僕をよそに、圭人くんが僕を呼んだ。
「花瓶、出しておきましたよ」
顔を上げると、リビングにちゃんと置いてある。水もなみなみと入っていた。
僕は花束の包装をとって、花瓶へ生ける。圭人くんは紙袋の中身をテーブルに並べていった。
パックに入ったお惣菜と、有名なパン屋のロゴの入った小袋。お惣菜もきっとデパ地下とかで買ってきたんだろう。
「珍しいね」
声をかけると、圭人くんは「それと……」と少し気まずそうに口ごもった。
「チョコも用意してきました」
「うん」
実は僕も用意してきた。
ものすごい込み具合のデパートの催事場へ行って、よくわからないけど一番列が長そうなところへ並んで、一番高い値段のチョコを買った。
喜んでくれるだろうかとそわそわしていると、圭人くんが紙袋からさらに何かを取り出す。そこそこ大きなタッパだ。
タッパの中には、みっちりと茶色い個体が詰まっていた。カカオの甘い香りもする。
「その、……手作りです……」
恥じらうように言いながら、圭人くんはタッパーの蓋を開ける。思わず覗き込むと、茶色い粉がかかっていた。ココアだろうか。
「遥さんは特に好き嫌いがないから、なんでもいいかと思って……生チョコです」
絶句。
僕は心の中から湧き上がる歓喜にもだえた。同時に、自分を深く恥じた。
何がデパートだ。何が一番長い列だ。
結局真心とは、こういうものを言うんじゃないか?
「あの、遥さん。いやでした……?」
心細そうな圭人くんの声に、はっと我に返る。いけない、と首を横に振った。
「ううん。ちょっと嬉しすぎて意識が飛んでた」
「そうですか。うれしすぎて……」
圭人くんの瞳が、うっとりと細められる。僕もえへえへとだらしなく笑いながら、席についた。
「ご飯、食べようか」
「はい」
圭人くんも椅子に座って、二人で手を合わせる。楽しい食事だ。
だけど僕はそわそわして、気分が落ち着かない。理由は、圭人くんへ渡そうと思っていたチョコだ。
僕は僕なりに圭人くんが喜ぶようなものを探したつもりだけど、圭人くんみたいに手作りした方がよかったんじゃないか。
悶々としながら食事を終えて、二人でチョコをつつく。圭人くんがさいころ状に切ってくれた生チョコをフォークで刺して口に運ぶと、濃厚なチョコレートの味わいが口の中いっぱいに広がった。
「おいしい……」
「よかった」
もちろんデパートで買った方が、クオリティはずっと上だろう。だけどこのおいしさは、そんなところとは関係ない。圭人くんが僕との時間を想って、僕のために作ってくれたことが大切なんだ。
机の上には赤ワインのボトルが置いてある。チョコに合うという触れ込みだったから、圭人くんと一杯飲みたかったんだ。
だけど圭人くんはお酒に弱いからと遠慮して、結局僕ばかりがぐびぐび飲んでいる。
なんだろう、この状況。
「おいしいね……」
ちっとも酔えないままで、僕は生チョコをぱくぱく食べた。実際ワインと生チョコはよく合った。赤ワインの渋いコクが、チョコのこってりとした甘みとよく合っている。
「それならよかった」
圭人くんは微笑みながら、赤ワインを飲み干す僕を見つめている。だけどその表情はどこか寂しそうだった。
「圭人くん……」
僕はまた、何か間違えてしまったんだろうか。じっとその顔を見つめると、圭人くんはなぜか両手を挙げた。
「俺も飲んでいいですか?」
「うん、もちろん」
願ったり叶ったりだ。僕はうきうきでもう一杯のグラスを用意して、赤ワインをなみなみ注いだ。
「飲みきれなかったら、僕が飲むからね」
あらかじめ予防線を張って、圭人くんへ渡す。圭人くんはチョコをゆっくり食べつつ、ちびちびとワインを口に含んだ。
「遥さん、その」
「うん。なに?」
ちらり、と圭人くんが潤んだ瞳で僕を見る。
「俺へのチョコは、ないんですか……?」
遠慮がちなその声に、僕の中で何かが弾けた。
こんな顔をさせるなんて、恋人失格だ。僕は猛然と立ち上がり、寝室件職場へ駆け込んだ。そして隠してあった紙袋を引っ張り出した。
そこで少し怖気づいて、ゆっくりリビングへ戻る。
「その、圭人くん。これ……」
恥ずかしい。圭人くんの真心がこもったチョコに対して、高額な金銭で愛情表現する僕のあさましいことといったら。
圭人くんはパッケージを見ただけで理解したようで、「これ」と驚いたように目を丸くする。
「こんな……いいんですか?」
「う、うん。ごめんね」
うつむきがちに謝ると、「どうして?」と優しくて容赦ない声がある。
「こっちに来てください」
圭人くんの優しい声につられて、チョコを持ったまま膝へと乗る。圭人くんは僕を抱きしめて、キスをした。少しお酒臭い。
「このブランド、見たことあります。すごく人気で、ものすごく並ばないと買えないって聞きました。それだけ、俺のためにがんばってくれたんですよね?」
「ん。だけど……」
恥ずかしくて、チョコのパッケージで顔を隠した。
「け、圭人くんの手作りチョコと比べて、金銭で解決しようとしたのが恥ずかしい。真心がこもってない気がする」
「何言ってるんですか」
圭人くんはとろけるような声で言って、僕の手からチョコを取り上げた。
パッケージをためらいなく破る。
「これを手に入れるために、遥さんは人込みに行って、ものすごく長い行列に並んで、高いお金を支払ってくれたんですよね」
「う、うん」
「俺なんか製菓材料を売ってる店で、並びもしないで大して高くもないチョコ買って、溶かして固めただけですよ」
それは悪しざまに言いすぎだと思う、という反論は、キスで食べられてしまった。唇が離れて、圭人くんが吐息混じりに囁く。
「遥さんが人込み苦手なのも、列に並ぶのが退屈なのも、俺が知らないわけないのに……」
その優しい声に耐えきれなくなって、僕はすぐそこに置かれていたワイングラスを奪った。ごっごっごっと音を立てて飲み干す僕に、「おお」と圭人くんが引いている気配がする。
僕はグラスを置いて、そういえばこれ圭人くんのだったなと思い出す。またなみなみとワインを注いで、僕は圭人くんに差し出した。
「じゃあ、一緒に食べよう」
圭人くんは頷いて、箱を開けた。一粒のつやつやしたチョコを口に含んで、僕からワインを受け取る。一口唇を湿らせる程度に飲んで、少し目を大きく開けた。
「おいしい」
「ほんと?」
ほっとして胸をなでおろすと、キスされる。チョコとワインの混ざった味がして、なるほどと納得した。
「おいしいね」
「もっと食べます?」
「うん」
そして僕たちは、口移しでチョコを食べさせ合った。
一粒八百円くらいするチョコでやっていいことではなかったかもしれないけど、これが一番おいしい食べ方には違いなかった。
圭人くんの作ってくれた生チョコも二人でおいしくいただいて、その日の晩の盛り上がりようはとんでもなかった。
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攻め受けどちらも可愛くてきゅんとしました!
お読みいただきありがとうございました!楽しんでいただけてよかったです!
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ちなみに私はえちえちな作品も、今作のようなお話もどちらも大好きです🫶
これからも鳥羽先生の新作楽しみに待ってます〜
ご感想ありがとうございます!
最初は明るく楽しい話にしようと思ったのですが、気づけばなぜか共依存の話になっていました。
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