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二章
三節 矢澤恭介、誤解される
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「なにを……なにを、しているんですかっ!」
悲鳴にも似た金切り声をあげ、台所に飛び込んできた女性を見て、ただ茫然となりながら、問われたことに対する答えを口にした。
「……パンを……作っています」
土曜の午前中。
朝から昼にかけては客もほとんど来ないから、店は開けっ放しにして、奥の流し台で菓子パンの生地を練っていた。
悠馬が好きなチョココロネとコロッケパンを作って、うまくできたら余りは店舗に出すつもりだった。店で食品を扱う資格はとってある。
手に持っていた生地が、もったりとまな板に落ちた。
「パン……?」
店舗と住居部分の境い目にかけてある、擦り切れた暖簾を跳ね上げた姿勢のまま、その女性は硬直していた。
何やら険しい顔で、じっとこちらの手元を見つめている。
「……どう、されました……? 徳村先生……」
徳村先生は、動かない。
「あれ? センセー、遊びにきたの?」
悠馬がトトッと軽い足取りで、二階からおりてきた。
「えっ……? 悠馬く……ん?」
途端、真っ白だった彼女の顔が茹で上がったように赤く染まった。
* * *
「汚いところですが」
なんだかよくわからないまま、店先に「ちょっと用事で出ています」の看板を下げ、ただ「すみません」を連発する託児所の先生を、居間に通した。
応接室と呼ぶには狭すぎる質素な四畳の和室だが、小さなちゃぶ台が置いてあり、掃除はしてある。客が来た時にはここに通すようにしている。
「座布団、どうぞ」
赤い顔が、青色を通り越して白くなった徳村先生に、座布団を勧めた。これはしばらく使っていなかったから、埃っぽいかもしれないが。
徳村先生は何度目かの「すみません……」のあと、座布団の上に腰を落とした。
『ブーッ!』
先生の尻のあたりから、にぶい破裂音がした。
は……?
「えっ……、ち、違いますっ! 違いますからっ!」
徳村先生ははじかれたように膝立ちになり、狂ったように手をぱたぱたと動かしている。
悠馬が廊下からひょこっと顔を出した。
「ぷーっ。先生、屁こいてやんの!」
「違っ……何言って……! 音が、勝手に!」
ああ、そういうことか。どうやら悠馬が悪戯を仕掛けていたらしい。
ケタケタと笑いながら階段を駆け上がっていく音がする。
「おい悠馬。待ちなさい!」
二階に向けて怒鳴ったが、戻ってきそうにない。
「まったく、あいつは……先生、すみません」
先生が敷いていた座布団を回収してチャックを開け、中からゴム製の玩具を取り出した。
知らずに押しつぶすと屁をこいた時のような音が鳴るという、昭和時代の悪戯グッズだ。
だいぶ前に店に入荷した玩具の中から、悠馬が気に入ったといって持っていったままだった。
言葉をなくしている客人に新しい座布団を渡して、こちらは一度、席を立った。来客用に買っておいたお茶を淹れて戻る頃には、先生も落ち着いているだろう。
* * *
「……それで、今日は一体何の御用で」
「ああ……ええと……模造紙を、こないだ買い忘れてしまったので……」
「なんだ、そうでしたか。先生。その、お手拭きを、どうぞ。汗がすごいので」
「ああ、すみません……」
「で、先ほど、何をしているのかと、問われたのは」
「その、ええ、それは、ちょっとした勘違いでして」
尋問……ではなく、懇談は続いていた。
責めるつもりはなく単に不思議に思ったから聞いただけなのだが。
もしや問い詰める口調になっているだろうか。つい相手を威圧してしまうのは、前職の悪い癖だ。
背は小さいのにいつも毅然としていた徳村先生の面影は今は崩れ、汗をぬぐいながら目を卓の上に泳がせている。
会話も思いつかなかったので、軽く二十秒ほど、待ってみる。
先生は一度、はた目にもわかるほど大きく唾を飲み、意を決したように言った。
「実は、お、お店に入らせていただいたところ……何かを叩きつける音が聞こえたものですから……」
ええ、パンの生地を叩きつけていたもので。
そういえば、気合いが入りすぎて調子にのり「この野郎」とか「これでもか」と汚い言葉を口走ってしまった気もする。驚かれただろうか。
「それで、その。悠馬くん……を、叱っているのかと思ってしまい……。すみません、とんだ勘違いを」
「え? それは、どういう……」
頭の中で理解が追いついて、ドーンと頭上に鐘が降ってきたかのような衝撃を受けた。
まさか、悠馬を叩いていると思われたのか?
虐待。悠馬に?
自分がそんな凶悪な人間だと思われていたとは……。
「じ、自分は、子どもに暴力を振るうような人間では」
「そうですよね、そうですよ! わたしの浅はかな勘違いで、本当にすみません……」
いや、勘違いと言われても。
机に倒れ伏したいほどショックだった。つい先ほどまで、先生の所作が面白くて心がほんわかとしていた分、ダメージが大きい。地獄に落とされた気分である。
「あ、痣を……見てしまったものですから、つい」
「……痣?」
「はい。悠馬くんの背中のところに……本人はぶつけたと言っていたのですが、様子がおかしかったので、心配になって」
地獄どころではなかった。目の前が真っ暗になる。
痣だと。悠馬の体に。急速に気分が悪くなり、吐き気が押し寄せた。
だが弱っている場合か、男である自分が。心の中でせめぎ合い、叱咤する。
「矢澤さん、ど、どうしました?」
様子が変わった自分を見て、不安になったのだろう。先生が心配げに覗き込んできた。
「すみません……最近は、風呂も一人で入らせていて……」
「ああ、お風呂で転んだんですかね」
違う。痣に気づくことができなかったという意味だ。
今度は耳鳴りまで始まった。合わせる顔がなく、額をおさえる振りをして、歪む顔を隠す。
「面目ない……自分の監督不足です。本当に、ちょっと目を離した隙に……あいつは、また」
エアコンが回っているはずなのに、目の前がぐらぐらと煮えているようだった。
悲鳴にも似た金切り声をあげ、台所に飛び込んできた女性を見て、ただ茫然となりながら、問われたことに対する答えを口にした。
「……パンを……作っています」
土曜の午前中。
朝から昼にかけては客もほとんど来ないから、店は開けっ放しにして、奥の流し台で菓子パンの生地を練っていた。
悠馬が好きなチョココロネとコロッケパンを作って、うまくできたら余りは店舗に出すつもりだった。店で食品を扱う資格はとってある。
手に持っていた生地が、もったりとまな板に落ちた。
「パン……?」
店舗と住居部分の境い目にかけてある、擦り切れた暖簾を跳ね上げた姿勢のまま、その女性は硬直していた。
何やら険しい顔で、じっとこちらの手元を見つめている。
「……どう、されました……? 徳村先生……」
徳村先生は、動かない。
「あれ? センセー、遊びにきたの?」
悠馬がトトッと軽い足取りで、二階からおりてきた。
「えっ……? 悠馬く……ん?」
途端、真っ白だった彼女の顔が茹で上がったように赤く染まった。
* * *
「汚いところですが」
なんだかよくわからないまま、店先に「ちょっと用事で出ています」の看板を下げ、ただ「すみません」を連発する託児所の先生を、居間に通した。
応接室と呼ぶには狭すぎる質素な四畳の和室だが、小さなちゃぶ台が置いてあり、掃除はしてある。客が来た時にはここに通すようにしている。
「座布団、どうぞ」
赤い顔が、青色を通り越して白くなった徳村先生に、座布団を勧めた。これはしばらく使っていなかったから、埃っぽいかもしれないが。
徳村先生は何度目かの「すみません……」のあと、座布団の上に腰を落とした。
『ブーッ!』
先生の尻のあたりから、にぶい破裂音がした。
は……?
「えっ……、ち、違いますっ! 違いますからっ!」
徳村先生ははじかれたように膝立ちになり、狂ったように手をぱたぱたと動かしている。
悠馬が廊下からひょこっと顔を出した。
「ぷーっ。先生、屁こいてやんの!」
「違っ……何言って……! 音が、勝手に!」
ああ、そういうことか。どうやら悠馬が悪戯を仕掛けていたらしい。
ケタケタと笑いながら階段を駆け上がっていく音がする。
「おい悠馬。待ちなさい!」
二階に向けて怒鳴ったが、戻ってきそうにない。
「まったく、あいつは……先生、すみません」
先生が敷いていた座布団を回収してチャックを開け、中からゴム製の玩具を取り出した。
知らずに押しつぶすと屁をこいた時のような音が鳴るという、昭和時代の悪戯グッズだ。
だいぶ前に店に入荷した玩具の中から、悠馬が気に入ったといって持っていったままだった。
言葉をなくしている客人に新しい座布団を渡して、こちらは一度、席を立った。来客用に買っておいたお茶を淹れて戻る頃には、先生も落ち着いているだろう。
* * *
「……それで、今日は一体何の御用で」
「ああ……ええと……模造紙を、こないだ買い忘れてしまったので……」
「なんだ、そうでしたか。先生。その、お手拭きを、どうぞ。汗がすごいので」
「ああ、すみません……」
「で、先ほど、何をしているのかと、問われたのは」
「その、ええ、それは、ちょっとした勘違いでして」
尋問……ではなく、懇談は続いていた。
責めるつもりはなく単に不思議に思ったから聞いただけなのだが。
もしや問い詰める口調になっているだろうか。つい相手を威圧してしまうのは、前職の悪い癖だ。
背は小さいのにいつも毅然としていた徳村先生の面影は今は崩れ、汗をぬぐいながら目を卓の上に泳がせている。
会話も思いつかなかったので、軽く二十秒ほど、待ってみる。
先生は一度、はた目にもわかるほど大きく唾を飲み、意を決したように言った。
「実は、お、お店に入らせていただいたところ……何かを叩きつける音が聞こえたものですから……」
ええ、パンの生地を叩きつけていたもので。
そういえば、気合いが入りすぎて調子にのり「この野郎」とか「これでもか」と汚い言葉を口走ってしまった気もする。驚かれただろうか。
「それで、その。悠馬くん……を、叱っているのかと思ってしまい……。すみません、とんだ勘違いを」
「え? それは、どういう……」
頭の中で理解が追いついて、ドーンと頭上に鐘が降ってきたかのような衝撃を受けた。
まさか、悠馬を叩いていると思われたのか?
虐待。悠馬に?
自分がそんな凶悪な人間だと思われていたとは……。
「じ、自分は、子どもに暴力を振るうような人間では」
「そうですよね、そうですよ! わたしの浅はかな勘違いで、本当にすみません……」
いや、勘違いと言われても。
机に倒れ伏したいほどショックだった。つい先ほどまで、先生の所作が面白くて心がほんわかとしていた分、ダメージが大きい。地獄に落とされた気分である。
「あ、痣を……見てしまったものですから、つい」
「……痣?」
「はい。悠馬くんの背中のところに……本人はぶつけたと言っていたのですが、様子がおかしかったので、心配になって」
地獄どころではなかった。目の前が真っ暗になる。
痣だと。悠馬の体に。急速に気分が悪くなり、吐き気が押し寄せた。
だが弱っている場合か、男である自分が。心の中でせめぎ合い、叱咤する。
「矢澤さん、ど、どうしました?」
様子が変わった自分を見て、不安になったのだろう。先生が心配げに覗き込んできた。
「すみません……最近は、風呂も一人で入らせていて……」
「ああ、お風呂で転んだんですかね」
違う。痣に気づくことができなかったという意味だ。
今度は耳鳴りまで始まった。合わせる顔がなく、額をおさえる振りをして、歪む顔を隠す。
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