新しい日本のことわざ図鑑

naomikoryo

文字の大きさ
15 / 93

15)雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)

しおりを挟む
雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)

★意味
幼い頃に身についた習慣や癖は、年を取ってもなかなか直らないという意味のことわざです。
「人間の本質や性格は、いくら年を重ねても変わらない」という戒めや、良くも悪くも習慣の影響力の強さを示しています。

★直訳:「スズメは100歳になっても踊ることを忘れない」
本質的な意味:「若い頃に身についた癖や性格は、一生変わらない」

★語源
このことわざは、スズメの習性に由来しています。
◆スズメの特徴
スズメは、群れで飛び回る際に小刻みに跳ねるように動きます。
その動きがまるで踊っているように見えることから、「スズメは年を取っても踊ることを忘れない」と言われるようになりました。
◆江戸時代の言い伝え
江戸時代の庶民の間では「人の性格や癖は簡単には変わらない」という考えが根付いており、スズメの習性と結びついてこのことわざが生まれたとされています。

★教訓
◆幼い頃の習慣は一生もの
良い習慣も悪い習慣も、若い頃に身についたものは年を取っても直りにくい。
◆本性や性格は変わりにくい
人の性格や価値観は、環境が変わっても簡単には変わらない。
◆良い習慣を身につけることが重要
若いうちに良い癖や学びを身につけることが、将来の成功につながる。

★現代での使い方
◆子育てや教育
子供の頃に身についた礼儀やマナーは、大人になっても自然と出る。
例: 「小さい頃からしっかり挨拶するように教えてきたから、大人になっても自然にできるね。雀百まで踊り忘れず、だよ。」
◆仕事の習慣
新しい職場でも、前職で身につけたクセが出てしまう。
例: 「前の会社で身についた習慣が抜けないな。雀百まで踊り忘れず、って本当だ。」
◆悪い癖が抜けないとき
ギャンブルや浪費癖が直らない。
例: 「何度もお金を無駄遣いしないように言ってるのに、またやってるの?雀百まで踊り忘れず、だね。」

★類似表現
◆三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで)
幼い頃の性格や習慣は、大人になっても変わらない。
◆癖は直らぬ(くせはなおらぬ)
長年の習慣や癖は、努力してもなかなか直せない。
◆本性は変えられない
その人の本来の性格や特性は、簡単には変わらない。

★海外の類似表現
◆"Old habits die hard."(古い習慣はなかなか消えない)
一度身についた癖や習慣は、簡単には直せないという意味。
◆"You can't teach an old dog new tricks."(年を取った犬に新しい芸は仕込めない)
年を取った人に新しいことを覚えさせるのは難しい、という英語のことわざ。
◆"A leopard never changes its spots."(ヒョウの斑点は変わらない)
人の本質は変えられない、という意味。

★具体例
◆スポーツのクセ
長年プレイしていたスポーツの動きが、新しいスポーツでも出てしまう。
例: 「サッカーからバスケットに変えたけど、つい足を使いそうになる。雀百まで踊り忘れず、だな。」
◆家庭内の習慣
実家での食事マナーや生活習慣が、新しい環境でも自然と出る。
例: 「一人暮らしでも、家でやってた食事のマナーが身についてる。雀百まで踊り忘れず、だね。」
◆悪い習慣
長年の喫煙や暴飲暴食が、なかなか直らない。
例: 「健康のためにやめるって言ってたのに、またタバコ吸ってるの?雀百まで踊り忘れず、だよ。」

★このことわざの教え
◆幼い頃の教育が大切
良い習慣を身につけることで、大人になっても役立つ。
◆悪い習慣を直すのは難しい
一度身についた悪い癖は、簡単には直らないので注意が必要。
◆人の本質を理解する
人の性格や価値観は変わりにくいので、それを理解した上で関わることが大事。

「雀百まで踊り忘れず」は、**「人の性格や習慣は簡単には変わらない」**ということを教えてくれることわざです。
良い習慣を身につけることの大切さや、悪い癖の改善の難しさを再認識させてくれる言葉として、現代でもよく使われています。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...