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ギフトって

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次は、あらあら  言いながら力を発揮した清羅さん。
【家事全般】という、アバウトなギフト。他の転移者や、王女殿下もとんだ下位スキルだとかなーり馬鹿にしてました!!私の時程じゃ無いけどさ・・・

ソレを聞きながら、馬鹿な人たち!きっと【家事全般】なんてギフトは、何でも出来るパーフェクトレディに違い無いのに!!と悔しく思って居た。今は何が出来るんだろうね。


て事で皆んなも興味津々で見てみる事に。

「【家事全般】なんて、初めて聞いたギフトだがどんな感じなんだ?」と親父さん。

「私も、初めて聞きましたよ!しかも、すでにクリーンが使えていますもんね。」とヨワヒムさんも興奮気味。

どうなんだろうね。 【家事全般】!
清羅さんによると、ギフトからゲームで良くあるスキルのツリーの様に沢山の枝分かれがあるそう。

そこに、お掃除的な項目で様々なクリーンが出現したそう。今迄は何も見れなかったみたいだけど。ソレが先程の私に掛けられたクリーンみたいで、お掃除にしろ、食器洗いにしろ、人等生きている者にも使える様だ。その時に綺麗にしたいかを念じる様にとコメントが付いているみたい。 チュートリアルなのか?そんな機能あるんだ!!

めっちゃ良いじゃん!欲しい!

ソレに、ツリーの先々に家事の各項目が有り、【お料理】【裁縫】にと他にも多岐に渡る。やっぱり何でも出来るパーフェクトなギフトだ。うんうん、私の野生の勘に間違いはたまにしか無い!

今の所使える様になったのは、クリーン諸々とお料理は、元から上手かったと思うけどスキルとして現れてからかなり上達し、他にも色々と出来そうだって!

しかも、お料理から火魔法が派生してるそうな! 樹凛さんも、水と火魔法が出たって言ってたわ!

「楽しみにしててね♬うふふっ」て笑ってる。 スンゴイ楽しみにしてるね!

あとは、私か。

ジョブ 【自由人】・・・
己の今迄の行いを反省した方が良いのだろうか。こんなジョブの人居なかった。
ガントさんや親父さんも、ヨワヒムさんも、琥珀君も聞いた事無いって。個性的って事で手を打とう。

そして、他の皆さんはジョブはまだ決定はしていなくてコレからだそう。
一度決めたらレベルが上がれば大体その職業の上位互換的に変わっていくらしくて、その中でその人の特性により剣士なら、剣豪と言われる系統。魔法が絡んだ魔法剣士と呼ばれる系統等に別れて行く。

今確認したところ、私は、職業自体が【自由人】でその中で、【テイマー】や、【忍者】とかはサブのジョブの様に選んでいける様だ。コレは便利なのでは? ウッシッシ。
皆んなも、ジョブを決定したら何か出てくるかもね。

スキル
【逃げる】は、今の所逃げ足がとても速いってのしか無い。

【隠れる】は、ルームのやつね。今の所はサイズもそのままだな。でも、皆んなはすごく喜んでくれた! レベル上がればその中で野営出来るから安全に眠れるって!嬉しいなぁ。まだまだだけどみんなの役に立てそうなスキルで。

あと、隠れ身の術も今は自分だけなんだけど、もしかしたら、人数増えるかもしれ無いって感覚があるんだよね。だとしたら嬉しいね。

あとね、【食いしん坊】・・おいおい、私のギフトはもう少しこう、可愛いとかクールな感じになれなかったのかな。
大勢の前で晒されて恥ずかしかったよ!特に、王女にギフトでざまぁ出来なくて、悔しかったーー! 心底馬鹿にし切ったあの態度、言葉、嘲笑。凹むし悔しい。

他の転移者達も同じだった。優しくしてくれたのは此処に居る4人だけ。
でも、4人も優しい人が居てくれたのは多いよね?きっと。 生産者だって人によっては自分よりも下位のギフトが居たって蔑んでくる人もいるもんね。実際、戦闘系のギフトの人は、マウントを取り合って既にカーストを作り上げてた。怖いわ!

あ、【食いしん坊】ね。恥ずかしいと思うけど我ながら食いしん坊だと思うから、もう気にしない事にしよ。
このギフトのおかげできっと食いっぱぐれ無い様に大きな収納→インベントリに繋がり、お取り引きに繋がったんだろうからね。日本の物も対価次第で食べられるんだから!幸せな事だ。

あ!インベントリに色々入ってるからか何かお取り引き出来そう。今入っている物は対価には出来ないけれど何がお取り引き出来るか見てみよう!皆んなにも伝えてみる

「僕、まだお取り引き使えないです。どんな感じか見てみたいですね。」

皆んなも興味津々だ。
「じゃあ、ちょっと待ってね。」
とステータスボードの画面を弄りながらコレ、皆んなにも見せられたら良いのになぁって思ってたら・・・

スキル、お節介発動→見せたいと思う情報のみ開示する事が出来ます。 
Y/N と出てきた。え?見せたいって思うやつだけだったらソレは嬉しい。
YESっと。ポチすると
見せたいと思うだけで良いらしい。便利。

おー、取り敢えずやってみるか。
お取り引き・・・黒字とグレーがある。
うーんと、今はレベル1でコンビニレベルらしい。スーパー、ホームセンター、ネット販売、デパート、各お食事処。ファミレスや屋台、お高いレストラン等色々ある様だ。食いしん坊を極めたいらしい。

あっ、しかもこの世界で買った物も入ってる!何々?1度行ったことのある場所の物は対象となる。 ふむふむ。 良いね!

見せたい物だけ、頭の中で整理しつつ見ていると思考の過程が反映されてる!そして
最終形態? ヨシ、コレで。と思ったら
ブォンと小さな音がしてステータスボードがやや大きめで立ち上がった。そこに見せたいと思った内容が表示されている。

「すごいね、コレは!」と優さん
皆んなもすごい、すごいと感心しつつ見てくれた。

「コンビニってえのは、店の名前か?」
と親父さん。
「うん、そうだよ。名前というかお店の形態と言うべきかな?コンビニの中でのラインナップは・・・」

「すごいですね、僕のお取引もこんな感じなのかな。」真斗さんが感心してるけど

「いや、真斗さんのお取り引きは、私の食べ物に執着した・・いや、えと

真斗さんのお取り引きは、次元が違うよ!レベル違い。食べ物に限らない全般だよ!だからお取り引き出来るまでに時間がかかってるんだと思う。」

「ふふっ、そうかも。ありがとう。杏里。何となく僕だけまだ何も出来なくて少し、凹んでたんだ。」と眉を下げながらはにかむ爽やか男子!尊い。
なんて思ってたら、コンビニのラインナップにおつまみとビール等のアルコール類が・・・釘付けの男性達。親父さんも敏感にお酒を察知したのか

「ソレは、酒か?」とゴクリと唾を飲み込んでいる。ガントさんもか!

「うん、お酒だね。でも、対価持ってないから買えないんだよ。ごめん。」

「対価とは、金か?」

「うん、お金や、魔石、魔力、素材とかだって」とボードを見ながら呟くと。

魔力をチャージしますか? Y/N

と、出てきた。皆んなで顔を見合わせる。
YESをポチする。どれくらいあるのか分からないけれど。取り敢えずね。



どれくらいあるのかな?魔力





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