333 / 345
第四章『朝敵篇』
第九十九話『神和』 序
十月二十日火曜日、獅乃神叡智、新神皇の即位礼が執り行われた。
その様子は皇國だけでなく海外からも大々的に取り上げられ、その威風堂々たる姿が世界各国で報じられた。
とはいえ、皇國には三種の神器だけでなく神宮も焼き払われており、加えて先代神皇・大智による建国以来初めての践祚であったこともあり、その様子は日本国とは細かな相違点が様々見受けられた。
皇國にとって、それは新しい時代の到来を予感させる晴れの日となる筈であった。
一方で、自らが皇國議会での首班指名を受けて政を受け持つことになったことには懸念の声も上げられていた。
そしてそれは、翌日の勅を以て大きな波紋に変わることになる。
⦿⦿⦿
翌日・十月二十一日の夕刻、皇妹・龍乃神深花は血相を変えて皇宮宮殿へと駆け込んだ。
即位の後、神皇・叡智は正式に居所を此方に移している。
本格的に神皇として、執政者として、皇國を導く覚悟の表れだ本人はと云う。
しかし、それにしても最初の勅は龍乃神や多くの政治家、貴族達にとって承服しかねた。
荘厳なる回廊を進む龍乃神は、二人の近衛侍女に加えて一人の軍人を伴って歩く兄の背中に声を掛ける。
「兄様! お待ちください、兄様!」
神皇・叡智は妹の声に気が付いて振り向く。
それに続いて、付き従っていた三人も龍乃神の方へ身体を向けて頭を下げた。
「どうした、深花? そのようなこの世の終わりの様な顔をして」
「この様な顔にもなります!」
龍乃神は兄に食って掛かる。
「兄様、憲法をあのような形に改正しようとは、一体どういうおつもりなのですか!」
この日の昼、神皇は為政者として驚くべき方針を打ち出した。
ヤシマ人民民主主義共和国時代の法制を下敷きに制定され、建国以来一度として手を加えられなかった憲法の改正である。
改正自体は憲法上に要件が定められており、騒ぎ立てられる程異常な事態ではないが、問題はその内容であった。
彼は次の様な記述を盛り込もうとしていた。
一、神聖大日本皇國は萬世一系の神皇によって統治される君主制国家である。
一、神皇は国の元首であって、統治権を総攬する。
一、神皇は必要に応じ、国権の一部または全部を委任することが出来る。
一、憲法の改正は神皇の勅命または議員三分の二以上が出席する両院議会に於ける三分の二以上の賛意によって可決される。
「どういうつもり、と云われても、そう大した事ではないのだがな……」
神皇は困り果てた様子で首を傾げる。
「俺はただ、現状の規定では俺が帝でありながら大臣であるという奇妙な状態になってしまうから、この際『神皇』というものを憲法に定めてしまおうと考えたまでなのだが……」
「へ、陛下……そ、それだけの理由で……?」
龍乃神の侍従・灰祇院在清は驚愕に目を瞠った。
「あれらの条文が何を意味するか、お解りにならない陛下ではないでしょう?」
「灰祇院、汝の言うことも解る。あくまでこれは初案に過ぎぬ。不完全な部分は運用しながら補完していくつもりだから、そう心配することは無い」
灰祇院は絶句した。
今まで、彼は何度か皇太子時代の獅乃神叡智に意見したことがある。
その時はここまで危うさを感じさせはしなかった。
だが今は、どこか話が通じない異質さを感じさせるものがある。
「灰祇院様……」
神皇に伴っていた軍人が口を開いた。
「神皇陛下の御聖断に対して度が過ぎますぞ。これまで第一皇子であった御方であれば御本人様の寛大なる御心により許されもしましょう。しかし、皇位を正式に御継承遊ばされた今では最早是迄とは違う。如何に旧皇族の御方であれど、僭越は厳かに慎むべきでは御座いませんかな?」
「皇道保守黨総裁・荒木田将夫……!」
荒木田将夫――この男の表情を見た龍乃神と灰祇院は、神皇がこの様なことを言い出した原因を察して彼を睨んだ。
皇道保守黨は予てより神皇親政を主張してきた集団である。
そして神皇は革命動乱以降、この男と頻繁に会っている。
「荒木田……お前が兄様に要らぬことを吹き込んだのか……!」
「これはこれは龍乃神殿下、麗しの殿下にその様に誤解されるのは非常に心苦しく存じます。我々はただ、陛下にお力添えしたい一心で……」
「白々しい。動乱の後、皇道保守黨が良からぬ動きをしていると、方々から妾の耳に入ってきている。お前達、皇國をどうするつもりだ」
「まさか……私にその様な大それた力などあろう筈も御座いません。皇道保守黨は先の選挙で衆議院の過半数を取ったに過ぎません。憲法改正には両院の三分の二以上が出席した上で三分の二の賛意が必要。我々のみの力では無理で御座います」
龍乃神は表情を緩めない。
荒木田の言葉が詭弁であることは明らかだった。
神皇の権威を前に異を唱えられるものなど居よう筈も無く、改正案が議会に提出された時点で可決されることは目に見えている。
「お前達はどうなんだ、敷島、貴龍院。お前達はこんな男を陛下に近付けるのか。近衛侍女としての心構えはどうなっている」
龍乃神の矛先は二人の近衛侍女、敷島朱鷺緒と貴龍院皓雪に向いた。
彼女の問いに、先ずは貴龍院が冷笑を浮かべる。
「荒木田の謁見は他ならぬ陛下の御許し以て執り行われておりますのよ、殿下。それに、私達はこの世の誰よりも陛下の御力を信じて已まぬ者。その陛下が直接政に腕を振るわれること、畏れ多くも邪魔立てする理由など有りませんわ。ねえ、敷島ちゃん……」
「御意……」
龍乃神は歯噛みした。
最早兄の周囲には取入って利用する者と囃し立てる太鼓持ちしか居ないのか。
そんな妹を、兄は諫める。
「深花よ、それくらいにしておけ。俺は此処に居る者は皆皇國を真に憂う者と信じている。それを恰も佞臣の如く誹るものではない」
「兄様っ……!」
「殿下」
灰祇院が今にも兄に迫らんとする龍乃神の前に立ち塞がった。
「陛下、龍乃神殿下もまた皇國を真に憂いているのです」
「それは百も承知だ」
「でしょうね。そして勿論、この場の誰よりも皇國を深く想われているのは陛下御自身であると、これもまた言うまでも無いことでしょう。ですから、殿下も私も是非貴方様に考えていただきたいのです」
灰祇院を見下ろす神皇は切れ長の目を細めた。
対する灰祇院は物怖じせず続ける。
「陛下、陛下こそはこの世の誰よりも栄達なる御方。ですからどうか、他の者よりも先ず貴方様御自身がどうすべきか能く考えて事を運んでいただきたく存じます。皇國の為に何をすべきで、何をすべきでないか、他ならぬ貴方様に考えていただきたい。その結果、貴方様の深謀遠慮なる大御心のままに政を動かされることが、何よりも皇國の為になると、心より信じます」
神皇と灰祇院は暫し視線を交わし合った。
神皇の双眸は、龍乃神の方へも動く。
そして、彼は暫しの後に口を開いた。
「あいわかった。憲法改正案についてはもう少し熟慮すると発表しよう」
「なっ、陛下……!」
荒木田は驚き慌てている。
今度はそんな彼を神皇が宥める。
「荒木田よ、深花と灰祇院の懸念は尤もだ。ここは一度持ち帰り、手直しを加えた上で改めて議会に問うのが得策。俺は両院の議員達に真に納得してもらった上で、政を執り行いたいと思っているのだ」
「は、はい……」
荒木田は意気消沈した様に項垂れた。
そんな彼を横目に、彼は妹へと顔を向ける。
「では、俺はもう行くぞ。これから明治日本への訪問へ向けて準備をせねばならんからな」
「兄様、では最後に一つだけお聞かせ願えますか」
「うむ、申せ」
「明治日本との停戦と講和、これを翻されることは万に一つもありませんね?」
「無論だ。皇國に明治日本とこれ以上戦う意思など無い。そうだな、荒木田よ」
「え、ええ、はい……。然様で御座います……」
神皇は兎も角、荒木田の歯切れは悪かった。
彼は政治家というよりも軍人である。
皇國の戦い振りに良いところが無いまま戦争を終えるのは本意でないのだろう。
そんな彼を横目に、龍乃神は初めて口角を上げた。
「安心しました、兄様。その揺るぎ無い御叡慮で是非両の日本を恒久の平和へとお導きください」
「勿論だ、安心せよ」
神皇は踵を返し、付き従う者達を引き連れて歩きだす。
そんな中、一人の女が小さく呟いた。
「灰祇院君、やってくれたわねぇ……」
龍乃神と灰祇院は互いに視線を合わせた後、神皇の後ろ姿に一礼してその場を立ち去った。
その様子は皇國だけでなく海外からも大々的に取り上げられ、その威風堂々たる姿が世界各国で報じられた。
とはいえ、皇國には三種の神器だけでなく神宮も焼き払われており、加えて先代神皇・大智による建国以来初めての践祚であったこともあり、その様子は日本国とは細かな相違点が様々見受けられた。
皇國にとって、それは新しい時代の到来を予感させる晴れの日となる筈であった。
一方で、自らが皇國議会での首班指名を受けて政を受け持つことになったことには懸念の声も上げられていた。
そしてそれは、翌日の勅を以て大きな波紋に変わることになる。
⦿⦿⦿
翌日・十月二十一日の夕刻、皇妹・龍乃神深花は血相を変えて皇宮宮殿へと駆け込んだ。
即位の後、神皇・叡智は正式に居所を此方に移している。
本格的に神皇として、執政者として、皇國を導く覚悟の表れだ本人はと云う。
しかし、それにしても最初の勅は龍乃神や多くの政治家、貴族達にとって承服しかねた。
荘厳なる回廊を進む龍乃神は、二人の近衛侍女に加えて一人の軍人を伴って歩く兄の背中に声を掛ける。
「兄様! お待ちください、兄様!」
神皇・叡智は妹の声に気が付いて振り向く。
それに続いて、付き従っていた三人も龍乃神の方へ身体を向けて頭を下げた。
「どうした、深花? そのようなこの世の終わりの様な顔をして」
「この様な顔にもなります!」
龍乃神は兄に食って掛かる。
「兄様、憲法をあのような形に改正しようとは、一体どういうおつもりなのですか!」
この日の昼、神皇は為政者として驚くべき方針を打ち出した。
ヤシマ人民民主主義共和国時代の法制を下敷きに制定され、建国以来一度として手を加えられなかった憲法の改正である。
改正自体は憲法上に要件が定められており、騒ぎ立てられる程異常な事態ではないが、問題はその内容であった。
彼は次の様な記述を盛り込もうとしていた。
一、神聖大日本皇國は萬世一系の神皇によって統治される君主制国家である。
一、神皇は国の元首であって、統治権を総攬する。
一、神皇は必要に応じ、国権の一部または全部を委任することが出来る。
一、憲法の改正は神皇の勅命または議員三分の二以上が出席する両院議会に於ける三分の二以上の賛意によって可決される。
「どういうつもり、と云われても、そう大した事ではないのだがな……」
神皇は困り果てた様子で首を傾げる。
「俺はただ、現状の規定では俺が帝でありながら大臣であるという奇妙な状態になってしまうから、この際『神皇』というものを憲法に定めてしまおうと考えたまでなのだが……」
「へ、陛下……そ、それだけの理由で……?」
龍乃神の侍従・灰祇院在清は驚愕に目を瞠った。
「あれらの条文が何を意味するか、お解りにならない陛下ではないでしょう?」
「灰祇院、汝の言うことも解る。あくまでこれは初案に過ぎぬ。不完全な部分は運用しながら補完していくつもりだから、そう心配することは無い」
灰祇院は絶句した。
今まで、彼は何度か皇太子時代の獅乃神叡智に意見したことがある。
その時はここまで危うさを感じさせはしなかった。
だが今は、どこか話が通じない異質さを感じさせるものがある。
「灰祇院様……」
神皇に伴っていた軍人が口を開いた。
「神皇陛下の御聖断に対して度が過ぎますぞ。これまで第一皇子であった御方であれば御本人様の寛大なる御心により許されもしましょう。しかし、皇位を正式に御継承遊ばされた今では最早是迄とは違う。如何に旧皇族の御方であれど、僭越は厳かに慎むべきでは御座いませんかな?」
「皇道保守黨総裁・荒木田将夫……!」
荒木田将夫――この男の表情を見た龍乃神と灰祇院は、神皇がこの様なことを言い出した原因を察して彼を睨んだ。
皇道保守黨は予てより神皇親政を主張してきた集団である。
そして神皇は革命動乱以降、この男と頻繁に会っている。
「荒木田……お前が兄様に要らぬことを吹き込んだのか……!」
「これはこれは龍乃神殿下、麗しの殿下にその様に誤解されるのは非常に心苦しく存じます。我々はただ、陛下にお力添えしたい一心で……」
「白々しい。動乱の後、皇道保守黨が良からぬ動きをしていると、方々から妾の耳に入ってきている。お前達、皇國をどうするつもりだ」
「まさか……私にその様な大それた力などあろう筈も御座いません。皇道保守黨は先の選挙で衆議院の過半数を取ったに過ぎません。憲法改正には両院の三分の二以上が出席した上で三分の二の賛意が必要。我々のみの力では無理で御座います」
龍乃神は表情を緩めない。
荒木田の言葉が詭弁であることは明らかだった。
神皇の権威を前に異を唱えられるものなど居よう筈も無く、改正案が議会に提出された時点で可決されることは目に見えている。
「お前達はどうなんだ、敷島、貴龍院。お前達はこんな男を陛下に近付けるのか。近衛侍女としての心構えはどうなっている」
龍乃神の矛先は二人の近衛侍女、敷島朱鷺緒と貴龍院皓雪に向いた。
彼女の問いに、先ずは貴龍院が冷笑を浮かべる。
「荒木田の謁見は他ならぬ陛下の御許し以て執り行われておりますのよ、殿下。それに、私達はこの世の誰よりも陛下の御力を信じて已まぬ者。その陛下が直接政に腕を振るわれること、畏れ多くも邪魔立てする理由など有りませんわ。ねえ、敷島ちゃん……」
「御意……」
龍乃神は歯噛みした。
最早兄の周囲には取入って利用する者と囃し立てる太鼓持ちしか居ないのか。
そんな妹を、兄は諫める。
「深花よ、それくらいにしておけ。俺は此処に居る者は皆皇國を真に憂う者と信じている。それを恰も佞臣の如く誹るものではない」
「兄様っ……!」
「殿下」
灰祇院が今にも兄に迫らんとする龍乃神の前に立ち塞がった。
「陛下、龍乃神殿下もまた皇國を真に憂いているのです」
「それは百も承知だ」
「でしょうね。そして勿論、この場の誰よりも皇國を深く想われているのは陛下御自身であると、これもまた言うまでも無いことでしょう。ですから、殿下も私も是非貴方様に考えていただきたいのです」
灰祇院を見下ろす神皇は切れ長の目を細めた。
対する灰祇院は物怖じせず続ける。
「陛下、陛下こそはこの世の誰よりも栄達なる御方。ですからどうか、他の者よりも先ず貴方様御自身がどうすべきか能く考えて事を運んでいただきたく存じます。皇國の為に何をすべきで、何をすべきでないか、他ならぬ貴方様に考えていただきたい。その結果、貴方様の深謀遠慮なる大御心のままに政を動かされることが、何よりも皇國の為になると、心より信じます」
神皇と灰祇院は暫し視線を交わし合った。
神皇の双眸は、龍乃神の方へも動く。
そして、彼は暫しの後に口を開いた。
「あいわかった。憲法改正案についてはもう少し熟慮すると発表しよう」
「なっ、陛下……!」
荒木田は驚き慌てている。
今度はそんな彼を神皇が宥める。
「荒木田よ、深花と灰祇院の懸念は尤もだ。ここは一度持ち帰り、手直しを加えた上で改めて議会に問うのが得策。俺は両院の議員達に真に納得してもらった上で、政を執り行いたいと思っているのだ」
「は、はい……」
荒木田は意気消沈した様に項垂れた。
そんな彼を横目に、彼は妹へと顔を向ける。
「では、俺はもう行くぞ。これから明治日本への訪問へ向けて準備をせねばならんからな」
「兄様、では最後に一つだけお聞かせ願えますか」
「うむ、申せ」
「明治日本との停戦と講和、これを翻されることは万に一つもありませんね?」
「無論だ。皇國に明治日本とこれ以上戦う意思など無い。そうだな、荒木田よ」
「え、ええ、はい……。然様で御座います……」
神皇は兎も角、荒木田の歯切れは悪かった。
彼は政治家というよりも軍人である。
皇國の戦い振りに良いところが無いまま戦争を終えるのは本意でないのだろう。
そんな彼を横目に、龍乃神は初めて口角を上げた。
「安心しました、兄様。その揺るぎ無い御叡慮で是非両の日本を恒久の平和へとお導きください」
「勿論だ、安心せよ」
神皇は踵を返し、付き従う者達を引き連れて歩きだす。
そんな中、一人の女が小さく呟いた。
「灰祇院君、やってくれたわねぇ……」
龍乃神と灰祇院は互いに視線を合わせた後、神皇の後ろ姿に一礼してその場を立ち去った。
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
異世界での異生活 ~騎士団長の憂鬱~
なにがし
ファンタジー
成人年齢15歳、結婚適齢期40~60歳、平均寿命200歳の異世界。その世界での小さな国の小さな街の話。
40歳で父の跡を継いで騎士団長に就任した女性、マチルダ・ダ・クロムウェル。若くして団長になった彼女に、部下達はその実力を疑っていた。彼女は団長としての任務をこなそうと、頑張るがなかなか思うようにいかず、憂鬱な日々を送る羽目に。
そんな彼女の憂鬱な日々のお話です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。