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02)紅梅に香る初謀
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悪夢を見た。
美しい顔をした、腹の底の読めない龍に、その長い尻尾で絡め取られる夢だ。
逃げようともがけばもがくほど、より強く、より深く、絡みついてくる。
(……ああ、昨日の出来事が、よほど堪えたと見える)
李 雪蘭は、女官たちが寝起きする簡素な大部屋の隅の寝台で目を覚ました。
悪夢のせいで、寝覚めは最悪だ。
平穏な昼寝を邪魔された挙句、この国の最高権力者に、面倒な目をつけられてしまった。
今日からは、いつも以上に気配を殺し、存在感を消して生きなければ。
そう固く決意した雪蘭だったが、彼女のささやかな願いは、朝日が昇るのと同時に、無慈悲に打ち砕かれた。
「李 雪蘭! 李 雪蘭はおるか! 陛下がお呼びである! 急ぎ、御前へ!」
朝一番、部屋の扉を乱暴に開けて飛び込んできたのは、皇帝直属の宦官だった。
その甲高い声が、まだ薄暗い部屋中に響き渡る。
雪蘭は、即座に布団を頭まで被り、死んだふりを決め込んだ。
「……あの、雪蘭は今、重い病に罹っておりまして……」
見かねた同室の女官が助け舟を出すが、宦官は鼻で笑った。
「ほう。どんな病かな? 陛下は、宮廷一の侍医を連れてこい、と仰せだが」
「……いえ、あの、大したことでは……」
「では、参れ!」
布団をひっぺがされ、雪蘭はなす術もなく、寝間着姿のまま、あれよあれよという間に部屋から引きずり出されてしまった。
「お待ちを、せめて着替えだけでも…」
「陛下を待たせる気か!」
「わ、わたくし、本日は洗濯場の当番が…」
「代わりはいくらでもおる!」
「あ、あの角を曲がった先です!」
「いや、そちらは逆方向だ!」
あらゆるサボタージュも、完璧な先回りの前に無効化され、雪蘭はついに、皇帝の私室である壮麗な書斎『麒麟堂』の前に放り出された。
万策尽きた。
雪蘭は、屠殺場に引かれる羊のような心境で、重々しい扉をくぐった。
◆◇◆
昨日とは打って変わって、部屋の主は、皇帝としての威厳をまとっていた。
黒地に金の龍が刺繍された豪奢な長衣をまとい、玉座に悠然と腰掛けている。
その完璧な美貌と、絶対者としてのオーラは、下級女官である雪蘭がまともに顔を上げることすら許さない。
「昨日は見事であったな、〝昼寝猫〟」
玉座から、楽しそうな声が降ってくる。
(……猫は、やめてほしい)
雪蘭は、心の内で悪態をつきながら、床に額をつけたまま、ぼそりと答えた。
「……たまたま、でございます。全ては、陛下の御威光のなせる業かと」
「ほう? 朕の威光が、香炉のトリックを見抜いたと申すか。それは初耳だ」
飛燕は、くつくつと喉で笑うと、玉座から立ち上がり、雪蘭の周りを、品定めでもするかのように、ゆっくりと歩き回り始めた。
影が、雪蘭の小さな身体を覆う。
「あの状況で、冷静に全てを見通し、最短の解決策を導き出す。その手際は、凡百の役人や侍医など、足元にも及ばぬ。気に入った」
飛燕は、雪蘭の目の前で足を止めると、本題を切り出した。
「朕の『相談役』となれ。後宮で起こる、朕の耳を煩わせるような、あらゆる些事を、お前が解決するのだ。さすれば、お前をこの下級女官の身分から解放してやろう」
その言葉に、雪蘭は、生まれて初めて、本気で抵抗することを決意した。
平穏な昼寝ライフを守るために。
「め、滅相もございません!」
雪蘭は、慌てて顔を上げ、これまでに出したこともないような大きな声を出した。
「私のような、無学非才の下級女官に、そのような大役、到底務まりません! 昨日のは、本当に、ただの偶然が百ほど重なっただけでして!」
「偶然が、百もか。それもまた、一つの才能であろう」
「そ、それに、わたくし、持病がございまして……。ええと、『眠り病』という、大変珍しい病でして、一日の大半を寝て過ごさないと、命に関わるという……」
我ながら、なんという苦しい言い訳か。
だが、背に腹は代えられない。
しかし、飛燕は、そんな雪蘭の拙い嘘を、心底楽しむように、にこやかな笑顔で一蹴した。
「ならば、好都合だ。事件がない時は、好きなだけ寝ているが良い。朕が許す」
「……っ!」
何を言っても、この男には通じない。
雪蘭が絶望に打ちひしがれていると、飛燕は、悪魔のような笑みを浮かべて、最後の一手を放った。
「どうしても、嫌かというのであれば、仕方あるまい」
彼は、雪蘭の顎にそっと指を添え、その顔を覗き込むようにして、囁いた。
「お前が朕の『相談役』にならぬのなら、お前を朕の『夜伽役』にするまでだ。それならば、一日中、朕の寝台の上で、好きなだけ寝ていられるであろう?」
びしり、と雪蘭の身体が凍り付いた。
夜伽役。
それは、後宮の女たちが、その身の全てを懸けて手に入れようとする、最高の栄誉。
しかし、雪蘭にとっては、権力争いの的となり、嫉妬と陰謀の渦の中心に放り込まれる、絶対的な地獄を意味していた。
それだけは、何としても避けなければならない。
雪蘭は、顔を真っ青にさせ、カタカタと震える声で、絞り出した。
「……しょ、しょうだんやく、に……なります……」
「よろしい」
飛燕は、してやったりと満面の笑みを浮かべた。
その顔は、国の未来を憂う聖君などではなく、面白い玩具を手に入れた、無邪気で残忍な子供の顔そのものだった。
「では、早速最初の仕事だ」
彼は、身を翻し、再び玉座に腰掛けると、尊大な態度で命じた。
「近頃、夜な夜な後宮の庭を徘徊する『幽霊』が出る、との噂が流れておる。おかげで、妃たちが怖がって、夜、朕の寝所に来たがらぬ。実に、面倒だ。三日くれてやる。三日のうちに、その幽霊の正体を暴き、朕の寝室に平穏を取り戻せ」
相談役という、最も面倒な役職を押し付けられた挙句、幽霊退治という、あまりに厄介な初仕事。
解放された雪蘭は、よろよろと自分の寝床まで戻ると、布団に顔を埋めて、誰にも聞こえない、か細い声で呟いた。
「…………もう、故郷に、帰りたい…………」
皇帝の気まぐれによって、彼女の平穏な昼寝ライフは、完全かつ決定的に、終わりを告げた。
龍の玩具としての日々が、今、静かに、そして絶望的に、幕を開けたのである。
美しい顔をした、腹の底の読めない龍に、その長い尻尾で絡め取られる夢だ。
逃げようともがけばもがくほど、より強く、より深く、絡みついてくる。
(……ああ、昨日の出来事が、よほど堪えたと見える)
李 雪蘭は、女官たちが寝起きする簡素な大部屋の隅の寝台で目を覚ました。
悪夢のせいで、寝覚めは最悪だ。
平穏な昼寝を邪魔された挙句、この国の最高権力者に、面倒な目をつけられてしまった。
今日からは、いつも以上に気配を殺し、存在感を消して生きなければ。
そう固く決意した雪蘭だったが、彼女のささやかな願いは、朝日が昇るのと同時に、無慈悲に打ち砕かれた。
「李 雪蘭! 李 雪蘭はおるか! 陛下がお呼びである! 急ぎ、御前へ!」
朝一番、部屋の扉を乱暴に開けて飛び込んできたのは、皇帝直属の宦官だった。
その甲高い声が、まだ薄暗い部屋中に響き渡る。
雪蘭は、即座に布団を頭まで被り、死んだふりを決め込んだ。
「……あの、雪蘭は今、重い病に罹っておりまして……」
見かねた同室の女官が助け舟を出すが、宦官は鼻で笑った。
「ほう。どんな病かな? 陛下は、宮廷一の侍医を連れてこい、と仰せだが」
「……いえ、あの、大したことでは……」
「では、参れ!」
布団をひっぺがされ、雪蘭はなす術もなく、寝間着姿のまま、あれよあれよという間に部屋から引きずり出されてしまった。
「お待ちを、せめて着替えだけでも…」
「陛下を待たせる気か!」
「わ、わたくし、本日は洗濯場の当番が…」
「代わりはいくらでもおる!」
「あ、あの角を曲がった先です!」
「いや、そちらは逆方向だ!」
あらゆるサボタージュも、完璧な先回りの前に無効化され、雪蘭はついに、皇帝の私室である壮麗な書斎『麒麟堂』の前に放り出された。
万策尽きた。
雪蘭は、屠殺場に引かれる羊のような心境で、重々しい扉をくぐった。
◆◇◆
昨日とは打って変わって、部屋の主は、皇帝としての威厳をまとっていた。
黒地に金の龍が刺繍された豪奢な長衣をまとい、玉座に悠然と腰掛けている。
その完璧な美貌と、絶対者としてのオーラは、下級女官である雪蘭がまともに顔を上げることすら許さない。
「昨日は見事であったな、〝昼寝猫〟」
玉座から、楽しそうな声が降ってくる。
(……猫は、やめてほしい)
雪蘭は、心の内で悪態をつきながら、床に額をつけたまま、ぼそりと答えた。
「……たまたま、でございます。全ては、陛下の御威光のなせる業かと」
「ほう? 朕の威光が、香炉のトリックを見抜いたと申すか。それは初耳だ」
飛燕は、くつくつと喉で笑うと、玉座から立ち上がり、雪蘭の周りを、品定めでもするかのように、ゆっくりと歩き回り始めた。
影が、雪蘭の小さな身体を覆う。
「あの状況で、冷静に全てを見通し、最短の解決策を導き出す。その手際は、凡百の役人や侍医など、足元にも及ばぬ。気に入った」
飛燕は、雪蘭の目の前で足を止めると、本題を切り出した。
「朕の『相談役』となれ。後宮で起こる、朕の耳を煩わせるような、あらゆる些事を、お前が解決するのだ。さすれば、お前をこの下級女官の身分から解放してやろう」
その言葉に、雪蘭は、生まれて初めて、本気で抵抗することを決意した。
平穏な昼寝ライフを守るために。
「め、滅相もございません!」
雪蘭は、慌てて顔を上げ、これまでに出したこともないような大きな声を出した。
「私のような、無学非才の下級女官に、そのような大役、到底務まりません! 昨日のは、本当に、ただの偶然が百ほど重なっただけでして!」
「偶然が、百もか。それもまた、一つの才能であろう」
「そ、それに、わたくし、持病がございまして……。ええと、『眠り病』という、大変珍しい病でして、一日の大半を寝て過ごさないと、命に関わるという……」
我ながら、なんという苦しい言い訳か。
だが、背に腹は代えられない。
しかし、飛燕は、そんな雪蘭の拙い嘘を、心底楽しむように、にこやかな笑顔で一蹴した。
「ならば、好都合だ。事件がない時は、好きなだけ寝ているが良い。朕が許す」
「……っ!」
何を言っても、この男には通じない。
雪蘭が絶望に打ちひしがれていると、飛燕は、悪魔のような笑みを浮かべて、最後の一手を放った。
「どうしても、嫌かというのであれば、仕方あるまい」
彼は、雪蘭の顎にそっと指を添え、その顔を覗き込むようにして、囁いた。
「お前が朕の『相談役』にならぬのなら、お前を朕の『夜伽役』にするまでだ。それならば、一日中、朕の寝台の上で、好きなだけ寝ていられるであろう?」
びしり、と雪蘭の身体が凍り付いた。
夜伽役。
それは、後宮の女たちが、その身の全てを懸けて手に入れようとする、最高の栄誉。
しかし、雪蘭にとっては、権力争いの的となり、嫉妬と陰謀の渦の中心に放り込まれる、絶対的な地獄を意味していた。
それだけは、何としても避けなければならない。
雪蘭は、顔を真っ青にさせ、カタカタと震える声で、絞り出した。
「……しょ、しょうだんやく、に……なります……」
「よろしい」
飛燕は、してやったりと満面の笑みを浮かべた。
その顔は、国の未来を憂う聖君などではなく、面白い玩具を手に入れた、無邪気で残忍な子供の顔そのものだった。
「では、早速最初の仕事だ」
彼は、身を翻し、再び玉座に腰掛けると、尊大な態度で命じた。
「近頃、夜な夜な後宮の庭を徘徊する『幽霊』が出る、との噂が流れておる。おかげで、妃たちが怖がって、夜、朕の寝所に来たがらぬ。実に、面倒だ。三日くれてやる。三日のうちに、その幽霊の正体を暴き、朕の寝室に平穏を取り戻せ」
相談役という、最も面倒な役職を押し付けられた挙句、幽霊退治という、あまりに厄介な初仕事。
解放された雪蘭は、よろよろと自分の寝床まで戻ると、布団に顔を埋めて、誰にも聞こえない、か細い声で呟いた。
「…………もう、故郷に、帰りたい…………」
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